18 / 92
第二章 誤解、とやらをされたらしくて
友達(2/2)
しおりを挟む
ミラは俯きしばらくして口を開いた。
「……そうだね。シンヤのためって言い聞かせて自分を正当化しただけだ。僕はそんな噂流されるのはごめんだしその噂が自分に振りかかるのも嫌だと確かに思った。僕は僕のことしか考えてなかったね。ごめん」
俺に謝ってミラは顔上げると言葉を続ける。
「でも、シンヤと友達のままでいたいと思ってるのは本当だよ。シンヤとの話は楽しくてついお喋りになる。シンヤがいるから学校が楽しい。だけど、僕は嫌な奴だからシンヤに何度も嫌な思いをさせると思う。それでも、シンヤは僕と友達を続ける気?」
そう真剣な顔をして聞くミラを小突いた。
「いたっ!」
「当たり前なこと聞くな!俺だって自分のことばっかりだ!俺がミラの立場なら関わらないと思うし少しでも俺のためって思ってくれてたんだからミラは良い奴だよ!だから、俺はミラと友達を続ける!親友になるからな!覚悟しろよ!」
俺がそう言うとミラは小突いた額を押さえながらクスッと笑う。
「親友になるから覚悟って……もう、本当にシンヤは一緒にいて飽きないね。いいよ。覚悟しとく。改めてよろしく。シンヤ」
「おう!よろしくな!」
そう言ってミラと握手をする。
その光景をいつから見てたのかファインたちが教室に入ってきた。
「シンヤの言ってた仲直りしたい友達ってミライヤ・フェアリーノだったのか」
「びっくりだね。僕はてっきりまずは巨人型と友達になると思ってたよ」
「そうですか?私はシンヤさんに友達が出来たことに驚きました。しかも、妖精型の中じゃ権力もあるフェアリーノ家の長男とだなんて」
「まぁ、仲直り出来て良かったじゃない。カナもこれで一安心ね」
「お、お前ら!いつからいたんだよ!」
「『それを避けてるって言ってるんだよ!』くらいからかな?」
「その辺ですね」
「シンヤの友達は俺たちの友達でもあるよな!俺、ファインだ!」
ファインはそう言うとミラと肩を組む。
ミラは困惑しながらファインたちに流されていた。
「そうね。アタシはエアロよ」
「……僕は二人のその性格はどうかと思うんだけど」
「私も同感です。友達の友達は友達ってただの知り合いですよ。シンヤさんもミライヤ・フェアリーノさんも困惑しているじゃないですか。迷惑だと悟るべきです」
「お前らは固過ぎるんだよ!」
「そうよ。折角学校に通ってるんだもの。友達くらいつくるべきだわ」
ファインたちが喧嘩しそうな感じだったので慌てて割って入る。
「ま、まぁまぁ!ミラが友達になる気があればいいんだろ?どうだ?ミラ?コイツら、ちょっと五月蝿いけど良い奴ばっかりなんだ!だから、友達になってくれると嬉しい」
ミラは俺の言葉に少し考えて口を開く。
「僕も先輩たちと知り合いになりたいって思ってました。それが友達にまでなっていただけるなんて……僕からもお願いしたいくらいです。改めて自己紹介を。ミライヤ・フェアリーノです。ミライヤと呼んで下さい。僕と友達になっていただけますか?」
「おう!もちろんだぜ!よろしくな!ミライヤ!」
「アタシも!よろしく、ミライヤ」
「はい。よろしくお願いします」
ファインとエアロと握手をするミラ。
アースとセレンは複雑な顔をしている。
そんな二人にミラは向き直ると口を開いた。
「無理に友達になって下さらなくてもいいです。知り合えただけでも充分嬉しいので!」
ミラが本当に嬉しそうにそう言うとアースが口を開く。
「……いや、失礼な態度を取ったね。僕はアース。どうぞよろしく、ミライヤくん」
「はい!」
その光景を見たセレンはため息を吐いて口を開いた。
「全く……アースも甘いですね。けれど、シンヤさんよりは好感が持てます。私はセイレーン。どうぞセレンと呼んで下さい。よろしくお願いします。ミライヤさん」
「ありがとうございます!セレン先輩!」
「……相変わらず、セレンは俺が嫌いなんだな」
「いいえ。もう嫌いではありません。あまり好きではない人、に昇格していますよ」
「あんまり変わらねぇよ!?ちなみにミラのことは?」
「分かりかねます。知り合ったばかりですので。第一印象で言うなら、どちらかと言えば好きな人、ですね」
「やった!シンヤより上!」
「ミラ!そこは喜ぶなよ!」
「しょうがないわよ。シンヤは礼儀がなってないもの。セレンの嫌いなタイプだわ」
「そうだね。でも、セレンの嫌いから昇格したのはすごいことだよ」
「あぁ、滅多に評価上げないもんなー」
「素直に喜べねぇよ!」
そんな話をしながらみんなで騒ぐ。
他の生徒が来てファインたちは自分の教室に戻ったけどミラと仲直り出来たし楽しそうだったし満足。
家に帰ってからもみんなでカナにその話をする。
カナはすごく喜んでくれた。
ミラと仲直り出来たのもみんなのお陰だ。
心の中で感謝をして一日を過ごした――――
「……そうだね。シンヤのためって言い聞かせて自分を正当化しただけだ。僕はそんな噂流されるのはごめんだしその噂が自分に振りかかるのも嫌だと確かに思った。僕は僕のことしか考えてなかったね。ごめん」
俺に謝ってミラは顔上げると言葉を続ける。
「でも、シンヤと友達のままでいたいと思ってるのは本当だよ。シンヤとの話は楽しくてついお喋りになる。シンヤがいるから学校が楽しい。だけど、僕は嫌な奴だからシンヤに何度も嫌な思いをさせると思う。それでも、シンヤは僕と友達を続ける気?」
そう真剣な顔をして聞くミラを小突いた。
「いたっ!」
「当たり前なこと聞くな!俺だって自分のことばっかりだ!俺がミラの立場なら関わらないと思うし少しでも俺のためって思ってくれてたんだからミラは良い奴だよ!だから、俺はミラと友達を続ける!親友になるからな!覚悟しろよ!」
俺がそう言うとミラは小突いた額を押さえながらクスッと笑う。
「親友になるから覚悟って……もう、本当にシンヤは一緒にいて飽きないね。いいよ。覚悟しとく。改めてよろしく。シンヤ」
「おう!よろしくな!」
そう言ってミラと握手をする。
その光景をいつから見てたのかファインたちが教室に入ってきた。
「シンヤの言ってた仲直りしたい友達ってミライヤ・フェアリーノだったのか」
「びっくりだね。僕はてっきりまずは巨人型と友達になると思ってたよ」
「そうですか?私はシンヤさんに友達が出来たことに驚きました。しかも、妖精型の中じゃ権力もあるフェアリーノ家の長男とだなんて」
「まぁ、仲直り出来て良かったじゃない。カナもこれで一安心ね」
「お、お前ら!いつからいたんだよ!」
「『それを避けてるって言ってるんだよ!』くらいからかな?」
「その辺ですね」
「シンヤの友達は俺たちの友達でもあるよな!俺、ファインだ!」
ファインはそう言うとミラと肩を組む。
ミラは困惑しながらファインたちに流されていた。
「そうね。アタシはエアロよ」
「……僕は二人のその性格はどうかと思うんだけど」
「私も同感です。友達の友達は友達ってただの知り合いですよ。シンヤさんもミライヤ・フェアリーノさんも困惑しているじゃないですか。迷惑だと悟るべきです」
「お前らは固過ぎるんだよ!」
「そうよ。折角学校に通ってるんだもの。友達くらいつくるべきだわ」
ファインたちが喧嘩しそうな感じだったので慌てて割って入る。
「ま、まぁまぁ!ミラが友達になる気があればいいんだろ?どうだ?ミラ?コイツら、ちょっと五月蝿いけど良い奴ばっかりなんだ!だから、友達になってくれると嬉しい」
ミラは俺の言葉に少し考えて口を開く。
「僕も先輩たちと知り合いになりたいって思ってました。それが友達にまでなっていただけるなんて……僕からもお願いしたいくらいです。改めて自己紹介を。ミライヤ・フェアリーノです。ミライヤと呼んで下さい。僕と友達になっていただけますか?」
「おう!もちろんだぜ!よろしくな!ミライヤ!」
「アタシも!よろしく、ミライヤ」
「はい。よろしくお願いします」
ファインとエアロと握手をするミラ。
アースとセレンは複雑な顔をしている。
そんな二人にミラは向き直ると口を開いた。
「無理に友達になって下さらなくてもいいです。知り合えただけでも充分嬉しいので!」
ミラが本当に嬉しそうにそう言うとアースが口を開く。
「……いや、失礼な態度を取ったね。僕はアース。どうぞよろしく、ミライヤくん」
「はい!」
その光景を見たセレンはため息を吐いて口を開いた。
「全く……アースも甘いですね。けれど、シンヤさんよりは好感が持てます。私はセイレーン。どうぞセレンと呼んで下さい。よろしくお願いします。ミライヤさん」
「ありがとうございます!セレン先輩!」
「……相変わらず、セレンは俺が嫌いなんだな」
「いいえ。もう嫌いではありません。あまり好きではない人、に昇格していますよ」
「あんまり変わらねぇよ!?ちなみにミラのことは?」
「分かりかねます。知り合ったばかりですので。第一印象で言うなら、どちらかと言えば好きな人、ですね」
「やった!シンヤより上!」
「ミラ!そこは喜ぶなよ!」
「しょうがないわよ。シンヤは礼儀がなってないもの。セレンの嫌いなタイプだわ」
「そうだね。でも、セレンの嫌いから昇格したのはすごいことだよ」
「あぁ、滅多に評価上げないもんなー」
「素直に喜べねぇよ!」
そんな話をしながらみんなで騒ぐ。
他の生徒が来てファインたちは自分の教室に戻ったけどミラと仲直り出来たし楽しそうだったし満足。
家に帰ってからもみんなでカナにその話をする。
カナはすごく喜んでくれた。
ミラと仲直り出来たのもみんなのお陰だ。
心の中で感謝をして一日を過ごした――――
0
あなたにおすすめの小説
英雄将軍の隠し子は、軍学校で『普通』に暮らしたい。~でも前世の戦術知識がチートすぎて、気付けば帝国の影の支配者になっていました~
ヒミヤデリュージョン
ファンタジー
帝国辺境でただ静かに生き延びたいだけの少年・ヴァン。
彼に正義感はない。あるのは、母が遺したノートに記された、物理法則を応用した「高圧魔力」の理論と、徹底した費用対効果至上主義だけだ。
敵国三千の精鋭が灰燼城に迫る絶望的状況。ヴァンは剣を振るわず、心理戦と補給線攪乱だけで、たった三日で敵軍を撤退させる。
この効率的すぎる勝利は帝国の中枢に届き、彼は最高峰の帝国軍事学院への招待状を手に入れる。
「英雄になりたいわけじゃない。ただ、母の死の真相と父の秘密を知るため、生き残らなきゃならないだけだ」
無口最強の仮面メイド・シンカク、命を取引に差し出した狼耳少女・アイリ。彼は常にコスパの高い道を選び、母の遺したノートの謎、そして生まれて一度も会ったことのない父・帝国大元帥のいる帝都の闇へと踏み込んでいく。
正義も英雄も、損をするなら意味がない。合理主義が英雄譚を侵食していく、反英雄ミリタリー学園ファンタジー。
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
本の知識で、らくらく異世界生活? 〜チート過ぎて、逆にヤバい……けど、とっても役に立つ!〜
あーもんど
ファンタジー
異世界でも、本を読みたい!
ミレイのそんな願いにより、生まれた“あらゆる文書を閲覧出来るタブレット”
ミレイとしては、『小説や漫画が読めればいい』くらいの感覚だったが、思ったよりチートみたいで?
異世界で知り合った仲間達の窮地を救うキッカケになったり、敵の情報が筒抜けになったりと大変優秀。
チートすぎるがゆえの弊害も多少あるものの、それを鑑みても一家に一台はほしい性能だ。
「────さてと、今日は何を読もうかな」
これはマイペースな主人公ミレイが、タブレット片手に異世界の暮らしを謳歌するお話。
◆小説家になろう様でも、公開中◆
◆恋愛要素は、ありません◆
40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私
とうとうキレてしまいました
なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが
飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした……
スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます
『冒険者をやめて田舎で隠居します 〜気づいたら最強の村になってました〜』
チャチャ
ファンタジー
> 世界には4つの大陸がある。東に魔神族、西に人族、北に獣人とドワーフ、南にエルフと妖精族——種族ごとの国が、それぞれの文化と価値観で生きていた。
その世界で唯一のSSランク冒険者・ジーク。英雄と呼ばれ続けることに疲れた彼は、突如冒険者を引退し、田舎へと姿を消した。
「もう戦いたくない、静かに暮らしたいんだ」
そう願ったはずなのに、彼の周りにはドラゴンやフェンリル、魔神族にエルフ、ドワーフ……あらゆる種族が集まり、最強の村が出来上がっていく!?
のんびりしたいだけの元英雄の周囲が、どんどんカオスになっていく異世界ほのぼの(?)ファンタジー。
【完結】実はチートの転生者、無能と言われるのに飽きて実力を解放する
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング1位獲得作品!!】
最強スキル『適応』を与えられた転生者ジャック・ストロングは16歳。
戦士になり、王国に潜む悪を倒すためのユピテル英才学園に入学して3ヶ月がたっていた。
目立たないために実力を隠していたジャックだが、学園長から次のテストで成績がよくないと退学だと脅され、ついに実力を解放していく。
ジャックのライバルとなる個性豊かな生徒たち、実力ある先生たちにも注目!!
彼らのハチャメチャ学園生活から目が離せない!!
※小説家になろう、カクヨム、エブリスタでも投稿中
S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります
内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品]
冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた!
物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。
職人ギルドから追放された美少女ソフィア。
逃亡中の魔法使いノエル。
騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。
彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。
カクヨムにて完結済み。
( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )
【完結】スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる