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第12章 -廃都フォレストトーレ奪還作戦-
†第12章† -46話-[瘴気に狂う高貴な樹姫⑤]
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「足を運んでいただきありがとうございます、殿下」
「キュクレウス=ヌイを倒す為に必要な事なら喜んで力を貸すさ。
俺は戦闘にも参加出来ない身なのでな……」
ゲートを通って現れたのはフォレストトーレ王族の唯一の生き残りであるラフィート王子。
アルシェの出迎えに軽く返事をするとテーブルの側まで足を進めた。
その王子に追随する女性は、一時的に教国から貸し出されているアナザー・ワンであり、
聖女クレアの側仕えとして働くクルルクス姉弟の母。プリマリアさんだ。
「ちゃー♪」
これが49歳児……。すげぇ…。
言動や愛嬌は別にしてちゃんと周囲への警戒は怠っていない事もすげぇ…。
俺がプリマリアさんの相手をしつつ、
話し合いに参加したラフィート王子の相手は専らアルシェが対応してくれる。
「城の情報がほしいと聞いているが具体的には?」
「破壊すべき核がここにあるのですが、
幹に穴をあけて到達するのは難しいのです。
ただ、王城の高い位置が核に近いようであれば対処のし様もあるかという話で…」
「メリオにもおおよそ同じ内容を伝えていたので説明は楽だな。
城は3階建てで最上階に行くまでは少々遠回りが必要な作りだ」
アルシェとセリア先生がラフィート王子から城内の道順を伺っている横で、
その話を薄っすら聞きつつ脳内で連れて行くメンバーを計算していく。
俺とアルシェは確定だけど、
必要なのは長時間の浄化が行える人選と高火力で幹を焼き払える人選、
最後に脆くなった幹を砕ける一撃が放てる人選。
浄化は勇者メリオにやらせよう。
光精霊の連れて行くこと可能だが、あいつらって継続的に放てる光魔法を持っていない可能性が高いからなぁ。
火力は俺とその場にいるであろうミリエステ。
アルシェの弟子としても力を付けているフランザ。
そう考えると火精を連れて行くのも悪くはないのか?
4人で火属性魔法の最大火力を撃ち込んでアルシェと……フリューネも連れて行って冷やさせるか?
ただ、植物って金属と違って伸縮性があるだろうからヒートショックは上手くいかない可能性は高いだろう。
最後は……マリエルに任せたい所だが外で戦う奴らの支援は必要だ。
俺のノイのコンビで対処するにもテンポ悪くなって再生力が上回ると本末転倒だから、
う~ん、エゥグーリアが来てくれないかな?
防御特化のアーグエングリンの面々なら拳聖が一時的に抜けても大丈夫……だよね?
一応、ギルド経由で打診はしておこう。
『お父さま、セーバーさんは連れて行かないのですか?』
「セーバーの技は炎を散らすからちょっとなぁ…。
それにトワインも武器を犠牲にすれば火力出せるだろうし……まじで悩むわ」
『トワを連れて行くならますたーの手が空くよねぇ~?』
『どの役でもマスターなら出来るですけど、
トワインさんを連れて行くなら拳聖と一緒に砕く役が良いと思うですよ』
基本的に3つの行動をローテーションして素早く核まで到達するのが目的だ。
第一の爆破役のフランザは精霊使いでありアルシェに師事している魔法使いで、
トワインも同じく精霊使いであり俺に師事している弓使いだから、
それぞれ魔力を注いで火力を上げたり俺が初期の頃使っていた武器を犠牲にして発動する魔法剣を使えば十分な威力になるだろう。
ミリエステは勇者PTの中で見ればまともだし優秀な事に変わりはないが、
うちの弟子共に比べたら雲泥の差がある。精霊の力を借りて[ブレイズレイド]を使わせても期待は出来ないと考えておいた方が良いかもな。
「メリオも魔神族との戦いで消耗していると考えておいた方が良いかぁ~?
足手まといが死んでたりしたら甘ちゃんだし使い物にならないかも……。えぇ~?光精連れて行くかぁ~?」
『ベルが頑張ります!』
最悪を想定すればメリオが使い物にならない可能性は捨てきれない。
そのことを溢すと肩に乗る末っ子が鼻息荒く胸を張るが、
いやいや、何があるかもわからんし末っ子はダメに決まってるでしょ。
「流石にベルじゃ力不足だから今回はお留守番だよ」
『えぇ~~~~!?』
『残念だったね、ベル!』
「フラムもお留守番しとこうね」
『えぇ~~~~!?』
末っ子’sはこのテンプレ好きだね。
いい加減にノリだけで付いていけると思うなよ。
良い経験として連れていける場面と危険で連れて行けない場面ってのがあるのよ。
「エゥグーリアへの打診前にフランザとトワインの最大火力を見ておくか。
最悪どっちも連れて行けないレベルだったりしたら俺の負担がパないわ……」
流石にそんな事は無いはずだけど、
フランザはアルシェの影響を受けて水氷属性が得意属性になっているし、
トワインは俺の方針で全属性を鍛えているから不得意はないが得意も無し。
つまり、工夫をしないと希望ラインを超えないかもしれない。
とりま、時間もないしさっさと一人ずつ呼び出すべ。
「《コール》ゼノウ、セーバー」
ピリリリリリ、ポロン♪
「お、早い」
〔俺とセーバーだけか?〕
〔何か不味いことでも起こったか?〕
ここに来て俺から入った連絡に嫌な予感でもしているのか硬い声で返事が返ってきた。
そんな事はないので安心していただきたい。
「一時的にフランザとトワインが抜けても何とかなるか?」
〔うちのPTが俺とライナーだけになるから対応は縮小せざるを得ないんだが…〕
〔リーダーに従順すぎだろ!そこは出来ないって言えよ!
一応俺たちがサポートするし精霊の方々も厚い守りを張ってくれているから何とでもはなるぞ〕
元より4人しか居ないPTからさらに2人だもんな。
無茶言ってんなぁと自分でも承知の上で伝えてみたけど、意外とすんなりと受け入れられて俺の方がビビるわ。
それだけ精霊たちが頑張ってるのかもな。
「助かる。核の破壊にキュクレウス=ヌイに取り込まれた城に突入予定なんだけど、
時間掛けてたら城ごと吸収される可能性があるから火力集中させたいんだよね」
〔今は勇者がチャレンジしてるから入れないんじゃないのか?〕
〔いや、セーバー。ボスを倒して露出したダンジョンコアを壊した後の話だろう〕
〔じゃあ、あまり時間は掛からないんだな。
2~3時間程度なら全然持たせられる自信はあるぞ!マリエル達の支援のおかげでモチベは高いままだからな!〕
ここでもニル達の支援の話を聞くとは…。
やっぱ長時間の戦闘においては支援ってめっちゃ有効なんだな。
英才教育して良かったぁ~。全てが終わったらニルを撫で繰り回して褒めたろ。
そしてまたスパルタしてもっと効果を上げるんだ。
「一旦試してみて問題なければそのまま借りるわ」
〔〔応!〕〕
さて、各PTリーダーにも手回ししたし回収しますか。
「クー」
『すぐに連れてきます!』
そう言い残してクーは俺の腕の中から飛び立った。
そのまま影に飛び込み1分も掛けずにクーが消えて行った影が広がっていくと、
よく顔を合わせる女性が2人出現した。
「隊長……」
「ゼノウから説明を受けている途中で影から無数の黒い手に飲み込まれました」
「すんません。クーを怒らないでください」
部下が相手であろうと娘の失態にすぐ謝る。
早くこの戦闘を終わらせないと子供たちのストレスがマッハでヤバイ。
常に丁寧な仕事をするクーでこれならアクアとニルが限界に近いはずだ。
メリオ…はよボス倒せ。
「キュクレウス=ヌイを倒す為に必要な事なら喜んで力を貸すさ。
俺は戦闘にも参加出来ない身なのでな……」
ゲートを通って現れたのはフォレストトーレ王族の唯一の生き残りであるラフィート王子。
アルシェの出迎えに軽く返事をするとテーブルの側まで足を進めた。
その王子に追随する女性は、一時的に教国から貸し出されているアナザー・ワンであり、
聖女クレアの側仕えとして働くクルルクス姉弟の母。プリマリアさんだ。
「ちゃー♪」
これが49歳児……。すげぇ…。
言動や愛嬌は別にしてちゃんと周囲への警戒は怠っていない事もすげぇ…。
俺がプリマリアさんの相手をしつつ、
話し合いに参加したラフィート王子の相手は専らアルシェが対応してくれる。
「城の情報がほしいと聞いているが具体的には?」
「破壊すべき核がここにあるのですが、
幹に穴をあけて到達するのは難しいのです。
ただ、王城の高い位置が核に近いようであれば対処のし様もあるかという話で…」
「メリオにもおおよそ同じ内容を伝えていたので説明は楽だな。
城は3階建てで最上階に行くまでは少々遠回りが必要な作りだ」
アルシェとセリア先生がラフィート王子から城内の道順を伺っている横で、
その話を薄っすら聞きつつ脳内で連れて行くメンバーを計算していく。
俺とアルシェは確定だけど、
必要なのは長時間の浄化が行える人選と高火力で幹を焼き払える人選、
最後に脆くなった幹を砕ける一撃が放てる人選。
浄化は勇者メリオにやらせよう。
光精霊の連れて行くこと可能だが、あいつらって継続的に放てる光魔法を持っていない可能性が高いからなぁ。
火力は俺とその場にいるであろうミリエステ。
アルシェの弟子としても力を付けているフランザ。
そう考えると火精を連れて行くのも悪くはないのか?
4人で火属性魔法の最大火力を撃ち込んでアルシェと……フリューネも連れて行って冷やさせるか?
ただ、植物って金属と違って伸縮性があるだろうからヒートショックは上手くいかない可能性は高いだろう。
最後は……マリエルに任せたい所だが外で戦う奴らの支援は必要だ。
俺のノイのコンビで対処するにもテンポ悪くなって再生力が上回ると本末転倒だから、
う~ん、エゥグーリアが来てくれないかな?
防御特化のアーグエングリンの面々なら拳聖が一時的に抜けても大丈夫……だよね?
一応、ギルド経由で打診はしておこう。
『お父さま、セーバーさんは連れて行かないのですか?』
「セーバーの技は炎を散らすからちょっとなぁ…。
それにトワインも武器を犠牲にすれば火力出せるだろうし……まじで悩むわ」
『トワを連れて行くならますたーの手が空くよねぇ~?』
『どの役でもマスターなら出来るですけど、
トワインさんを連れて行くなら拳聖と一緒に砕く役が良いと思うですよ』
基本的に3つの行動をローテーションして素早く核まで到達するのが目的だ。
第一の爆破役のフランザは精霊使いでありアルシェに師事している魔法使いで、
トワインも同じく精霊使いであり俺に師事している弓使いだから、
それぞれ魔力を注いで火力を上げたり俺が初期の頃使っていた武器を犠牲にして発動する魔法剣を使えば十分な威力になるだろう。
ミリエステは勇者PTの中で見ればまともだし優秀な事に変わりはないが、
うちの弟子共に比べたら雲泥の差がある。精霊の力を借りて[ブレイズレイド]を使わせても期待は出来ないと考えておいた方が良いかもな。
「メリオも魔神族との戦いで消耗していると考えておいた方が良いかぁ~?
足手まといが死んでたりしたら甘ちゃんだし使い物にならないかも……。えぇ~?光精連れて行くかぁ~?」
『ベルが頑張ります!』
最悪を想定すればメリオが使い物にならない可能性は捨てきれない。
そのことを溢すと肩に乗る末っ子が鼻息荒く胸を張るが、
いやいや、何があるかもわからんし末っ子はダメに決まってるでしょ。
「流石にベルじゃ力不足だから今回はお留守番だよ」
『えぇ~~~~!?』
『残念だったね、ベル!』
「フラムもお留守番しとこうね」
『えぇ~~~~!?』
末っ子’sはこのテンプレ好きだね。
いい加減にノリだけで付いていけると思うなよ。
良い経験として連れていける場面と危険で連れて行けない場面ってのがあるのよ。
「エゥグーリアへの打診前にフランザとトワインの最大火力を見ておくか。
最悪どっちも連れて行けないレベルだったりしたら俺の負担がパないわ……」
流石にそんな事は無いはずだけど、
フランザはアルシェの影響を受けて水氷属性が得意属性になっているし、
トワインは俺の方針で全属性を鍛えているから不得意はないが得意も無し。
つまり、工夫をしないと希望ラインを超えないかもしれない。
とりま、時間もないしさっさと一人ずつ呼び出すべ。
「《コール》ゼノウ、セーバー」
ピリリリリリ、ポロン♪
「お、早い」
〔俺とセーバーだけか?〕
〔何か不味いことでも起こったか?〕
ここに来て俺から入った連絡に嫌な予感でもしているのか硬い声で返事が返ってきた。
そんな事はないので安心していただきたい。
「一時的にフランザとトワインが抜けても何とかなるか?」
〔うちのPTが俺とライナーだけになるから対応は縮小せざるを得ないんだが…〕
〔リーダーに従順すぎだろ!そこは出来ないって言えよ!
一応俺たちがサポートするし精霊の方々も厚い守りを張ってくれているから何とでもはなるぞ〕
元より4人しか居ないPTからさらに2人だもんな。
無茶言ってんなぁと自分でも承知の上で伝えてみたけど、意外とすんなりと受け入れられて俺の方がビビるわ。
それだけ精霊たちが頑張ってるのかもな。
「助かる。核の破壊にキュクレウス=ヌイに取り込まれた城に突入予定なんだけど、
時間掛けてたら城ごと吸収される可能性があるから火力集中させたいんだよね」
〔今は勇者がチャレンジしてるから入れないんじゃないのか?〕
〔いや、セーバー。ボスを倒して露出したダンジョンコアを壊した後の話だろう〕
〔じゃあ、あまり時間は掛からないんだな。
2~3時間程度なら全然持たせられる自信はあるぞ!マリエル達の支援のおかげでモチベは高いままだからな!〕
ここでもニル達の支援の話を聞くとは…。
やっぱ長時間の戦闘においては支援ってめっちゃ有効なんだな。
英才教育して良かったぁ~。全てが終わったらニルを撫で繰り回して褒めたろ。
そしてまたスパルタしてもっと効果を上げるんだ。
「一旦試してみて問題なければそのまま借りるわ」
〔〔応!〕〕
さて、各PTリーダーにも手回ししたし回収しますか。
「クー」
『すぐに連れてきます!』
そう言い残してクーは俺の腕の中から飛び立った。
そのまま影に飛び込み1分も掛けずにクーが消えて行った影が広がっていくと、
よく顔を合わせる女性が2人出現した。
「隊長……」
「ゼノウから説明を受けている途中で影から無数の黒い手に飲み込まれました」
「すんません。クーを怒らないでください」
部下が相手であろうと娘の失態にすぐ謝る。
早くこの戦闘を終わらせないと子供たちのストレスがマッハでヤバイ。
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