【完結】21距離をおきたいと言れたので、隣国に逃げたけど、、、

二人の距離

レイトは、アオイを毎日離さなかった。
幸せだった。
もう離したくない。あんな想いはさせない。
本当にごめん。
額にキスをした。

「可愛い。」
俺のものと言う感情がますます強くなった。と考えていたら、、、

「レイト様、、、、」
涙を流し始めた。

「いや、、、」とまた寝言を言い出した。。

「アオイ。大丈夫だから。」安心させる。抱きしめると落ち着いた。

本人は、全く気がついていない。

もう大丈夫だと思っているから、、あえて言わなかった。


そんな心配があるけど、出張が入った。
さすがに、アオイを取り戻すまで、休んでいたから職務をしないといけなかった。
一泊の予定。
心配だから、日帰りにしたかった。

とにかく、仕事を一日で、終わらせて、夜中に馬を走らせて帰った。

寝ていたらそれでいいし、、、と思って帰ると、案の定アオイは起きていた。

「アオイ。」

「明日のお帰りじゃなかったのですか？」

「早く帰りたくてな。シャワーを浴びてくる。」

汗だくだった。馬にもかわいそうなことをしているのはわかっていたけど、とにかく早く帰りたかった。

「はい。用意をいたします。」

シャワーを浴びてから、アオイと話をした。

「眠れなかったのか？」

「少しやりたいことを思い出したので、、、」

「アオイ。眠れないのか？」

「、、、、、」

「アオイ。、教えてくれ。」

「はい。1人では無理です。でも1日ぐらい眠れなくても大丈夫ですわ。今まで、１週間は眠れませんでしたもの。」

「アオイ。。」

「レイ。私はあなたのことを好きよ。変わらず。いや前以上に好きよ。でもね。怖いの。あの時のことは忘れられないの。この国に戻ってきたら、余計に思い出すの。」

「ごめん。一緒に眠ろう。これからは一緒に着いてきてくれないか？」


「それでは、レイに迷惑がかかるわ。少しぐらい眠れなくても大丈夫よ。」

「大丈夫だ。一緒にいたい。俺のためにも一緒にいてくれ。離れないでくれ。」

「はい。」

「今日はもう寝よう。」

「レイ。疲れてる？」

「疲れてないよ。」


「ダメ？」
「いいけど、、もう遅いよ。」

「あのね。眠れないの。
レイの体の温もりを感じないとダメなの。
不安なの。私弱いよね、、、
頑張って一人で寝ようとしたのよ。
でも体が冷たいの。」
涙が、溢れそうになっていた。
アオイを苦しめたのは俺だ。


「おいで。アオイ。可愛い。愛している。」

キスをすると、アオイは、舌を侵入させてきた。
アオイはキスが好き。
唇が腫れるぐらい求めてくる。
「もっとキスして、、お願い。」

「アオイはキスが好きなの？」

「好き。レイの顔が一番近くに居るから、安心できるの。私のだとわかるの。」

アオイは、恥ずかしいとあまり言わない。
「俺と寝るの好き？抱かれるのは好き？恥ずかしい？」

「好き。恥ずかしいより、もっと私を求めてほしいの。安心できるように、、」

「安心、、、、」

「何度求めても、毎日しても安心できないの。すこし離れると不安になるの。昼間はそんなことないんだよ。でも夜になると不安になるの。
頑張るから、、、
毎日するのいや？
私から求めるなんていや？
飽きちゃうかな？
飽きないように、、勉強してるんだけど、、、」

「勉強？」

「本を読んでいる。今、一応初級者向けが終わったところで、次は、中級者、、上級まで行くのに、時間がかかるから、それまでは、飽きないと思うの。。」

「アオイ、、、」

上級って、、俺も読んだことないけど、読んでおかないいけないな。。
アオイは真面目だから、譲らないだろな、、、

「そんなこと考えなくていい。アオイは俺に愛されたらいい。」

「でもね。愛されるだけでは足らないの。愛したいの。誰よりもあなたを。
とられたくないもん。。もう嫌なの。絶対にとられたくない。」

レイトは、愛されるのは嬉しいけど、そんなアオイにしてしまったことを悔やんだ。

俺は、アオイが好きだからいいんだけど、アオイは、大丈夫なのだろうか？