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障害編
56話【off duty】戸野倉 凛太郎:アトリエ(藍原編)②
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林さんはおもむろに丸椅子に腰を下ろすと、ワゴンに乗った筆を手に取った。背中を丸め、細い膝に頬杖をついて、そのままじっとあたしを見つめる。それからは瞬きもせず、ただじっと、深い色を湛えた瞳であたしから目を離さなかった。
「さあ、香織さん。あなたの中に眠る真実を、林先生に、見せて差し上げてください」
凛太郎くんが耳元で囁いて、そのまま耳の裏を舐め上げる。
「ひゃあ……っ」
彫刻のように美しい凛太郎くんには不釣り合いな、温かくてざらついた舌だ。その動きはとても繊細で、あたしの感じる部分をゆっくりと探し出すように、丁寧に丁寧に首筋を這う。ねっとりと舌全体で舐め上げたかと思うと、舌先を硬く尖らせてつつっと動く。生き物のようなその感触に、あたしは声を止めることができなかった。
「あっ、ダメ、やめ……ああっ、ん、ふ………ッ」
「そうです、香織さん。そのまま、身を委ねて……」
凛太郎くんの指先が、スリップの上からあたしの両方の乳首を捻った。途端に体が跳ねあがる。
「あああっ!」
薄くてつるつるの生地を間に挟んでもたらされる刺激は、直接触れられるよりも鋭くあたしの快楽の中枢に届いた。みるみる反応してふたつの乳首が頭をもたげ、ねだるようにぷっくりと膨らむ。凛太郎くんの細い指先はそれに応えるように、摘まんだり引っ掻いたり優しく撫でたり、絶え間なくあたしをいじり続けて、あたしはもう、堪えることができずにビクビクと体を揺らした。
「あっ、やっ、はあっ、んう、ダメっ、あああっ!」
強い刺激に身悶えてるうちに、スリップがずり上がって足のつけ根までを完全に露出させる。見られてるとわかっていても勝手に跳ねる体は止められなくて、あたしはいつの間にか膝を折り曲げ、無意識に内股になった両足の隙間から、濡れて色の変わった下着を林さんに曝すことになった。あたしを見つめる林さんの目が、すうっと細くなった。
「ああ、いいですねえ……。あなたの体は、実に素直だ。わかりますか。素直というのはつまり、純粋ということだ。あなたの心はとても清らかで、そしてあなたの体も、性に対してこんなにも純粋だ。純潔とエロスとは、共存するのですよ……」
まるで、林さんの意志と連動するかのように、凛太郎くんの右手があたしの下半身に伸びた。腕を縛られ、避けることもできずに、濡れ始めたあたしの秘部が彼の指先を受け止める。すでに大きく膨らんだあたしの敏感な突起は、絹越しに愛撫を受けて、痺れるほどの快感にのたうつ。
「あああっ! やあっ、ダメっ、お願いっ、あっ、そこは……っ!」
自由のきかない体を魚のようにびくつかせて、あたしは悲鳴をあげた。こんな異常な状況なのに、あたしの体は完全にコントロールを逸脱して、極みを目指して快楽の階段を駆け上がる。縛られた腕、林さんの視線、凛太郎くんの指先。そのすべてがあたしを混乱させ、そして突き動かす。
「香織さん、きれいですよ……。そのまま、すべての衝動を解き放つのです」
凛太郎くんの優しい声が脳内に響き、あたしはガクガクと体を揺らした。
「ああっ、だめ、あ、あ――」
堪えようもないほどの性の衝動が体の奥のほうから噴き出して、それが一気に全身を満たした。
「っあ、ああっ、あああ――ッ!!」
凛太郎くんに後ろから抱きかかえられたまま、あたしは絶頂に達した。林さんに、その姿を曝して。スリップ越しでもわかる、勃ち上がった乳首と、色が変わるほど濡れた下着を、惜しげもなく曝して。
「あ……はぁ……っ」
肩で息をしながら、半ば絶望にも似た気持ちで脱力する。視界の隅で、林さんが筆を動かし始めるのが見えた。ぐったりともたれた凛太郎くんの胸から聞こえる鼓動は、冷めたほど落ち着いていて。
「……凛太郎くん。脱いで」
冷静な林さんの指示で、凛太郎くんがまとっていた衣服を脱ぎ始めた。
「さあ、香織さん。あなたの中に眠る真実を、林先生に、見せて差し上げてください」
凛太郎くんが耳元で囁いて、そのまま耳の裏を舐め上げる。
「ひゃあ……っ」
彫刻のように美しい凛太郎くんには不釣り合いな、温かくてざらついた舌だ。その動きはとても繊細で、あたしの感じる部分をゆっくりと探し出すように、丁寧に丁寧に首筋を這う。ねっとりと舌全体で舐め上げたかと思うと、舌先を硬く尖らせてつつっと動く。生き物のようなその感触に、あたしは声を止めることができなかった。
「あっ、ダメ、やめ……ああっ、ん、ふ………ッ」
「そうです、香織さん。そのまま、身を委ねて……」
凛太郎くんの指先が、スリップの上からあたしの両方の乳首を捻った。途端に体が跳ねあがる。
「あああっ!」
薄くてつるつるの生地を間に挟んでもたらされる刺激は、直接触れられるよりも鋭くあたしの快楽の中枢に届いた。みるみる反応してふたつの乳首が頭をもたげ、ねだるようにぷっくりと膨らむ。凛太郎くんの細い指先はそれに応えるように、摘まんだり引っ掻いたり優しく撫でたり、絶え間なくあたしをいじり続けて、あたしはもう、堪えることができずにビクビクと体を揺らした。
「あっ、やっ、はあっ、んう、ダメっ、あああっ!」
強い刺激に身悶えてるうちに、スリップがずり上がって足のつけ根までを完全に露出させる。見られてるとわかっていても勝手に跳ねる体は止められなくて、あたしはいつの間にか膝を折り曲げ、無意識に内股になった両足の隙間から、濡れて色の変わった下着を林さんに曝すことになった。あたしを見つめる林さんの目が、すうっと細くなった。
「ああ、いいですねえ……。あなたの体は、実に素直だ。わかりますか。素直というのはつまり、純粋ということだ。あなたの心はとても清らかで、そしてあなたの体も、性に対してこんなにも純粋だ。純潔とエロスとは、共存するのですよ……」
まるで、林さんの意志と連動するかのように、凛太郎くんの右手があたしの下半身に伸びた。腕を縛られ、避けることもできずに、濡れ始めたあたしの秘部が彼の指先を受け止める。すでに大きく膨らんだあたしの敏感な突起は、絹越しに愛撫を受けて、痺れるほどの快感にのたうつ。
「あああっ! やあっ、ダメっ、お願いっ、あっ、そこは……っ!」
自由のきかない体を魚のようにびくつかせて、あたしは悲鳴をあげた。こんな異常な状況なのに、あたしの体は完全にコントロールを逸脱して、極みを目指して快楽の階段を駆け上がる。縛られた腕、林さんの視線、凛太郎くんの指先。そのすべてがあたしを混乱させ、そして突き動かす。
「香織さん、きれいですよ……。そのまま、すべての衝動を解き放つのです」
凛太郎くんの優しい声が脳内に響き、あたしはガクガクと体を揺らした。
「ああっ、だめ、あ、あ――」
堪えようもないほどの性の衝動が体の奥のほうから噴き出して、それが一気に全身を満たした。
「っあ、ああっ、あああ――ッ!!」
凛太郎くんに後ろから抱きかかえられたまま、あたしは絶頂に達した。林さんに、その姿を曝して。スリップ越しでもわかる、勃ち上がった乳首と、色が変わるほど濡れた下着を、惜しげもなく曝して。
「あ……はぁ……っ」
肩で息をしながら、半ば絶望にも似た気持ちで脱力する。視界の隅で、林さんが筆を動かし始めるのが見えた。ぐったりともたれた凛太郎くんの胸から聞こえる鼓動は、冷めたほど落ち着いていて。
「……凛太郎くん。脱いで」
冷静な林さんの指示で、凛太郎くんがまとっていた衣服を脱ぎ始めた。
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