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第三章 出会い、とやらをされたらしくて
クラス替え
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二年に上がってクラス替え。
ファインたちは三年生になった。
俺はミラとまた同じクラスになれた上に……
「ミラー!シンヤくーん!今年は同じクラスだね!仲良くしよ!よろしくね!」
そう、ミレイとも同じクラスになれた。
しかも、席は前にミラ、隣はミレイと俺的に幸せ過ぎる席だ。
ミレイは俺たちに挨拶を済ますと別のところに行ってしまう。
「シンヤ、良かったね。ミレイと同じクラスだよ?」
「あぁ、でも、すぐにどっかに行ったし俺のことなんか眼中にないんだろうな」
「ミレイは元々神出鬼没だよ。それにミレイも友達と同じクラスになれたみたいだし。家ではシンヤの話を聞きたがって五月蝿いくらいだよ」
「そ、そうなのか?」
「うん」
それを聞いてちょっと嬉しくなる。
単純だろうが何でもいい。
好きな子に気にかけてもらえるのは嬉しいことだ。
何となくもうすでにグループ的なのが出来ている中でガラッと教室のドアが開きノヴァ先生が入ってくる。
みんな慌てて自分の席に着いた。
「おはよう、生徒諸君!先生のことを知らない生徒はいないな!だが、生徒諸君同士では知らない奴も多々いるだろう!なので、自己紹介から始めよう!まずは一応、先生からな!」
そんなこんなで全員が自己紹介をする。
今回のクラスは小人型が多かった。
自分より小さい子がたくさんいる不思議な雰囲気。
なんか保父さんになった気分だ。
こっそりミラに耳打ちする。
「なんか、小さい奴ばっかりだと保父になったみたいだな」
「ほふ?」
俺の言葉にミラが首を傾げる。
その反応を見て俺は失敗したと悟った。
そうか、この世界では保父なんて分からないのか……
どうやって誤魔化すかな……
俺は少し考えてから口を開く。
「あ、いや、小さい子どもの面倒をみるみんなのお父さん的な感じの意味だよ」
「ふーん……シンヤはたまに意味の分からないことを言うね」
「あ、はは……人間界ではそう言う役職があるみたいなんだよ。俺、人間界のことすっげぇ調べたからさ」
「そうなんだ?本とかに書いてあるの?僕も読んでみたいな」
「あ、あぁ……どこにしまったか忘れちまったから探しておくな」
「そう。楽しみにしてるよ」
そう言って笑うミラに何となく気付かれてるんじゃないかと不安に思いながら俺も笑って流す。
するとミレイに小声で声をかけられる。
「ねぇねぇ、二人とも、何の話?私も仲間に入れてよー!」
そんなミレイにミラは人差し指を口元に当てると内緒と言って前を向いてしまう。
ミレイはミラの態度により一層興味を持ったのか小声で反論する。
「ズルいよ!ミラ!私に隠し事はしないって約束!」
ミラはミレイを一瞥すると前を向いたまま口を開いた。
「そんなに気になるならシンヤに聞けば?」
その言葉にミレイは俺を見る。
「そうするよ!ミラの馬鹿!シンヤくん!何の話してたの?」
じっと俺の目を見て聞いてくるミレイに思わず苦笑いをして口を開いた。
「いや、今年のクラスは小人型が多いなって話。普通で面白くないだろ?」
「えー?本当にそれだけ?他の話もしてた気がするんだけどなぁ……」
「本当だって。それしか話してない」
「そっかぁ……」
そう言うミレイは少し納得いかない感じだった。
すると思い出したかのようにミレイが口を開く。
「あ!そうだ!二人とも、放課後時間ある?私の友達を紹介したくて!」
「俺は別に大丈夫だと思うけど……ミレイの友達も気になるし。ミラは?」
「……僕は……」
ミラはミレイを見るとため息を吐いた。
「……どうせ、拒否権はないんでしょ?僕も大丈夫」
「えへへ!ありがとう!」
俺たちは話を切り上げると先生の話を聞く。
先生は俺たちが先生の話を聞かずに話してたことに気付いてたみたいで遠回しに怒られながら長い話が終わった――――
ファインたちは三年生になった。
俺はミラとまた同じクラスになれた上に……
「ミラー!シンヤくーん!今年は同じクラスだね!仲良くしよ!よろしくね!」
そう、ミレイとも同じクラスになれた。
しかも、席は前にミラ、隣はミレイと俺的に幸せ過ぎる席だ。
ミレイは俺たちに挨拶を済ますと別のところに行ってしまう。
「シンヤ、良かったね。ミレイと同じクラスだよ?」
「あぁ、でも、すぐにどっかに行ったし俺のことなんか眼中にないんだろうな」
「ミレイは元々神出鬼没だよ。それにミレイも友達と同じクラスになれたみたいだし。家ではシンヤの話を聞きたがって五月蝿いくらいだよ」
「そ、そうなのか?」
「うん」
それを聞いてちょっと嬉しくなる。
単純だろうが何でもいい。
好きな子に気にかけてもらえるのは嬉しいことだ。
何となくもうすでにグループ的なのが出来ている中でガラッと教室のドアが開きノヴァ先生が入ってくる。
みんな慌てて自分の席に着いた。
「おはよう、生徒諸君!先生のことを知らない生徒はいないな!だが、生徒諸君同士では知らない奴も多々いるだろう!なので、自己紹介から始めよう!まずは一応、先生からな!」
そんなこんなで全員が自己紹介をする。
今回のクラスは小人型が多かった。
自分より小さい子がたくさんいる不思議な雰囲気。
なんか保父さんになった気分だ。
こっそりミラに耳打ちする。
「なんか、小さい奴ばっかりだと保父になったみたいだな」
「ほふ?」
俺の言葉にミラが首を傾げる。
その反応を見て俺は失敗したと悟った。
そうか、この世界では保父なんて分からないのか……
どうやって誤魔化すかな……
俺は少し考えてから口を開く。
「あ、いや、小さい子どもの面倒をみるみんなのお父さん的な感じの意味だよ」
「ふーん……シンヤはたまに意味の分からないことを言うね」
「あ、はは……人間界ではそう言う役職があるみたいなんだよ。俺、人間界のことすっげぇ調べたからさ」
「そうなんだ?本とかに書いてあるの?僕も読んでみたいな」
「あ、あぁ……どこにしまったか忘れちまったから探しておくな」
「そう。楽しみにしてるよ」
そう言って笑うミラに何となく気付かれてるんじゃないかと不安に思いながら俺も笑って流す。
するとミレイに小声で声をかけられる。
「ねぇねぇ、二人とも、何の話?私も仲間に入れてよー!」
そんなミレイにミラは人差し指を口元に当てると内緒と言って前を向いてしまう。
ミレイはミラの態度により一層興味を持ったのか小声で反論する。
「ズルいよ!ミラ!私に隠し事はしないって約束!」
ミラはミレイを一瞥すると前を向いたまま口を開いた。
「そんなに気になるならシンヤに聞けば?」
その言葉にミレイは俺を見る。
「そうするよ!ミラの馬鹿!シンヤくん!何の話してたの?」
じっと俺の目を見て聞いてくるミレイに思わず苦笑いをして口を開いた。
「いや、今年のクラスは小人型が多いなって話。普通で面白くないだろ?」
「えー?本当にそれだけ?他の話もしてた気がするんだけどなぁ……」
「本当だって。それしか話してない」
「そっかぁ……」
そう言うミレイは少し納得いかない感じだった。
すると思い出したかのようにミレイが口を開く。
「あ!そうだ!二人とも、放課後時間ある?私の友達を紹介したくて!」
「俺は別に大丈夫だと思うけど……ミレイの友達も気になるし。ミラは?」
「……僕は……」
ミラはミレイを見るとため息を吐いた。
「……どうせ、拒否権はないんでしょ?僕も大丈夫」
「えへへ!ありがとう!」
俺たちは話を切り上げると先生の話を聞く。
先生は俺たちが先生の話を聞かずに話してたことに気付いてたみたいで遠回しに怒られながら長い話が終わった――――
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