32 / 34
新米Ωと嘘つきα
しおりを挟む
泣き出しそうな顔で現れた彼に、一瞬だけ見惚れた。
「よかった!」
抱きすくめられ絞り出された言葉に胸が詰まる。
だから少し迷ってから。
「ごめん」
と小声で謝っておいた。
「俺、心配してたんだからな」
「……」
「あんたがまたどっかで酷い目に合ってないかって」
「僕をなんだと思ってんだ。そこらの男より強いんだから――」
そこまで言ってしまってから自らの発言の矛盾に口をつぐむがすでに遅し。
「あ?」
「それはないよ奏汰」
案の定、龍也と響子から呆れたような声が飛ぶ。
それも仕方ない、まんまとヤられかけた人間の言い草ではないのだ。
「いい加減、ちゃんと自覚しろって」
抱きつかれた腕に力がこもる。
「俺はあんたが好きだし、あんただけだよ」
「でも」
やはりあの場面が脳裏にチラついてしまう。
赤ちゃんと三人の微笑ましい光景。それを外から物欲しそうに眺めている自分の惨めさときたら。
考えるだけで、じわりと涙がにじむ。
「わっ、なんで泣いてんの!?」
「泣いてないし」
そう強がるが鼻の奥はツンとくるし、流れた涙は止まらない。
これほど冷静になれないなんてと自己嫌悪で死にそうになる。
そんなことでは彼に嫌われてしまう。疎まれたり捨てられたりしたらもう、生きていける気がしないのに。
「っ、ぅ……うぅ、っぐず……泣い゙てな゙ぃ」
「いやだから泣いて――痛ぇっ!」
彼を抱きしめていた龍也の後頭部を、響子が軽く叩く。
「黙らっしゃい、こういう時の慰め方っていうのを見せてあげる。奏汰、ほらおいで」
彼女は奏汰を引き離すと同じように抱きしめた。
「よしよし。泣いてない、泣いてないね。大丈夫だから」
「ぐす……っ、ん……ぅ、ごめん……涙、とまんねぇ……」
「いいのよ。無理しなくていいから。ゆっくり呼吸しましょうね」
「うん……」
まるで泣きじゃくる幼子をあやす母親のように、ゆっくり背中をさすってやる。
すると少しずつ落ち着いてきたらしい。
それを見る龍也の目は、やや剣呑であった。
「奏汰、俺の方に戻って来てよ」
「……」
「俺だってその涙、拭いてやれるし。なんなら舐めさせてほし――」
「よし通報するよ」
「だから痛ぇってば!」
すかさず足をだして彼に蹴りを入れる響子。
「笑えないジョークはもはやジョークじゃないよね」
「ジョークでも冗談でねぇよ。俺は本気で奏汰の涙なら喜んで舐めるし、他にもなんだって出来るっつーか」
「……」
「いやそんな冷たい目するなよ。あ、奏汰も怯えないで。わかった、今のは俺が悪かったよ、うん」
シュンとする龍也はいつもの彼だ。
その事に少しホッとしながら奏汰はゆっくりと彼女から離れる。
そして。
「これ」
「あ……」
手にはハンカチ。何故か少し気まずそうな彼に差し出した。
「気色悪かったよな、すまない」
完全にバレているのがわかっているので観念して頭を下げる。しかし予想していた冷ややかな視線も言葉もなく、それどころか。
「俺こそごめん!」
土下座せん勢いで逆に謝られた。
「俺のフェロモン、そのハンカチに付着させたんだ」
「へ?」
「あんたに俺で興奮して欲しくて」
「は?」
「俺だけに夢中になって欲しいし、そのためなら先にそこ噛んだらいいやって」
驚くとともに内心ホッとしたのは確かで。
「お前ってさ、僕のことすごく好きなんだな……」
「ちょっと今さら過ぎない!? だから最初から言ってんじゃん!」
そういえばそうだ。でもずっと感じていたはずの嫌悪感はない。むしろ嬉しいすらあるのが居心地悪い。
「そ、そうか」
奏汰とて憎からず想っているからこそ、嫉妬して感情的になってしまったのだ。
恋愛感情はなくとも結婚して家族になろうと思った明良に嫉妬する日がくるなんて。つくづく自分はΩになってしまったのだと一瞬だけよぎったが、向けられる愛情の前ではどうでもいいようにも思えた。
「えっと、僕も……好き、かも……?」
「マジで!?」
パァァっと彼の表情が明るくなる。
「好きって言った!? 言ったよな! 俺のことっ、好きになってくれたんだよな!?」
「え、あ、あぁ。多分?」
「多分じゃなくて! そこは断言しろよ」
「じゃ、じゃあ……」
その勢いに押されて。
「す、好きだ」
「誰が誰のことを?」
「僕が。龍也の、ことを」
好き、だと消え入るようにつぶやいた。すると達也の目が少し見開かれてから、ギュッと痛みを耐えるようにしかめられる。
「俺はめちゃくちゃ愛してる。Ωでもなくβでもなく、奏汰のことをずっとずっと」
「……」
「結婚してよ。番にもなりたい、他の奴らにもう触らせたくないから」
「龍也」
「お願い」
震えた手が目に入り、奏汰は思わず掴んだ。
そして驚いた彼が口を開く前に。
「その言葉、忘れんなよ」
と強く引き寄せてその指に口付けた。
「あとで話が違うとか言われても知らないからな」
メンヘラで重すぎるかもしれないとは我ながら思う。だが拒絶しつづけたのに、ここまで踏み込んできたのは彼の方だ。
今さら逃げるのは許さない。
そんな暗い気持ちを抱える彼を、龍也は幸せそうに見下ろしていた。
それはもう蕩けるような笑顔で。
「……やっと手にいれた」
「ん?」
「いやなんでもない。あんたこそ覚悟して」
覚悟、と言われてもピンとこない。αでまだ高校生の彼にとっては逆じゃないかと思うのだが。
しかし相手が嬉しそうなのは喜ばしいのだろうと何となくうなずく。
その瞬間。あーあ、と小さなため息が響子の方から聞こえたがそっちを振り向くより先に彼に強く抱かれた。
「絶対に離さないから」
「あ、ああ」
「今はまだ学生だけど、将来有望だからな。あんたと一緒に幸せになるために頑張る」
「将来か……」
先のことなんて誰にも分からない。特に、この嘘つき少年のいうことだ。
それでも自分に向けられた執着が心地いいくらいには、いよいよ絆されて堕とされてしまっているらしい。
「ま、期待せず待っててやるよ」
そう言って笑うと、再び抱きしめられる。
「俺、もう嘘はつかないから」
そういえば人の気を引く為の嘘は山ほどつかれたが、気持ちを偽られたことは無かった。
「それも期待しないでおいてやる」
嘘つきでいけ好かない年下αだが、その重すぎる愛だけは真実なのだろう。
時折、首の後ろを掠める指にソワソワしながらゆっくりと彼の胸に身体をあずけた。
「よかった!」
抱きすくめられ絞り出された言葉に胸が詰まる。
だから少し迷ってから。
「ごめん」
と小声で謝っておいた。
「俺、心配してたんだからな」
「……」
「あんたがまたどっかで酷い目に合ってないかって」
「僕をなんだと思ってんだ。そこらの男より強いんだから――」
そこまで言ってしまってから自らの発言の矛盾に口をつぐむがすでに遅し。
「あ?」
「それはないよ奏汰」
案の定、龍也と響子から呆れたような声が飛ぶ。
それも仕方ない、まんまとヤられかけた人間の言い草ではないのだ。
「いい加減、ちゃんと自覚しろって」
抱きつかれた腕に力がこもる。
「俺はあんたが好きだし、あんただけだよ」
「でも」
やはりあの場面が脳裏にチラついてしまう。
赤ちゃんと三人の微笑ましい光景。それを外から物欲しそうに眺めている自分の惨めさときたら。
考えるだけで、じわりと涙がにじむ。
「わっ、なんで泣いてんの!?」
「泣いてないし」
そう強がるが鼻の奥はツンとくるし、流れた涙は止まらない。
これほど冷静になれないなんてと自己嫌悪で死にそうになる。
そんなことでは彼に嫌われてしまう。疎まれたり捨てられたりしたらもう、生きていける気がしないのに。
「っ、ぅ……うぅ、っぐず……泣い゙てな゙ぃ」
「いやだから泣いて――痛ぇっ!」
彼を抱きしめていた龍也の後頭部を、響子が軽く叩く。
「黙らっしゃい、こういう時の慰め方っていうのを見せてあげる。奏汰、ほらおいで」
彼女は奏汰を引き離すと同じように抱きしめた。
「よしよし。泣いてない、泣いてないね。大丈夫だから」
「ぐす……っ、ん……ぅ、ごめん……涙、とまんねぇ……」
「いいのよ。無理しなくていいから。ゆっくり呼吸しましょうね」
「うん……」
まるで泣きじゃくる幼子をあやす母親のように、ゆっくり背中をさすってやる。
すると少しずつ落ち着いてきたらしい。
それを見る龍也の目は、やや剣呑であった。
「奏汰、俺の方に戻って来てよ」
「……」
「俺だってその涙、拭いてやれるし。なんなら舐めさせてほし――」
「よし通報するよ」
「だから痛ぇってば!」
すかさず足をだして彼に蹴りを入れる響子。
「笑えないジョークはもはやジョークじゃないよね」
「ジョークでも冗談でねぇよ。俺は本気で奏汰の涙なら喜んで舐めるし、他にもなんだって出来るっつーか」
「……」
「いやそんな冷たい目するなよ。あ、奏汰も怯えないで。わかった、今のは俺が悪かったよ、うん」
シュンとする龍也はいつもの彼だ。
その事に少しホッとしながら奏汰はゆっくりと彼女から離れる。
そして。
「これ」
「あ……」
手にはハンカチ。何故か少し気まずそうな彼に差し出した。
「気色悪かったよな、すまない」
完全にバレているのがわかっているので観念して頭を下げる。しかし予想していた冷ややかな視線も言葉もなく、それどころか。
「俺こそごめん!」
土下座せん勢いで逆に謝られた。
「俺のフェロモン、そのハンカチに付着させたんだ」
「へ?」
「あんたに俺で興奮して欲しくて」
「は?」
「俺だけに夢中になって欲しいし、そのためなら先にそこ噛んだらいいやって」
驚くとともに内心ホッとしたのは確かで。
「お前ってさ、僕のことすごく好きなんだな……」
「ちょっと今さら過ぎない!? だから最初から言ってんじゃん!」
そういえばそうだ。でもずっと感じていたはずの嫌悪感はない。むしろ嬉しいすらあるのが居心地悪い。
「そ、そうか」
奏汰とて憎からず想っているからこそ、嫉妬して感情的になってしまったのだ。
恋愛感情はなくとも結婚して家族になろうと思った明良に嫉妬する日がくるなんて。つくづく自分はΩになってしまったのだと一瞬だけよぎったが、向けられる愛情の前ではどうでもいいようにも思えた。
「えっと、僕も……好き、かも……?」
「マジで!?」
パァァっと彼の表情が明るくなる。
「好きって言った!? 言ったよな! 俺のことっ、好きになってくれたんだよな!?」
「え、あ、あぁ。多分?」
「多分じゃなくて! そこは断言しろよ」
「じゃ、じゃあ……」
その勢いに押されて。
「す、好きだ」
「誰が誰のことを?」
「僕が。龍也の、ことを」
好き、だと消え入るようにつぶやいた。すると達也の目が少し見開かれてから、ギュッと痛みを耐えるようにしかめられる。
「俺はめちゃくちゃ愛してる。Ωでもなくβでもなく、奏汰のことをずっとずっと」
「……」
「結婚してよ。番にもなりたい、他の奴らにもう触らせたくないから」
「龍也」
「お願い」
震えた手が目に入り、奏汰は思わず掴んだ。
そして驚いた彼が口を開く前に。
「その言葉、忘れんなよ」
と強く引き寄せてその指に口付けた。
「あとで話が違うとか言われても知らないからな」
メンヘラで重すぎるかもしれないとは我ながら思う。だが拒絶しつづけたのに、ここまで踏み込んできたのは彼の方だ。
今さら逃げるのは許さない。
そんな暗い気持ちを抱える彼を、龍也は幸せそうに見下ろしていた。
それはもう蕩けるような笑顔で。
「……やっと手にいれた」
「ん?」
「いやなんでもない。あんたこそ覚悟して」
覚悟、と言われてもピンとこない。αでまだ高校生の彼にとっては逆じゃないかと思うのだが。
しかし相手が嬉しそうなのは喜ばしいのだろうと何となくうなずく。
その瞬間。あーあ、と小さなため息が響子の方から聞こえたがそっちを振り向くより先に彼に強く抱かれた。
「絶対に離さないから」
「あ、ああ」
「今はまだ学生だけど、将来有望だからな。あんたと一緒に幸せになるために頑張る」
「将来か……」
先のことなんて誰にも分からない。特に、この嘘つき少年のいうことだ。
それでも自分に向けられた執着が心地いいくらいには、いよいよ絆されて堕とされてしまっているらしい。
「ま、期待せず待っててやるよ」
そう言って笑うと、再び抱きしめられる。
「俺、もう嘘はつかないから」
そういえば人の気を引く為の嘘は山ほどつかれたが、気持ちを偽られたことは無かった。
「それも期待しないでおいてやる」
嘘つきでいけ好かない年下αだが、その重すぎる愛だけは真実なのだろう。
時折、首の後ろを掠める指にソワソワしながらゆっくりと彼の胸に身体をあずけた。
82
あなたにおすすめの小説
クローゼットは宝箱
織緒こん
BL
てんつぶさん主催、オメガの巣作りアンソロジー参加作品です。
初めてのオメガバースです。
前後編8000文字強のSS。
◇ ◇ ◇
番であるオメガの穣太郎のヒートに合わせて休暇をもぎ取ったアルファの将臣。ほんの少し帰宅が遅れた彼を出迎えたのは、溢れかえるフェロモンの香気とクローゼットに籠城する番だった。狭いクローゼットに隠れるように巣作りする穣太郎を見つけて、出会ってから想いを通じ合わせるまでの数年間を思い出す。
美しく有能で、努力によってアルファと同等の能力を得た穣太郎。正気のときは決して甘えない彼が、ヒート期間中は将臣だけにぐずぐずに溺れる……。
年下わんこアルファ×年上美人オメガ。
【完結済】キズモノオメガの幸せの見つけ方~番のいる俺がアイツを愛することなんて許されない~
つきよの
BL
●ハッピーエンド●
「勇利先輩……?」
俺、勇利渉は、真冬に照明と暖房も消されたオフィスで、コートを着たままノートパソコンに向かっていた。
だが、突然背後から名前を呼ばれて後ろを振り向くと、声の主である人物の存在に思わず驚き、心臓が跳ね上がった。
(どうして……)
声が出ないほど驚いたのは、今日はまだ、そこにいるはずのない人物が立っていたからだった。
「東谷……」
俺の目に映し出されたのは、俺が初めて新人研修を担当した後輩、東谷晧だった。
背が高く、ネイビーより少し明るい色の細身スーツ。
落ち着いたブラウンカラーの髪色は、目鼻立ちの整った顔を引き立たせる。
誰もが目を惹くルックスは、最後に会った三年前となんら変わっていなかった。
そう、最後に過ごしたあの夜から、空白の三年間なんてなかったかのように。
番になればラット化を抑えられる
そんな一方的な理由で番にさせられたオメガ
しかし、アルファだと偽って生きていくには
関係を続けることが必要で……
そんな中、心から愛する人と出会うも
自分には噛み痕が……
愛したいのに愛することは許されない
社会人オメガバース
あの日から三年ぶりに会うアイツは…
敬語後輩α × 首元に噛み痕が残るΩ
孤独の王と後宮の青葉
秋月真鳥
BL
塔に閉じ込められた居場所のない妾腹の王子は、15歳になってもバース性が判明していなかった。美少女のような彼を、父親はオメガと決め付けて遠い異国の後宮に入れる。
異国の王は孤独だった。誰もが彼をアルファと信じているのに、本当はオメガでそのことを明かすことができない。
筋骨隆々としたアルファらしい孤独なオメガの王と、美少女のようなオメガらしいアルファの王子は、互いの孤独を埋め合い、愛し合う。
※ムーンライトノベルズ様にも投稿しています。
※完結まで予約投稿しています。
愛しいアルファが擬態をやめたら。
フジミサヤ
BL
「樹を傷物にしたの俺だし。責任とらせて」
「その言い方ヤメロ」
黒川樹の幼馴染みである九條蓮は、『運命の番』に憧れるハイスペック完璧人間のアルファである。蓮の元恋人が原因の事故で、樹は蓮に項を噛まれてしまう。樹は「番になっていないので責任をとる必要はない」と告げるが蓮は納得しない。しかし、樹は蓮に伝えていない秘密を抱えていた。
◇同級生の幼馴染みがお互いの本性曝すまでの話です。小学生→中学生→高校生→大学生までサクサク進みます。ハッピーエンド。
◇オメガバースの設定を一応借りてますが、あまりそれっぽい描写はありません。ムーンライトノベルズにも投稿しています。
ヤンキーΩに愛の巣を用意した結果
SF
BL
アルファの高校生・雪政にはかわいいかわいい幼馴染がいる。オメガにして学校一のヤンキー・春太郎だ。雪政は猛アタックするもそっけなく対応される。
そこで雪政がひらめいたのは
「めちゃくちゃ居心地のいい巣を作れば俺のとこに居てくれるんじゃない?!」
アルファである雪政が巣作りの為に奮闘するが果たして……⁈
ちゃらんぽらん風紀委員長アルファ×パワー系ヤンキーオメガのハッピーなラブコメ!
※猫宮乾様主催 ●●バースアンソロジー寄稿作品です。
【完結】陰キャなΩは義弟αに嫌われるほど好きになる
grotta
BL
蓉平は父親が金持ちでひきこもりの一見平凡なアラサーオメガ。
幼い頃から特殊なフェロモン体質で、誰彼構わず惹き付けてしまうのが悩みだった。
そんな蓉平の父が突然再婚することになり、大学生の義弟ができた。
それがなんと蓉平が推しているSNSのインフルエンサーAoこと蒼司だった。
【俺様インフルエンサーα×引きこもり無自覚フェロモン垂れ流しΩ】
フェロモンアレルギーの蒼司は蓉平のフェロモンに誘惑されたくない。それであえて「変態」などと言って冷たく接してくるが、フェロモン体質で人に好かれるのに嫌気がさしていた蓉平は逆に「嫌われるのって気楽〜♡」と喜んでしまう。しかも喜べば喜ぶほどフェロモンがダダ漏れになり……?
・なぜか義弟と二人暮らしするはめに
・親の陰謀(?)
・50代男性と付き合おうとしたら怒られました
※オメガバースですが、コメディですので気楽にどうぞ。
※本編に入らなかったいちゃラブ(?)番外編は全4話。
※6/20 本作がエブリスタの「正反対の二人のBL」コンテストにて佳作に選んで頂けました!
八月は僕のつがい
やなぎ怜
BL
冬生まれの雪宗(ゆきむね)は、だからかは定かではないが、夏に弱い。そして夏の月を冠する八月(はつき)にも、弱かった。αである八月の相手は愛らしい彼の従弟たるΩだろうと思いながら、平凡なβの雪宗は八月との関係を続けていた。八月が切り出すまでは、このぬるま湯につかったような関係を終わらせてやらない。そう思っていた雪宗だったが……。
※オメガバース。性描写は薄く、主人公は面倒くさい性格です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる