ライトノベルの悪役魔獣使いだった俺、現代に転生し新テイム能力で今の世界を突き進む

ありぽん

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16話 代表の優しやといろいろ決まった事

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「という事で、俺はみんなに馬鹿にされる事が多いいんだ」

『……』

「だからこれからも今日みたいに、いろいろ言われるだろう。そしてそのせいで、お前も酷い事を言われる可能性gある。だから……。いいか、よく聞くんだ。もしもこれから俺といる事で、本当に辛くなった時は、その時はちゃんと言ってくれ。テイムを解除して、お前をもう1つの家族の元へ帰すから」

『帰すっチュ?』

「ああ。俺はお前と家族になれて、本当に幸せなんだ。そしてとても大切に想っている。そんな相手が幸せじゃないのは嫌だからな。お前が幸せに暮らせる場所へ帰して、お前に幸せに暮らしてほしい」

 俺は今までの俺の事を、隠さずに全て代表に伝えた。そして俺の話しを真剣に聞いてくれた代表は。最後まで聞いた後、目を閉じ、小さな腕を組んで、何かを考え始めた。

 もしかすると俺の話しを聞いた事で、すぐにでも仲間の元へ帰りたいと言うかもしれない。惹かれたのは間違いないが、ここまで俺が弱かったなんてと、失望された可能性も……。

 だからもしも代表がテイムを解除して、帰りたいと言うのなら、俺はすぐに帰すつもりだ。本当は悲しいが、こればかりは仕方がない。代表のことを1番に考えないとダメだからな。

 代表が何と言って来るか、緊張しながら待つ俺。本当に待った時間は5分もなかっただろうが、10分にも1時間にも感じたよ。
 というか、後から5分も経っていなかったことに気づいて、5分で結論を出したのかと驚いた。結構、というか、かなり重要な話だったのにな。

『カズキっチュ』

「ああ」

『オレは帰らないっチュ! オレはカズキが好きで、家族だっチュ!! ずっと楽しみにしてたっチュ!! えと……、カズキに意地悪してた人間、オレ見てたっチュ』

「見てた?」

 話しを聞いてみると、まさかの事実が判明した。代表は俺がダンジョンにいる所を、何回も遠くから見ていたらしんだよ。何回も……、4、5回じゃない。何10回、いや100回は超える数を、俺に気づいた時は絶対に見にきていたと。

 そしてその時に、俺が強い魔法を使えずに、訓練している所も。プレイヤー達に馬鹿にされている所も、全て見ていたらしい。

『でも、どうしてみんな、カズキ馬鹿にするか、分からなかったっチュ。だけど今のカズキの話しを聞いて、分かったっチュ。みんなカズキのこと、何で馬鹿にするっチュ!! 頑張ってるのを馬鹿にするのはダメって、長老も、おじいさんも、いつも言ってたっチュ。俺も馬鹿にするヤツ嫌いっチュ!!』

「お前……」

『今度は2匹で頑張るっチュ!! 馬鹿にされても2匹なら大丈夫っチュ!! 辛いこと、悲しい事は、みんなで分け合うと小さくなって、いつか嬉しいことに変わるって、おじいさん言ってたっチュ!! だからオレ、ずっと一緒にいるっチュ!!』

「……そうか。そうか!」

 俺は目を閉じ、泣きそうになるのを堪える。それから代表を手のひらに乗せ、代表のおでこに自分のおでこをくっ付け、そしてお礼を言った。

「ありがとう。ありがとう。お前と家族になれて、俺はとても幸せだ」

『オレもっチュ!! ずっと楽しみにしてて、やっと家族になれたっチュ!! とっても嬉しいっチュウゥゥゥッ!!』

 俺は昔も今も、皆が俺の事をこんなに想ってくれていて、本当に幸せ者だ。

「よし、これから2人で頑張ろう!!」

『頑張るっチュ!!』

 俺の問題は片付いた。これから心置きなく、代表と共に暮らしていける。だが、なるべく代表の方へ、悪意は向かないよう、これからはさらに頑張らないと。

 と、ちょうど話しが終わった時だった。母さんに呼ばれて1階へ行けば、ダイニングが飾り付けされていて、食事がいろいろとアレンジされていた。

 全員でテーブルを囲み、初めての5人での食事をする。そしてその食事で、ある事が決まり。代表はかなりの大人数の群れで生活していたからな、大人数で食事をするのが大好きだと。だから俺達とも一緒の食べたいらしい。
 なので、必ず毎日全員一緒の食事は無理だけど、できる限りみんなで集まって、食事をするって事に決まった。

 そうして食事が終われば、代表を初めてのお風呂に入れてあげる事に。ここでも代表は大喜びだった。湖があるのかと。
 代表、泳ぐ事が大好きだった。ダンジョンではよく湖で泳いでいたらしい。ここは湖ではなく、お風呂という物だと教えてやれば驚いていた。そして時々泳いでも良いかと。

 そうだな、お風呂で泳ぐのは別にかまわないけど、ここはビニールプールでも買ってやるか。深さはそんなに深くはないけれど、お風呂よりは広いから、泳ぎやすいだろう。
 何かおもちゃ的な、遊ぶ物が欲しければ、一緒に揃えれば良いし。よし、これは内緒にしておいて、ビックリさせるかな。

 こうしていつもよりも、長くお風呂に入った俺は、のぼせそうになった代表を慌てて救出し、父さん達に物凄く怒られた。
 そしてのぼせる寸前だった代表にアイスを食べさせてあげれば、興奮して鼻血を出すっていう。

 ようやく落ち着いたのは、かなり遅い時間になってからだった。まだ、今日はこれから、大事な事を決めなくちゃいけないっていうのに。

 部屋に戻っても、アイスを食べた後のアイスの棒を何故か気に入って、ずっと離さない代表に。そんなに気に入ったのかと思いながら、俺は名前について聞いてみた。
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