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閑話休題 -次に向けての準備期間-
閑話休題 -38話-[侍女諜報隊]
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ミアーネさんがドアを開け自身は脇に避けて、
俺に入室するよう促されるままに部屋へ足を踏み入れる。
「お疲れ様です、召集に従い水無月宗八。入ります」
「召集だなんて人が悪いですね。
ようこそ水無月様、お待ちしておりました」
後ろでミアーネさんも遅れて入室し、バタンと扉が閉められた。
俺を呼んでいたのは現在は侍女長補佐として活躍する50代の侍女だが、
先代侍女長をやっていたのにメリーに引き継いでも補佐として活動してくれている。
名を[イウメア=ハウラリ]。通い侍女から侍女長まで成り上がった凄い方だ。
メリーがこの1年は城から出て活動していた期間中、彼女が代わりを務めてくださっていたらしい。
「お呼びした理由は言わずとも察しておられると思いますが、
水無月様が発想され王より命令が下りメリー監修の元集まったメンバーがこちらになります」
身を1歩引いて手で示される侍女の面々。
計20名いるメンバーの中には城内で見かけたこともある顔もちらほらある。
ついでにしれっとミアーネさんも列に加わっていた。
「平均レベルは?」
「30まで上げております。
無精の契約も行っていますので破滅の呪いの影響は受けないかと」
「戦闘技術は?」
「それぞれ武器は違いますがツーマンセルで行動予定が基本となります。
研修で近くのランク3ダンジョンに行かせましたが二人でボスまでクリア出来る程度の練度です」
冒険を始めた頃から俺がやってた方法を採用しているとメリーの進捗報告で聞いていた。
アルシェも俺もランク1までしか実際やったことのない方法を、
2人組でとはいえランク3を完遂するとはなかなか優秀だぞ。
「何か確認されたいことがあれば今日中にお願いします。
予定では1週間ほどで準備をした後にアスペラルダ各地へ派遣することになります」
「統括をしたイウメアさんと調査指導のメリーと戦闘指導を行ったポルトーが合格を出しているメンバーはいいでしょう。
各地の情報収集が役目ですから俺の方から何かってのは特に思いつきません。
あ~、オベリスクの破壊は出来そうですか?」
「試してはおりません。
今後見つかった場合は試してみる予定です」
ふむ。なら現状は本当に俺からは何もないな。
俺が手を出さずとも周囲が整えてくれたから気付いた時にはこの諜報部隊が結成されていた。
ただ、メンバーの中に少々気になる面々がいるのでそいつらだけ話を聞いてみようかな。
「他は派遣準備を進めてもらっていい。
今後は国内の問題を君が集める情報を元に精査して対処を検討していくことになる。
重要性は理解していると思うが、肩ひじ張りすぎても諜報の仕事は上手く行かない。
程々に頑張って、気を引き締める場面を見誤らないようにしてほしい。以上」
「「「「「かしこまりました」」」」」
綺麗に揃った礼を見届けた後は全員が退室をする為にドアに向けて移動を始める。
目当ての侍女たちが退室する前に指差しをしながら声を掛けた。
「あ、君と君と君はちょっと残ってほしい」
「「「え!?」」」
「確認したいことがあるだけなんだけど、侍女長補佐はどうします?」
「部隊長はミアーネなので彼女を残して私は退室いたします」
え!? そうなんだ。人は見掛けによらないな…。
侍女長補佐はそのまま本当に3名とミアーネを残して退室してしまう。
「俺と同じ立場になるんですか?」
「いえ、護衛隊の下部組織となりますので、
水無月様はもちろんメリーさんもマリエルさんも上司の扱いになります。
ですので私たちに敬語は不要です」
「あ~…わかった。
とりあえず目的の3人なんだけど、どこの生まれなのかな?」
俺の隣に居るミアーネと共に見つめる先には少々緊張した面持ちの侍女が3名。
見た顔だとは思うがどこかと記憶をなんとか遡った際に、
以前クーを休憩室まで迎えに行った際に廊下の角から睨まれていた気がする。
メリーが「クーデルカ様を特に気に入っている3人ですね」とか言ってた気もする。
それに精霊使いとして成長したからか、もしくは[精霊の呼吸]の影響なのかはわからないけど、
3人からは人間とは違う魔力の匂いが香ってくる。
『端のチビは私の眷族の気配もしますね。おそらく妖精の類だと思います』
「中央の平均身長のはエゥグーリアに似た香りで、
高身長のがなんだろう……嗅いだ事は無いけど濃いな」
とりあえず、情報を聞きだしますか。
「わ、私は無精のクォーター。半妖精のキスカと申します」
「私は獣人のクォーター。ほぼ人間のナルシアと申します」
「私は……魔族のクォーターです。角はありますが位置も目立たず小さいので髪で隠しております。
名はアナスタシアと申します」
「挨拶をありがとう。偉そうにはしているけど、
実際はアスペラルダのどの位置に自分が居るのかよくわかっていない精霊使いで、
アルシェの護衛隊長もしている水無月宗八だ。よろしく」
礼儀として返礼をしつつ改めて見た目と魔力の匂いを確かめる。
キスカは妖精だけど半分だけで、しかも無精という事は特色が無いんだよな?
ナルシアは獣人だけど、確かに特徴的な耳と尻尾はないけど気配の中に獣人特有の武人感がある。
アナスタシアは髪とヘアアクセサリーで上手く隠しているが角があるのか。
ってか、アスペラルダ領内に魔族の血が入っていることに驚きだな。
「ミアーネは知っていたのか?」
「もちろん存じております。
キスカの一族は里こそ持ちませんが妖精の力はあるようで四神の領内である程度の恩恵があるとのことです」
「キスカ、恩恵とはなんだ?」
「無精は人に纏って生きる為か妖精も人型がニュートラルになります。
水妖精なら魚介類、風妖精なら鳥類、土妖精なら両生類、火妖精なら獣類への変身が多いですが、
私達無妖精は四神の領域ごとで変身先が変わります」
キスカの説明に出てきた[変身]とは、
うちのマリエルが水を被るとカエルに変化してしまう事と同じ内容を指す。
つまりキスカは各地で変身先が変わるのでそれに応じた情報収集も可能になるわけだ。
「良い特色だな。期待出来そうだ」
「あ、ありがとうございます!」
喜色を浮かべた後に頭を下げるキスカ。
続いての情報を期待してミアーネに視線を送る。
「ナルシアは移民の一人です。
水無月様が懇意にしている牧場出身者で独り立ちした際にアスペラルダに流れて来ました。
一応尻尾が残っておりますが、いつも足に巻き付けて目立たない様にしております」
「ハイラード共同牧場?」
「はい!水無月様が懇意にしているとは露知らず、ありがとうございます!」
「野菜も上手いし子供も動物も可愛くて癒されるからな。こっちも感謝している。
今度俺が行く時声掛けるから一緒に里帰りするか?」
「え!? あ、それは嬉しいのですが仕事もあるので……」
「1日くらいなら俺の権限でサボっても問題ない。
諜報隊のケアも言い出しっぺとして色々するから二人も希望があればミアーネに伝えておいてくれ」
「「「わかりました!」」」
次。
視線で察してミアーネが口を開く。
「アナスタシアは魔族領からの亡命者です。
魔族は血の薄まりを嫌う様で、ハーフはタブー視の対象なので家族で亡命してアスペラルダに定住致しました」
「亡命?どこから亡命してきたとかは答えられるか?」
「いえ、その時私産まれていませんので…。
父なら知っていると思いますが答えられるかはわかりません」
「いずれ魔族領に入る予定だからな。
火の国以外にも道があるなら安全に入国するためにも裏道は知っておきたい。
お父さんに俺の事を伝えてアポを取ってもらえないか?」
「かしこまりました」
3人の素性は把握した。
なんというか、俺に都合の良い人選だな。
こいつらなら連れ回しても機転を利かせて機能しそうだ。
「3人共ありがとう。
直近なら牧場に休暇で行くからその時にナルシアには声を掛けるな」
「よろしくお願いします」
「では、顔合わせも終わりましたし私も一緒に失礼いたします。
何かご用命があればメリーさんに伝えていただければこちらに指示が回りますので」
「わかった」
「「「「失礼致します」」」」
4人が出ていき部屋には俺とアニマだけが残される。
「そういえばアニマ」
『何ですか』
「加階して何か記憶は戻ったのか?」
『例えば何ですか?』
「俺をこの世界に転移させた辺りの話が分かればなぁと思って。
あとはレベル上限突破方法だな」
肩車しているアニマを脇から持ち上げクルリンパッと一回転させこちらを向かせる。
アニマは絶対何か隠している表情で視線を合わせない様にと顔を背けていた。
「何隠してんの?」
『隠していません。
宗八の考えている通りおそらく転移させたのは私でしょうが、
その辺りの記憶はまだ戻っていませんから話せませんよ。
上限突破方法なら思い出したのでお伝え出来ます』
「仕方ないね。他に重要そうな事を思い出したなら教えてくれよ」
『仕方ないですね』
俺に入室するよう促されるままに部屋へ足を踏み入れる。
「お疲れ様です、召集に従い水無月宗八。入ります」
「召集だなんて人が悪いですね。
ようこそ水無月様、お待ちしておりました」
後ろでミアーネさんも遅れて入室し、バタンと扉が閉められた。
俺を呼んでいたのは現在は侍女長補佐として活躍する50代の侍女だが、
先代侍女長をやっていたのにメリーに引き継いでも補佐として活動してくれている。
名を[イウメア=ハウラリ]。通い侍女から侍女長まで成り上がった凄い方だ。
メリーがこの1年は城から出て活動していた期間中、彼女が代わりを務めてくださっていたらしい。
「お呼びした理由は言わずとも察しておられると思いますが、
水無月様が発想され王より命令が下りメリー監修の元集まったメンバーがこちらになります」
身を1歩引いて手で示される侍女の面々。
計20名いるメンバーの中には城内で見かけたこともある顔もちらほらある。
ついでにしれっとミアーネさんも列に加わっていた。
「平均レベルは?」
「30まで上げております。
無精の契約も行っていますので破滅の呪いの影響は受けないかと」
「戦闘技術は?」
「それぞれ武器は違いますがツーマンセルで行動予定が基本となります。
研修で近くのランク3ダンジョンに行かせましたが二人でボスまでクリア出来る程度の練度です」
冒険を始めた頃から俺がやってた方法を採用しているとメリーの進捗報告で聞いていた。
アルシェも俺もランク1までしか実際やったことのない方法を、
2人組でとはいえランク3を完遂するとはなかなか優秀だぞ。
「何か確認されたいことがあれば今日中にお願いします。
予定では1週間ほどで準備をした後にアスペラルダ各地へ派遣することになります」
「統括をしたイウメアさんと調査指導のメリーと戦闘指導を行ったポルトーが合格を出しているメンバーはいいでしょう。
各地の情報収集が役目ですから俺の方から何かってのは特に思いつきません。
あ~、オベリスクの破壊は出来そうですか?」
「試してはおりません。
今後見つかった場合は試してみる予定です」
ふむ。なら現状は本当に俺からは何もないな。
俺が手を出さずとも周囲が整えてくれたから気付いた時にはこの諜報部隊が結成されていた。
ただ、メンバーの中に少々気になる面々がいるのでそいつらだけ話を聞いてみようかな。
「他は派遣準備を進めてもらっていい。
今後は国内の問題を君が集める情報を元に精査して対処を検討していくことになる。
重要性は理解していると思うが、肩ひじ張りすぎても諜報の仕事は上手く行かない。
程々に頑張って、気を引き締める場面を見誤らないようにしてほしい。以上」
「「「「「かしこまりました」」」」」
綺麗に揃った礼を見届けた後は全員が退室をする為にドアに向けて移動を始める。
目当ての侍女たちが退室する前に指差しをしながら声を掛けた。
「あ、君と君と君はちょっと残ってほしい」
「「「え!?」」」
「確認したいことがあるだけなんだけど、侍女長補佐はどうします?」
「部隊長はミアーネなので彼女を残して私は退室いたします」
え!? そうなんだ。人は見掛けによらないな…。
侍女長補佐はそのまま本当に3名とミアーネを残して退室してしまう。
「俺と同じ立場になるんですか?」
「いえ、護衛隊の下部組織となりますので、
水無月様はもちろんメリーさんもマリエルさんも上司の扱いになります。
ですので私たちに敬語は不要です」
「あ~…わかった。
とりあえず目的の3人なんだけど、どこの生まれなのかな?」
俺の隣に居るミアーネと共に見つめる先には少々緊張した面持ちの侍女が3名。
見た顔だとは思うがどこかと記憶をなんとか遡った際に、
以前クーを休憩室まで迎えに行った際に廊下の角から睨まれていた気がする。
メリーが「クーデルカ様を特に気に入っている3人ですね」とか言ってた気もする。
それに精霊使いとして成長したからか、もしくは[精霊の呼吸]の影響なのかはわからないけど、
3人からは人間とは違う魔力の匂いが香ってくる。
『端のチビは私の眷族の気配もしますね。おそらく妖精の類だと思います』
「中央の平均身長のはエゥグーリアに似た香りで、
高身長のがなんだろう……嗅いだ事は無いけど濃いな」
とりあえず、情報を聞きだしますか。
「わ、私は無精のクォーター。半妖精のキスカと申します」
「私は獣人のクォーター。ほぼ人間のナルシアと申します」
「私は……魔族のクォーターです。角はありますが位置も目立たず小さいので髪で隠しております。
名はアナスタシアと申します」
「挨拶をありがとう。偉そうにはしているけど、
実際はアスペラルダのどの位置に自分が居るのかよくわかっていない精霊使いで、
アルシェの護衛隊長もしている水無月宗八だ。よろしく」
礼儀として返礼をしつつ改めて見た目と魔力の匂いを確かめる。
キスカは妖精だけど半分だけで、しかも無精という事は特色が無いんだよな?
ナルシアは獣人だけど、確かに特徴的な耳と尻尾はないけど気配の中に獣人特有の武人感がある。
アナスタシアは髪とヘアアクセサリーで上手く隠しているが角があるのか。
ってか、アスペラルダ領内に魔族の血が入っていることに驚きだな。
「ミアーネは知っていたのか?」
「もちろん存じております。
キスカの一族は里こそ持ちませんが妖精の力はあるようで四神の領内である程度の恩恵があるとのことです」
「キスカ、恩恵とはなんだ?」
「無精は人に纏って生きる為か妖精も人型がニュートラルになります。
水妖精なら魚介類、風妖精なら鳥類、土妖精なら両生類、火妖精なら獣類への変身が多いですが、
私達無妖精は四神の領域ごとで変身先が変わります」
キスカの説明に出てきた[変身]とは、
うちのマリエルが水を被るとカエルに変化してしまう事と同じ内容を指す。
つまりキスカは各地で変身先が変わるのでそれに応じた情報収集も可能になるわけだ。
「良い特色だな。期待出来そうだ」
「あ、ありがとうございます!」
喜色を浮かべた後に頭を下げるキスカ。
続いての情報を期待してミアーネに視線を送る。
「ナルシアは移民の一人です。
水無月様が懇意にしている牧場出身者で独り立ちした際にアスペラルダに流れて来ました。
一応尻尾が残っておりますが、いつも足に巻き付けて目立たない様にしております」
「ハイラード共同牧場?」
「はい!水無月様が懇意にしているとは露知らず、ありがとうございます!」
「野菜も上手いし子供も動物も可愛くて癒されるからな。こっちも感謝している。
今度俺が行く時声掛けるから一緒に里帰りするか?」
「え!? あ、それは嬉しいのですが仕事もあるので……」
「1日くらいなら俺の権限でサボっても問題ない。
諜報隊のケアも言い出しっぺとして色々するから二人も希望があればミアーネに伝えておいてくれ」
「「「わかりました!」」」
次。
視線で察してミアーネが口を開く。
「アナスタシアは魔族領からの亡命者です。
魔族は血の薄まりを嫌う様で、ハーフはタブー視の対象なので家族で亡命してアスペラルダに定住致しました」
「亡命?どこから亡命してきたとかは答えられるか?」
「いえ、その時私産まれていませんので…。
父なら知っていると思いますが答えられるかはわかりません」
「いずれ魔族領に入る予定だからな。
火の国以外にも道があるなら安全に入国するためにも裏道は知っておきたい。
お父さんに俺の事を伝えてアポを取ってもらえないか?」
「かしこまりました」
3人の素性は把握した。
なんというか、俺に都合の良い人選だな。
こいつらなら連れ回しても機転を利かせて機能しそうだ。
「3人共ありがとう。
直近なら牧場に休暇で行くからその時にナルシアには声を掛けるな」
「よろしくお願いします」
「では、顔合わせも終わりましたし私も一緒に失礼いたします。
何かご用命があればメリーさんに伝えていただければこちらに指示が回りますので」
「わかった」
「「「「失礼致します」」」」
4人が出ていき部屋には俺とアニマだけが残される。
「そういえばアニマ」
『何ですか』
「加階して何か記憶は戻ったのか?」
『例えば何ですか?』
「俺をこの世界に転移させた辺りの話が分かればなぁと思って。
あとはレベル上限突破方法だな」
肩車しているアニマを脇から持ち上げクルリンパッと一回転させこちらを向かせる。
アニマは絶対何か隠している表情で視線を合わせない様にと顔を背けていた。
「何隠してんの?」
『隠していません。
宗八の考えている通りおそらく転移させたのは私でしょうが、
その辺りの記憶はまだ戻っていませんから話せませんよ。
上限突破方法なら思い出したのでお伝え出来ます』
「仕方ないね。他に重要そうな事を思い出したなら教えてくれよ」
『仕方ないですね』
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