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105 ランク降格の影響
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ペナルティーのはずなのに、楽しみにしていた子供冒険者の引率。今回で2度目だけど、一緒に子供を護衛する「降格組」のジャンとレンの機嫌が悪い。
今回の子供は9人。
「どうしたの、降格男子が2人とも早く来て、心を入れ替えたのかな。前は遅刻ギリギリだったのに」
「なんでもねえよ」
「ちっ」
薬草採取地に黙って着いてきた。私が合流する前に何かあったのか、子供達がおびえている。
だから今日の薬草採取場所は私が選んだ、大きな枝が多い縦よりも横に広がった木が近くにある。
子供達が薬草を採り始めて30分、ジャンとレンが近づいてきた。
「おいお前、ギルドで俺達のことを何か言ったか。ギルマスや副ギルマスとも知り合いらしいな」
「さぼってるとか、何も言ってないよ」
ジャンに胸ぐらをつかまれた。
「やっぱてめえか。ギルドに奉仕作業の態度が悪いって密告があって、奉仕期間が延びたんだよ」
「そうなんだ。基本的に開けた場所でやってるから、見た人から報告があったんでしょうね」
「いけしゃあしゃあと!」
ジャンは私の胸元をつかんだままだ。頭の中までレベルが落ちている。
私は不適格な行動で降格だけど、ソロの討伐条件を満たしてCランク試験を受けた。その話はしたはずなのに、私の首元に「無防備な指」をさらしたままだ。
ミール直伝の技がある。ジャンが胸ぐらを右手でつかんでいるから、私は自分の右手を彼の手の上にかぶせる。そしてジャンの右手小指をつかむ。
ミールが丁寧に教えてくれた。「回しながら上にひねったら、指が折れるんだよ」
ボキッ。
「あ、本当だ~。ミールが言う通りだ。ノカヤダンジョンのオークと違ってもろい」
「あぐぐぐう」
「ジャン!」
ずっとこっちをうかがっている4人組がいる。ジャンの声でこちらに歩き始めた。盗賊殺しから勘が鋭くなっているのだろうか。危険に陥ったときの準備をしていて良かった。
収納指輪から、子供達の面倒をみることが決まってから買ったハシゴ3本を出した。5メートルで鉄製のお高いやつ。緊急避難用だ。
「みんな。木に登って、枝の又の間とかにしっかりつかまっていて!」
ジャン、レンに合流した男達は子供が木に避難するのを見ている。余裕・・。そうか子供が木に釘付けになっている限り、私は逃げられないと思っている。
なめられていて良かった。
「あなたたちパーティーで、計画的な犯行ね。狙いはこの収納指輪?」
「Eランクでソロの女が、大容量の収納指輪を持ってたら危ねえぜ」
「換金履歴も桁が違うしな」
「余計なお世話。それに自衛ぐらいできるわ」
「みんな以前は恐れてたけどな。実際には戦えないから、Eランクまで降格したんだろう」
「ああ、そういう「都合のいい予断」で私を狙ってきたのね」
そうか、私のように一度目立った人間がランクダウンすると、「獲物」と思われてしまうのか。
どうせソロだからEランクでいいやと思ったのは間違いだったようだ。
遠くからミールが見ている。だけど走ってこない。可愛いミールだけど「ニンジャ」という珍しくて強力なスキルを持っている。彼女が来ないということは、私1人で子供を守りながら戦えるということだ。
ハンドサインで「逃げるやつがいたらお願い」。「分かってる。夕飯はオークシチューがいいな」ハンドサインで帰ってきた。
「ここで私を襲ったら、ギルドに帰ってただじゃすまないわよ」
「おう、どうせパーティーから2人も降格したんだ。ばっくれるんだよ。その前にいいもん見つけたからな。お前の持ち物をもらって、南から国境でも超えるさ」
私は久々に両手にビス付き手甲スタイルで、真っ直ぐに175~185センチの男6人に向かって走り出した。
「とりあえず女を捕まえるぞ」
「来い」
私よりも強いが、ランクは中級ダンジョン中層に現れた。ビッグチキン程度の強さ。
つまり。
ばきっ。ばきっ。
「ぎゃっ」
押され気味でもはじき飛ばされず、クロスカウンターが入る。
『超回復』
盗賊の討伐から、幾分か残酷になったかも。
全員が剣を抜いたが、気にしない。
さくっ。ぼきっ。ざくっ。ぼきっ。
「「等価交換」『超回復』「等価交換」『超回復』「等価交換」『超回復』」
ミール先生のハンドサインに従い、狙うのは腕。なぜかは聞いてないが、信用して実行する。
1人だけミールの方に走って行って転ばされた。肩から変な音が鳴っているが、気のせいだろうか。
「うがああ」
「いでええ」
「誰だよ、こんな女は楽勝って言ったのは」
「俺の腕が折れてる」
さて、自粛期間の私闘は不味いが、子供をはじめ、私が襲われる場面を見た人が何人もいる。大丈夫だろう。
「ユリナ様、こいつらどうする?」
「捨てていくわけにもいかないし、やってみてから後処理が大変だって気付いた」
「殺して捨ててくる」
「ダメだよ、ミール。せっかく人を殺さずに裏世界から抜け出せたのに。あなたには殺って欲しくない」
「ユリナ様も人を殺したから、私も同じように経験したい」
「盗賊は手配されてたからいいの。こいつらまだ、冒険者だから不味いよ」
「隠滅くらい簡単なのに・・」
可愛く拗ねるミールの頭を抱いてほっこりするが、盗賊冒険者達が青ざめている。
「はっ」
木の上に避難させた子供達がこちらを見ている。
貧乏そうで情けないユリナお姉ちゃんのイメージが崩れる寸前だ。早く決着をつけないと、子供達が寄り付かなくなる。
結局、不良冒険者から武器を取り上げて、オルシマと反対側に逃がした。奴らの足を無事に残しすように戦わされたのは、この為なのだと分かった。
今後も「絡まれ&バイオレンス」を繰り返すのかと思うと、少し気が重い。
今回の子供は9人。
「どうしたの、降格男子が2人とも早く来て、心を入れ替えたのかな。前は遅刻ギリギリだったのに」
「なんでもねえよ」
「ちっ」
薬草採取地に黙って着いてきた。私が合流する前に何かあったのか、子供達がおびえている。
だから今日の薬草採取場所は私が選んだ、大きな枝が多い縦よりも横に広がった木が近くにある。
子供達が薬草を採り始めて30分、ジャンとレンが近づいてきた。
「おいお前、ギルドで俺達のことを何か言ったか。ギルマスや副ギルマスとも知り合いらしいな」
「さぼってるとか、何も言ってないよ」
ジャンに胸ぐらをつかまれた。
「やっぱてめえか。ギルドに奉仕作業の態度が悪いって密告があって、奉仕期間が延びたんだよ」
「そうなんだ。基本的に開けた場所でやってるから、見た人から報告があったんでしょうね」
「いけしゃあしゃあと!」
ジャンは私の胸元をつかんだままだ。頭の中までレベルが落ちている。
私は不適格な行動で降格だけど、ソロの討伐条件を満たしてCランク試験を受けた。その話はしたはずなのに、私の首元に「無防備な指」をさらしたままだ。
ミール直伝の技がある。ジャンが胸ぐらを右手でつかんでいるから、私は自分の右手を彼の手の上にかぶせる。そしてジャンの右手小指をつかむ。
ミールが丁寧に教えてくれた。「回しながら上にひねったら、指が折れるんだよ」
ボキッ。
「あ、本当だ~。ミールが言う通りだ。ノカヤダンジョンのオークと違ってもろい」
「あぐぐぐう」
「ジャン!」
ずっとこっちをうかがっている4人組がいる。ジャンの声でこちらに歩き始めた。盗賊殺しから勘が鋭くなっているのだろうか。危険に陥ったときの準備をしていて良かった。
収納指輪から、子供達の面倒をみることが決まってから買ったハシゴ3本を出した。5メートルで鉄製のお高いやつ。緊急避難用だ。
「みんな。木に登って、枝の又の間とかにしっかりつかまっていて!」
ジャン、レンに合流した男達は子供が木に避難するのを見ている。余裕・・。そうか子供が木に釘付けになっている限り、私は逃げられないと思っている。
なめられていて良かった。
「あなたたちパーティーで、計画的な犯行ね。狙いはこの収納指輪?」
「Eランクでソロの女が、大容量の収納指輪を持ってたら危ねえぜ」
「換金履歴も桁が違うしな」
「余計なお世話。それに自衛ぐらいできるわ」
「みんな以前は恐れてたけどな。実際には戦えないから、Eランクまで降格したんだろう」
「ああ、そういう「都合のいい予断」で私を狙ってきたのね」
そうか、私のように一度目立った人間がランクダウンすると、「獲物」と思われてしまうのか。
どうせソロだからEランクでいいやと思ったのは間違いだったようだ。
遠くからミールが見ている。だけど走ってこない。可愛いミールだけど「ニンジャ」という珍しくて強力なスキルを持っている。彼女が来ないということは、私1人で子供を守りながら戦えるということだ。
ハンドサインで「逃げるやつがいたらお願い」。「分かってる。夕飯はオークシチューがいいな」ハンドサインで帰ってきた。
「ここで私を襲ったら、ギルドに帰ってただじゃすまないわよ」
「おう、どうせパーティーから2人も降格したんだ。ばっくれるんだよ。その前にいいもん見つけたからな。お前の持ち物をもらって、南から国境でも超えるさ」
私は久々に両手にビス付き手甲スタイルで、真っ直ぐに175~185センチの男6人に向かって走り出した。
「とりあえず女を捕まえるぞ」
「来い」
私よりも強いが、ランクは中級ダンジョン中層に現れた。ビッグチキン程度の強さ。
つまり。
ばきっ。ばきっ。
「ぎゃっ」
押され気味でもはじき飛ばされず、クロスカウンターが入る。
『超回復』
盗賊の討伐から、幾分か残酷になったかも。
全員が剣を抜いたが、気にしない。
さくっ。ぼきっ。ざくっ。ぼきっ。
「「等価交換」『超回復』「等価交換」『超回復』「等価交換」『超回復』」
ミール先生のハンドサインに従い、狙うのは腕。なぜかは聞いてないが、信用して実行する。
1人だけミールの方に走って行って転ばされた。肩から変な音が鳴っているが、気のせいだろうか。
「うがああ」
「いでええ」
「誰だよ、こんな女は楽勝って言ったのは」
「俺の腕が折れてる」
さて、自粛期間の私闘は不味いが、子供をはじめ、私が襲われる場面を見た人が何人もいる。大丈夫だろう。
「ユリナ様、こいつらどうする?」
「捨てていくわけにもいかないし、やってみてから後処理が大変だって気付いた」
「殺して捨ててくる」
「ダメだよ、ミール。せっかく人を殺さずに裏世界から抜け出せたのに。あなたには殺って欲しくない」
「ユリナ様も人を殺したから、私も同じように経験したい」
「盗賊は手配されてたからいいの。こいつらまだ、冒険者だから不味いよ」
「隠滅くらい簡単なのに・・」
可愛く拗ねるミールの頭を抱いてほっこりするが、盗賊冒険者達が青ざめている。
「はっ」
木の上に避難させた子供達がこちらを見ている。
貧乏そうで情けないユリナお姉ちゃんのイメージが崩れる寸前だ。早く決着をつけないと、子供達が寄り付かなくなる。
結局、不良冒険者から武器を取り上げて、オルシマと反対側に逃がした。奴らの足を無事に残しすように戦わされたのは、この為なのだと分かった。
今後も「絡まれ&バイオレンス」を繰り返すのかと思うと、少し気が重い。
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