【R18】君に届くまで〜カタギの俺には資格がないの?〜

keco

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〚25〛知りたい…

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*.゜。:+*.゜。:+*.゜。:+*.゜


 → 飲み会の居酒屋


 ヌナの許可が下りて…
 ってか、俺は行きたくなかった!
 てつが勝手に許可とるし!


 無理やり連れてこられた飲み会
 男女合わせて10人ほど…


 "めんどくせぇ(´△`)"


「木村くんって、モテるでしょ!」
 隣にいる女の子が執拗に話しかけてくる

「いや、モテないです」

「嘘ダァ~!こんなにかっこいいのに?
 じゃあ、カノジョとか居ない?」

「……別れました」

「えー!じゃあ…次、 "私"なんてどう?」


 場を盛り上げる 明るい感じ…目立つ…
 でも 正直  俺のタイプじゃない

 自分を推すって自意識過剰かよ…
 わざと敬語で話して 俺に向ける興味を
 逸らしたかったのに


「ん~、いや…
 キミのこと 何も知らないので…」

「これからお互いのことを
 知っていけばいくない?
 今度2人で会おうよ!デートした~い!」

 腕に絡みついてくる
 積極的な女の子…

 こういう子は 勘弁だ…
 元カノもそう、グイグイ来るタイプ…


てつ!ジョッキおかわり!」

 端にいる俺から
 向かい端にいる哲に 話しかけて
 会話を遮る…


 知りたくもないよ、キミのことは


 ── 俺が知りたいのは…


「・・・・・・」


 ぼんやりしてたら
 隣の隔てからの会話が聞こえてきた



「いや~びっくりですね!
 元カノと再会って!」

「俺も びっくりだよ…」

「運命ですかね~」

「だといいなぁ~
 さっきメッセージ送ったら
 明日も会ってくれるみたいだ」

「おぉぉ!このまま復縁しちゃうとか!」

「そう簡単にはいかないだろ…」

「まぁ、急ぐことは無いですよね!
 時間をかけてゆっくり…」

「うん、そうするよ…」



 聞こえてくる会話をツマミに
 おかわりのビールを
 乾いた喉に流し込んだ


 …この人 元カノのこと 好きなんだな~
 復縁、大いに結構!
 ガンバッテクダサーイ!


  (/◎\)ゴクゴクッ・・・ぷはぁ
  (⸝⸝⸝ ̄  ̄⸝⸝⸝)… いい感じに ほろ酔いだ~


「・・・・・・ん~( * ̄- ̄  * )」

 …ヌナに会いたくなってきた


 残りのビールを一気飲み…


「………帰る…(ボソッ)」

「え?」
 隣の子が声を上げる


「哲!俺 帰るから~(*」´□`)」!」

「帰るの?じゃあ私も一緒にっ!」

「いや、キミはココでゆっくりして!」

「は?ゆっくりって!?」

「帰るって、お、おい!仁、待てよ!」


 *・゚・*:.。.*.。.:*・゚・*:.。.*.。.:


 → 後輩と 居酒屋にご飯を食べに来た
 南野みなみの しゅん


「そういえば南野さん…
 あの事故で大学病院に搬送された男性…
 やっぱり保険金掛けられてました」

「だろうな…」

「被害者は
 あちこちで金も借りてたみたいで…」

「うん…」

「……あ、ここでは伏せた方が良いですね」

「お、わかってるねぇ~」

「危うく 話しちゃうところでした
(´▽`*)アハハ」



 アミが勤める大学病院に搬送された男性は
 保険金目的の事故で怪我をした

 弱みに漬け込むヤツらは
 絶対に許せない…



 *・゚・*:.。.*.。.:*・゚・*:.。.*.。.:


 高校3年生 新学期
 成績上位者だった俺と 校長とで
 懇談の場を設けられた


「南野くんは 将来
 どういう道に進むのかな?」

「僕は…教師になろうと思ってます」

「そうか!教師か!南野くんなら
 立派な教師になれるぞ!」


 アミが言ってたんだ…
 俺は教師に向いてるって…だから…


「去年は 大怪我して 心配したけど
 変わらず首席、流石だよ…」

「…ありがとうございます」


 同級生達も 不思議がっていた
 急に 転校したアミのことを…

 家庭の事情と聞いていたけど

 校長は…なにか知らないのかな
 突然 俺の前から姿を消した
 アミのことを…


「あの…校長先生…
 去年 同じクラスだった
 みなとさんなんですけど…」

「ぁあ~!… 転校していった女子生徒か!」


 わざとらしい話し方が引っかかる


「彼女は 僕を助けてくれました…
 お礼が言いたいので
 どこに引っ越したのか…
 教えてくれませんか?」

「個人情報だからねぇ~
 安易に教えることは出来ないよ…
 それに転校したあとは どこにいるのかも
 こちらでは把握してないから…」


 適当に あしらわれた…?
 この雰囲気……なにか隠してるのか?


「そうですか…」


 "ここで聞いてもわからないなら…"


 *・゚・*:.。.*.。.:*・゚・*:.。.*.。.:


 → 〖民宿 みなと〗

 アミのおじさんが営んでいる民宿に
 顔を出した


「おぉ!俊くん!元気にしてたか!」

「お久しぶりです、おじさん」


 …退院して 民宿に隣接するアパートに
 何度も足を運んでも アミには会えず
 当時の俺は おじさんにも
 助けてくれた お礼も謝罪もしてなくて…


「体の方は、もう大丈夫か?」

「僕は大丈夫です!
 お礼が遅くなってすみません!
 あの時は助けてくれて
 ありがとうございました!!」

「いやいや こっちこそ
 色々と迷惑かけてごめんな、俊くん…
 アミのこと 許してやってくれ…」

「許すも何も!
 アミは 僕の事
 助けてくれたじゃないですか!
 会って謝りたいのは 僕の方ですっ!」

「……アミのことは 忘れてくれ」

「え…どうしてですか!…」

「…アミは 俺の大事な姪っ子だ」

「わかってます!
 僕だってアミのことをっ!」

「俊くん…ごめん」


 俺に頭を下げる アミの叔父さん…
 それ以上…聞けなかった…


 どうして…みんな
 俺からアミを遠ざけようとするのかが
 わからない…


 時間が かかっても…
 俺は 知りたい



 アミ…

 俺は教師には ならないよ…


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