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ドイツ第三帝国 北方電撃戦3
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ヒトラーが参謀本部に喝を入れる半日ほど前の深夜。c軍団とa軍団はプファルツの森で合流していた。
この地域はフランス国境に河川がなく、唯一と言ってもいいくらいの場所である。機甲師団によるマジノ線攻略の足掛かりとしては、である。
カールスルーエで速やかに下ろされる戦車を残して、ロンメルは一足先にプファルツの森へと向かった。そこには、見知ったひとつの顔があった。
「久しぶりだな。ペーター軍団長」
美しい敬礼に迎えられたロンメルは、肩を叩き、ペーターを労った。
エルザス・ロートリンゲンの独仏国境を、マジノ線を挟んで相対する戦力は、フランス軍30万人、ドイツ軍25万人であった。開戦後目立った戦闘はなく、散発的な砲撃を互いが行った程度である。
そこにロンメルが率いる機甲師団が合流し、ドイツ軍の規模は35万人にまで増大した。
「いきなりで申し訳ないが、作戦の実行は可能か?あまりにも我々の時間はないようだ」
「ええ、そのようですね」
2人が挟んで立つテーブルには、最新の情報が反映された地図が鎮座している。そこから読み取れる情報が、少なくとも我々が優勢であると断言するものはひとつも無い。
「ロンメル将軍の部隊の準備が整い次第、何時でも可能です。空軍への連絡は、お任せしたいのですが宜しいでしょうか?」
「ああ。任せてくれたまえ」
それだけで打ち合わせは終わり、二人の間には苦でない沈黙が暫し支配した。
「して、現状を君はどう見る」
その問いは良くも悪くも、質疑についての回答範囲が広すぎる。しかし、ペーターは思ったことを話すことにした。少なくとも連合の戦略の概要は察することができるものとなっていた。
「短期決戦をしたい連合と、短期決戦でフランスを降伏させたい我々の戦いでしょうか。今回連合が行っているベネルクス反攻作戦は、あまりにも性急であると感じます。ひとまずの勝利は、ベネルクス反攻作戦を挫き、パリへと入場すると共に、反攻作戦に従軍している兵士を可能な限り包囲することでしょうか」
「私も同じ考えだ。包囲時に海上に逃げられてしまうと、我々ではどうしようもなくなってしまう。そのためには速さが重要になってくる」
「我々に機械化師団はいません。ロンメル将軍の部隊の速さには到底ついていけませんが、その点はどうされる予定なのでしょうか」
「空挺部隊を利用する。マジノ線周辺の制圧はペーター軍団にお願いすることになるが、パリ以北の制圧は空挺部隊で行う。しかしそう人数がいる訳では無い。後詰の部隊はそちら頼みになりそうだ」
「承知しました。可能な限り急ぐことにします」
「頼んだぞ」
「ええ、お任せ下さい」
その後、半年以上かけて掘られたマジノ線と接する地下道が一斉に爆発させられ、同時に大規模な航空機団によって爆撃、近接航空支援が行われ、ロンメル機甲師団はマジノ線を突破した。
この地域はフランス国境に河川がなく、唯一と言ってもいいくらいの場所である。機甲師団によるマジノ線攻略の足掛かりとしては、である。
カールスルーエで速やかに下ろされる戦車を残して、ロンメルは一足先にプファルツの森へと向かった。そこには、見知ったひとつの顔があった。
「久しぶりだな。ペーター軍団長」
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エルザス・ロートリンゲンの独仏国境を、マジノ線を挟んで相対する戦力は、フランス軍30万人、ドイツ軍25万人であった。開戦後目立った戦闘はなく、散発的な砲撃を互いが行った程度である。
そこにロンメルが率いる機甲師団が合流し、ドイツ軍の規模は35万人にまで増大した。
「いきなりで申し訳ないが、作戦の実行は可能か?あまりにも我々の時間はないようだ」
「ええ、そのようですね」
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「ロンメル将軍の部隊の準備が整い次第、何時でも可能です。空軍への連絡は、お任せしたいのですが宜しいでしょうか?」
「ああ。任せてくれたまえ」
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「して、現状を君はどう見る」
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「短期決戦をしたい連合と、短期決戦でフランスを降伏させたい我々の戦いでしょうか。今回連合が行っているベネルクス反攻作戦は、あまりにも性急であると感じます。ひとまずの勝利は、ベネルクス反攻作戦を挫き、パリへと入場すると共に、反攻作戦に従軍している兵士を可能な限り包囲することでしょうか」
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「ええ、お任せ下さい」
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