神様のミスで死んだので、神獣もふもふと異世界インターネットで快適スローライフ始めます ~最強生活チートと1000万ポイントでポチりまくり!~

幸せのオムライス

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第一章 森の生活と孤児院改革:ギルド登録と初めてのビジネス

第47話 10歳児が冒険者志願!? 受付嬢もびっくりです

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「冒険者になりたいんです!」

 私の渾身の宣言。
 その言葉に、受付のお姉さんは、またしても目をぱちくりさせる。
 そして、次の瞬間、ふふっ、と可愛らしく吹き出した。

「冒険者に? 君みたいな小さな子が?」

「小さいけど、やるときはやるんです!」

「ふふ、そう。元気があってよろしい。でもね、冒険者っていうのは、とっても危険なお仕事なのよ。ゴブリンっていう、緑色で意地悪な魔物をやっつけたり、暗くて怖い洞窟を探検したりしなくちゃいけないの。君には、まだ早すぎるんじゃないかしら」

 まるで、幼い子供に言い聞かせるような、優しい口調。
 うん、普通はそう思うよね。
 でも、残念ながら、私はただの子供じゃないのだ!

 中身は、酸いも甘いも噛み分けた(つもりの)28歳!
 そして、隣には最強のもふもふ(正体は謎だけど、検索したらとんでもない名前が出てきたんで、その可能性、微レ存)!

「大丈夫です! 私には、この子がいるから!」

 私は、自分の足元で、行儀よくお座りして私を見上げているコロを、自信満々に指差す。
 受付のお姉さんの視線が、私からコロへと移る。
 そして、その目が、きらーん、と輝いた。

「わあ! なんて可愛いの、この子! 真っ白で、ふわふわ……!」

(よし、食いついた!)

 どうやら彼女も、もふもふ好きのようだ。
 ふふふ、我が家の外交官(コロ)の魅力の前には、鋼鉄のメンタルの受付嬢とて、無力なのだよ!

「この子はコロです! 私の大事なパートナーなんです!」

「コロちゃん、っていうのね。とってもお利口さんだわ。よしよし」

 彼女は、カウンターから身を乗り出して、コロの頭を優しく撫でる。
 コロも、まんざらではないらしく、気持ちよさそうに目を細め、尻尾をぱたぱたと振っている。

(……いやいや、違う! 今は、もふもふで和んでる場合じゃない!)

 私は、咳払いを一つして、話の軌道を修正する。

「それで、冒険者には、なれるんですか?」

 私の言葉に、彼女ははっと我に返ったように、コロから手を離す。

「あ、ごめんなさい。あまりに可愛くて、つい……。ええと、冒険者になりたいのよね?」

「はい!」

「うーん、そうねぇ……。ご両親は、このことを知っているのかしら?」

 きた!  親の話!
 ここは、練習通りにいくしかない!

「……いません」

 私は、うつむいて、か細い声で呟く。
 目に、じわっと涙を浮かべるのも忘れない。これぞ、女優魂!

「……!」

 私の言葉に、彼女の表情が、さっと曇る。
 しまった、という顔。

「ご、ごめんなさい! 詮索するようなことを聞いてしまって……」

「いえ……」

「そう、だったのね……。辛い思いをさせてしまって、本当にごめんなさい」

 彼女は、心から申し訳なさそうな顔で、何度も頭を下げてくれる。
 うわ、いい人だ。
 いい人すぎて、嘘をついているこっちの胸が、ちくっと痛む。

(ごめんなさい、お姉さん! 私のパパとママは、今頃、日本の私の実家で元気に暮らしてるはずです! たぶん!)

 心の中で謝罪しながら、私は話を続ける。

「だから、私、自分で稼いで、生きていかないといけないんです。そのためなら、ゴブリンでも、暗い洞窟でも、何でもやります!」

 私の悲壮な(フリをした)決意に、彼女は、ぐっと言葉を詰まらせる。
 その瞳には、同情と同時に、感心のような色が浮かんでいるように見えた。

(よし、完璧なストーリーだ! これで、彼女の心は完全に私のもの!)

 私は、勝利を確信した。

「……分かったわ」

 しばらく考え込んだ後、彼女は、ついに頷いてくれた。

「あなたの覚悟、伝わったわ。ギルドの規定では、一人で戦える力があれば、年齢は問われないことになっているの。もし、あなたが本当に、その力を持っているというのなら……私は、あなたの登録を止めたりはしない」

 その言葉に、私はぱっと顔を上げる。

「本当ですか!?」
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