〇〇、とやらをされたらしくて

蓮ヶ崎 漣

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第四章 恋愛、とやらをされたらしくて

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 ミラからアーシャが気になると打ち明けられて以降、俺は何かにつけてミラとアーシャをペアにした。

アーシャは天然な奴なので気付いていないみたいだがミレイはすぐさま気付き共に協力してくれる。

が、しかし、ミラは本当に不器用でアーシャを怒らせることばかり言うので俺とミレイで必死にフォローするのが最近の日課だ。

今日もすでに喧嘩した後だったりする。


「……それでは、お先に失礼します。ミレイ、シンヤくん。また明日」


「あっ……アーシャ!私と一緒に帰ろうよ!」


「……遠慮します。ミライヤくんもいるでしょう?」


「うっ……」


アーシャはそう言うとミラには一応お辞儀だけして教室を出た。

しばらく俺とミラとミレイの間には沈黙が続く。

真っ先に口を開いたのはミレイだった。


「もうっ!ミラがアーシャを怒らせるようなことばっかり言うからだよ!」


「ぼ、僕だって好きで怒らせてる訳じゃ……っ!」


「当たり前でしょ!!もし故意に怒らせてるなら私だって怒るよ!!」


「うっ……」


ミレイの言葉に何も言い返せず言葉を詰まらせるミラ。

でも、俺としてはミレイの言ってることはもちろん、ミラの行動も理解出来てしまうからどうフォローしようか悩む。


「どうしてミラはアーシャには危ないからとか言えないの!?足手纏いとか言われれば誰だって怒るよ!」


「じ、じゃあ、聞くけど!危ないからって言えば危ないことしないの!?ミレイはそう言ってもするでしょ!?」


「そ、そうだけど!危ないから代わりにやるよ、くらい言ってくれれば好感度は上がるよ!危ないことはするかもだけど!!」


「それじゃあ、意味ないでしょ!?」


「だからって足手纏いだから手を出さないでなんて言われたら確かに手は出さないわよ?でも、ペアすら組みたくなくなるよ!それこそ本末転倒でしょ!?」


「そ、それは……」


ミラとミレイの言い争いがエスカレートしそうなので俺は割って入り口を開いた。


「まぁまぁ。ミレイの言うことはごもっともだしミラの気持ちも分からなくもない」


「シンヤ……」


「シンヤくん……」


「だから、ここは俺に任せておけ!アーシャにはちゃんとフォローしておくから!」


「……まぁ、そうだよね。私がフォローするよりシンヤくんの方がいいかも」


「……うん。それじゃあ、シンヤに任せるよ」


二人は俺の案に承諾してくれて。

その直後にセレンが迎えに来たのでそのまま別れる。

この選択が失敗だとはこの時の俺たちは知る由もなかった――――
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