幼馴染みのセクハラに耐えかねています。

世咲

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第3章:最強ヤンキーはコスプレが苦手?

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「悠雨。お前、文化祭でメイド服を着るってのは本当か?」
「……は?」

 何の話かと思えば、またそんなどうでもいいことを。ノコノコ着いて来た俺がバカだった。

「お前、そんな話どっから聞いてくんだよ」
「質問に答えろ」
「……俺は着ねえよ。着るのは他のやつら。俺は裏方を希望してるから」

 こんな話をするために俺の昼休みがなくなるなんて、やってられるか。さっさと答えて教室に帰ろうと思っていると、冬牙は突然テーブルを叩いて立ち上がった。

 ……立ったり、座ったり忙しいやつだな。

「賢明な判断だ」
「……は?」
「お前がメイド服を着て奉仕するなんて言ったら、文化祭を中止せざるを得なかったところだ」
「何でだよ」
「お前が着たら、似合いすぎてバカな男どもが寄って集る」
「はあ!? 似合うわけねえだろ!」

 メイド服が似合うなんて言われて嬉しいわけがない。

「は? お前、自分の顔鏡で見たことねえの?」
「喧嘩売ってんのか。男の俺がメイド服なんか着て似合うわけねえだろ!」
「似合うに決まってんだろ! 可愛い悠雨を見た男どもが、鼻の下伸ばしてセクハラしてくるぞ?」
「セクハラしてくんのはお前だわ!!」
「愛情表現の間違いだ」

 ……もしかして俺の顔が女みたいだから、そう言ってんのか? スカートやフリフリが似合うって?

 そう考えるとだんだん腹が立ってきた。俺は男であって女じゃねえ。女もんの服なんか似合うわけがない。

「そんなに言うなら着てやるよ!」
「あ゛!?」
「男の俺がメイド服なんか似合わないって、文化祭で証明してやるからな!!」

 俺を捨て台詞を吐いて、生徒会室を飛び出した。

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