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第二章 誤解、とやらをされたらしくて
友達(2/2)
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ミラは俯きしばらくして口を開いた。
「……そうだね。シンヤのためって言い聞かせて自分を正当化しただけだ。僕はそんな噂流されるのはごめんだしその噂が自分に振りかかるのも嫌だと確かに思った。僕は僕のことしか考えてなかったね。ごめん」
俺に謝ってミラは顔上げると言葉を続ける。
「でも、シンヤと友達のままでいたいと思ってるのは本当だよ。シンヤとの話は楽しくてついお喋りになる。シンヤがいるから学校が楽しい。だけど、僕は嫌な奴だからシンヤに何度も嫌な思いをさせると思う。それでも、シンヤは僕と友達を続ける気?」
そう真剣な顔をして聞くミラを小突いた。
「いたっ!」
「当たり前なこと聞くな!俺だって自分のことばっかりだ!俺がミラの立場なら関わらないと思うし少しでも俺のためって思ってくれてたんだからミラは良い奴だよ!だから、俺はミラと友達を続ける!親友になるからな!覚悟しろよ!」
俺がそう言うとミラは小突いた額を押さえながらクスッと笑う。
「親友になるから覚悟って……もう、本当にシンヤは一緒にいて飽きないね。いいよ。覚悟しとく。改めてよろしく。シンヤ」
「おう!よろしくな!」
そう言ってミラと握手をする。
その光景をいつから見てたのかファインたちが教室に入ってきた。
「シンヤの言ってた仲直りしたい友達ってミライヤ・フェアリーノだったのか」
「びっくりだね。僕はてっきりまずは巨人型と友達になると思ってたよ」
「そうですか?私はシンヤさんに友達が出来たことに驚きました。しかも、妖精型の中じゃ権力もあるフェアリーノ家の長男とだなんて」
「まぁ、仲直り出来て良かったじゃない。カナもこれで一安心ね」
「お、お前ら!いつからいたんだよ!」
「『それを避けてるって言ってるんだよ!』くらいからかな?」
「その辺ですね」
「シンヤの友達は俺たちの友達でもあるよな!俺、ファインだ!」
ファインはそう言うとミラと肩を組む。
ミラは困惑しながらファインたちに流されていた。
「そうね。アタシはエアロよ」
「……僕は二人のその性格はどうかと思うんだけど」
「私も同感です。友達の友達は友達ってただの知り合いですよ。シンヤさんもミライヤ・フェアリーノさんも困惑しているじゃないですか。迷惑だと悟るべきです」
「お前らは固過ぎるんだよ!」
「そうよ。折角学校に通ってるんだもの。友達くらいつくるべきだわ」
ファインたちが喧嘩しそうな感じだったので慌てて割って入る。
「ま、まぁまぁ!ミラが友達になる気があればいいんだろ?どうだ?ミラ?コイツら、ちょっと五月蝿いけど良い奴ばっかりなんだ!だから、友達になってくれると嬉しい」
ミラは俺の言葉に少し考えて口を開く。
「僕も先輩たちと知り合いになりたいって思ってました。それが友達にまでなっていただけるなんて……僕からもお願いしたいくらいです。改めて自己紹介を。ミライヤ・フェアリーノです。ミライヤと呼んで下さい。僕と友達になっていただけますか?」
「おう!もちろんだぜ!よろしくな!ミライヤ!」
「アタシも!よろしく、ミライヤ」
「はい。よろしくお願いします」
ファインとエアロと握手をするミラ。
アースとセレンは複雑な顔をしている。
そんな二人にミラは向き直ると口を開いた。
「無理に友達になって下さらなくてもいいです。知り合えただけでも充分嬉しいので!」
ミラが本当に嬉しそうにそう言うとアースが口を開く。
「……いや、失礼な態度を取ったね。僕はアース。どうぞよろしく、ミライヤくん」
「はい!」
その光景を見たセレンはため息を吐いて口を開いた。
「全く……アースも甘いですね。けれど、シンヤさんよりは好感が持てます。私はセイレーン。どうぞセレンと呼んで下さい。よろしくお願いします。ミライヤさん」
「ありがとうございます!セレン先輩!」
「……相変わらず、セレンは俺が嫌いなんだな」
「いいえ。もう嫌いではありません。あまり好きではない人、に昇格していますよ」
「あんまり変わらねぇよ!?ちなみにミラのことは?」
「分かりかねます。知り合ったばかりですので。第一印象で言うなら、どちらかと言えば好きな人、ですね」
「やった!シンヤより上!」
「ミラ!そこは喜ぶなよ!」
「しょうがないわよ。シンヤは礼儀がなってないもの。セレンの嫌いなタイプだわ」
「そうだね。でも、セレンの嫌いから昇格したのはすごいことだよ」
「あぁ、滅多に評価上げないもんなー」
「素直に喜べねぇよ!」
そんな話をしながらみんなで騒ぐ。
他の生徒が来てファインたちは自分の教室に戻ったけどミラと仲直り出来たし楽しそうだったし満足。
家に帰ってからもみんなでカナにその話をする。
カナはすごく喜んでくれた。
ミラと仲直り出来たのもみんなのお陰だ。
心の中で感謝をして一日を過ごした――――
「……そうだね。シンヤのためって言い聞かせて自分を正当化しただけだ。僕はそんな噂流されるのはごめんだしその噂が自分に振りかかるのも嫌だと確かに思った。僕は僕のことしか考えてなかったね。ごめん」
俺に謝ってミラは顔上げると言葉を続ける。
「でも、シンヤと友達のままでいたいと思ってるのは本当だよ。シンヤとの話は楽しくてついお喋りになる。シンヤがいるから学校が楽しい。だけど、僕は嫌な奴だからシンヤに何度も嫌な思いをさせると思う。それでも、シンヤは僕と友達を続ける気?」
そう真剣な顔をして聞くミラを小突いた。
「いたっ!」
「当たり前なこと聞くな!俺だって自分のことばっかりだ!俺がミラの立場なら関わらないと思うし少しでも俺のためって思ってくれてたんだからミラは良い奴だよ!だから、俺はミラと友達を続ける!親友になるからな!覚悟しろよ!」
俺がそう言うとミラは小突いた額を押さえながらクスッと笑う。
「親友になるから覚悟って……もう、本当にシンヤは一緒にいて飽きないね。いいよ。覚悟しとく。改めてよろしく。シンヤ」
「おう!よろしくな!」
そう言ってミラと握手をする。
その光景をいつから見てたのかファインたちが教室に入ってきた。
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「びっくりだね。僕はてっきりまずは巨人型と友達になると思ってたよ」
「そうですか?私はシンヤさんに友達が出来たことに驚きました。しかも、妖精型の中じゃ権力もあるフェアリーノ家の長男とだなんて」
「まぁ、仲直り出来て良かったじゃない。カナもこれで一安心ね」
「お、お前ら!いつからいたんだよ!」
「『それを避けてるって言ってるんだよ!』くらいからかな?」
「その辺ですね」
「シンヤの友達は俺たちの友達でもあるよな!俺、ファインだ!」
ファインはそう言うとミラと肩を組む。
ミラは困惑しながらファインたちに流されていた。
「そうね。アタシはエアロよ」
「……僕は二人のその性格はどうかと思うんだけど」
「私も同感です。友達の友達は友達ってただの知り合いですよ。シンヤさんもミライヤ・フェアリーノさんも困惑しているじゃないですか。迷惑だと悟るべきです」
「お前らは固過ぎるんだよ!」
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ミラは俺の言葉に少し考えて口を開く。
「僕も先輩たちと知り合いになりたいって思ってました。それが友達にまでなっていただけるなんて……僕からもお願いしたいくらいです。改めて自己紹介を。ミライヤ・フェアリーノです。ミライヤと呼んで下さい。僕と友達になっていただけますか?」
「おう!もちろんだぜ!よろしくな!ミライヤ!」
「アタシも!よろしく、ミライヤ」
「はい。よろしくお願いします」
ファインとエアロと握手をするミラ。
アースとセレンは複雑な顔をしている。
そんな二人にミラは向き直ると口を開いた。
「無理に友達になって下さらなくてもいいです。知り合えただけでも充分嬉しいので!」
ミラが本当に嬉しそうにそう言うとアースが口を開く。
「……いや、失礼な態度を取ったね。僕はアース。どうぞよろしく、ミライヤくん」
「はい!」
その光景を見たセレンはため息を吐いて口を開いた。
「全く……アースも甘いですね。けれど、シンヤさんよりは好感が持てます。私はセイレーン。どうぞセレンと呼んで下さい。よろしくお願いします。ミライヤさん」
「ありがとうございます!セレン先輩!」
「……相変わらず、セレンは俺が嫌いなんだな」
「いいえ。もう嫌いではありません。あまり好きではない人、に昇格していますよ」
「あんまり変わらねぇよ!?ちなみにミラのことは?」
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「やった!シンヤより上!」
「ミラ!そこは喜ぶなよ!」
「しょうがないわよ。シンヤは礼儀がなってないもの。セレンの嫌いなタイプだわ」
「そうだね。でも、セレンの嫌いから昇格したのはすごいことだよ」
「あぁ、滅多に評価上げないもんなー」
「素直に喜べねぇよ!」
そんな話をしながらみんなで騒ぐ。
他の生徒が来てファインたちは自分の教室に戻ったけどミラと仲直り出来たし楽しそうだったし満足。
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