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・アルフリード視点7・
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ユートの姉の話によると、悪魔と契約をしたそうだ。
何故そんな事をしようとしたのか、理由は嫉妬の一言だった。
俺とセレナの中を引き裂きたかったとか何とか…
何言っているのか分からないが、そこは今はどうでもいい。
何故実の弟を生贄に使えるのか理解出来ない。
ユートの姉も本気にはしていなかったようで、結果…ユートは連れて行かれた。
ユートの姉はユートの血が地面に付いていて殺されると思い、怖くなって俺に助けを求めてきた。
俺なら悪魔を倒せると、そう思って…
俺の指輪があるからどんな悪魔でもユートには手を出せないからユートの血ではない。
でもなにがあるか分からない、すぐにユートを取り返さないと…
「フレデリック、後は任せた」
「え!?でも今日は大事な…」
「俺にも大切な用事がある、会議は俺がいなくてもお前がいれば大丈夫だ」
「アルフリード様が、俺に期待している…?」
後ろを振り返っていないからどんな顔をしているのか分からない。
ただ弾んだ声で「いってらっしゃい!」と手を振っていた。
城から出て、ユートの気配を感じるために瞳を閉じた。
ない…ユートの気配が何処にもない…悪魔に連れ去られたなら、地獄にいるのか?
どうやって行くんだ?死ねばいいのか?…ユートの傍に行けるなら死ぬ事も厭わない。
でも、それではユートを直接守れなくなる…どうすればいい?
ユートのところに行けないなら、向こうから引き寄せるしかない。
城から追い出されたユートの姉は少し離れたところから城の門を眺めていた。
俺は真っ先にユートの姉の方に近付いた、俺が近付くのには問題はない。
「あっ、アルフリード様」
「君は悪魔を召喚したと言ったね」
「はい、友達の家で…」
「俺にやり方を教えてくれないか」
真剣な眼差しでユートの姉にお願いすると、うっすらと顔を赤らめて頷いていた。
やり方を知っている友人の家に行くと、顔を青ざめて驚いていた。
騎士が家に来て捕まると思ったのか、ユートの姉は説明していた。
薄暗くてジメジメした部屋だ、確かに悪魔が召喚されそうな部屋だ。
それにしてもまじないぐらいで騎士は捕まえたりしない。
それが何人もの人間を生贄にしているなら話は別だが、本人達がやった証拠が証言だけだと無理だ。
俺はそれだけでもユートを生贄にした怒りで手が震える。
でもユートの大切な家族だ、傷付けるわけにはいかない。
ユートと無関係の人間なら、始末するのは容易いのにな。
「えっと、呪文を唱えながら魔法陣に血を…」
「分かった、君達はなるべく家から離れてくれ」
「えっ、どうして…」
「危険だからだ」
悪魔が何をするか分からないし、俺は悪魔に拷問してでも聞く事がある。
今の俺は人間二人を守れるほど心に余裕はない。
邪魔だけはしてほしくなくて、二人を家から出した。
家の中に何十もの結界を張って、魔法陣の前に立った。
悪魔は人間の血を好む、俺は人間ではないから悪魔が来るか分からない。
剣を手に出現させて、手のひらに滑らせると柔らかい皮膚は切れて温かな血を流した。
来るか来ないかじゃない、引っ張り出してやる。
魔法陣に血が広がっていき、真っ黒な光が俺を包み込もうとした。
しかし、その光はすぐに消えそうになり光を掴んだ。
逃す事はしない、光を引き抜くように力を思いっきり込めた。
「熱烈だねぇ、黒竜は…」
「…っ!?」
部屋中に響く耳障りな声に光を掴んでいた手を離した。
その光は針になり、俺を目掛けて突き出していた。
後ろに下がって避けると、針は人の姿に変わった。
ニヤニヤ笑みを浮かべた茶色いロングヘアーの男だった。
見た目は人間とそう変わらないが、すぐに悪魔だと気付いた。
俺も新竜だと言われても、悪魔とそう変わらない生き物だからな。
殺意に溢れた茶髪の男は、俺に手を振り上げた。
すぐに部屋の壁を殴ると、ガラスのように割れた。
結界を部屋に張ったのは、この悪魔を虫籠の中に捉えるためだ。
さすがに民家は巻き込めない、これは俺の問題だ。
部屋の景色はなくなり、真っ黒な空間に変わった。
茶髪の男は最初は驚いていたが、すぐにニヤニヤした顔に戻った。
「へぇ、お前も白竜様のように空間を作れるのか」
「白竜?」
「お前と同じ神竜だよ、アルフリード」
俺の名前を知っているのか、当然俺の知り合いではない。
悪魔は背中を丸めると、真っ黒な羽根を生やしていた。
ギザギザの歯を見せて、針のように長い爪を俺に向けた。
剣で爪を受け流しても、すぐに飛んできて俺の首を狙う。
鬱陶しい、俺には遊んでいる暇なんてない…ユートの場所を聞かなければ…
剣に力を込めて、殺さない程度に振り下ろした。
殺さず戦意喪失させるのは、殺すよりもずっと難しい。
ユートを連れ去ったかもしれない相手が目の前にいると思うと余計に力が暴走してしまう。
茶髪の男はすぐに避けたが、片腕が一本吹き飛んだ。
「うぐっ…」
「ユートの場所を言え、言えば楽に殺してやる」
「ゆーと?知らねぇよ、俺はお前が魔物の血で召喚なんてムカつくから出て…あがっ!」
「なら、生贄を集めている場所があるなら吐け」
茶髪の男の背中を踏みつけて、無事な方の腕に剣を刺した。
叫ぶ声が空間に響くが、俺とコイツしか聞こえてはいない。
ユートは必ず生きている、何処かにいるはずだ。
ヒントでも何でも手掛かりがほしい、ユートの場所に導くなにか…
茶髪の男は急に黙ってしまい、剣を手から引き抜いた。
その瞬間、茶髪の男はニヤリと笑い身体が光った。
すぐに気付いて離れようとしたが、その前に茶髪の男は自分の身体を爆発させた。
自分を犠牲にしても情報は売らない忠誠心か、それとも…
「まだ、ユートの事何も聞いていない」
結界は爆発で壊れて、悪魔を召喚した何も変わらない部屋の前で立っていた。
玄関に近付き、家を出るとすぐ近くにユートの姉達がいた。
家から離れろと言ったと思うけど、話を聞いていないのか。
ユートの姉は俺の口から血が出ている事に慌てていた。
手で拭うと、初めて血が出ている事に気付いた。
爆発のせいで内臓を負傷したがそんな事はどうでもいい。
俺の痛みより、ユートの事の方が大切だ…早く見つけないと…
手当てをしようとしたのか、手に熱を感じて振り払った。
びっくりして振り払われた手をユートの姉は握っていた。
「俺に構わなくていい」
それは完全な拒絶、追いかける事も許さずそのまま歩いて行った。
自分の指を見つめて、ユートと同じ指輪が光っていた。
気配を感じる事が出来ない、こんなに愛しているのに…ユートが分からない。
「あ、あぁ…ぐっ」
感情が不安定になり、人気がない場所で俺の力は暴走した。
何故そんな事をしようとしたのか、理由は嫉妬の一言だった。
俺とセレナの中を引き裂きたかったとか何とか…
何言っているのか分からないが、そこは今はどうでもいい。
何故実の弟を生贄に使えるのか理解出来ない。
ユートの姉も本気にはしていなかったようで、結果…ユートは連れて行かれた。
ユートの姉はユートの血が地面に付いていて殺されると思い、怖くなって俺に助けを求めてきた。
俺なら悪魔を倒せると、そう思って…
俺の指輪があるからどんな悪魔でもユートには手を出せないからユートの血ではない。
でもなにがあるか分からない、すぐにユートを取り返さないと…
「フレデリック、後は任せた」
「え!?でも今日は大事な…」
「俺にも大切な用事がある、会議は俺がいなくてもお前がいれば大丈夫だ」
「アルフリード様が、俺に期待している…?」
後ろを振り返っていないからどんな顔をしているのか分からない。
ただ弾んだ声で「いってらっしゃい!」と手を振っていた。
城から出て、ユートの気配を感じるために瞳を閉じた。
ない…ユートの気配が何処にもない…悪魔に連れ去られたなら、地獄にいるのか?
どうやって行くんだ?死ねばいいのか?…ユートの傍に行けるなら死ぬ事も厭わない。
でも、それではユートを直接守れなくなる…どうすればいい?
ユートのところに行けないなら、向こうから引き寄せるしかない。
城から追い出されたユートの姉は少し離れたところから城の門を眺めていた。
俺は真っ先にユートの姉の方に近付いた、俺が近付くのには問題はない。
「あっ、アルフリード様」
「君は悪魔を召喚したと言ったね」
「はい、友達の家で…」
「俺にやり方を教えてくれないか」
真剣な眼差しでユートの姉にお願いすると、うっすらと顔を赤らめて頷いていた。
やり方を知っている友人の家に行くと、顔を青ざめて驚いていた。
騎士が家に来て捕まると思ったのか、ユートの姉は説明していた。
薄暗くてジメジメした部屋だ、確かに悪魔が召喚されそうな部屋だ。
それにしてもまじないぐらいで騎士は捕まえたりしない。
それが何人もの人間を生贄にしているなら話は別だが、本人達がやった証拠が証言だけだと無理だ。
俺はそれだけでもユートを生贄にした怒りで手が震える。
でもユートの大切な家族だ、傷付けるわけにはいかない。
ユートと無関係の人間なら、始末するのは容易いのにな。
「えっと、呪文を唱えながら魔法陣に血を…」
「分かった、君達はなるべく家から離れてくれ」
「えっ、どうして…」
「危険だからだ」
悪魔が何をするか分からないし、俺は悪魔に拷問してでも聞く事がある。
今の俺は人間二人を守れるほど心に余裕はない。
邪魔だけはしてほしくなくて、二人を家から出した。
家の中に何十もの結界を張って、魔法陣の前に立った。
悪魔は人間の血を好む、俺は人間ではないから悪魔が来るか分からない。
剣を手に出現させて、手のひらに滑らせると柔らかい皮膚は切れて温かな血を流した。
来るか来ないかじゃない、引っ張り出してやる。
魔法陣に血が広がっていき、真っ黒な光が俺を包み込もうとした。
しかし、その光はすぐに消えそうになり光を掴んだ。
逃す事はしない、光を引き抜くように力を思いっきり込めた。
「熱烈だねぇ、黒竜は…」
「…っ!?」
部屋中に響く耳障りな声に光を掴んでいた手を離した。
その光は針になり、俺を目掛けて突き出していた。
後ろに下がって避けると、針は人の姿に変わった。
ニヤニヤ笑みを浮かべた茶色いロングヘアーの男だった。
見た目は人間とそう変わらないが、すぐに悪魔だと気付いた。
俺も新竜だと言われても、悪魔とそう変わらない生き物だからな。
殺意に溢れた茶髪の男は、俺に手を振り上げた。
すぐに部屋の壁を殴ると、ガラスのように割れた。
結界を部屋に張ったのは、この悪魔を虫籠の中に捉えるためだ。
さすがに民家は巻き込めない、これは俺の問題だ。
部屋の景色はなくなり、真っ黒な空間に変わった。
茶髪の男は最初は驚いていたが、すぐにニヤニヤした顔に戻った。
「へぇ、お前も白竜様のように空間を作れるのか」
「白竜?」
「お前と同じ神竜だよ、アルフリード」
俺の名前を知っているのか、当然俺の知り合いではない。
悪魔は背中を丸めると、真っ黒な羽根を生やしていた。
ギザギザの歯を見せて、針のように長い爪を俺に向けた。
剣で爪を受け流しても、すぐに飛んできて俺の首を狙う。
鬱陶しい、俺には遊んでいる暇なんてない…ユートの場所を聞かなければ…
剣に力を込めて、殺さない程度に振り下ろした。
殺さず戦意喪失させるのは、殺すよりもずっと難しい。
ユートを連れ去ったかもしれない相手が目の前にいると思うと余計に力が暴走してしまう。
茶髪の男はすぐに避けたが、片腕が一本吹き飛んだ。
「うぐっ…」
「ユートの場所を言え、言えば楽に殺してやる」
「ゆーと?知らねぇよ、俺はお前が魔物の血で召喚なんてムカつくから出て…あがっ!」
「なら、生贄を集めている場所があるなら吐け」
茶髪の男の背中を踏みつけて、無事な方の腕に剣を刺した。
叫ぶ声が空間に響くが、俺とコイツしか聞こえてはいない。
ユートは必ず生きている、何処かにいるはずだ。
ヒントでも何でも手掛かりがほしい、ユートの場所に導くなにか…
茶髪の男は急に黙ってしまい、剣を手から引き抜いた。
その瞬間、茶髪の男はニヤリと笑い身体が光った。
すぐに気付いて離れようとしたが、その前に茶髪の男は自分の身体を爆発させた。
自分を犠牲にしても情報は売らない忠誠心か、それとも…
「まだ、ユートの事何も聞いていない」
結界は爆発で壊れて、悪魔を召喚した何も変わらない部屋の前で立っていた。
玄関に近付き、家を出るとすぐ近くにユートの姉達がいた。
家から離れろと言ったと思うけど、話を聞いていないのか。
ユートの姉は俺の口から血が出ている事に慌てていた。
手で拭うと、初めて血が出ている事に気付いた。
爆発のせいで内臓を負傷したがそんな事はどうでもいい。
俺の痛みより、ユートの事の方が大切だ…早く見つけないと…
手当てをしようとしたのか、手に熱を感じて振り払った。
びっくりして振り払われた手をユートの姉は握っていた。
「俺に構わなくていい」
それは完全な拒絶、追いかける事も許さずそのまま歩いて行った。
自分の指を見つめて、ユートと同じ指輪が光っていた。
気配を感じる事が出来ない、こんなに愛しているのに…ユートが分からない。
「あ、あぁ…ぐっ」
感情が不安定になり、人気がない場所で俺の力は暴走した。
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