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秘密事
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「夕飯は出来たけど、どうしよっか」
「ごめん、俺が考え事をしていたから」
「アルくんは悪くないよ、アルくんが治るまで俺が手になるから!」
赤くなった手を見て落ち込むアルくんを慰めたくて、焼いたお肉を一口サイズに切ってフォークを差し込む。
恥ずかしいけど、前世の頃はよくやっていたじゃないか。
俺達は恋人同士、このくらいなんて事はないはずだ。
顔を真っ赤にしながら、アルくんの口に持っていく。
すぐに俺のしたい事を理解してくれて、一口食べてくれた。
手料理が好みに合えばいいなと思うのとはまた別のドキドキも感じる。
アルくんが息が掛かるほど近くにいる、隣に座っているから当然だけど嬉しくなる。
ジッと見ていたのにアルくんは気付いて微笑んだ。
「美味しいよ」
「へぁっ、あ、ありがとう」
見惚れていて、変な声が出てしまった。
アルくんは気にしていない様子だったけど、俺は恥ずかしい気持ちだった。
恋人の前でカッコよくなりたいのに、うまくいかないな。
アルくんに食べさせて、自分の食事も終わらせて幸せな夕食の時間は終わった。
夕食は終わっても、明日は朝食の時間が待っている。
一緒に住むというのはこういう事を意味するんだ。
食器を片付けて、アルくんは申し訳なさそうに俺を見ていた。
食べさせるのは俺が勝手にやった事だから気にしなくていいのにな。
「アルくんどうしたの?」
「いや、少し考えたけどさすがにお願いは出来ないから」
「何でも言って!俺はアルくんの手だよ」
「風呂で、身体洗えないなぁーって…嫌なら無理にとは言わないよ!痛くてもこのくらい我慢出来るから」
風呂、そうか火傷している手でお湯を当てると痛いよな。
俺で良ければお手伝いさせて下さい!と綺麗に手を上げた。
この時の俺は、前世の頃に飼っていた犬を風呂に入れる時と同じだと勝手に思い込んでいた。
着替えは部屋のクローゼットに適当に置いていた服を数枚手にした。
アルくんも風呂場に入るのは初めてみたいで、見回りながら入った。
脱衣室にあるカゴの中に脱いだシャツを一枚入れた。
兵舎と同じように入れば大丈夫だよなと思い、下も脱ぐ。
すぐ近くで噎せるような声が聞こえて隣を見ると、シャツを脱いでいるアルくんが背中を向けていた。
一瞬分からなかったが、すぐに顔が熱くなり急いで腰に布を巻く。
さっきまで食べさせる事に照れを感じていたのに、裸はさらにハードルが高かった。
兵舎の時はアルくんが脱衣場の外にいたから、こうして裸でいるのは初めてだ。
前世でも好きな人の裸を見た事がなくて、はち切れそうなほど心臓がうるさい。
「で、出来たよ…俺先に行ってるね」
「あ、あぁ…」
「ごめん、俺が考え事をしていたから」
「アルくんは悪くないよ、アルくんが治るまで俺が手になるから!」
赤くなった手を見て落ち込むアルくんを慰めたくて、焼いたお肉を一口サイズに切ってフォークを差し込む。
恥ずかしいけど、前世の頃はよくやっていたじゃないか。
俺達は恋人同士、このくらいなんて事はないはずだ。
顔を真っ赤にしながら、アルくんの口に持っていく。
すぐに俺のしたい事を理解してくれて、一口食べてくれた。
手料理が好みに合えばいいなと思うのとはまた別のドキドキも感じる。
アルくんが息が掛かるほど近くにいる、隣に座っているから当然だけど嬉しくなる。
ジッと見ていたのにアルくんは気付いて微笑んだ。
「美味しいよ」
「へぁっ、あ、ありがとう」
見惚れていて、変な声が出てしまった。
アルくんは気にしていない様子だったけど、俺は恥ずかしい気持ちだった。
恋人の前でカッコよくなりたいのに、うまくいかないな。
アルくんに食べさせて、自分の食事も終わらせて幸せな夕食の時間は終わった。
夕食は終わっても、明日は朝食の時間が待っている。
一緒に住むというのはこういう事を意味するんだ。
食器を片付けて、アルくんは申し訳なさそうに俺を見ていた。
食べさせるのは俺が勝手にやった事だから気にしなくていいのにな。
「アルくんどうしたの?」
「いや、少し考えたけどさすがにお願いは出来ないから」
「何でも言って!俺はアルくんの手だよ」
「風呂で、身体洗えないなぁーって…嫌なら無理にとは言わないよ!痛くてもこのくらい我慢出来るから」
風呂、そうか火傷している手でお湯を当てると痛いよな。
俺で良ければお手伝いさせて下さい!と綺麗に手を上げた。
この時の俺は、前世の頃に飼っていた犬を風呂に入れる時と同じだと勝手に思い込んでいた。
着替えは部屋のクローゼットに適当に置いていた服を数枚手にした。
アルくんも風呂場に入るのは初めてみたいで、見回りながら入った。
脱衣室にあるカゴの中に脱いだシャツを一枚入れた。
兵舎と同じように入れば大丈夫だよなと思い、下も脱ぐ。
すぐ近くで噎せるような声が聞こえて隣を見ると、シャツを脱いでいるアルくんが背中を向けていた。
一瞬分からなかったが、すぐに顔が熱くなり急いで腰に布を巻く。
さっきまで食べさせる事に照れを感じていたのに、裸はさらにハードルが高かった。
兵舎の時はアルくんが脱衣場の外にいたから、こうして裸でいるのは初めてだ。
前世でも好きな人の裸を見た事がなくて、はち切れそうなほど心臓がうるさい。
「で、出来たよ…俺先に行ってるね」
「あ、あぁ…」
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