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序章 -王都アスペラルダ城編-
-03話-[宇宙人の正体は!]
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宇宙人ことアスペラルダ王国の姫殿下がそこにいた。
じーーーーー<●><●>
別方向からの視線を感じて顔を向けると、
体はカウンターに向かっているのに、
顔は明後日の方向を向いている店主のおっちゃんがいた。
-姫様がお忍びで来てることを知ってて放置してやがるな・・・
反応するのを1分ほど待つがこちらを頑なに見ようとしないので、
抗議の意味を込めて、盛大なため息を聞こえるようにわざと吐き、
すぐ側の姫様に目を向ける。
このひと月で自身を鑑みて気づいたことがある。
どうも俺は人の名前を覚えるのが異常なほど苦手なようで、
仲の良い衛兵の名前も覚えていない。
というより、名前を呼ばなくてもコミュニケーションが取れてしまうので、
必要性を感じなかった。
当然、時々見かける姫様の名前もすっかり忘れて、
専ら心の中で呼ぶ際は宇宙人と呼んでいた。
帽子を目深に被っているため全貌はわからないが、
幼いながら可愛らしいと思う。
いつも遠くから見ていたから気づかなかったけど、
姫様の髪の色が王様方と違うようだ。
素質が高ければ相応の変化が現れるらしいと、
城の図書室で読んで知ってはいたが・・・。
流石シヴァ神に愛された幼女。
見事な薄水色の綺麗な髪をしていて、
光の加減で周囲にダイヤモンドダストが散らばっている様な幻覚も見えるほどだ。
装いもいつものドレスとは異なり、
しっかりとお忍び用の格好をしている様に見せ掛けて、
明らかにそこらに居るガキ共と一線を画す雰囲気が全てを台無しにしている。
そんなどこかズレたアホ可愛い姫様の頭装備に目を向けると、
驚く事が判明する。
顔が隠れるくらいマジでデカイww
確認してみると【レアリティ】プチレアのルーンハットを被っていた!
確か要求ステータスは結構高くて、
新米冒険者では装備出来ない1品のはず。
*俺式鑑定
兜 :ルーンハット【レアリティ】プチレア
要求ステータス:MEN 28
DEX 30
マジか!帝王学を習っているだけ(妄想)なのに、
こんなステータス高いのか!?
いや、シヴァ神の加護が付いているからそれの効果か?
どちらにしろお忍びで視察に来られているのであれば、
あまり不用意な接触はしない方がいいだろう。
事なかれ主義最高!
じーーーーー<●><●>
唐突だが、レアリティについて説明しよう。
下から順に雑魚・普通・プチレア・レア・超レア・激レア・鬼レアと6段階存在している。
このうち一般的にプチレアまでは割とすぐドロップするのだが、
レア以降は運がものを言う。
鬼レアなんてアーティファクトとか、
ロストロギアとか呼ばれてそうなくらい情報が出回っていない為、
逆に存在を疑われているほどだ。
「おっちゃん!店主のおっちゃん!
ちょっと売り物について聞きたいんだけど!
お客様への対応が悪いって街に噂流しちゃうぞー!」
そっぽを向く店主に声を掛けると、
畏れ多いのか姫様を視界に入れないように、
ギギギとゆっくりこちらを向き始めた。
しかし、その動きは途中で止まり変な方向へ顔を向けたまま、
目だけをこちらへ向けてくる。
ちゃんとこっちみろや。どんだけ必死なんだ。
「どの装備もレアリティが雑魚か普通しか無いけど、
せめてレアとか置いてないんですか?」
「鍛冶師が作れるのが普通までだから量産品しか店売りはしていないんだよ。
時々運良くプチレアが出来たら棚に並ぶことはあるけど、
いつでもある物じゃないな」
誰もいない方向へ顔を向けたまま店主は喋る。
「じゃあレア以上の装備はダンジョンでゲットするしか無いわけですか?」
一応闇市もあるが、幼い宇宙人がいる手前クチにする訳にはいかない。
教育上悪いからな。王族の教育方針ってどうなってるんだろ。
「あとはフリーマーケットで冒険者が売っているのを買うか、
譲ってもらうかだな。
店に卸すより自分たちで捌いた方が料金も決められて懐が暖まるそうだ。
レアリティが高くても効果がゴミなんて装備もあるがなぁ(笑)」
それレアリティの意味なくね?
ドロップしても使えないゴミはただのゴミだろ。
店主との顔を向かい合わせないで行う雑談を終え、
色々物色してから店を出る。
そろそろギルドに行ってステータス更新しないと、
門限に間に合わないだろうから、少し急いで向かう。
ハァハァ・・・
ハァハァ・・・
なんか息を切らせて着いて来るなぁ。
ハァハァ・・・
ハァハァ・・・
足を止めて後ろを振り向けば、
可愛らしい宇宙人が息を切らせて上品に走っている。
なんかこう、トテトテ可愛らしい足音が聞こえてきそうな走りだった。
こちらを見てる。
無言で見てる。
怖い。
何考えてるのかわからないから怖い、あと怖い。
何かしてほしいとか要望があるなら声にしてほしいと切に願うが、
俺は何を考えているのかわからない瞳を向けられ、
若干気不味げに見つめる事しか出来ない。
とはいえ、ただでさえ数少ない休日は睨み合う間にどんどん過ぎていき、
俺の自由時間は増々削れていく。
このままでは埒が明かず、
可愛いと思われる幼女相手に睨めっこは精神にマジで来る。
彼女は確かいま1〇歳(覚えてない)のはずだ。ょぅι゛ょ。
そう、幼女なんだ!俺は(おそらく)大人なのだから紳士的に!
そう、紳士的に手を差し伸べるべきだろう!
お忍びで来ているという事を加味しても、
住民が全く気付かないわけがない。
奴らも彼女に気遣い気付いてないフリをして、
視察の手助けをしているのだろう。
ほら、さっきの防具屋のおっちゃんも通りに出てこちらを心配そうに見ているではないか。
既に100mくらい店から離れてると思うんだけど、そこまで心配か?
優しい住民の気遣いにほっこりとした気分になり意を決して、
だが紳士的に且つ、気付いてない風を装いつつ口を開く。
「どうしたんだいお嬢さん?僕に何か御用かな?」
なんか言葉が変な気がする。キャラが違う。
だが、悪くない接触ではないだろうか?
相手の立場を気遣い臨機応変に立ち向かう。和の心ってやつだね。
「私は、アスペラルダの姫です!!!!!」
気遣いは水泡に期した。
めちゃくちゃ大きい声で自己紹介をなされた姫様は、
顔を真っ赤に熟させて固まっている。
俺も予想外の反応に固まり、
心優しい住民達もこれには気付かないフリも出来ないのか固まっている。
しかし!
そこに救世主は現れた!!
「あ~あぁ!今日も防具は売れねぇし!
レアリティが低いとか一見さんに文句言われるし!
散々だわぁ~、いま大変ムシャクシャしてるので・・・、
歌います!!!!」
(お前ニャン子だよぉ~、俺はもっとニャン子だよぉ~・・・)
その救世主は通りの真ん中で100m以上も離れているのに、
姫様の窮地に歌い始めた!急に歌うよ!
その声は幾重にも重なり、通りを抜け、広場を過ぎ、
やがては城下町全体での大合唱までに成長していったその歌は、
後の世に残る「アスペラルダの救済歌」として語り継がれてゆく。
* * * * *
さて、住民の誰が為の救済歌を聞きつつ、
姫様を連れてひとまずギルドにやって来た。
「こんにちは、一般人さん。
冒険者へジョブチェンジするならこちらへどうぞ!」
いきなりピーポー扱いされたが、
この街を出るに当たってギルドに登録するのは必須条件になる。
何しろダンジョンから回収したアイテムは、
基本的にギルドで売却が可能であり、
その希少アイテムは魔法ギルドへ渡り、研究の材料にされ、
研究成果は国へ売られ莫大な利益になり、
その利益は冒険者によって還元されていく。
つまり役所だな。
ギルドはどの国にも所属して居らず、
各国と契約を交わし支店を構える。
経済の要であり、文明向上の立役者であり、人々のステータス管理もする。
ちょっと権利持ちすぎじゃないですかね!?
トマト宇宙人を連れてくる過程で手を引いてここまで来たが、
未だに離れていない。
いや、違うんです!必要に駆られての事なんです!
そんな目で見ないで!この大合唱が証拠です!
聴いてくださいこの心に響くメロディーを!yesロリータ!noタッチ!
実際問題、俺は力を入れていないんですよ?
トマトさんが離してくれないので、
とりあえず現状維持で受付に辿り着いただけなんですよ?
信じて、ね?
「ではまず、ギルドカードを作らせていただきます!
ギルドカードはロリk・・貴方のステータスを確認する事も出来ますし、
通貨のやり取りにも使える素晴らしいカードです!
投擲武器にもカテゴライズされてます!」
おい、いまロリコンって言い掛けただろお前!
この世界にもその単語が根付いていることに驚きだよ!
それと、財布を投げる馬鹿はいないだろ!
内心では激しいツッコミがなされる中で、
カード発行からそのままステータス更新もしてもらう。
名前 :水無月宗八 Lev.5
ステータス:STR 6+6=12()
INT 6()
VIT 6()
MEN 6()
DEX 6+6=12()
AGI 6()
GEM 12-12=0
俺はイグニスソードを念頭に置き、
そのオマケで防具を付けることにした。
早くほしいなぁイグニスゥ・・・。
兜 :バンダナ【レアリティ】雑魚
要求ステータス:STR 10
DEX 12
鎧 :レザープレート【レアリティ】普通
要求ステータス:STR 9
VIT 6
盾 :ターゲットシールド【レアリティ】雑魚
要求ステータス:STR 8
DEX 8
ひとまず王妃様から頂いたお金で体裁は整ったかな?
稼ぎ始めればすぐ返せる程度のお金だし、有難く使わせてもらった。
あとはダンジョンから帰還する魔法を購入している。
魔導書 :エクソダス
要求ステータス:INT 6
これはダンジョン内で使用すると、
ギルド広場に設置された帰還門へワープする魔法で、
魔法ギルドの成果のひとつである。
それとは別に転送門からエクソダスを使用した場所へ戻る事も出来る。
何それチートだろ。採集とかレベリングが捗るじゃないか。
ギルドでの用事も済ませた俺は、
元トマト宇宙人姫様の手を引きながら本日来た道を逆走していた。
別に走ってないからね?
時間が時間なのか、
道端の井戸には住民が集まりうがい大会が行われていた。
イソジンのCMに起用しようそうしよう。
本当にお疲れ様でした。
「今日は、すみませんでした・・・」
鈴の鳴るような声とはこの声のことだったのだと、
当時の私は思ったものです。現状進行形だが。
久しぶりに声を発したと思えば謝罪の言葉を紡いだのは他でもない。
宇宙人姫様だった。
じーーーーー<●><●>
別方向からの視線を感じて顔を向けると、
体はカウンターに向かっているのに、
顔は明後日の方向を向いている店主のおっちゃんがいた。
-姫様がお忍びで来てることを知ってて放置してやがるな・・・
反応するのを1分ほど待つがこちらを頑なに見ようとしないので、
抗議の意味を込めて、盛大なため息を聞こえるようにわざと吐き、
すぐ側の姫様に目を向ける。
このひと月で自身を鑑みて気づいたことがある。
どうも俺は人の名前を覚えるのが異常なほど苦手なようで、
仲の良い衛兵の名前も覚えていない。
というより、名前を呼ばなくてもコミュニケーションが取れてしまうので、
必要性を感じなかった。
当然、時々見かける姫様の名前もすっかり忘れて、
専ら心の中で呼ぶ際は宇宙人と呼んでいた。
帽子を目深に被っているため全貌はわからないが、
幼いながら可愛らしいと思う。
いつも遠くから見ていたから気づかなかったけど、
姫様の髪の色が王様方と違うようだ。
素質が高ければ相応の変化が現れるらしいと、
城の図書室で読んで知ってはいたが・・・。
流石シヴァ神に愛された幼女。
見事な薄水色の綺麗な髪をしていて、
光の加減で周囲にダイヤモンドダストが散らばっている様な幻覚も見えるほどだ。
装いもいつものドレスとは異なり、
しっかりとお忍び用の格好をしている様に見せ掛けて、
明らかにそこらに居るガキ共と一線を画す雰囲気が全てを台無しにしている。
そんなどこかズレたアホ可愛い姫様の頭装備に目を向けると、
驚く事が判明する。
顔が隠れるくらいマジでデカイww
確認してみると【レアリティ】プチレアのルーンハットを被っていた!
確か要求ステータスは結構高くて、
新米冒険者では装備出来ない1品のはず。
*俺式鑑定
兜 :ルーンハット【レアリティ】プチレア
要求ステータス:MEN 28
DEX 30
マジか!帝王学を習っているだけ(妄想)なのに、
こんなステータス高いのか!?
いや、シヴァ神の加護が付いているからそれの効果か?
どちらにしろお忍びで視察に来られているのであれば、
あまり不用意な接触はしない方がいいだろう。
事なかれ主義最高!
じーーーーー<●><●>
唐突だが、レアリティについて説明しよう。
下から順に雑魚・普通・プチレア・レア・超レア・激レア・鬼レアと6段階存在している。
このうち一般的にプチレアまでは割とすぐドロップするのだが、
レア以降は運がものを言う。
鬼レアなんてアーティファクトとか、
ロストロギアとか呼ばれてそうなくらい情報が出回っていない為、
逆に存在を疑われているほどだ。
「おっちゃん!店主のおっちゃん!
ちょっと売り物について聞きたいんだけど!
お客様への対応が悪いって街に噂流しちゃうぞー!」
そっぽを向く店主に声を掛けると、
畏れ多いのか姫様を視界に入れないように、
ギギギとゆっくりこちらを向き始めた。
しかし、その動きは途中で止まり変な方向へ顔を向けたまま、
目だけをこちらへ向けてくる。
ちゃんとこっちみろや。どんだけ必死なんだ。
「どの装備もレアリティが雑魚か普通しか無いけど、
せめてレアとか置いてないんですか?」
「鍛冶師が作れるのが普通までだから量産品しか店売りはしていないんだよ。
時々運良くプチレアが出来たら棚に並ぶことはあるけど、
いつでもある物じゃないな」
誰もいない方向へ顔を向けたまま店主は喋る。
「じゃあレア以上の装備はダンジョンでゲットするしか無いわけですか?」
一応闇市もあるが、幼い宇宙人がいる手前クチにする訳にはいかない。
教育上悪いからな。王族の教育方針ってどうなってるんだろ。
「あとはフリーマーケットで冒険者が売っているのを買うか、
譲ってもらうかだな。
店に卸すより自分たちで捌いた方が料金も決められて懐が暖まるそうだ。
レアリティが高くても効果がゴミなんて装備もあるがなぁ(笑)」
それレアリティの意味なくね?
ドロップしても使えないゴミはただのゴミだろ。
店主との顔を向かい合わせないで行う雑談を終え、
色々物色してから店を出る。
そろそろギルドに行ってステータス更新しないと、
門限に間に合わないだろうから、少し急いで向かう。
ハァハァ・・・
ハァハァ・・・
なんか息を切らせて着いて来るなぁ。
ハァハァ・・・
ハァハァ・・・
足を止めて後ろを振り向けば、
可愛らしい宇宙人が息を切らせて上品に走っている。
なんかこう、トテトテ可愛らしい足音が聞こえてきそうな走りだった。
こちらを見てる。
無言で見てる。
怖い。
何考えてるのかわからないから怖い、あと怖い。
何かしてほしいとか要望があるなら声にしてほしいと切に願うが、
俺は何を考えているのかわからない瞳を向けられ、
若干気不味げに見つめる事しか出来ない。
とはいえ、ただでさえ数少ない休日は睨み合う間にどんどん過ぎていき、
俺の自由時間は増々削れていく。
このままでは埒が明かず、
可愛いと思われる幼女相手に睨めっこは精神にマジで来る。
彼女は確かいま1〇歳(覚えてない)のはずだ。ょぅι゛ょ。
そう、幼女なんだ!俺は(おそらく)大人なのだから紳士的に!
そう、紳士的に手を差し伸べるべきだろう!
お忍びで来ているという事を加味しても、
住民が全く気付かないわけがない。
奴らも彼女に気遣い気付いてないフリをして、
視察の手助けをしているのだろう。
ほら、さっきの防具屋のおっちゃんも通りに出てこちらを心配そうに見ているではないか。
既に100mくらい店から離れてると思うんだけど、そこまで心配か?
優しい住民の気遣いにほっこりとした気分になり意を決して、
だが紳士的に且つ、気付いてない風を装いつつ口を開く。
「どうしたんだいお嬢さん?僕に何か御用かな?」
なんか言葉が変な気がする。キャラが違う。
だが、悪くない接触ではないだろうか?
相手の立場を気遣い臨機応変に立ち向かう。和の心ってやつだね。
「私は、アスペラルダの姫です!!!!!」
気遣いは水泡に期した。
めちゃくちゃ大きい声で自己紹介をなされた姫様は、
顔を真っ赤に熟させて固まっている。
俺も予想外の反応に固まり、
心優しい住民達もこれには気付かないフリも出来ないのか固まっている。
しかし!
そこに救世主は現れた!!
「あ~あぁ!今日も防具は売れねぇし!
レアリティが低いとか一見さんに文句言われるし!
散々だわぁ~、いま大変ムシャクシャしてるので・・・、
歌います!!!!」
(お前ニャン子だよぉ~、俺はもっとニャン子だよぉ~・・・)
その救世主は通りの真ん中で100m以上も離れているのに、
姫様の窮地に歌い始めた!急に歌うよ!
その声は幾重にも重なり、通りを抜け、広場を過ぎ、
やがては城下町全体での大合唱までに成長していったその歌は、
後の世に残る「アスペラルダの救済歌」として語り継がれてゆく。
* * * * *
さて、住民の誰が為の救済歌を聞きつつ、
姫様を連れてひとまずギルドにやって来た。
「こんにちは、一般人さん。
冒険者へジョブチェンジするならこちらへどうぞ!」
いきなりピーポー扱いされたが、
この街を出るに当たってギルドに登録するのは必須条件になる。
何しろダンジョンから回収したアイテムは、
基本的にギルドで売却が可能であり、
その希少アイテムは魔法ギルドへ渡り、研究の材料にされ、
研究成果は国へ売られ莫大な利益になり、
その利益は冒険者によって還元されていく。
つまり役所だな。
ギルドはどの国にも所属して居らず、
各国と契約を交わし支店を構える。
経済の要であり、文明向上の立役者であり、人々のステータス管理もする。
ちょっと権利持ちすぎじゃないですかね!?
トマト宇宙人を連れてくる過程で手を引いてここまで来たが、
未だに離れていない。
いや、違うんです!必要に駆られての事なんです!
そんな目で見ないで!この大合唱が証拠です!
聴いてくださいこの心に響くメロディーを!yesロリータ!noタッチ!
実際問題、俺は力を入れていないんですよ?
トマトさんが離してくれないので、
とりあえず現状維持で受付に辿り着いただけなんですよ?
信じて、ね?
「ではまず、ギルドカードを作らせていただきます!
ギルドカードはロリk・・貴方のステータスを確認する事も出来ますし、
通貨のやり取りにも使える素晴らしいカードです!
投擲武器にもカテゴライズされてます!」
おい、いまロリコンって言い掛けただろお前!
この世界にもその単語が根付いていることに驚きだよ!
それと、財布を投げる馬鹿はいないだろ!
内心では激しいツッコミがなされる中で、
カード発行からそのままステータス更新もしてもらう。
名前 :水無月宗八 Lev.5
ステータス:STR 6+6=12()
INT 6()
VIT 6()
MEN 6()
DEX 6+6=12()
AGI 6()
GEM 12-12=0
俺はイグニスソードを念頭に置き、
そのオマケで防具を付けることにした。
早くほしいなぁイグニスゥ・・・。
兜 :バンダナ【レアリティ】雑魚
要求ステータス:STR 10
DEX 12
鎧 :レザープレート【レアリティ】普通
要求ステータス:STR 9
VIT 6
盾 :ターゲットシールド【レアリティ】雑魚
要求ステータス:STR 8
DEX 8
ひとまず王妃様から頂いたお金で体裁は整ったかな?
稼ぎ始めればすぐ返せる程度のお金だし、有難く使わせてもらった。
あとはダンジョンから帰還する魔法を購入している。
魔導書 :エクソダス
要求ステータス:INT 6
これはダンジョン内で使用すると、
ギルド広場に設置された帰還門へワープする魔法で、
魔法ギルドの成果のひとつである。
それとは別に転送門からエクソダスを使用した場所へ戻る事も出来る。
何それチートだろ。採集とかレベリングが捗るじゃないか。
ギルドでの用事も済ませた俺は、
元トマト宇宙人姫様の手を引きながら本日来た道を逆走していた。
別に走ってないからね?
時間が時間なのか、
道端の井戸には住民が集まりうがい大会が行われていた。
イソジンのCMに起用しようそうしよう。
本当にお疲れ様でした。
「今日は、すみませんでした・・・」
鈴の鳴るような声とはこの声のことだったのだと、
当時の私は思ったものです。現状進行形だが。
久しぶりに声を発したと思えば謝罪の言葉を紡いだのは他でもない。
宇宙人姫様だった。
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