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第二章 誤解、とやらをされたらしくて
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ミラと仲直りしてから一週間。
まだちらほら変な噂は流れてるけど気にしなくなった。
慣れた、とも言える。
今日もいつもの通り自分の机でまどろんでいると突然教室中がざわつく。
気になって騒ぎの元凶を見るとミラのミディアムくらいだった髪がショートになっていた。
つまり、ミラが髪を切って登校してきたのだ。
これでミレイと勘違いされることはもうないだろう。
ミレイも髪型を変えていない限り。
でも、中世的な顔立ちのため、見た目だけならまだ女にも見える。
そんなこと言ったら怒られるから言わないけど。
遠目から見てそんなことを思っているといつの間にかミラが俺の前にいた。
「おはよう、シンヤ」
「おう。髪切ったんだな?」
「あぁ、うん。ミレイには反対されたけどね。両親からは許可もらったからそれでバッサリ。なんかすごくスッキリしたよ」
「ミレイは髪切ってないのか?」
「もちろん。ミレイは長い方が似合うから。それに区別をつけるためでもあるし」
「そっか。うん。似合うと思うぜ。今の髪型」
「うん。ありがとう」
ミラが自分の席に座ると髪を切ったからかミラの周りにはたくさんの人が集まって質問攻めをされる。
休み時間のたびに囲まれて質問攻めにあうミラを不憫に思いながら目で助けを訴えかけてくるミラに最高の笑顔を送って頑張れ!とエールを送った。
ミラは一瞬、睨み付けてくるもすぐに視線を戻して質問に答えまくって。
そんな日々を繰り返して数日の放課後。
迎えを待ってる間、ミラに勉強を教えてもらいながら話をする。
ミラは前にも増して告白される回数が増えたそうだ。
男女ともに。
それが複雑らしい。
女に告白なんて俺にとっては羨ましい以外の何でもないが。
挙句の果てにはどうしたらシンヤのように告白されない日々が送れると思う?なんて聞いてきやがった。
「ねぇ、どうしたら……」
「うるせぇ!知るか!俺はどうすればミラみたいにモテるか知りたいわ!」
「え?シンヤには無理でしょ。だって、シンヤ馬鹿だし」
「喧嘩売ってんのか!?」
「冗談だよ、冗談。でも、何で増えるかな……女からは嬉しくなくもないけど男。僕は男と恋人になる趣味はないのに」
「それは同情するけどな?自慢するか愚痴零すかどっちかにしてくんね?」
「シンヤも良い奴なのになんで女に人気ないかなぁ?」
「それな?どうせ俺は良い人止まりなんだよ。よくあるだろ?○○くん?あー……良い人だとは思うけど……付き合うのはちょっと……みたいな感じなんだよ!俺のどこが駄目なんだーっ!!」
「あ。分かった。それだ。オーバーリアクション。ウザい」
「……え、何で今、ウザいまで言ったんだよ?要らないだろ?余計な一言だぞ?」
「後は……あぁ、まだ噂を信じてる人がいるんじゃない?」
「スルーすんなよ!噂はしょうがねぇけど……」
「あ。そう言えば、ミレイのこと、まだ好きなの?」
「はっ!?」
「あ。顔が赤くなったってことはまだ好きなんだ?ふーん?ミレイもシンヤと話したがってるし今度お昼誘おうか?」
「い、いや!いい!遠慮する!つーか!いきなりそんな話題出すなよ!」
「不意に気になったからつい……好きな子いるのにモテたいって言うのもなんか変だね」
「一回でいいから言ってみてぇじゃん!君の気持ちは嬉しいけど……俺、好きな子いるから。ごめん。みたいな!」
「うん。ごめん。全然分かんない」
「だろうな!ミラに言ったのが間違いだったわ!」
そんな話をしていたら今日はファインが俺を迎えに来た。
「シンヤ、迎えに来たぞー」
「あ!ファイン!聞いてくれよ!ミラが俺はモテないって言うんだぜ!?」
「話端折り過ぎでしょ。それに自分で俺は良い人止まりって言ったんじゃん」
「え?何?シンヤ、モテたいのか?無理だろー」
「なっ!?ファインまで!つーか、モテたい訳じゃなくて一回でいいから告白されて、君の気持ちは嬉しいけど……俺、好きな子いるから。ごめん。って言ってみたいだけなんだよ!」
「ふーん?俺には分かんねぇな」
「ですよね!ほら、やっぱり、僕だけじゃないんだって」
「なんでだよ!ファインなら分かってくれると思ったのに!」
「どう言う意味だよ、それ。つーか、そのセリフに近いことならほぼ毎日言ってるからな。言い飽きたくらいだ」
「なっ!?ファイン、お前、もしかして……モテるのか……?」
「お前、俺を誰だと思ってるんだ?気さくで料理が出来る男前なファイン様だぞ!モテるに決まってんだろ!何ならアースよりモテてるぞ!」
「嘘だろ!?野蛮なだけじゃないのか!?」
「お前……ただの後輩なら燃やしてるぞ」
「……スミマセンデシタ」
「まぁ、いい。ほら、帰るぞ。じゃあな、ミライヤ」
「はい。お気を付けて」
「おう!今日も勉強教えてくれてありがとな!ミラも気を付けて帰れよ!」
「うん。また明日」
そう言ってミラと別れる。
まさかこの行いがとんでもない誤解を招くとは思いも寄らずに同じ毎日を過ごした――――
まだちらほら変な噂は流れてるけど気にしなくなった。
慣れた、とも言える。
今日もいつもの通り自分の机でまどろんでいると突然教室中がざわつく。
気になって騒ぎの元凶を見るとミラのミディアムくらいだった髪がショートになっていた。
つまり、ミラが髪を切って登校してきたのだ。
これでミレイと勘違いされることはもうないだろう。
ミレイも髪型を変えていない限り。
でも、中世的な顔立ちのため、見た目だけならまだ女にも見える。
そんなこと言ったら怒られるから言わないけど。
遠目から見てそんなことを思っているといつの間にかミラが俺の前にいた。
「おはよう、シンヤ」
「おう。髪切ったんだな?」
「あぁ、うん。ミレイには反対されたけどね。両親からは許可もらったからそれでバッサリ。なんかすごくスッキリしたよ」
「ミレイは髪切ってないのか?」
「もちろん。ミレイは長い方が似合うから。それに区別をつけるためでもあるし」
「そっか。うん。似合うと思うぜ。今の髪型」
「うん。ありがとう」
ミラが自分の席に座ると髪を切ったからかミラの周りにはたくさんの人が集まって質問攻めをされる。
休み時間のたびに囲まれて質問攻めにあうミラを不憫に思いながら目で助けを訴えかけてくるミラに最高の笑顔を送って頑張れ!とエールを送った。
ミラは一瞬、睨み付けてくるもすぐに視線を戻して質問に答えまくって。
そんな日々を繰り返して数日の放課後。
迎えを待ってる間、ミラに勉強を教えてもらいながら話をする。
ミラは前にも増して告白される回数が増えたそうだ。
男女ともに。
それが複雑らしい。
女に告白なんて俺にとっては羨ましい以外の何でもないが。
挙句の果てにはどうしたらシンヤのように告白されない日々が送れると思う?なんて聞いてきやがった。
「ねぇ、どうしたら……」
「うるせぇ!知るか!俺はどうすればミラみたいにモテるか知りたいわ!」
「え?シンヤには無理でしょ。だって、シンヤ馬鹿だし」
「喧嘩売ってんのか!?」
「冗談だよ、冗談。でも、何で増えるかな……女からは嬉しくなくもないけど男。僕は男と恋人になる趣味はないのに」
「それは同情するけどな?自慢するか愚痴零すかどっちかにしてくんね?」
「シンヤも良い奴なのになんで女に人気ないかなぁ?」
「それな?どうせ俺は良い人止まりなんだよ。よくあるだろ?○○くん?あー……良い人だとは思うけど……付き合うのはちょっと……みたいな感じなんだよ!俺のどこが駄目なんだーっ!!」
「あ。分かった。それだ。オーバーリアクション。ウザい」
「……え、何で今、ウザいまで言ったんだよ?要らないだろ?余計な一言だぞ?」
「後は……あぁ、まだ噂を信じてる人がいるんじゃない?」
「スルーすんなよ!噂はしょうがねぇけど……」
「あ。そう言えば、ミレイのこと、まだ好きなの?」
「はっ!?」
「あ。顔が赤くなったってことはまだ好きなんだ?ふーん?ミレイもシンヤと話したがってるし今度お昼誘おうか?」
「い、いや!いい!遠慮する!つーか!いきなりそんな話題出すなよ!」
「不意に気になったからつい……好きな子いるのにモテたいって言うのもなんか変だね」
「一回でいいから言ってみてぇじゃん!君の気持ちは嬉しいけど……俺、好きな子いるから。ごめん。みたいな!」
「うん。ごめん。全然分かんない」
「だろうな!ミラに言ったのが間違いだったわ!」
そんな話をしていたら今日はファインが俺を迎えに来た。
「シンヤ、迎えに来たぞー」
「あ!ファイン!聞いてくれよ!ミラが俺はモテないって言うんだぜ!?」
「話端折り過ぎでしょ。それに自分で俺は良い人止まりって言ったんじゃん」
「え?何?シンヤ、モテたいのか?無理だろー」
「なっ!?ファインまで!つーか、モテたい訳じゃなくて一回でいいから告白されて、君の気持ちは嬉しいけど……俺、好きな子いるから。ごめん。って言ってみたいだけなんだよ!」
「ふーん?俺には分かんねぇな」
「ですよね!ほら、やっぱり、僕だけじゃないんだって」
「なんでだよ!ファインなら分かってくれると思ったのに!」
「どう言う意味だよ、それ。つーか、そのセリフに近いことならほぼ毎日言ってるからな。言い飽きたくらいだ」
「なっ!?ファイン、お前、もしかして……モテるのか……?」
「お前、俺を誰だと思ってるんだ?気さくで料理が出来る男前なファイン様だぞ!モテるに決まってんだろ!何ならアースよりモテてるぞ!」
「嘘だろ!?野蛮なだけじゃないのか!?」
「お前……ただの後輩なら燃やしてるぞ」
「……スミマセンデシタ」
「まぁ、いい。ほら、帰るぞ。じゃあな、ミライヤ」
「はい。お気を付けて」
「おう!今日も勉強教えてくれてありがとな!ミラも気を付けて帰れよ!」
「うん。また明日」
そう言ってミラと別れる。
まさかこの行いがとんでもない誤解を招くとは思いも寄らずに同じ毎日を過ごした――――
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