232 / 450
閑話休題 -次に向けての準備期間-
閑話休題 -36話-[精霊変質①]
しおりを挟む
「じゃあな。全部終わればこっちからもアルシェを連れて説明の訪問をするから。
とりあえず報告が被ってもいいからクレアたちの方でも上手く説明しといてくれ」
「もちろんさせてもらいますけど、
私の意見はそこまで報告に反映されませんよ?」
「クレアも今回の戦いを見て色々将来を考える良い機会になったろ?
その辺りも教皇には報告しとけ。俺たちに出来る強力なら時間作るからさ」
「わかりました。また遊びに来てくださいね!」
ゼノウとフランザを精霊王の下へ届ける前に、
約束していた送迎とお別れを聖女クレアと行う。
言葉も交わしながら最後に頭も撫でてやると嬉しそうな顔でまた来てくださいねと口にしてきた。
愛い奴め。だが男だ。
「サーニャ達はお母さんとしばらく離れるわけだろ?挨拶はしたのか?」
「別に。母とは仕事で普段からあまり顔は合わせていませんし、
数か月会わなくとも気に掛けていただく必要はありません」
そう語るのは姉のトーニャ。
「母はあのような性格ですが、私達がクレア様の側付きになってからはあまり干渉もしなくなりました。
母としてアナザー・ワンの先輩として、一応の線引きもしていますので特に問題ありません」
続けて語ったのは妹のサーニャ。
「そんなもんか…あ、そうだ。
クレアにも伝えたけど精霊関係で聞きたいことが有ったら気軽に連絡していいからな」
「わかりました、その際はご相談させていただきます」
クレアの側付きである彼女たちクルルクス姉妹には兵士達と同じ様に無精の契約をさせている。
今日やる予定の中で一番の目的でもある精霊の属性を変質させる時期がやがてこいつらにも来るだろう。
その時は光属性か、もしくは別属性かは今後の精霊との交友次第になる。
ゲートの向こうであるユレイアルド神聖教国に用意してもらった俺たちの拠点から、
ゲートこちらのフォレストトーレの原っぱへ手を振るクレアと頭を下げるクルルクス姉妹を見送ってゲートを閉じた。
しばしのお別れの予定だけど、
夏に避暑と鍛冶師たちの合宿を組む件と三者面談の為にリッカのご両親の元へ行く時にどうせ顔合わせるっしょ。
「ゼノウ達は挨拶済ませてる?」
「挨拶と言っても今日だけ離れるだけだからなぁ。
アルカンシェ様もセーバー達も快く送り出してくれたぞ」
「兵役経験はありませんけど、
途中抜けするのって心臓に悪いですね…」
だよな!!
セリア先生がライナーの契約精霊を風精に染め上げるのに大体4時間くらいだったから、
俺は送り届けたら付きっきりではなく別行動の予定がある。
まずは陰キャの闇精の元へゼノウを送って、
その後にナデージュ王妃の元へフランザを届けて離れるとしますか。
* * * * *
コッコッ、ココッコッ!
『お待ちしておりました、水無月さん』
「お伝えしていた通り精霊の変質で伺いました。
残念ながらお土産は今回は無いです」
『そのような言い方だと私が食いしん坊みたいではありませんか…。
おじい様の元にはクロエとムーンネピアも居ますので感謝があればいずれあの子達にしてあげてください』
「わかりました。では、お邪魔します」
大闇精アルカトラズ様の部屋はボスフロアの奥にあるため、
いつもの如く冒険者の休憩所のバックヤードにゲートで移動し、
カウンターに繋がる扉向こうの闇精クロエと挨拶を交わす。
その様子にゼノウが小声で質問してくる。
「今のは?」
「アルカトラズ様の元に残っている上位闇精のクロワさん。
姉妹精霊のクロエと交代でいつもは休憩所の受付業務をしているんだ」
「フォレストトーレにあるダンジョンの最下層にも休憩所はありますけど、
もしかしてあの受付の男性も闇精でしょうか?」
「ダンジョン管理はアルカトラズ様が分御霊を使って管理してるみたいだよ。
多分フランザが考えているダンジョンの休憩所も似た造りになっているんじゃないかな」
俺自身がダンジョンにあまり潜っていないからよくわからないけど、
フランザ達はそれなりに冒険者をしているからいくつかダンジョンに潜っているらしい。
いずれ息抜きにギルドクエストの薬草回収でもやろうかと思っていたけど、
ダンジョン攻略も面白いかもしれないな。
螺旋空洞の先からはクロワさんの言う通りアルカトラズ様とは別の声が2つ聞こえてくる。
「お疲れ様です。アルカトラズ様」
『おぅおぅ、ようやっと顔を出したな。
新しい眷族候補の顔合わせを楽しみに待って居ったぞ』
そう言いながらもキョロキョロとされているアルカトラズ様。
「クーは今日連れて来ていませんよ。
一応あっちはまだ決着が付いていないのでアルシェの近くに控えさせています」
『なんじゃ残念じゃの。
まぁ良い。して、どの精霊が我らが眷族となりたい者かの』
「こちらに控えるゼノウ=エリウスという人間と契約している無精ウーノです」
部屋に入った直後からすぐに膝をつき待機状態に入ったゼノウとフランザ。
アルカトラズ様との軽口も終えて紹介するためにゼノウを呼ぶ。
「お初にお目に掛かります。
私は精霊使い[水無月宗八]に師事する冒険者、ゼノウ=エリウスと申します。
この度のお目通りに感謝と精霊変質のお手間を取らせてしまう事に謝罪致します」
『無精ウーノ。よろしくおねがいします』
ゼノウの挨拶硬すぎんか?
俺が精霊に慣れ過ぎている所為もあるんだろうけど、
やっぱりこの世界の人間からしてみると精霊ってすごく神聖で出会うことのない存在なんだな。
浮遊精霊はその辺にウヨウヨ居るけどどっちにしろ普通の人には見えないしね。
ウーノはうちの四女として再誕した無精王アニマの影響でちゃんと話せるようになっているはずだが、
どうにも無精どもは個性が無く恐れ知らずなところがあるな。
『儂が闇精を管理する大精霊アルカトラズ。兼任でダンジョンの管理もしておるわ。
ようこそゼノウ=エリウス、闇精の里へ。
そして無精ウーノ。いずれはお主の故郷になるかもしれぬ場所だ、気を楽にすると良い』
「『ありがとうございます』」
揃った声と動作に、ちゃんと繋がっていることが目に見えて安堵する。
やっぱり正式な精霊使いとしてこいつらは歩き始めていた。
変質に動き始めたタイミングとしては丁度良かったらしい。
「あとはお任せしてよろしいですか?
終わり次第ゼノウ達の回収に伺いますので」
『闇精への変質のウーノだけか?
まだ控えておるそちらの人間は別口かの』
「あちらはシヴァ様に変質をお願いしておりますので」
『では、今からあちらか。シヴァによろしく伝えておいてくれ。
ウーノ達の事はクロエもムーンネピアも居るでな、任せると良い』
アルカトラズ様の言葉に振り返った先では、
陽の下から脱することに成功した闇精2人がイキイキとした表情で浮遊精霊達と戯れている様子が目に入る。
ゼノウとも知らぬ仲でもないし任せても大丈夫だろう。
「ゼノウ、俺たちは城に向かうからな」
「わかった。フランザとペルクをよろしく頼む」
『ムン!』
とりあえず報告が被ってもいいからクレアたちの方でも上手く説明しといてくれ」
「もちろんさせてもらいますけど、
私の意見はそこまで報告に反映されませんよ?」
「クレアも今回の戦いを見て色々将来を考える良い機会になったろ?
その辺りも教皇には報告しとけ。俺たちに出来る強力なら時間作るからさ」
「わかりました。また遊びに来てくださいね!」
ゼノウとフランザを精霊王の下へ届ける前に、
約束していた送迎とお別れを聖女クレアと行う。
言葉も交わしながら最後に頭も撫でてやると嬉しそうな顔でまた来てくださいねと口にしてきた。
愛い奴め。だが男だ。
「サーニャ達はお母さんとしばらく離れるわけだろ?挨拶はしたのか?」
「別に。母とは仕事で普段からあまり顔は合わせていませんし、
数か月会わなくとも気に掛けていただく必要はありません」
そう語るのは姉のトーニャ。
「母はあのような性格ですが、私達がクレア様の側付きになってからはあまり干渉もしなくなりました。
母としてアナザー・ワンの先輩として、一応の線引きもしていますので特に問題ありません」
続けて語ったのは妹のサーニャ。
「そんなもんか…あ、そうだ。
クレアにも伝えたけど精霊関係で聞きたいことが有ったら気軽に連絡していいからな」
「わかりました、その際はご相談させていただきます」
クレアの側付きである彼女たちクルルクス姉妹には兵士達と同じ様に無精の契約をさせている。
今日やる予定の中で一番の目的でもある精霊の属性を変質させる時期がやがてこいつらにも来るだろう。
その時は光属性か、もしくは別属性かは今後の精霊との交友次第になる。
ゲートの向こうであるユレイアルド神聖教国に用意してもらった俺たちの拠点から、
ゲートこちらのフォレストトーレの原っぱへ手を振るクレアと頭を下げるクルルクス姉妹を見送ってゲートを閉じた。
しばしのお別れの予定だけど、
夏に避暑と鍛冶師たちの合宿を組む件と三者面談の為にリッカのご両親の元へ行く時にどうせ顔合わせるっしょ。
「ゼノウ達は挨拶済ませてる?」
「挨拶と言っても今日だけ離れるだけだからなぁ。
アルカンシェ様もセーバー達も快く送り出してくれたぞ」
「兵役経験はありませんけど、
途中抜けするのって心臓に悪いですね…」
だよな!!
セリア先生がライナーの契約精霊を風精に染め上げるのに大体4時間くらいだったから、
俺は送り届けたら付きっきりではなく別行動の予定がある。
まずは陰キャの闇精の元へゼノウを送って、
その後にナデージュ王妃の元へフランザを届けて離れるとしますか。
* * * * *
コッコッ、ココッコッ!
『お待ちしておりました、水無月さん』
「お伝えしていた通り精霊の変質で伺いました。
残念ながらお土産は今回は無いです」
『そのような言い方だと私が食いしん坊みたいではありませんか…。
おじい様の元にはクロエとムーンネピアも居ますので感謝があればいずれあの子達にしてあげてください』
「わかりました。では、お邪魔します」
大闇精アルカトラズ様の部屋はボスフロアの奥にあるため、
いつもの如く冒険者の休憩所のバックヤードにゲートで移動し、
カウンターに繋がる扉向こうの闇精クロエと挨拶を交わす。
その様子にゼノウが小声で質問してくる。
「今のは?」
「アルカトラズ様の元に残っている上位闇精のクロワさん。
姉妹精霊のクロエと交代でいつもは休憩所の受付業務をしているんだ」
「フォレストトーレにあるダンジョンの最下層にも休憩所はありますけど、
もしかしてあの受付の男性も闇精でしょうか?」
「ダンジョン管理はアルカトラズ様が分御霊を使って管理してるみたいだよ。
多分フランザが考えているダンジョンの休憩所も似た造りになっているんじゃないかな」
俺自身がダンジョンにあまり潜っていないからよくわからないけど、
フランザ達はそれなりに冒険者をしているからいくつかダンジョンに潜っているらしい。
いずれ息抜きにギルドクエストの薬草回収でもやろうかと思っていたけど、
ダンジョン攻略も面白いかもしれないな。
螺旋空洞の先からはクロワさんの言う通りアルカトラズ様とは別の声が2つ聞こえてくる。
「お疲れ様です。アルカトラズ様」
『おぅおぅ、ようやっと顔を出したな。
新しい眷族候補の顔合わせを楽しみに待って居ったぞ』
そう言いながらもキョロキョロとされているアルカトラズ様。
「クーは今日連れて来ていませんよ。
一応あっちはまだ決着が付いていないのでアルシェの近くに控えさせています」
『なんじゃ残念じゃの。
まぁ良い。して、どの精霊が我らが眷族となりたい者かの』
「こちらに控えるゼノウ=エリウスという人間と契約している無精ウーノです」
部屋に入った直後からすぐに膝をつき待機状態に入ったゼノウとフランザ。
アルカトラズ様との軽口も終えて紹介するためにゼノウを呼ぶ。
「お初にお目に掛かります。
私は精霊使い[水無月宗八]に師事する冒険者、ゼノウ=エリウスと申します。
この度のお目通りに感謝と精霊変質のお手間を取らせてしまう事に謝罪致します」
『無精ウーノ。よろしくおねがいします』
ゼノウの挨拶硬すぎんか?
俺が精霊に慣れ過ぎている所為もあるんだろうけど、
やっぱりこの世界の人間からしてみると精霊ってすごく神聖で出会うことのない存在なんだな。
浮遊精霊はその辺にウヨウヨ居るけどどっちにしろ普通の人には見えないしね。
ウーノはうちの四女として再誕した無精王アニマの影響でちゃんと話せるようになっているはずだが、
どうにも無精どもは個性が無く恐れ知らずなところがあるな。
『儂が闇精を管理する大精霊アルカトラズ。兼任でダンジョンの管理もしておるわ。
ようこそゼノウ=エリウス、闇精の里へ。
そして無精ウーノ。いずれはお主の故郷になるかもしれぬ場所だ、気を楽にすると良い』
「『ありがとうございます』」
揃った声と動作に、ちゃんと繋がっていることが目に見えて安堵する。
やっぱり正式な精霊使いとしてこいつらは歩き始めていた。
変質に動き始めたタイミングとしては丁度良かったらしい。
「あとはお任せしてよろしいですか?
終わり次第ゼノウ達の回収に伺いますので」
『闇精への変質のウーノだけか?
まだ控えておるそちらの人間は別口かの』
「あちらはシヴァ様に変質をお願いしておりますので」
『では、今からあちらか。シヴァによろしく伝えておいてくれ。
ウーノ達の事はクロエもムーンネピアも居るでな、任せると良い』
アルカトラズ様の言葉に振り返った先では、
陽の下から脱することに成功した闇精2人がイキイキとした表情で浮遊精霊達と戯れている様子が目に入る。
ゼノウとも知らぬ仲でもないし任せても大丈夫だろう。
「ゼノウ、俺たちは城に向かうからな」
「わかった。フランザとペルクをよろしく頼む」
『ムン!』
11
あなたにおすすめの小説
祝・定年退職!? 10歳からの異世界生活
空の雲
ファンタジー
中田 祐一郎(なかたゆういちろう)60歳。長年勤めた会社を退職。
最後の勤めを終え、通い慣れた電車で帰宅途中、突然の衝撃をうける。
――気付けば、幼い子供の姿で見覚えのない森の中に……
どうすればいいのか困惑する中、冒険者バルトジャンと出会う。
顔はいかついが気のいいバルトジャンは、行き場のない子供――中田祐一郎(ユーチ)の保護を申し出る。
魔法や魔物の存在する、この世界の知識がないユーチは、迷いながらもその言葉に甘えることにした。
こうして始まったユーチの異世界生活は、愛用の腕時計から、なぜか地球の道具が取り出せたり、彼の使う魔法が他人とちょっと違っていたりと、出会った人たちを驚かせつつ、ゆっくり動き出す――
※2月25日、書籍部分がレンタルになりました。
五十一歳、森の中で家族を作る ~異世界で始める職人ライフ~
よっしぃ
ファンタジー
【ホットランキング1位達成!皆さまのおかげです】
多くの応援、本当にありがとうございます!
職人一筋、五十一歳――現場に出て働き続けた工務店の親方・昭雄(アキオ)は、作業中の地震に巻き込まれ、目覚めたらそこは見知らぬ森の中だった。
持ち物は、現場仕事で鍛えた知恵と経験、そして人や自然を不思議と「調和」させる力だけ。
偶然助けたのは、戦火に追われた五人の子供たち。
「この子たちを見捨てられるか」――そうして始まった、ゼロからの異世界スローライフ。
草木で屋根を組み、石でかまどを作り、土器を焼く。やがて薬師のエルフや、獣人の少女、訳ありの元王女たちも仲間に加わり、アキオの暮らしは「町」と呼べるほどに広がっていく。
頼れる父であり、愛される夫であり、誰かのために動ける男――
年齢なんて関係ない。
五十路の職人が“家族”と共に未来を切り拓く、愛と癒しの異世界共同体ファンタジー!
異世界に転移したらぼっちでした〜観察者ぼっちーの日常〜
キノア9g
ファンタジー
※本作はフィクションです。
「異世界に転移したら、ぼっちでした!?」
20歳の普通の会社員、ぼっちーが目を覚ましたら、そこは見知らぬ異世界の草原。手元には謎のスマホと簡単な日用品だけ。サバイバル知識ゼロでお金もないけど、せっかくの異世界生活、ブログで記録を残していくことに。
一風変わったブログ形式で、異世界の日常や驚き、見知らぬ土地での発見を綴る異世界サバイバル記録です!地道に生き抜くぼっちーの冒険を、どうぞご覧ください。
毎日19時更新予定。
家庭菜園物語
コンビニ
ファンタジー
お人好しで動物好きな最上悠は肉親であった祖父が亡くなり、最後の家族であり姉のような存在でもある黒猫の杏も、寿命から静かに息を引き取ろうとする。
「助けたいなら異世界に来てくれない」と少し残念な神様と出会う。
転移先では半ば強引に、死にかけていた犬を助けたことで、能力を失いそのひっそりとスローライフを送ることになってしまうが
迷い込んだ、訪問者次々とやってきて異世界で新しい家族や友人を作り、本人としてはほのぼのと家庭菜園を営んでいるが、小さな畑が世界には大きな影響を与えることになっていく。
人生初めての旅先が異世界でした!? ~ 元の世界へ帰る方法探して異世界めぐり、家に帰るまでが旅行です。~(仮)
葵セナ
ファンタジー
主人公 39歳フリーターが、初めての旅行に行こうと家を出たら何故か森の中?
管理神(神様)のミスで、異世界転移し見知らぬ森の中に…
不思議と持っていた一枚の紙を読み、元の世界に帰る方法を探して、異世界での冒険の始まり。
曖昧で、都合の良い魔法とスキルでを使い、異世界での冒険旅行? いったいどうなる!
ありがちな異世界物語と思いますが、暖かい目で見てやってください。
初めての作品なので誤字 脱字などおかしな所が出て来るかと思いますが、御容赦ください。(気が付けば修正していきます。)
ステータスも何処かで見たことあるような、似たり寄ったりの表示になっているかと思いますがどうか御容赦ください。よろしくお願いします。
キャンピングカーで走ってるだけで異世界が平和になるそうです~万物生成系チートスキルを添えて~
サメのおでこ
ファンタジー
手違いだったのだ。もしくは事故。
ヒトと魔族が今日もドンパチやっている世界。行方不明の勇者を捜す使命を帯びて……訂正、押しつけられて召喚された俺は、スキル≪物質変換≫の使い手だ。
木を鉄に、紙を鋼に、雪をオムライスに――あらゆる物質を望むがままに変換してのけるこのスキルは、しかし何故か召喚師から「役立たずのド三流」と罵られる。その挙げ句、人界の果てへと魔法で追放される有り様。
そんな俺は、≪物質変換≫でもって生き延びるための武器を生み出そうとして――キャンピングカーを創ってしまう。
もう一度言う。
手違いだったのだ。もしくは事故。
出来てしまったキャンピングカーで、渋々出発する俺。だが、実はこの平和なクルマには俺自身も知らない途方もない力が隠されていた!
そんな俺とキャンピングカーに、ある願いを託す人々が現れて――
※本作は他サイトでも掲載しています
異世界帰りの勇者、今度は現代世界でスキル、魔法を使って、無双するスローライフを送ります!?〜ついでに世界も救います!?〜
沢田美
ファンタジー
かつて“異世界”で魔王を討伐し、八年にわたる冒険を終えた青年・ユキヒロ。
数々の死線を乗り越え、勇者として讃えられた彼が帰ってきたのは、元の日本――高校卒業すらしていない、現実世界だった。
優の異世界ごはん日記
風待 結
ファンタジー
月森優はちょっと料理が得意な普通の高校生。
ある日、帰り道で謎の光に包まれて見知らぬ森に転移してしまう。
未知の世界で飢えと恐怖に直面した優は、弓使いの少女・リナと出会う。
彼女の導きで村へ向かう道中、優は「料理のスキル」がこの世界でも通用すると気づく。
モンスターの肉や珍しい食材を使い、異世界で新たな居場所を作る冒険が始まる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる