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12. 今朝
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【墨怜視点】
次の日の朝。
スマホのアラーム音が鳴り響き、枕の上に手を伸ばす。
「猿喰……? もー、起こさなくても起きれるってば……」
寝言のように呟いた口は、後半になるにつれて動かなくなる。次第に意識が上がっていき数秒も経たないうちに目が覚めてしまった。
「そうだ。僕、昨日……」
練太郎くんとの電話が終わった後、猿喰と揉め合ったことを思い出し徐々に顔が真っ青になる。自室から離れて、忍足で階段を降りる。
居間の方では兄さんと、莅戸さんが何かを話し込んでいた。
てか兄さん、昨日夜遅くまで晩酌してた筈なのに何故そんなに元気そうなんだろう。
兎に角、猿喰がここに居ないことに心底ホッとした。
「良かった……。いない」
「あ、坊起きたんですねー!」
「うひぃ?!」
飛ぶように振り返ると、エプロン姿のケラトが首を傾げている。両手には焼き立ての食パンと目玉焼きが乗った皿を持っている。
「お、おはよう……ケラト」
「おはようございます! 今日も天気が良いですねー。お弁当もうすぐできるので待っててくださいねー」
ケラトはテーブルに皿を置くとすぐに台所へと戻ってしまった。ケラトの気配に振り向いた兄さんたちが僕の姿に気付く。
「おはようございます。坊」
「おはよう。墨怜、今日は一人で起きてきたの?」
いつもは猿喰が起こしに行くからと珍しそうにする二人。そう言えば兄さんたちは昨日僕と猿喰に何かあったのかを知らない。
「この時間帯だと猿喰が坊の部屋に行く筈なんだけれど……」
「猿喰ならさっき、屋根に呼ばれていきましたよ」
「やねはるにかい? あいつまだ二日酔い真っ只中だろうに、大丈夫かなぁ」
兄さんは苦笑いしながら猿喰たちの想像を浮かべる。莅戸も滲んだ笑いになるが、僕はその気にはなれなかった。
「坊ー。朝食できましたよー、早く食べちゃって下さいね」
「……うん」
僕はケラトの所に向かい、スープカップに口付ける。
「今日はコンスープだ」
「昨日スーパー行ったら安くなってたんですよ。これ美味しいですよねー」
「ケラトって思ってたけれどお母さんみたい」
「え?! お母さん?!」
まるで心外だとでも言うかのような反応に僕は吹き出す。ケラトは次第に頬を赤らめ「お母さんでも嬉しいですけれどぉ……」とブツブツ呟いていた。
「俺はどっちかって言ったら、兄貴って思われたいって言うかぁ……」
「兄さんって呼ばれたいってこと?」
「いや! 坊の兄さんは組長で充分じゃないですか。まぁでも、あながち間違ってはないか。坊の事を弟みたいだと思っているのは本当なので」
「ふふ、僕もだよ。ケラトは家族で友達だって思ってる。いつも僕たちの事を気にかけてくれる大切な人だわ」
「友達……! そう言われたのは初めてです。これからも俺のこと頼って下さいね」
「うん!」
天真爛漫なケラトと話していると朝から靄付く心が浄化されそうだ。いつまでもこの空間が続けば良いのに。
玄関の引き戸が開く音で僕はハッとする。廊下から新たな二人の声が交わる。箸を伸ばす手を止め、じっと時間が過ぎるのを待っていた。
「あれ、猿喰さんたち帰ってきたんですね」
ケラトも気が付いたようで、立ち上がり廊下の方に向かう。
待ってケラト!
そう言い放つ前にケラトは行ってしまい、次第に焦燥感が募り始めた。やがてケラトが猿喰たちを連れて居間に現れる。
猿喰はやねはるを見てどこか呆れた表情になっていた。
もしかして仕事関連で話でもあったのかな。
そんな事を思っていると、猿喰と目が合う。猿喰の睫毛の長さが遠くからでも分かるのが余計に気にしてしまう。
猿喰は僕を凝視した後、にこりと女神の様な微笑みを向ける。
「坊、おはようございます」
「お、おはよう」
平然を真似た挨拶で返す。猿喰は特に強張った様子はなく至って普通である。
あんな事があったのに、猿喰は平気なの?
もしかして本当に思わせぶり……?
猿喰の変化なしの言動にどうしてか心がジクジクと痛む。
「おはよーございます。あれ、今日は一人で起きたんですね」やねはるも突かれると痛い発言をする。
「いつもは猿喰が起こしに行かないと起きないのに。猿喰、なんで起こしに行かなかったんだよー。俺とのやつは別に大した用事じゃなかったのに、いつもはほっぽって坊の所に行く癖に」
「え?!」
何それ初耳すぎるっ。
僕の驚愕の声はやねはるの声に飲み込まれ、誰にも気付かれない。気になる等の本人は至って平然としていた。
「確かに、猿喰さんはいつも坊を第一優先にしていましたよね。今日はどうしたんです?」
「別に何もありませんよ。ただ、坊ももう一人で起きれるだろうと考えただけです。坊の成長を見届けるのも世話係の務めでしょう?」
猿喰はまるで当然だというかの様な態度で促す。本筋の整った発言に僕以外の二人は「確かに」と声を揃え、納得している。
裏腹に、僕は勝手に大きな落胆に陥ってしまった。
……そっか。
猿喰はやっぱり、僕のことを世話の対象とでしか思ってなかったのか。兄さんの命令にただ、仕方なく従っていただけ。
苦しい。
心の中で唱えるのも虚しく思わず俯いてしまう。
「坊? どうかしましたか」
頭上から猿喰の声が降り注ぐ。顔を上げると、やねはるたちが心配そうな眼差しを向けている。
「坊、具合が悪いんですか?」
「う、ううん! 何でもないよ。ただ、少し眠いなぁって思っただけ」
気にしないでと取り繕い、みんなを宥める。ケラトは「何かあったら言って下さいよー」と面倒見の良さを発揮させていた。
そして、
「……」
猿喰は何も答えずただ僕をじっと見つめていた。
僕は居た堪れなくなり、「そうだ! 僕まだご飯食べてない!」と誤魔化してそそくさと居間へと戻った。
朝食を急いで食べていると、
ピーンポーン。
突如インターホンがなった。こんな早くに一体誰がと廊下をちらりと見やったが、後からケラトが玄関の方に「今行きまーす」と寄った。
やがて間も無くして、ケラトがこちらに向かってくる。
「坊~~。お友達が迎えにきてますよー」
「お、お友達?!」
僕友達を家に呼んだことないんだけれど?!
一気に迫る緊張感に胸を抑えながら、サンダルに履き替える。僅かに開いた扉に手をかけると、そこには制服姿の練太郎くんが立っていた。
「れ、練太郎くん?!?!」
「おはよう。墨怜」
練太郎くんは爽やかな笑みを浮かべて待っていた。
そもそもどうして僕の家が分かったんだ。てか、それよりヤクザの家だってバレてないよね?!
練太郎くんに言いたい事が山程あったが、彼の
「昨日はよく眠れたか?」で一度思考を遮断させる。
「う、うん。ありがとう……」
「良かった。墨怜をここまで送った後、大丈夫だったかって心配だったんだ。でも、昨日の電話といい顔色は悪くはなさそうだな」
ん? 僕をここまで送った後?
「あ、そうだ。僕は昨日練太郎くんに助けてもらった後自宅まで送ってもらったんだっけ」
どこぞの不良に絡まれた所を、練太郎くんが数発お見舞いしてた光景を思い出し、今までの焦燥感が収まる。
「てか墨怜、結構可愛いパジャマ着てるんだな」
「へ? ……あぁ! ちが、これはね今さっき起きてきたばっかりで……」
練太郎くんが口元を当てて喉奥を鳴らす。言い訳を考えている僕の現姿は、水玉模様の寝巻きだ。高校生になったら新しいパジャマを買おうと思っていたが、いつの間にかズルズルと時が過ぎていた。
「実は昨日のことが心配で様子を見にきたのと、墨怜と一緒に登校したいと思ってな。連絡もなしにお邪魔してすまない」
「いやいやいや、謝るのは僕の方だよ! 寧ろ練太郎くんには感謝しても仕切れないし。てか、先に学校行ってていいよ。僕、身支度しないと行けないから時間かかっちゃうし……」
次の日の朝。
スマホのアラーム音が鳴り響き、枕の上に手を伸ばす。
「猿喰……? もー、起こさなくても起きれるってば……」
寝言のように呟いた口は、後半になるにつれて動かなくなる。次第に意識が上がっていき数秒も経たないうちに目が覚めてしまった。
「そうだ。僕、昨日……」
練太郎くんとの電話が終わった後、猿喰と揉め合ったことを思い出し徐々に顔が真っ青になる。自室から離れて、忍足で階段を降りる。
居間の方では兄さんと、莅戸さんが何かを話し込んでいた。
てか兄さん、昨日夜遅くまで晩酌してた筈なのに何故そんなに元気そうなんだろう。
兎に角、猿喰がここに居ないことに心底ホッとした。
「良かった……。いない」
「あ、坊起きたんですねー!」
「うひぃ?!」
飛ぶように振り返ると、エプロン姿のケラトが首を傾げている。両手には焼き立ての食パンと目玉焼きが乗った皿を持っている。
「お、おはよう……ケラト」
「おはようございます! 今日も天気が良いですねー。お弁当もうすぐできるので待っててくださいねー」
ケラトはテーブルに皿を置くとすぐに台所へと戻ってしまった。ケラトの気配に振り向いた兄さんたちが僕の姿に気付く。
「おはようございます。坊」
「おはよう。墨怜、今日は一人で起きてきたの?」
いつもは猿喰が起こしに行くからと珍しそうにする二人。そう言えば兄さんたちは昨日僕と猿喰に何かあったのかを知らない。
「この時間帯だと猿喰が坊の部屋に行く筈なんだけれど……」
「猿喰ならさっき、屋根に呼ばれていきましたよ」
「やねはるにかい? あいつまだ二日酔い真っ只中だろうに、大丈夫かなぁ」
兄さんは苦笑いしながら猿喰たちの想像を浮かべる。莅戸も滲んだ笑いになるが、僕はその気にはなれなかった。
「坊ー。朝食できましたよー、早く食べちゃって下さいね」
「……うん」
僕はケラトの所に向かい、スープカップに口付ける。
「今日はコンスープだ」
「昨日スーパー行ったら安くなってたんですよ。これ美味しいですよねー」
「ケラトって思ってたけれどお母さんみたい」
「え?! お母さん?!」
まるで心外だとでも言うかのような反応に僕は吹き出す。ケラトは次第に頬を赤らめ「お母さんでも嬉しいですけれどぉ……」とブツブツ呟いていた。
「俺はどっちかって言ったら、兄貴って思われたいって言うかぁ……」
「兄さんって呼ばれたいってこと?」
「いや! 坊の兄さんは組長で充分じゃないですか。まぁでも、あながち間違ってはないか。坊の事を弟みたいだと思っているのは本当なので」
「ふふ、僕もだよ。ケラトは家族で友達だって思ってる。いつも僕たちの事を気にかけてくれる大切な人だわ」
「友達……! そう言われたのは初めてです。これからも俺のこと頼って下さいね」
「うん!」
天真爛漫なケラトと話していると朝から靄付く心が浄化されそうだ。いつまでもこの空間が続けば良いのに。
玄関の引き戸が開く音で僕はハッとする。廊下から新たな二人の声が交わる。箸を伸ばす手を止め、じっと時間が過ぎるのを待っていた。
「あれ、猿喰さんたち帰ってきたんですね」
ケラトも気が付いたようで、立ち上がり廊下の方に向かう。
待ってケラト!
そう言い放つ前にケラトは行ってしまい、次第に焦燥感が募り始めた。やがてケラトが猿喰たちを連れて居間に現れる。
猿喰はやねはるを見てどこか呆れた表情になっていた。
もしかして仕事関連で話でもあったのかな。
そんな事を思っていると、猿喰と目が合う。猿喰の睫毛の長さが遠くからでも分かるのが余計に気にしてしまう。
猿喰は僕を凝視した後、にこりと女神の様な微笑みを向ける。
「坊、おはようございます」
「お、おはよう」
平然を真似た挨拶で返す。猿喰は特に強張った様子はなく至って普通である。
あんな事があったのに、猿喰は平気なの?
もしかして本当に思わせぶり……?
猿喰の変化なしの言動にどうしてか心がジクジクと痛む。
「おはよーございます。あれ、今日は一人で起きたんですね」やねはるも突かれると痛い発言をする。
「いつもは猿喰が起こしに行かないと起きないのに。猿喰、なんで起こしに行かなかったんだよー。俺とのやつは別に大した用事じゃなかったのに、いつもはほっぽって坊の所に行く癖に」
「え?!」
何それ初耳すぎるっ。
僕の驚愕の声はやねはるの声に飲み込まれ、誰にも気付かれない。気になる等の本人は至って平然としていた。
「確かに、猿喰さんはいつも坊を第一優先にしていましたよね。今日はどうしたんです?」
「別に何もありませんよ。ただ、坊ももう一人で起きれるだろうと考えただけです。坊の成長を見届けるのも世話係の務めでしょう?」
猿喰はまるで当然だというかの様な態度で促す。本筋の整った発言に僕以外の二人は「確かに」と声を揃え、納得している。
裏腹に、僕は勝手に大きな落胆に陥ってしまった。
……そっか。
猿喰はやっぱり、僕のことを世話の対象とでしか思ってなかったのか。兄さんの命令にただ、仕方なく従っていただけ。
苦しい。
心の中で唱えるのも虚しく思わず俯いてしまう。
「坊? どうかしましたか」
頭上から猿喰の声が降り注ぐ。顔を上げると、やねはるたちが心配そうな眼差しを向けている。
「坊、具合が悪いんですか?」
「う、ううん! 何でもないよ。ただ、少し眠いなぁって思っただけ」
気にしないでと取り繕い、みんなを宥める。ケラトは「何かあったら言って下さいよー」と面倒見の良さを発揮させていた。
そして、
「……」
猿喰は何も答えずただ僕をじっと見つめていた。
僕は居た堪れなくなり、「そうだ! 僕まだご飯食べてない!」と誤魔化してそそくさと居間へと戻った。
朝食を急いで食べていると、
ピーンポーン。
突如インターホンがなった。こんな早くに一体誰がと廊下をちらりと見やったが、後からケラトが玄関の方に「今行きまーす」と寄った。
やがて間も無くして、ケラトがこちらに向かってくる。
「坊~~。お友達が迎えにきてますよー」
「お、お友達?!」
僕友達を家に呼んだことないんだけれど?!
一気に迫る緊張感に胸を抑えながら、サンダルに履き替える。僅かに開いた扉に手をかけると、そこには制服姿の練太郎くんが立っていた。
「れ、練太郎くん?!?!」
「おはよう。墨怜」
練太郎くんは爽やかな笑みを浮かべて待っていた。
そもそもどうして僕の家が分かったんだ。てか、それよりヤクザの家だってバレてないよね?!
練太郎くんに言いたい事が山程あったが、彼の
「昨日はよく眠れたか?」で一度思考を遮断させる。
「う、うん。ありがとう……」
「良かった。墨怜をここまで送った後、大丈夫だったかって心配だったんだ。でも、昨日の電話といい顔色は悪くはなさそうだな」
ん? 僕をここまで送った後?
「あ、そうだ。僕は昨日練太郎くんに助けてもらった後自宅まで送ってもらったんだっけ」
どこぞの不良に絡まれた所を、練太郎くんが数発お見舞いしてた光景を思い出し、今までの焦燥感が収まる。
「てか墨怜、結構可愛いパジャマ着てるんだな」
「へ? ……あぁ! ちが、これはね今さっき起きてきたばっかりで……」
練太郎くんが口元を当てて喉奥を鳴らす。言い訳を考えている僕の現姿は、水玉模様の寝巻きだ。高校生になったら新しいパジャマを買おうと思っていたが、いつの間にかズルズルと時が過ぎていた。
「実は昨日のことが心配で様子を見にきたのと、墨怜と一緒に登校したいと思ってな。連絡もなしにお邪魔してすまない」
「いやいやいや、謝るのは僕の方だよ! 寧ろ練太郎くんには感謝しても仕切れないし。てか、先に学校行ってていいよ。僕、身支度しないと行けないから時間かかっちゃうし……」
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