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◇六話◇
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……。
ここ最近、王都周辺の町や村を襲う賊が増えていた。
それは大規模なひとつの組織のしわざで、今日こそその掃討作戦当日。
森のなかに作られたアジトに騎士団が奇襲をしかけ、
周囲には血の匂いと怒号、剣戟の音が響いていた。
オデットは敵の魔術師に詠唱を続けて戦闘不能に追いつめていく。
彼女の詠唱ははやく、そして威力もおおきく、あっというまに魔術師たちのほとんどが動けなくなった。
「さすがだなオデット」
そばにいたユーグの声にオデットは浅い呼吸をくりかえしながら頷く。
「もう少しですね、勝敗は決まっていますが」
「おまえらが頑張ってくれたからな」
「あなたたちもですよ」
オデットの周囲に風がうずまき、またひとり詠唱しかけていた魔術師を吹き飛ばし背後の木にたたきつける。
「は、はあっ……そろそろ、私は、限界かもしれないですね」
ずいぶんと魔力も体力も消耗している。
このまま続けてはいざというときに足手まといになってしまうだろう。
「あぁ、もうだいじょうぶだから。さがってろ」
「どうか無事で」
ユーグの言葉に頷き、オデットは倒れる前に後方へ移動を始めた。
……。
それは安全地帯へむかう途中で――。
ランヴァルドと敵将が剣を交えているのを目視し。
今の自分では足手まといになると、そのまま撤退しようとしたとき。
視界のすみ。
ランヴァルドの死角から風の魔術をうとうとしている魔術師を見て。
(あ、ぶな――)
とっさに方向転換をして。
ランヴァルドと魔術師のあいだにわってはいった。
ちょうど敵将を切り倒してふりかえった彼の驚いた瞳が見える。
そしてほどなく、オデットの身体を無数の斬撃が襲った。
飛び散る赤に、かすむ視界。
ランヴァルドの表情が悲痛なものにかわるのが見える。
倒れこんだオデットにランヴァルドの手が触れる。
「オデット! しっかりするんだ! ――くそっ」
とおく詠唱が聞こえる、まだあの魔術師が生きている。
オデットは遠のく意識のなかで、ちいさくつぶやいた。
「よかった……。ランヴァルド様」
――あなたが、無事で。
……。
金色の髪がまぶしくて、宝石のような青い瞳が綺麗で。
絵本のなかにでてくる王子様のようなひと。
一目で恋におちたけれど。
それはむくわれないものだと、すぐに分かった。
茶色の髪は金色にはならない、紫の瞳は青くはならない。
戦場に立つ自分は、姉のように清楚で美しい女性にはなれない。
だけど、だけれど……。
(私はねえさんのようにはなれないけれど、魔術師としてならあのひとのそばにいられる)
役にたつことができる。
それはオデットにとっての誇りだった。
それはいつかのこと。
周囲をぐるっと敵に囲まれて、オデットはランヴァルドと背をあわせで絶体絶命のなかにいた。
「ランヴァルド様、私が突破口を開きますから、あなたは先に行ってください」
「断る。私は部下を見捨てはしない、ともに生き残るよ、オデット」
「無茶なことをおっしゃいますね」
「私の無茶はいつものことだ、きみはそれにこたえてくれるだろう?」
「それが命令でしたら」
「では、命令だ。絶対に生きて帰るぞ」
……結局、そのときは二人とも満身創痍だったが生きて帰った。
そう、そんなこともあった。
そういえば、あれはいつのことだったろう。
女性から男性にチョコレートを贈る風習があるのだと騎士団のなかがざわついていたことがある。
オデットはあまり興味がなかったが、友人にもあげるものだと聞いて、
ユーグや同僚のものと一緒にランヴァルドのぶんを買ったこともある。
だが結局、それを彼に渡すことはなかった。
それはその日ちょうど、ランヴァルドが山のようにチョコレートの入った袋を抱えていたことと。
姉のアンネリースと彼が楽しそうに談笑しているのを見たからだ。
もちろん姉は、友人であるランヴァルドにお菓子をもってきていた。
いたたまれなくなって、結局そのチョコレートは自分で処分した。
それ以来一度もオデットは、ランヴァルドに渡そうと思ったことはない。
あれは少し前のことだ。
バダンテール家に手紙が届いた。
内容はオデットとランヴァルドの結婚についてのもの。
いやだと何度も懇願したが、両親は最上の縁談だとオデットの意思を却下した。
「きみには誰か心に決めた相手がいるのか?」
その数日後、騎士団でランヴァルドにそう問われた。
「おりませんが……」
思えばあのころからオデットはランヴァルドの前であまり笑わなくなった。
「そうか、ならいい。これからよろしく、オデット」
微笑んで告げられた彼の言葉が、オデットの心には重くのしかかった。
ランヴァルドと結婚して、きっとオデットはどこかで喜んでいる。
けれど同時に同じくらい、どこかで絶望している。
(わたし、あなたに、しあわせになってほしいだけだったんです)
もやがかかったような思考を動かす。
(あなたをしあわせにできるのは、ねえさんで、わたしではないのに、わたし)
オデットはうっすらと瞳をひらいた。
(それなのにわたし、うれしいなんて、おもってしまった)
「オデット!」
誰かがぎゅうと手を握っている、それにオデットは疑問を抱きながらぱちぱちとまばたきをくりかえす。
誰かに名前を呼ばれたような気もする。
「……ランヴァルドさま?」
医務室の天井と、青い瞳に涙をうかべたランヴァルドの顔が見えた。
「私……」
そうだ、彼を庇って……。
だが幸い致命傷ではなかったのだろう、おそらく今、その傷は治癒の魔術で癒えている。
「よかった、オデット……、目がさめて……」
握った細い手にキスをして、ランヴァルドはぬくもりをたしかめるように目を閉じる。
「ランヴァルドさま、ご無事だったのですね」
微笑んでそう言うと、彼は悲しそうな顔でオデットの頬に手をのばす。
「すまなかった、私の油断が招いた事態だ。きみに、こんな怪我をさせるなんて」
「ふふっ、生死をさまようことなんて、私たちにとっては普通のことではありませんか。
私は、あなたが生きてくださっていることがなによりもうれしいです」
「――オデット」
まだ意識がぼんやりしているからか、今日は素直に言葉がでてくる。
「生きてもどってきたのですから、もうそんな顔なさらないでください。
私までつらくなってしまいます」
「……ありがとう、オデット」
このときはたしかにうれしかったのだ。
彼の役にたてたこと、彼が無事であったこと、このときは――。
ここ最近、王都周辺の町や村を襲う賊が増えていた。
それは大規模なひとつの組織のしわざで、今日こそその掃討作戦当日。
森のなかに作られたアジトに騎士団が奇襲をしかけ、
周囲には血の匂いと怒号、剣戟の音が響いていた。
オデットは敵の魔術師に詠唱を続けて戦闘不能に追いつめていく。
彼女の詠唱ははやく、そして威力もおおきく、あっというまに魔術師たちのほとんどが動けなくなった。
「さすがだなオデット」
そばにいたユーグの声にオデットは浅い呼吸をくりかえしながら頷く。
「もう少しですね、勝敗は決まっていますが」
「おまえらが頑張ってくれたからな」
「あなたたちもですよ」
オデットの周囲に風がうずまき、またひとり詠唱しかけていた魔術師を吹き飛ばし背後の木にたたきつける。
「は、はあっ……そろそろ、私は、限界かもしれないですね」
ずいぶんと魔力も体力も消耗している。
このまま続けてはいざというときに足手まといになってしまうだろう。
「あぁ、もうだいじょうぶだから。さがってろ」
「どうか無事で」
ユーグの言葉に頷き、オデットは倒れる前に後方へ移動を始めた。
……。
それは安全地帯へむかう途中で――。
ランヴァルドと敵将が剣を交えているのを目視し。
今の自分では足手まといになると、そのまま撤退しようとしたとき。
視界のすみ。
ランヴァルドの死角から風の魔術をうとうとしている魔術師を見て。
(あ、ぶな――)
とっさに方向転換をして。
ランヴァルドと魔術師のあいだにわってはいった。
ちょうど敵将を切り倒してふりかえった彼の驚いた瞳が見える。
そしてほどなく、オデットの身体を無数の斬撃が襲った。
飛び散る赤に、かすむ視界。
ランヴァルドの表情が悲痛なものにかわるのが見える。
倒れこんだオデットにランヴァルドの手が触れる。
「オデット! しっかりするんだ! ――くそっ」
とおく詠唱が聞こえる、まだあの魔術師が生きている。
オデットは遠のく意識のなかで、ちいさくつぶやいた。
「よかった……。ランヴァルド様」
――あなたが、無事で。
……。
金色の髪がまぶしくて、宝石のような青い瞳が綺麗で。
絵本のなかにでてくる王子様のようなひと。
一目で恋におちたけれど。
それはむくわれないものだと、すぐに分かった。
茶色の髪は金色にはならない、紫の瞳は青くはならない。
戦場に立つ自分は、姉のように清楚で美しい女性にはなれない。
だけど、だけれど……。
(私はねえさんのようにはなれないけれど、魔術師としてならあのひとのそばにいられる)
役にたつことができる。
それはオデットにとっての誇りだった。
それはいつかのこと。
周囲をぐるっと敵に囲まれて、オデットはランヴァルドと背をあわせで絶体絶命のなかにいた。
「ランヴァルド様、私が突破口を開きますから、あなたは先に行ってください」
「断る。私は部下を見捨てはしない、ともに生き残るよ、オデット」
「無茶なことをおっしゃいますね」
「私の無茶はいつものことだ、きみはそれにこたえてくれるだろう?」
「それが命令でしたら」
「では、命令だ。絶対に生きて帰るぞ」
……結局、そのときは二人とも満身創痍だったが生きて帰った。
そう、そんなこともあった。
そういえば、あれはいつのことだったろう。
女性から男性にチョコレートを贈る風習があるのだと騎士団のなかがざわついていたことがある。
オデットはあまり興味がなかったが、友人にもあげるものだと聞いて、
ユーグや同僚のものと一緒にランヴァルドのぶんを買ったこともある。
だが結局、それを彼に渡すことはなかった。
それはその日ちょうど、ランヴァルドが山のようにチョコレートの入った袋を抱えていたことと。
姉のアンネリースと彼が楽しそうに談笑しているのを見たからだ。
もちろん姉は、友人であるランヴァルドにお菓子をもってきていた。
いたたまれなくなって、結局そのチョコレートは自分で処分した。
それ以来一度もオデットは、ランヴァルドに渡そうと思ったことはない。
あれは少し前のことだ。
バダンテール家に手紙が届いた。
内容はオデットとランヴァルドの結婚についてのもの。
いやだと何度も懇願したが、両親は最上の縁談だとオデットの意思を却下した。
「きみには誰か心に決めた相手がいるのか?」
その数日後、騎士団でランヴァルドにそう問われた。
「おりませんが……」
思えばあのころからオデットはランヴァルドの前であまり笑わなくなった。
「そうか、ならいい。これからよろしく、オデット」
微笑んで告げられた彼の言葉が、オデットの心には重くのしかかった。
ランヴァルドと結婚して、きっとオデットはどこかで喜んでいる。
けれど同時に同じくらい、どこかで絶望している。
(わたし、あなたに、しあわせになってほしいだけだったんです)
もやがかかったような思考を動かす。
(あなたをしあわせにできるのは、ねえさんで、わたしではないのに、わたし)
オデットはうっすらと瞳をひらいた。
(それなのにわたし、うれしいなんて、おもってしまった)
「オデット!」
誰かがぎゅうと手を握っている、それにオデットは疑問を抱きながらぱちぱちとまばたきをくりかえす。
誰かに名前を呼ばれたような気もする。
「……ランヴァルドさま?」
医務室の天井と、青い瞳に涙をうかべたランヴァルドの顔が見えた。
「私……」
そうだ、彼を庇って……。
だが幸い致命傷ではなかったのだろう、おそらく今、その傷は治癒の魔術で癒えている。
「よかった、オデット……、目がさめて……」
握った細い手にキスをして、ランヴァルドはぬくもりをたしかめるように目を閉じる。
「ランヴァルドさま、ご無事だったのですね」
微笑んでそう言うと、彼は悲しそうな顔でオデットの頬に手をのばす。
「すまなかった、私の油断が招いた事態だ。きみに、こんな怪我をさせるなんて」
「ふふっ、生死をさまようことなんて、私たちにとっては普通のことではありませんか。
私は、あなたが生きてくださっていることがなによりもうれしいです」
「――オデット」
まだ意識がぼんやりしているからか、今日は素直に言葉がでてくる。
「生きてもどってきたのですから、もうそんな顔なさらないでください。
私までつらくなってしまいます」
「……ありがとう、オデット」
このときはたしかにうれしかったのだ。
彼の役にたてたこと、彼が無事であったこと、このときは――。
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