特に呼ばれた記憶は無いが、異世界に来てサーセン。

黄玉八重

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閑話休題 -破滅対策同盟《アルストロメリア》大報告会-

閑話休題 -108話-[破滅対策同盟大報告会⑦]

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 宗八そうはちの指示通りに仲間は炎帝樹の中央部に集まった。
 遅れて合流した宗八そうはちは直ぐ様ゲートを開いて仲間を脱出させていく。その普段の飄々とした態度とは裏腹に必死感が伝わる態度に如何な宗八そうはちと言えど余裕が無いのだと観戦者は衝撃を受けつつ、映像の宗八そうはちは子供達を全員纏い戦闘力を引き上げた。やがて、宗八そうはちだけを残してゲートが閉じられる。
 一部アルカンシェとのプライベートシーンが本当はあったのだが、そのシーンはカットされていた。
「ここからは私だけの戦いとなるので私の周囲に視点を集中させます」
 宗八そうはちの宣言通りに仲間達に分散していた観戦者の視点が宗八そうはちの周りに配置された。解像度が高すぎてこれから正面切ってアレと戦うシーンに移るのかと考えて耐え切れなかった一部の面々は瞳を開いて小休憩を取る。

 そんな観戦者の様子に気にも留めず映像は進み、宗八そうはちが炎帝樹を破壊して貯め込まれていた神力エーテルを利用して神格ヲ簒奪セシ禍津大蛇《ウロボロス》に攻撃を加え始める。時を同じく神力エーテルの流出を感じ取った神格ヲ簒奪セシ禍津大蛇《ウロボロス》も頭突きや息吹ブレスで攻撃を開始した。
 視点が宗八そうはちの近くに設置されているので先ほどまでは辛うじて眼で追えていた観戦者にも全く負えなくなり、宗八そうはちの身体がブレる事と音と煌めき、そして神格ヲ簒奪セシ禍津大蛇《ウロボロス》の頭が打ち上げられた点だけでしか戦況を確認する事が出来なくなった。
「なんだ……これは……」
 誰の声かわからない。しかし、誰もが同じ感想だった。
 いくら宗八そうはちが強いと言っても同程度の攻防戦しか出来ていないうえに神格ヲ簒奪セシ禍津大蛇《ウロボロス》は三つの頭でしか攻撃を仕掛けて来ていない。全体像の見えない巨躯は炎帝樹を取り囲むドームとしてしか機能していない段階で同程度……。単純な動作だけでも動きが早すぎて自分達では何をされたか理解する間もなく死ぬだろう事を理解させられた。
「プルメリオよ。勇者としてこの化け物と戦うイメージは浮かべられるか?」
 火の国ヴリドエンデ王、ドラウグド=ユグノースは勇者プルメリオに掠れる声で問い掛けた。
「流石にあり得ないです。俺が言うべきじゃないですけど、人に許される限度を超えていますよ……」
 それは神格ヲ簒奪セシ禍津大蛇《ウロボロス》を指しての事なのか、宗八そうはちの事なのか。ドラウグドには判断が出来なかった。どちらにしろ化け物を相手に人の最上位戦力である勇者でも並ぶに至れない事がわかり顔が引き攣る。

 宗八そうはちの子供達の中で上位に位置する水精アクアーリィと地精ノイティミルもオプションを召喚して迎撃に当たり接戦を繰り広げる中で宗八そうはちが徐々に血濡れになっていく様子に動揺が広がる。攻撃を受けずに同じ場所で戦い続ける宗八そうはちが何故か血濡れになっていくのだ。
「アルシェ、どういう状況なんだい?」
 アスペラルダ国王のギュンターが隣に座るアルカンシェに問いかけた。その質問には大勢が耳を傾ける。
「あれはスキル[精霊の呼吸エレメンタルブレス]により取り込んだ神力エーテルが器に合っていないのです。私達が普段使用する魔力を高濃度にしたものまでは精霊でも扱えます。ですが、その高濃度魔力を更に高めると神力エーテルになりますが、それは精霊にも扱えません。更に世界樹が貯め込んでいる神力エーテル高濃度神力ハイエーテルなのでそれを人の身で使用すれば当然副作用があります。器が二段階ほど伴っていない状態で使用したにしてはあの程度で済んで良かったです」
 この解説は背後に控えたマリエルによって各国の席に伝えられ更に恐怖を煽った。
 現時点で勇者よりも宗八そうはちが強い事は確定的に明らかだったというのに、その宗八そうはちが限界を超えて尚手を抜いた神格ヲ簒奪セシ禍津大蛇《ウロボロス》と拮抗するという実情を理解するには良い塩梅の解説だった。

 結局大した戦果を得られもしない内に宗八そうはちの身体に限界が訪れた。
 宗八そうはちが炎帝樹の中心部から動かなかったのは高濃度神力ハイエーテルを出来る限り消費して、吸収される量を少しでも減らす為であり神格ヲ簒奪セシ禍津大蛇ウロボロスを討伐しようなどとは夢にも思っていなかった。当然、身体に合わない高濃度神力ハイエーテルを効率良く消費する事など出来ない宗八そうはちが脱出する直前に子供達に魔法を発動させて目眩しと高濃度神力ハイエーテルの消費という嫌がらせの一挙両得な手段を取りながらゲートに飛び込んだ。
 ゲートを通り抜けた直後に宗八そうはちはゲートを閉じた所にアルカンシェが現れ意識を手放した宗八そうはちの介抱を開始するところで映像はフェードアウトして終了した。
「戦い自体はそこまで長くなかったというのにそれでもここまでボロボロになるのか……」
 最後まで眼を逸らさずに観ていたラフィートが宗八そうはちの満身創痍振りに青色を悪くする。宗八そうはち達の戦力をほぼ正確に理解しているラフィートは今後の強化案があるのかと心配になったのだ。明らかに高濃度神力ハイエーテルの取り扱いが必須なのにリーダーである宗八そうはちがあの様では……。
「———っ!(アルカンシェ王女含めて全員戦力外という事ではないのか!?)」
 急に立ち上がったラフィートに多くの者が視線を吸い寄せられる。辛うじて想像よりも絶望的な状況という事実を口にすることは無かったが目は口ほどにモノを言っていた。アルカンシェに向けられた視線に彼女は微笑みだけを返す。

 アレと対峙して頼みの綱の宗八そうはちも歯が立たなかったというのにその余裕は何なのか?
 ラフィートは戸惑いつつも徐々に落ち着きを取り戻し始める。どうせ自分には友人である宗八そうはちしか希望は無いのだ。あいつに国の行く末どころか世界の行く末を全賭けする事を決めた時の事を思い出し、自分は慌てず出来得る限りのことをやろうと思い直した。

「皆様お疲れさまでしたっ!少々刺激が強い映像でしたが我々の敵の姿を見て如何でしたでしょうか?」
 空からゆっくりと降りてきた宗八そうはちが皆に問いかける。
「現在、多くの人類は途轍もなく弱い!レベルが100になっても入手出来るジェムは300!称号分の上昇を含めてもステータスで100を超えるのは五つ中二つが精々です!これでは弱すぎる!」
 実際に宗八そうはちの言う事は一理あった。宗八そうはち達に比べて明らかに兵士も冒険者も、将軍クラスですら足元にも及んでいないのだ。精霊と共に戦うにしても異世界突入時の戦闘時は宗八そうはちも無精アニマしか纏っていないのに異次元の強さと体捌きを見せていた。
「今は散発的な攻撃だから私達少数で凌げていますが今後本格的な侵攻が開始されれば我々が居ない戦闘地域は壊滅するでしょう。敵は破滅の将である魔神族だけではなく、禍津核まがつかくモンスターや瘴気モンスターは数で攻めて来る!魔物群暴走スタンピードなど児戯に過ぎないレベルで攻めて来るぞっ!世界全域でだっ!」
 危機意識を煽る為に少々興奮してしまった。王族に対して無礼な物言いをしているが誰も責める口実に口答えをしない。
 事実として宗八そうはち達が戦った魔物は推定ランク7以上ばかりなのだ。人間で言えばLev.70以上で適性と言われるラインの魔物が地平線が見えない程に襲い掛かってくればいくらなんでも耐え切れるわけがない。魔法で範囲攻撃は有効だろう。だが、MPポーションは世界中で必要となるので町一つで確保できる数には限りがあるし、前衛で怪我人が続出すればポーションも同様に限界がある。
 その解決方法を目の前の宗八そうはちが握っている。
「私の素のステータスは称号上昇分を含めてざっと平均800。貴方方の平均の七倍以上のステータスだ!これなら単純計算で素早く強い攻撃で倍は殺せる!高耐久と高MPで継戦能力も倍伸びる!これだけでもやる価値はあるだろう!国どころじゃない!世界を守る戦いは待っているだけでは解決しないっ!俺達だけでは解決出来ないっ!守り切れないっ!だからっ!」
 宗八そうはちは頭を下げる。アルカンシェも、マリエルも、仲間達が宗八そうはちに倣って頭を下げた。

「———力を貸して欲しい。足が竦むのも心臓が震えるのも頭が停止する事も、理解した上で頼みます!俺達が戦っている間の世界を守って欲しい!」

 既に王族や兵士を含めて気を失っていた者は復帰していた。つまり全員が俺達の行動に注目している。
 今まで報告出来ていたのは魔神族までで、宗八そうはち達が撃退出来ていた為王族の中でも甘い考えがこびり付いていた。ラフィートですら宗八そうはちに任せておけば解決するだろうと片隅に抱えていたのだ。他の王族や教皇が協力的だったとはいえ同盟国ならこのくらいは……程度の危機感と施しだった。それが今回の報告会で瓦解した。根本から覆された。
 宗八そうはちでもどうにもならないかもしれない、と認識させられた。意識を作り変えられたのだ。
 では、彼よりも圧倒的に劣る自分達は……? 抵抗らしい抵抗も出来ずに気付かぬ間に殺されるのでは……?
 宗八そうはちという存在を知らない兵士ですら前半の映像で驚愕はしつつも楽勝な宗八そうはち達に気を抜いていた。宗八そうはちという存在を知っている者たちも神格ヲ簒奪セシ禍津大蛇《ウロボロス》を見た瞬間から自分達の存在が希薄になるのを感じた。敵の存在が強大過ぎて自分達が意識せずに殺して来た虫や雑草にでもなった気分に陥った。

 そんな、これから訪れる地獄とこれからの未来予測を見せつけられた面々の中で、いち早く立ち上がり宗八そうはちに応えた者が居た。震える足でテーブルに手を突き必死に椅子から立ち上がる。そんな彼を支えながら一緒に立ち上がる彼女の名は……。
「アスペラルダ王、ギュンター=アスペラルダは水無月宗八みなづきそうはちの提案を受け入れる事をここに誓う!」
「アスペラルダ王妃、ナデージュ=アスペラルダは陛下と共に水無月宗八みなづきそうはちを支える事をここに誓うわ!」
 元来戦場とは無縁の国王には負担の大きい映像だっただろう。それでも気絶して逃げるよりも恐怖で足を震わせてでも最後まで現実を直視する選択をした偉大な王は宗八そうはちに応えた。

 続いて、友人でもある新米国王が震える身体に鞭を打って立ち上がった。
「フォレストトーレ王、ラフィート=フォレストトーレは水無月みなづき宗八そうはちの提案に賛同する事を宣言する!」
「ふぉ、フォレストトーレ王妃、ラジアーデ=フォレストトーレも賛同する事を宣言します!」
 ずいぶんとラフィート言い方だった。王妃としてまだまだ覚束ない王妃もラフィートを真似て宣言した事でフォレストトーレも聖戦に参加する戦士育成が決定する。ただ、国が一度傾いてまだ日が浅いのでどこまで戦力を増やせるかが一番の課題でもあった。

「ユレイアルド聖女、クレシーダ=ソレイユ=ハルメトリは水無月みなづき宗八そうはちの提案を全面的に受け入れます!」
「ヴリドエンデ王、ドラウグド=ユグノースは水無月宗八みなづきそうはちの提案に乗る事を宣言する!」
 水の国、風の国に続きユレイアルドとヴリドエンデも参戦の名乗りを挙げた。各国全員の顔色は悪いがそれでも王や代表が決めた事に異議を唱える者はいなかった。恐慌状態で混乱していれば暴れる者が出る可能性もあったのだが、逆に一周してしまい全員が青い顔をしながら従う態度を示していた。
 残す国は、ひとつとなる。

 アーグエングリンの公王族は上映中、王が気絶し王妃が毅然とした態度で鑑賞し終えていた。
 気絶から復帰したとはいえ脳裏に焼き付いた姿と身体が拒絶するあの恐怖は忘れたくても忘れられないカンパネルラ=アーグエングリンは、腕を組み瞳を閉じ、全員からの視線を感じて更にきつく瞳を瞑る。
 隣では凛とした態度で王としては資質が劣る夫の回答を待つ。貞淑な王妃は王とは対照的に瞳を開いて堂々としていた。
「………」
 そのまま1分ほどだろうか……。ついにカンパネラ王が瞳を開いた。その様子には清濁を飲んだ王の表情が浮かんでいる。
「アーグエングリン公王、カンパネルラ=アーグエングリンは水無月宗八みなづきそうはちの提案を受け入れる」
「もちろん。アーグエングリン公妃、ブリーシュ=アーグエングリンも水無月宗八みなづきそうはちの提案に賛同致します」
 公王の決断に嬉しそうな表情で公妃が宣言をすると会場が喝采に包まれた。
 これには宗八そうはち達も呆気に取られる。先ほどまでの重い空気が拍手喝采により吹き飛ばされ軽くなった。
「えっと……?」
 宗八そうはちの戸惑いに応えたのはギュンター王だった。
「なんだかんだと噛み合っていなかった国同士が今やっと、世界の破滅という絶望を前に人類の意思が統一出来たと言う事だ。宗八そうはちよ、これから忙しくなるぞ。我々で世界を守る為に改めて私から頼もう。水無月宗八みなづきそうはち!世界を守る為の知恵を我らに授けてくれ!」
 ギュンターの嘆願の言葉と共に頭を下げる。
 宗八そうはち達の視界の中で次々と王族や将軍、兵士が頭を下げていく。会場の座席的に中央に立つ宗八そうはちに全員の頭が下げられた事で宗八そうはちは仲間達に視線を回す。当然アルカンシェは堂々と頷いた。それに合わせて仲間達も頷き宗八そうはちの指示に従う旨を示す。

「ありがとうございます。一緒に破滅と戦い、世界を守りましょう!」
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