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19話 緊張の中、響く子供たちの喜びの叫び(ベルナード視点)
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「いいか、お前は一応、あいつの行動には気をつけておけ。それと、魔獣の方もだ。いつでも動けるようにしておくんだ」
「それは勿論です。……やはり何か問題でも? もしや犯罪者リストに名前が? あの者たちのことを知っているのですか?」
「いや、そっちの問題じゃない」
「と、言いますと? どういう……」
「問題っていうか……まあ、確かに問題は問題なんだが」
「何をおっしゃりたいのか、話しを始める前に明確にしていただけると、私としても、対処しやすいのですが」
「まだ確証がなくてな。これから話をして、その確証が得られたら……、お前にだけは話すかもしれん」
「かも、ですか。……はぁ、承知しました」
「ああ、それと。何があっても、あの子供が怪我をしたり、苦しんだりしないよう、気をつけてくれ」
「はっ」
何とか皆を船に乗せることは成功したが、どこまで話しをすることができるか。俺は船にあげた者たちを見る。幼い子供に、若い男が1人の、魔獣が2匹。この中で問題がないと思われるのは、子供だけか?
まず、子供と共にいるポルピネラ。あれは海の妖精と呼ばれており、自分が気に入った者の前にしか姿を見せず。しかも、目撃例は年に数回あるかないかという、とても珍しい魔獣だ。
さらに言えば、気に入ったからといって、ずっと傍にいるわけではなく。下手をすれば、ほんの数分でふらりと姿を消してしまうこともあり。その生態については、いまだによく分かっていない。
現在、あの魔獣と契約している人間は、ほんの数人しかおらず。最近では、時折姿を見せる冒険者が連れていた、という噂がある程度だ。
次に問題なのは、私と話している若い男だ。これまでに、多くの種族を見てきた俺だから分かるのだが。こいつはどう考えても『人間』じゃない。
おそらく、魔獣が姿を変えているのだろう。ここまでしっかり人の姿になれるとは。しかも、俺たちなど一瞬でどうにでもできるほどの、相当な力を持つ魔獣のはずだ。
そんな魔獣と、あの子供が家族? 今は周囲にほかの人影は見えない。どこかに子供の親は隠れているのか? もし、こいつが、その親と契約している魔獣ならば、家族と呼ぶのも分かる。
だが、そうでないとしたら? なぜ魔獣が、あの子供と行動を共にしている? そこを、どうにか聞き出したいところだ。
そして1番の問題は、当初ネプトルスだと思っていたあの魔獣だ。船を近づけている最中の魔獣の様子や。その後、改めて近くでよく見てみると。
やはり、俺たちが知るネプトルスではなかった。それに、目の前の若い男よりも、はるかに強い力を持っているはずだ。
実際、こちらが船で近づく途中、その圧力に何度も押しつぶされそうになったほどだ。あれほどの力を持った魔獣が、おとなしいネプトルスのはずがない。
では、いったい何者だ? あの種の魔獣で、これほどの力を持っている魔獣はいるか? もし、この魔獣がここで暴れでもしたら、港は大混乱になるだろう。
こう考えると。珍しい魔獣に、正体不明の2匹の危険な魔獣。そんな魔獣たちと共にいるあの子供も、普通とはいえないのだが……。
「くっちー、どっちがい?」
『……ちょん』
考えていると、ランドルフからジュースとお菓子を受け取った子供が、どちらのクッキーが良いかとポルピネラに聞き。ポルピネラはちょんと手で、片方のクッキーを触り。2人でニコニコ、クッキーを食べ始めた。
屋敷に戻った時にもらってきたクッキーだからな。とっても美味しいぞ。これで少しでも、緊張と不安がほぐれてくれれば良いが。
『よし、それじゃあまず、お前の名前は?』
子供たちを見たあと、さて、そろそろ話しを聞くかと、俺は若い男に話しかけた。が、話しかけた途端、子供たちの方へ、また目がいってしまった。
よほどクッキーが美味しかったとみえる。
「うみゃ、うみゃ!」
『ちー、ちー!!』
女の子の方、あれはおそらく「うまうま」と言っているんだろう。ポルピネラの方も、その言葉に合わせるように、ちーちーと鳴いている。
しかも、目はキラキラと輝いていて、もともとニコニコの顔が、さらに何倍もニコニコに。ほっぺはぷっくり膨らみ、とても幸せそうな表情もしていて。あんなに喜んでくれるとは思わなかった。
そして口の中に入っていたクッキーを飲み込むと、今度はひと口ジュースを飲む。するとこれまたクッキーの時と同じように、「うまうま」そして「ちーちー」と言い、ジュースをごくごくと飲み始め。そして……。
「『みにょおぉぉぉっ!!』」
と叫んだ。その瞬間、俺の後ろにいた連中が、プッと吹き出したり、クスクス笑い出したりして。振り返って見てみれば、全員が子供とポルピネラの方を見て笑っていた。どうやら皆、あの子たちの様子を見ていたらしい。
まあ、見てしまうだろうな。あんなにも嬉しそうに、そして美味しそうに食べているんだから。場所が場所じゃなければ、もっと皆、やさしい気持ちで見守ることができていたはずだ。
「すみませんが、少々失礼します」
子供達の楽しそうな姿を見ていると、若い男が俺にそう言い子供達の方へ。そして何か話すと、子供達は静かになった。おそらく若い男に、静かにしていろとでも注意されたんだろう。
しかしそれで静かになったものの、今度はニヤニヤしながら、クッキーを食べ、ジュースを飲み始め。共にいるあの危険な魔獣に、なんとも言えない表情をされていた。
「可愛い子たちだな」
『世界で1番です』
「フッ、そうか」
即答かよ。
「よし、それじゃあ、あの子達がまた喜びの叫びをあげる前に、話しをするか。お前、身分証は持っているか? 冒険者カードでも商人カードでも良い」
『ああ、あのカードですね。これです』
若い男はすぐに、冒険者カードを俺に渡してきた。
「ウルシェイドか……。ほう、Bランクか。どこかで聞いたような? Bランクのウルシェイド……。ん? あれか? いや、まさかな? ……なぁ、お前、少し前にオルンベルグという街で、活動していなかったか?」
『オルンベルグ? そう言えば、確かにその街にいましたね』
「やっぱりか! お前あのウルシェイドか!!」
「それは勿論です。……やはり何か問題でも? もしや犯罪者リストに名前が? あの者たちのことを知っているのですか?」
「いや、そっちの問題じゃない」
「と、言いますと? どういう……」
「問題っていうか……まあ、確かに問題は問題なんだが」
「何をおっしゃりたいのか、話しを始める前に明確にしていただけると、私としても、対処しやすいのですが」
「まだ確証がなくてな。これから話をして、その確証が得られたら……、お前にだけは話すかもしれん」
「かも、ですか。……はぁ、承知しました」
「ああ、それと。何があっても、あの子供が怪我をしたり、苦しんだりしないよう、気をつけてくれ」
「はっ」
何とか皆を船に乗せることは成功したが、どこまで話しをすることができるか。俺は船にあげた者たちを見る。幼い子供に、若い男が1人の、魔獣が2匹。この中で問題がないと思われるのは、子供だけか?
まず、子供と共にいるポルピネラ。あれは海の妖精と呼ばれており、自分が気に入った者の前にしか姿を見せず。しかも、目撃例は年に数回あるかないかという、とても珍しい魔獣だ。
さらに言えば、気に入ったからといって、ずっと傍にいるわけではなく。下手をすれば、ほんの数分でふらりと姿を消してしまうこともあり。その生態については、いまだによく分かっていない。
現在、あの魔獣と契約している人間は、ほんの数人しかおらず。最近では、時折姿を見せる冒険者が連れていた、という噂がある程度だ。
次に問題なのは、私と話している若い男だ。これまでに、多くの種族を見てきた俺だから分かるのだが。こいつはどう考えても『人間』じゃない。
おそらく、魔獣が姿を変えているのだろう。ここまでしっかり人の姿になれるとは。しかも、俺たちなど一瞬でどうにでもできるほどの、相当な力を持つ魔獣のはずだ。
そんな魔獣と、あの子供が家族? 今は周囲にほかの人影は見えない。どこかに子供の親は隠れているのか? もし、こいつが、その親と契約している魔獣ならば、家族と呼ぶのも分かる。
だが、そうでないとしたら? なぜ魔獣が、あの子供と行動を共にしている? そこを、どうにか聞き出したいところだ。
そして1番の問題は、当初ネプトルスだと思っていたあの魔獣だ。船を近づけている最中の魔獣の様子や。その後、改めて近くでよく見てみると。
やはり、俺たちが知るネプトルスではなかった。それに、目の前の若い男よりも、はるかに強い力を持っているはずだ。
実際、こちらが船で近づく途中、その圧力に何度も押しつぶされそうになったほどだ。あれほどの力を持った魔獣が、おとなしいネプトルスのはずがない。
では、いったい何者だ? あの種の魔獣で、これほどの力を持っている魔獣はいるか? もし、この魔獣がここで暴れでもしたら、港は大混乱になるだろう。
こう考えると。珍しい魔獣に、正体不明の2匹の危険な魔獣。そんな魔獣たちと共にいるあの子供も、普通とはいえないのだが……。
「くっちー、どっちがい?」
『……ちょん』
考えていると、ランドルフからジュースとお菓子を受け取った子供が、どちらのクッキーが良いかとポルピネラに聞き。ポルピネラはちょんと手で、片方のクッキーを触り。2人でニコニコ、クッキーを食べ始めた。
屋敷に戻った時にもらってきたクッキーだからな。とっても美味しいぞ。これで少しでも、緊張と不安がほぐれてくれれば良いが。
『よし、それじゃあまず、お前の名前は?』
子供たちを見たあと、さて、そろそろ話しを聞くかと、俺は若い男に話しかけた。が、話しかけた途端、子供たちの方へ、また目がいってしまった。
よほどクッキーが美味しかったとみえる。
「うみゃ、うみゃ!」
『ちー、ちー!!』
女の子の方、あれはおそらく「うまうま」と言っているんだろう。ポルピネラの方も、その言葉に合わせるように、ちーちーと鳴いている。
しかも、目はキラキラと輝いていて、もともとニコニコの顔が、さらに何倍もニコニコに。ほっぺはぷっくり膨らみ、とても幸せそうな表情もしていて。あんなに喜んでくれるとは思わなかった。
そして口の中に入っていたクッキーを飲み込むと、今度はひと口ジュースを飲む。するとこれまたクッキーの時と同じように、「うまうま」そして「ちーちー」と言い、ジュースをごくごくと飲み始め。そして……。
「『みにょおぉぉぉっ!!』」
と叫んだ。その瞬間、俺の後ろにいた連中が、プッと吹き出したり、クスクス笑い出したりして。振り返って見てみれば、全員が子供とポルピネラの方を見て笑っていた。どうやら皆、あの子たちの様子を見ていたらしい。
まあ、見てしまうだろうな。あんなにも嬉しそうに、そして美味しそうに食べているんだから。場所が場所じゃなければ、もっと皆、やさしい気持ちで見守ることができていたはずだ。
「すみませんが、少々失礼します」
子供達の楽しそうな姿を見ていると、若い男が俺にそう言い子供達の方へ。そして何か話すと、子供達は静かになった。おそらく若い男に、静かにしていろとでも注意されたんだろう。
しかしそれで静かになったものの、今度はニヤニヤしながら、クッキーを食べ、ジュースを飲み始め。共にいるあの危険な魔獣に、なんとも言えない表情をされていた。
「可愛い子たちだな」
『世界で1番です』
「フッ、そうか」
即答かよ。
「よし、それじゃあ、あの子達がまた喜びの叫びをあげる前に、話しをするか。お前、身分証は持っているか? 冒険者カードでも商人カードでも良い」
『ああ、あのカードですね。これです』
若い男はすぐに、冒険者カードを俺に渡してきた。
「ウルシェイドか……。ほう、Bランクか。どこかで聞いたような? Bランクのウルシェイド……。ん? あれか? いや、まさかな? ……なぁ、お前、少し前にオルンベルグという街で、活動していなかったか?」
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「やっぱりか! お前あのウルシェイドか!!」
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