【完結】21距離をおきたいと言れたので、隣国に逃げたけど、、、

華蓮

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公爵

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公爵家では、カオリが、レイト王子と一緒になりたいと言い続けていた。
 
元々カオリが、公爵を継ぐ予定だったが、アオイとレイト王子の関係を羨ましく思っていた。
アオイが平民になり、他国に言ったことで、まだ、わたしには、チャンスがあるとおもっていた。
悪評も、時間が経ち、噂されにくくなったから、まだ、アオイと婚約破棄していないから、交換したらいいと考えていた。
父も、カオリのが綺麗だし、優秀だから、少々性格に難があってもいいだろう。と考えていた。


あんなことがあり、拒否されていたし、悪評が広がってるし、妃教育ができていないのに、妃になれるわけがないのに、考えがずれていた。

公爵として、仕事はできるのに、考え方がズレていたというより、
アオイより、カオリのが大事だから、そんな発想になるんだろう。


そんな時、アオイが見つかったという噂があった。

まずアオイにあって、説得し、
平民届を取り消し、もう一度戻したらいいだけだから、そして、そのあと、カオリに変えたらいいだけだ。簡単なことだ。
アオイは、いつも私たちの言うことを聞いていたからな。

まぁ、言うこと聞かなければ、アオイを拉致して、既成事実を作り、妃になれないようにしたらいい。
私は、公爵だから、なんとでもなる。
親としてあり得ない発想をしていた。


アオイが今どこにいるか確認したら、
なんとレイト王子のところらしい。


「アオイが帰ってきたと噂があります。会わせてください。」
と連絡したが、無視されていた。


レイト王子は、アオイの父が、アオイを探していることは知っていた。
デマを拡散していたけど、真実に辿り着き、わたしに連絡してきたよう。

思ったより情報が早かったのだな。

毎日。抱き潰してるから、人と会っていない。
時々お忍びで、街に行くことはある。
変装して、わからない格好だし、王家御用達の店のみ。護衛もつけている。

あの家族には、会わせるつもりがない。



「アオイ。家族が会いたいと言ってきてるぞ。」

「私に?」

「ああ。会いたいか?」

「別に、、会っても何も話すことはないし、でもなぜ?」

「今、カオリは、俺と結婚したいらしいよ。
お前と変えようと思ってるんじゃないか?」

「籍を入れたことは、しらないの?」

「ああ。知らないな。知らせていない。だって、平民なんだろ?あの家と関係ないよな。」

「矛盾してません?」

「してるよ。公爵令嬢のままにしたのは国王。籍を入れやすいからね。
でもあいつらは、平民にした。
だから、公爵の戸籍から、アオイを抹消したよ。婚姻と共にね。
王族になったから、もう関係ないしね。公爵令嬢だったという過去だけだ。」

「良いのですか?」

「問題ある?平民になったアオイだよ。申し訳ないが、勝手にさせてもらうよね?」

「私は、別に気にしませんが、、公爵が、、、」  


「アオイ。俺は、いい人じゃない。知ってるよね?」

「まぁ。知らない。。。」

「知らない?そう?教えてあげるよ。夜ね。」

「夜?なぜ?」

「気にしなくていい。アオイは、俺から離れなければいいよ。」

「離れるつもりはありませんわ。もう。」

レイト王子は笑顔になり、抱きしめた。


その夜、とても意地悪なレイト王子に遭遇したアオイだったけど、

全てを受け入れたのだった。












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