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閑話休題 -破滅対策同盟《アルストロメリア》大報告会-
閑話休題 -107話-[破滅対策同盟大報告会⑥]
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報告会に文字通り飛び入り参加した赤竜は急遽用意された寝床で寛ぐ様子を見せ、その隣では表情が硬くなり顔色が更に悪くなったヴリドエンデ王国の面々が席に着いていた。状況的には他の国々と同じなのに何故ここまで余裕が無いのか……。当然、つい数時間前まで大気を震わせる咆哮に焔を吐き脅威を示した赤竜が隣で寝転んでいるのだから仕方のない部分は大いにあったが、残念ながら他の国には他の竜が充てがわれているので宗八も状況が宜しくないとは理解しつつも任せるしかない。
「え~、皆さま。十分に休憩出来たかと思いますので報告会の再開を始めさせていただきます!」
一部を除き慣れない魔法で負った疲れを癒すことが出来たのか、戦いの続きが気になるのか、元気そうにソワソワしている者が多く見受けられた。だが、残るは三戦。VS神族アルダーゼ、VS魔神族、そして……。
子供達が魔法を掛け終え、会場は帳が降り煌めく星々の下で巨大なスクリーンに映像うが映る。人々の瞼の裏にも同様に映像が映し出された。
「それでは良い夢を」
手を振る宗八の姿を確認した各々が瞳を閉じ、あるいはスクリーンに視線を集中し始め映像は再生し始める。
VS神族アルダーゼ戦は見たことも無い戦い方が目を引いた。
アルダーゼに寄り添っていた炎の双子、嬰児様が包丁や盾と変化し剰え変幻自在となればアイデア次第で戦術の幅は無限と広がり、見て楽しむ分にはエンターテイメントなショーだった。
ただ、戦っていた本人からすれば本当にやり辛い相手だったので数年どれだけ経験を積んだところで安定した戦いは出来ないだろうと悟っている。十数年の歳月であれば全ての攻撃方法に何かしらの覚えもあって対応出来るとは思うが、とりあえずはもう戦う必要が無いだけで肩の荷が軽くなる。
辛うじて捌く姿を晒し続けた宗八が魔法で距離を取った。
「魔法は便利だな……」
拳聖エゥグーリアの呟きに隣で聞いていた大将軍ファグスが笑いながら反応する。
「はははっ!拳聖が魔法を羨むところを拝めるとはなっ!こりゃ珍しい!」
「……アレは手前とて対処に苦慮する。一瞬であれだけ離れる事が出来る手段はいくらあっても良い」
映像は宗八の時空を超える斬撃へと移行した。
遠距離でも正確な斬撃に狙われ続ける神族アルダーゼは防戦一方となるが、炎の嬰児が自動防御並みの精度ですべての攻撃に反応して防ぎ続ける。嬰児が反応しきる事が可能と判断したアルダーゼは短刀となった嬰児で異常な伸縮の突きで応戦し始めた。加えて魔法も混ざる混戦が始まり、宗八は支援魔法を己に使用しアルダーゼも女将モードに切り替え戦闘は激化する。
「速過ぎるっ!目で追えない!」
「強力な攻撃はまだ軌跡が出るから追えるが……」
「これが……<万彩>っ!これが……神族かっ!」
宗八は評価を気にしないので早く神格ヲ簒奪セシ禍津大蛇戦まで進んでくれないかなぁと考えていた。観戦者たちの感想を聞いて内心喜んだのは宗八ではなく仲間達の方だった。そもそも宗八は自己評価を正しく認識しているにも関わらず低く評価しようとする悪癖があった。故に自身の評価に頓着せずに次の戦いの準備にすぐ取り掛かる様子をいつも見て、逆に仲間達が悶々とする日々を送っていた。
うちのリーダーは凄ぇんだぞ!と言いつでもいたかった七精の門メンバーは風魔法が扱えるメンバーが宗八を評価する観戦者の声を集めて仲間達は多いに喜んだ。もちろん宗八の前でスタンディングオベーションしてしまえば、宗八は苦笑を浮かべて困りながら「ありがとう……」と応えるのは明白なので、静かに席に座り喜びを噛み締めながら頷くに留めていた。
宗八の背後でも子供達が風精ニルチッイの魔法によって、仲間同様に評価を盗み聞きして後方腕組精霊と化しているのに気付いた者はいなかった。
VS神族アルダーゼは魔神族の介入によって決着が着けられないままに強制終了し、なし崩し的にVS魔神族の映像へと移行する。
スクリーンは四分割となりそれぞれの戦闘シーンが映し出され、瞼の裏組は休憩中に取ったアンケートによりどの魔神族戦を観戦したいかを聴取した結果を反映させていた。
当然、自国の属性を供えた仲間の観戦を希望する方が多かったので戦場毎に魔法を調整して上映を続ける。まず最初に多くの者が目撃したのは、叢風のメルケルスが雷速機動の連続攻撃でボロ雑巾にされた挙句に雷の分身体が連続して飛び蹴りを喰らわせたところでマリエル本人がメルケルスを蹴り貫き倒すシーンだった。これには魔神族の強さを知る残留組も王族や側近も開いた口が塞がらなかった。
各地で戦闘が起こる中で結局討伐に至れたのは叢風のメルケルスのみとなり、介入して来た魔神族は一人また一人と姿を消して行く。最後に苛刻のシュティーナが宗八に言葉を残して消えて間もなく。———神格ヲ簒奪セシ禍津大蛇が襲来する。
その時、現実の宗八は空へと上がっていた。出来る限り再現をしたくてプレッシャーを真似て会場に恐怖を叩き込んで本気で防衛準備を進めたかったのだ。これは会場提供者のユグノース王家にも報告していない独断専行であった。
「《———神次元重圧》」
会場にいる全員に突如、身に覚えのない強烈なプレッシャーが降り注ぐ。丁度場面は天蓋にヒビが入ったところだったので心の底から驚愕した全員が空へ視線を向け瞳を見開くと、そこには宗八が魔方陣を展開して何やら魔法を行使している姿を捉える。強者の威圧を受けた面々は本当に重力が増したわけでもないのに体は鈍重に感じ、呼吸も徐々に感覚が短くなるのを感じた。唯一その魔法が対象外にしたのはアスペラルダ王妃ナデージュ。彼女はアルカンシェの弟を絶賛妊娠中の身重なので宗八も未来の家族に考慮した結果だった。
どちらにしろ大水精シヴァの分御霊であるナデージュは神格ヲ簒奪セシ禍津大蛇の脅威度を正しく認識出来ていた。
子供達も精霊魔法を行使してまるでその場にいるかの様な空気感を演出して一役買っている。肌に触れる空気が熱く、瘴気の様な匂いもし始めた。不快感と圧力に耐えながら宗八の意図を理解した王族は仕方なしに瞳を閉じて瞼裏の映像に集中する。
天蓋に穴が開き、そこから神格ヲ簒奪セシ禍津大蛇の顔が覗き込む。自分達を見つめる頭部の容姿に恐れ戦き、距離を考えても異常な巨躯に更に精神は追い詰められる。が、ここまでは序章だった。
天蓋という壁が無くなり神格ヲ簒奪セシ禍津大蛇の身体まで露わになると先ほどまで感じていたプレッシャーが数倍に跳ね上がり会場に襲い掛かる。これにより兵士や王族、ギルドマスターの中には気を失う者も出始めた。だが近くでスクリーンを見ていた者がすぐに支え怪我をする事はなく、これを問題にして騒ぎ立てる者も居なかった。それだけ落ちてきた巨躯は圧倒的な存在感、これから自分達の世界に訪れる絶望が再現映像だというにはリアル過ぎたのだった。
「総員撤退!アルシェの安全を確保しつつゲートまで駆け抜けろっ!!」
当時の宗八が映像の中で仲間に指示を出す。
高濃度となった瘴気が神格ヲ簒奪セシ禍津大蛇の身体から分泌された液体が雨となって降り注ぎ、禍津小蛇がその陰から宗八や炎帝樹に食らい付いて来る。当然現実でも水精アクアーリィと火精フラムキエが力を合わせて水温の高い雨を降らせて極力環境を再現していた。
宗八達の行動は迅速で指示を予測して行動しこんな絶望的な状況でも実行に移せる仲間に会場中が感嘆した。
次々と兵士達が気を失う混沌とした状況だったが、意識を保つ者たちも脂汗を流しながら恐怖とプレッシャーに必死に耐えながら映像から目を離さない。それだけの価値を感じ取り宗八の意図も理解したのだ。
映像は宗八から離れアルカンシェに追従し始めた。仲間との連絡内容も声だけは聞こえるように設定していたので聖獣の回収をした報告やリッカが炎帝樹でアルダーゼの救出をしている状況などは共有されている。
「どういう状態なのですか?」
『小さな蛇がアタシの身体を餌にしながら瘴気を生んで欠損分を補い始めているよ。今はアンタのおかげで炎帝樹も守られているが、あの光の柱が無くなればアタシと同じ様に炎帝樹も身体を作り変えられちまうだろうね』
映像は宗八がアルダーゼと再び対面したシーンを映し出した。
アルダーゼは複数の致命的な怪我を負っており、瘴気の雨と皮膚の下に潜り込んだ禍津小蛇が動き回っている死に体となった姿に全員が息を飲む。
『この世界はここまでだ。アタシにここまで協力させたんだ、同じ轍を踏むんじゃないよ』
神族アルダーゼの最後の言葉には魔力が宿っていた。プレッシャーに負けじと耐え映像を追っていた者たちの心に灯を灯すには十分すぎる程に鬼気迫るメッセージだった。これからこの化け物が襲来する現実は宗八が示し、異世界の最後の生き残りが最後の瞬間に託した想い。意識を保っていた全員の表情が変わった瞬間を宗八は確認してご満悦の表情を浮かべた。
これでいつか来たる脅威という認識が大きく変わり、いつ訪れてもおかしくない脅威として皆に認識されるだろう。
「え~、皆さま。十分に休憩出来たかと思いますので報告会の再開を始めさせていただきます!」
一部を除き慣れない魔法で負った疲れを癒すことが出来たのか、戦いの続きが気になるのか、元気そうにソワソワしている者が多く見受けられた。だが、残るは三戦。VS神族アルダーゼ、VS魔神族、そして……。
子供達が魔法を掛け終え、会場は帳が降り煌めく星々の下で巨大なスクリーンに映像うが映る。人々の瞼の裏にも同様に映像が映し出された。
「それでは良い夢を」
手を振る宗八の姿を確認した各々が瞳を閉じ、あるいはスクリーンに視線を集中し始め映像は再生し始める。
VS神族アルダーゼ戦は見たことも無い戦い方が目を引いた。
アルダーゼに寄り添っていた炎の双子、嬰児様が包丁や盾と変化し剰え変幻自在となればアイデア次第で戦術の幅は無限と広がり、見て楽しむ分にはエンターテイメントなショーだった。
ただ、戦っていた本人からすれば本当にやり辛い相手だったので数年どれだけ経験を積んだところで安定した戦いは出来ないだろうと悟っている。十数年の歳月であれば全ての攻撃方法に何かしらの覚えもあって対応出来るとは思うが、とりあえずはもう戦う必要が無いだけで肩の荷が軽くなる。
辛うじて捌く姿を晒し続けた宗八が魔法で距離を取った。
「魔法は便利だな……」
拳聖エゥグーリアの呟きに隣で聞いていた大将軍ファグスが笑いながら反応する。
「はははっ!拳聖が魔法を羨むところを拝めるとはなっ!こりゃ珍しい!」
「……アレは手前とて対処に苦慮する。一瞬であれだけ離れる事が出来る手段はいくらあっても良い」
映像は宗八の時空を超える斬撃へと移行した。
遠距離でも正確な斬撃に狙われ続ける神族アルダーゼは防戦一方となるが、炎の嬰児が自動防御並みの精度ですべての攻撃に反応して防ぎ続ける。嬰児が反応しきる事が可能と判断したアルダーゼは短刀となった嬰児で異常な伸縮の突きで応戦し始めた。加えて魔法も混ざる混戦が始まり、宗八は支援魔法を己に使用しアルダーゼも女将モードに切り替え戦闘は激化する。
「速過ぎるっ!目で追えない!」
「強力な攻撃はまだ軌跡が出るから追えるが……」
「これが……<万彩>っ!これが……神族かっ!」
宗八は評価を気にしないので早く神格ヲ簒奪セシ禍津大蛇戦まで進んでくれないかなぁと考えていた。観戦者たちの感想を聞いて内心喜んだのは宗八ではなく仲間達の方だった。そもそも宗八は自己評価を正しく認識しているにも関わらず低く評価しようとする悪癖があった。故に自身の評価に頓着せずに次の戦いの準備にすぐ取り掛かる様子をいつも見て、逆に仲間達が悶々とする日々を送っていた。
うちのリーダーは凄ぇんだぞ!と言いつでもいたかった七精の門メンバーは風魔法が扱えるメンバーが宗八を評価する観戦者の声を集めて仲間達は多いに喜んだ。もちろん宗八の前でスタンディングオベーションしてしまえば、宗八は苦笑を浮かべて困りながら「ありがとう……」と応えるのは明白なので、静かに席に座り喜びを噛み締めながら頷くに留めていた。
宗八の背後でも子供達が風精ニルチッイの魔法によって、仲間同様に評価を盗み聞きして後方腕組精霊と化しているのに気付いた者はいなかった。
VS神族アルダーゼは魔神族の介入によって決着が着けられないままに強制終了し、なし崩し的にVS魔神族の映像へと移行する。
スクリーンは四分割となりそれぞれの戦闘シーンが映し出され、瞼の裏組は休憩中に取ったアンケートによりどの魔神族戦を観戦したいかを聴取した結果を反映させていた。
当然、自国の属性を供えた仲間の観戦を希望する方が多かったので戦場毎に魔法を調整して上映を続ける。まず最初に多くの者が目撃したのは、叢風のメルケルスが雷速機動の連続攻撃でボロ雑巾にされた挙句に雷の分身体が連続して飛び蹴りを喰らわせたところでマリエル本人がメルケルスを蹴り貫き倒すシーンだった。これには魔神族の強さを知る残留組も王族や側近も開いた口が塞がらなかった。
各地で戦闘が起こる中で結局討伐に至れたのは叢風のメルケルスのみとなり、介入して来た魔神族は一人また一人と姿を消して行く。最後に苛刻のシュティーナが宗八に言葉を残して消えて間もなく。———神格ヲ簒奪セシ禍津大蛇が襲来する。
その時、現実の宗八は空へと上がっていた。出来る限り再現をしたくてプレッシャーを真似て会場に恐怖を叩き込んで本気で防衛準備を進めたかったのだ。これは会場提供者のユグノース王家にも報告していない独断専行であった。
「《———神次元重圧》」
会場にいる全員に突如、身に覚えのない強烈なプレッシャーが降り注ぐ。丁度場面は天蓋にヒビが入ったところだったので心の底から驚愕した全員が空へ視線を向け瞳を見開くと、そこには宗八が魔方陣を展開して何やら魔法を行使している姿を捉える。強者の威圧を受けた面々は本当に重力が増したわけでもないのに体は鈍重に感じ、呼吸も徐々に感覚が短くなるのを感じた。唯一その魔法が対象外にしたのはアスペラルダ王妃ナデージュ。彼女はアルカンシェの弟を絶賛妊娠中の身重なので宗八も未来の家族に考慮した結果だった。
どちらにしろ大水精シヴァの分御霊であるナデージュは神格ヲ簒奪セシ禍津大蛇の脅威度を正しく認識出来ていた。
子供達も精霊魔法を行使してまるでその場にいるかの様な空気感を演出して一役買っている。肌に触れる空気が熱く、瘴気の様な匂いもし始めた。不快感と圧力に耐えながら宗八の意図を理解した王族は仕方なしに瞳を閉じて瞼裏の映像に集中する。
天蓋に穴が開き、そこから神格ヲ簒奪セシ禍津大蛇の顔が覗き込む。自分達を見つめる頭部の容姿に恐れ戦き、距離を考えても異常な巨躯に更に精神は追い詰められる。が、ここまでは序章だった。
天蓋という壁が無くなり神格ヲ簒奪セシ禍津大蛇の身体まで露わになると先ほどまで感じていたプレッシャーが数倍に跳ね上がり会場に襲い掛かる。これにより兵士や王族、ギルドマスターの中には気を失う者も出始めた。だが近くでスクリーンを見ていた者がすぐに支え怪我をする事はなく、これを問題にして騒ぎ立てる者も居なかった。それだけ落ちてきた巨躯は圧倒的な存在感、これから自分達の世界に訪れる絶望が再現映像だというにはリアル過ぎたのだった。
「総員撤退!アルシェの安全を確保しつつゲートまで駆け抜けろっ!!」
当時の宗八が映像の中で仲間に指示を出す。
高濃度となった瘴気が神格ヲ簒奪セシ禍津大蛇の身体から分泌された液体が雨となって降り注ぎ、禍津小蛇がその陰から宗八や炎帝樹に食らい付いて来る。当然現実でも水精アクアーリィと火精フラムキエが力を合わせて水温の高い雨を降らせて極力環境を再現していた。
宗八達の行動は迅速で指示を予測して行動しこんな絶望的な状況でも実行に移せる仲間に会場中が感嘆した。
次々と兵士達が気を失う混沌とした状況だったが、意識を保つ者たちも脂汗を流しながら恐怖とプレッシャーに必死に耐えながら映像から目を離さない。それだけの価値を感じ取り宗八の意図も理解したのだ。
映像は宗八から離れアルカンシェに追従し始めた。仲間との連絡内容も声だけは聞こえるように設定していたので聖獣の回収をした報告やリッカが炎帝樹でアルダーゼの救出をしている状況などは共有されている。
「どういう状態なのですか?」
『小さな蛇がアタシの身体を餌にしながら瘴気を生んで欠損分を補い始めているよ。今はアンタのおかげで炎帝樹も守られているが、あの光の柱が無くなればアタシと同じ様に炎帝樹も身体を作り変えられちまうだろうね』
映像は宗八がアルダーゼと再び対面したシーンを映し出した。
アルダーゼは複数の致命的な怪我を負っており、瘴気の雨と皮膚の下に潜り込んだ禍津小蛇が動き回っている死に体となった姿に全員が息を飲む。
『この世界はここまでだ。アタシにここまで協力させたんだ、同じ轍を踏むんじゃないよ』
神族アルダーゼの最後の言葉には魔力が宿っていた。プレッシャーに負けじと耐え映像を追っていた者たちの心に灯を灯すには十分すぎる程に鬼気迫るメッセージだった。これからこの化け物が襲来する現実は宗八が示し、異世界の最後の生き残りが最後の瞬間に託した想い。意識を保っていた全員の表情が変わった瞬間を宗八は確認してご満悦の表情を浮かべた。
これでいつか来たる脅威という認識が大きく変わり、いつ訪れてもおかしくない脅威として皆に認識されるだろう。
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