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勘違い①
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莉恵さんに女装を目撃された挙句、美琴と浮気してるなんて勘違いをされた。
俺の制止も聞かず帰ってしまった莉恵さんに対して怒り心頭の美琴と困ったように立ち尽くす莉恵さんの友達の永江さんがその場に残される。
しばらく沈黙が続くが先に口を開いたのは永江さんだった。
「あ、あのー……ごめんね?莉恵に浮気してるかも知れないって言ったのあたしなの。でも、まさか、本当にしてるなんて思ってなくて……」
その言葉に苛立ちを覚えつつ、俺は平静を装って口を開く。
「浮気じゃないです。コイツ、女装が趣味なだけの男なんで」
「えっ!?男の子なの!?全然見えない!!」
美琴はふんっとそっぽを向いた。
まだ莉恵さんに対して怒ってるのかそれとも別の理由かは知らないが。
「あの、永江さん。もしかして、前にも浮気の話、莉恵さんに吹っ掛けました?」
「え?あ、あー……うん。あるね。だって、莉恵ってば君のこと信用しすぎだから。正直に言うと莉恵には年下とは付き合ってほしくないの。だって、年上より年下の方が浮気しそうでしょ?若いんだもん。他の若い子にちょっとちやほやされただけで裏切りそうで。莉恵にはそんな悲しい思いさせたくないの。須川の件で懲り懲りなのよ。私が紹介した手前、罪悪感も半端なくて。だから、これを機に莉恵と別れてもらって良い?その代わり、あたしが別の子紹介してあげるからさ!ね?」
「(あぁ、莉恵さんの友達じゃなかったらぶっ飛ばしてたな……)」
俺はもう怒りを隠そうともせず口を開いた。
「俺、浮気するつもりも裏切るつもりもなければ莉恵さんと別れるつもりも全くないんで。アンタの価値観を勝手に莉恵さんや俺に押し付けないでもらえます?それにアンタ、さも莉恵さんのためのように言ってますけど実のところは自分が紹介した男のせいで最悪の結果になるかもしれなかった罪悪感から解放されたいだけでしょ?だから、莉恵さんには自分が新たに紹介した男と結婚してもらわなくちゃ困るんですよね?そうすれば、自分は間違ったことをしてなかったって思えますもんね」
「なっ!?」
「アンタにとって莉恵さんは本当に友達な訳?」
「ど、どういう意味よ!」
「本当は自分の面目を丸潰れにした邪魔者と思ってるんじゃないのかってことだよ」
「……ちょっと。自分がかなり失礼なこと言ってるって分かってる?」
「もちろん。莉恵さんのことだからアンタを責めなかっただろうね?自分が悪かったってだから気にしないでって言ったんじゃない?まぁ、実際にアンタがあのおっさんの性格を知らないで紹介したならアンタは悪くないよね。知っていて紹介したら話は変わってくるけど」
「……さい……」
永江さんは俺をキッと睨むと再び開く。
「うるさい!!アンタみたいなガキに何が分かんのよ!?莉恵の友達はあたしだけ!あたしが莉恵を一番よく知ってんの!知り合って日も浅いアンタが分かった風な口利かないで!」
「……そうですね。すみません。でも、よくそんな相手を不安にさせるようなこと言えますね?俺なら黙って見守りますけど」
「莉恵はお人好しすぎるのよ!だから、あたしが忠告してあげるの!君と話しているとイライラする!あたしも帰るわ!!」
「えぇ、どうぞ。ご自由に」
「本当に腹が立つわね!あたし、君のこと、莉恵の彼氏として認めないから!!」
そう言い捨てると永江さんはその場を去った。
俺の制止も聞かず帰ってしまった莉恵さんに対して怒り心頭の美琴と困ったように立ち尽くす莉恵さんの友達の永江さんがその場に残される。
しばらく沈黙が続くが先に口を開いたのは永江さんだった。
「あ、あのー……ごめんね?莉恵に浮気してるかも知れないって言ったのあたしなの。でも、まさか、本当にしてるなんて思ってなくて……」
その言葉に苛立ちを覚えつつ、俺は平静を装って口を開く。
「浮気じゃないです。コイツ、女装が趣味なだけの男なんで」
「えっ!?男の子なの!?全然見えない!!」
美琴はふんっとそっぽを向いた。
まだ莉恵さんに対して怒ってるのかそれとも別の理由かは知らないが。
「あの、永江さん。もしかして、前にも浮気の話、莉恵さんに吹っ掛けました?」
「え?あ、あー……うん。あるね。だって、莉恵ってば君のこと信用しすぎだから。正直に言うと莉恵には年下とは付き合ってほしくないの。だって、年上より年下の方が浮気しそうでしょ?若いんだもん。他の若い子にちょっとちやほやされただけで裏切りそうで。莉恵にはそんな悲しい思いさせたくないの。須川の件で懲り懲りなのよ。私が紹介した手前、罪悪感も半端なくて。だから、これを機に莉恵と別れてもらって良い?その代わり、あたしが別の子紹介してあげるからさ!ね?」
「(あぁ、莉恵さんの友達じゃなかったらぶっ飛ばしてたな……)」
俺はもう怒りを隠そうともせず口を開いた。
「俺、浮気するつもりも裏切るつもりもなければ莉恵さんと別れるつもりも全くないんで。アンタの価値観を勝手に莉恵さんや俺に押し付けないでもらえます?それにアンタ、さも莉恵さんのためのように言ってますけど実のところは自分が紹介した男のせいで最悪の結果になるかもしれなかった罪悪感から解放されたいだけでしょ?だから、莉恵さんには自分が新たに紹介した男と結婚してもらわなくちゃ困るんですよね?そうすれば、自分は間違ったことをしてなかったって思えますもんね」
「なっ!?」
「アンタにとって莉恵さんは本当に友達な訳?」
「ど、どういう意味よ!」
「本当は自分の面目を丸潰れにした邪魔者と思ってるんじゃないのかってことだよ」
「……ちょっと。自分がかなり失礼なこと言ってるって分かってる?」
「もちろん。莉恵さんのことだからアンタを責めなかっただろうね?自分が悪かったってだから気にしないでって言ったんじゃない?まぁ、実際にアンタがあのおっさんの性格を知らないで紹介したならアンタは悪くないよね。知っていて紹介したら話は変わってくるけど」
「……さい……」
永江さんは俺をキッと睨むと再び開く。
「うるさい!!アンタみたいなガキに何が分かんのよ!?莉恵の友達はあたしだけ!あたしが莉恵を一番よく知ってんの!知り合って日も浅いアンタが分かった風な口利かないで!」
「……そうですね。すみません。でも、よくそんな相手を不安にさせるようなこと言えますね?俺なら黙って見守りますけど」
「莉恵はお人好しすぎるのよ!だから、あたしが忠告してあげるの!君と話しているとイライラする!あたしも帰るわ!!」
「えぇ、どうぞ。ご自由に」
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