31 / 34
波路 響子は承服しがたい
しおりを挟む
波路 響子は滅多に激昂したりはしない。
感情がさほど顔に出る方でもなく、かといって胸の内に秘めるタイプかといえばそうでは無い。
ただ常に別のことを考えて、気を逸らしているだけ。
「ねぇ奏汰」
紅茶をいれたティーカップを、幼なじみの前に置く。
「茶柱って紅茶に立っても茶柱なんだっけ」
泣きながら町内を歩く彼を見つけ、とりあえず自宅につれてき開口一番にする話だろうか。
「知らないし」
案の定、泣き腫らした目で素っ気なく返されるが彼女は特に気にしない。
「紅茶といえばティーパックだけど。ずっとTバックって言ってたことが判明して、黒歴史が更新されたよ」
「あ、そう」
「Tバックは奏汰の方が似合いそうだよね。今度プレゼントしようか」
「いらん、そんな趣味ない」
「そう? おそろいにしようよ」
「やだね」
なにが悲しくて女友達と下着をおそろいにしなきゃならんのだ、と口をとがらせる幼なじみを可愛いと思う。
「んー、じゃあフンドシにするね」
「そうじゃなくて」
こうやって言葉を返してくれるのも嬉しい。
実は会話の内容にも意味はなくて、すべてはこの気の強い幼なじみと言葉を交わしていたいという下心なのだが。
Ω女が男に、というのはここでは無粋である。
下心に性別もバース性も関係ないのだ。
「っていうか」
すん、と彼が鼻をひとつ鳴らして言う。
「響子はなにも聞かないのかよ」
つまり泣いていた理由だ。
しかし彼女は首をかしげた。
「なにが? 奏汰の下着の色とか」
「ちがうわバカ」
ジト目で睨んでくる可愛い幼なじみに対して、響子は肩をすくめる。
「理由は分からなくても原因は分かりきっているからねぇ」
「え……」
「あの少年でしょ」
少年、とは龍也のことだ。
この前もストーカーでありレイプ犯をボコボコにした挙句、殺しかけた。響子と拓斗が止めなければ、今頃もっと面倒なことになっていただろう。
そういえばあの卑劣な男はどうしたのだろう。
新聞やネットニュースには事件として載っていないようなので罪には問われなかったらしい。
とはいえなにも聞かないのが逆に薄気味悪いのだが。
「違う、僕が悪い」
奏汰が気まずそうにつぶやいた。
「Ωってこんなに大変だなんて知らなかった」
「大変?」
はて、と首を傾げる。
「あいつのハンカチが廊下に落ちてて……それがすごくいい匂いで」
「あー、なるほど」
フェロモンというのは匂いとして認識されやすいのは知っていたし、αのそれに惹かれるのはよくある。
しかし。
「それだけじゃないでしょ」
「……」
そこで彼もようやく渋々、事情を口にし始めた。
ただでさえ慣れないフェロモンで充てられるショックの中で、そのαと他のΩとの仲睦まじい姿を見せられてはたまらないだろう。
ようやく合点がいったが、多少疑問が残る。
「αの匂いってあんなに強いんだな。僕、知らなかった」
身体が蕩けそうだった、と顔を赤らめる彼に響子は眉をひそめた。
発情期ではないのにそんな反応が起こるのは普通のことではない。だとすれば、龍也がなにかしたのだろう。
「……あのガキ」
「え?」
「いやなんでもないよ。奏汰は身体、大丈夫?」
思わず毒づいてしまった。こんな怒りの感情ははじめてだ。
しかし大切な幼なじみに対して、薬を使う不届き者を許してやるものか。
「いや僕は別に……むしろあの二人に酷いことしたかもしれない」
「どういうことなの」
「付き合ってると、思う」
「誰と誰が?」
「龍也と明良さんが」
「んえ?」
思わず素っ頓狂な声で聞き返してしまう。
「どゆうこと」
「だから。アイツら多分付き合ってるから、僕が邪魔に……」
「ないない、絶対にない」
「響子?」
「あるわけないでしょ。奏汰は可愛いけどアホの子なのかな」
「はぁぁ!? 失礼なヤツだな!」
憤慨されようがアホなものはアホだし、的外れにも程がある。
「なにをどう見れば、彼が他の子と付き合ってるという妄言になるの」
「だって赤ちゃん見てた」
「それがなに」
「わ、笑ってたし!」
「しかめっ面で赤ちゃん抱いてたらそれはそれでイヤなヤツだね」
「えっと……でも……」
ごにょごにょ言いながらだんだん言葉が尻すぼみになると共に、彼の目が泳ぎはじめた。
きっと自分でもよく分かっていないのだ。
思えば無理もないのかもしれない。
先天的なΩと違い、突然変異してホルモンバランスはめちゃくちゃ不安定だろうし近くにαはいるし。
そもそもあれだけの反応をしたのは、ハンカチになにか仕掛けがあったのは疑いようがない。
改めて龍也の、彼に対しての執着を見せられて正直苛立ちはあるが逆に潔いとも思える。
「奏汰」
響子は安心させようと手を伸ばした。そっと彼の髪に触れ、優しくなでる。
「……」
あんなに可愛いがられることに反発する幼なじみが、小さく息を詰めただけで大人しくされるがままでいることに内心ため息をついた。
ああもう彼は完全に同類なのだ、と。
――私がαだったらよかったのに。
そう生まれてはじめて思った。
しかしそんな些細なことにこだわる必要はない。
守り方は色々あるのだ。
「奏汰は愛されてる。なんならもう離してもらえないくらいの所までいるんだよ」
だれに、とは言わない。意地を張ったのだ。
「それに匂いに惹かれるのは、きっと身体の相性もいいんだろうよ」
「か、身体の?」
途端に顔を真っ赤にして目を見開く彼が、かわいくて仕方ない。同時にやはり後で龍也を弟の拓斗にぶん殴らせようと誓った。
「運命の番、ってやつだね」
「そんなものないだろ」
「あるよ。本能で嗅ぎ分けるんだから」
「本当に……?」
「Ωの私が言うんだから本当だよ」
嘘だ。Ωであってもその真偽は不明。
匂いフェチのように体臭に惹かれるのはあるらしいが、それがどう運命なのは分からないし確かめたいとも思わない。
ただ、この世の全てが真実である必要はないのだ。
「奏汰は彼が好きなんだよね?」
「……」
「好きなんだよ、多分」
本当に世話がやける。
すっかり恋愛音痴になった彼には、少々強引に言い含めて認めさせたほうが手っ取り早いのかもしれない。
「だから他のΩと仲良く赤ちゃん抱いていてヤキモチ妬いたんでしょ」
「うっ」
「それで勘違いして泣いちゃったと」
でも。だの、ちがう。だのとまだなにか呟いていたが聞く気は無い。
やおらにスマホを取り出した。
「――あ。もしもし、今すぐおいで。場所? 教えてあげないから自分で探しな。でも五分以内にね、じゃなきゃ君の大事なお姫様は私がもらうから。――え? 今更それいうの。関係ないじゃん。私、この子とならΩ同士付き合っちゃうから。――うるさい、わめくヒマがあるなら来なさい。――はい、あと四分三十秒……って切れた」
電話でひとしきり話してから肩をすくめる。
「響子、今のって」
「急いで来るんだって、あの子」
もちろん相手は龍也だ。
ものすごい剣幕だったのを思い出し、小さく笑う。
「でもまあ。相思相愛なら許してあげようかな」
「へ?」
「いやいやこっちの話」
訳が分からないという様子の彼を見ながら、響子は紅茶とともに出した菓子を摘む。
「でも少しほろ苦いねぇ」
なんのことだと言いたげな彼に、ウィンクだけして。
「このチョコクッキーがね」
と答えた。
感情がさほど顔に出る方でもなく、かといって胸の内に秘めるタイプかといえばそうでは無い。
ただ常に別のことを考えて、気を逸らしているだけ。
「ねぇ奏汰」
紅茶をいれたティーカップを、幼なじみの前に置く。
「茶柱って紅茶に立っても茶柱なんだっけ」
泣きながら町内を歩く彼を見つけ、とりあえず自宅につれてき開口一番にする話だろうか。
「知らないし」
案の定、泣き腫らした目で素っ気なく返されるが彼女は特に気にしない。
「紅茶といえばティーパックだけど。ずっとTバックって言ってたことが判明して、黒歴史が更新されたよ」
「あ、そう」
「Tバックは奏汰の方が似合いそうだよね。今度プレゼントしようか」
「いらん、そんな趣味ない」
「そう? おそろいにしようよ」
「やだね」
なにが悲しくて女友達と下着をおそろいにしなきゃならんのだ、と口をとがらせる幼なじみを可愛いと思う。
「んー、じゃあフンドシにするね」
「そうじゃなくて」
こうやって言葉を返してくれるのも嬉しい。
実は会話の内容にも意味はなくて、すべてはこの気の強い幼なじみと言葉を交わしていたいという下心なのだが。
Ω女が男に、というのはここでは無粋である。
下心に性別もバース性も関係ないのだ。
「っていうか」
すん、と彼が鼻をひとつ鳴らして言う。
「響子はなにも聞かないのかよ」
つまり泣いていた理由だ。
しかし彼女は首をかしげた。
「なにが? 奏汰の下着の色とか」
「ちがうわバカ」
ジト目で睨んでくる可愛い幼なじみに対して、響子は肩をすくめる。
「理由は分からなくても原因は分かりきっているからねぇ」
「え……」
「あの少年でしょ」
少年、とは龍也のことだ。
この前もストーカーでありレイプ犯をボコボコにした挙句、殺しかけた。響子と拓斗が止めなければ、今頃もっと面倒なことになっていただろう。
そういえばあの卑劣な男はどうしたのだろう。
新聞やネットニュースには事件として載っていないようなので罪には問われなかったらしい。
とはいえなにも聞かないのが逆に薄気味悪いのだが。
「違う、僕が悪い」
奏汰が気まずそうにつぶやいた。
「Ωってこんなに大変だなんて知らなかった」
「大変?」
はて、と首を傾げる。
「あいつのハンカチが廊下に落ちてて……それがすごくいい匂いで」
「あー、なるほど」
フェロモンというのは匂いとして認識されやすいのは知っていたし、αのそれに惹かれるのはよくある。
しかし。
「それだけじゃないでしょ」
「……」
そこで彼もようやく渋々、事情を口にし始めた。
ただでさえ慣れないフェロモンで充てられるショックの中で、そのαと他のΩとの仲睦まじい姿を見せられてはたまらないだろう。
ようやく合点がいったが、多少疑問が残る。
「αの匂いってあんなに強いんだな。僕、知らなかった」
身体が蕩けそうだった、と顔を赤らめる彼に響子は眉をひそめた。
発情期ではないのにそんな反応が起こるのは普通のことではない。だとすれば、龍也がなにかしたのだろう。
「……あのガキ」
「え?」
「いやなんでもないよ。奏汰は身体、大丈夫?」
思わず毒づいてしまった。こんな怒りの感情ははじめてだ。
しかし大切な幼なじみに対して、薬を使う不届き者を許してやるものか。
「いや僕は別に……むしろあの二人に酷いことしたかもしれない」
「どういうことなの」
「付き合ってると、思う」
「誰と誰が?」
「龍也と明良さんが」
「んえ?」
思わず素っ頓狂な声で聞き返してしまう。
「どゆうこと」
「だから。アイツら多分付き合ってるから、僕が邪魔に……」
「ないない、絶対にない」
「響子?」
「あるわけないでしょ。奏汰は可愛いけどアホの子なのかな」
「はぁぁ!? 失礼なヤツだな!」
憤慨されようがアホなものはアホだし、的外れにも程がある。
「なにをどう見れば、彼が他の子と付き合ってるという妄言になるの」
「だって赤ちゃん見てた」
「それがなに」
「わ、笑ってたし!」
「しかめっ面で赤ちゃん抱いてたらそれはそれでイヤなヤツだね」
「えっと……でも……」
ごにょごにょ言いながらだんだん言葉が尻すぼみになると共に、彼の目が泳ぎはじめた。
きっと自分でもよく分かっていないのだ。
思えば無理もないのかもしれない。
先天的なΩと違い、突然変異してホルモンバランスはめちゃくちゃ不安定だろうし近くにαはいるし。
そもそもあれだけの反応をしたのは、ハンカチになにか仕掛けがあったのは疑いようがない。
改めて龍也の、彼に対しての執着を見せられて正直苛立ちはあるが逆に潔いとも思える。
「奏汰」
響子は安心させようと手を伸ばした。そっと彼の髪に触れ、優しくなでる。
「……」
あんなに可愛いがられることに反発する幼なじみが、小さく息を詰めただけで大人しくされるがままでいることに内心ため息をついた。
ああもう彼は完全に同類なのだ、と。
――私がαだったらよかったのに。
そう生まれてはじめて思った。
しかしそんな些細なことにこだわる必要はない。
守り方は色々あるのだ。
「奏汰は愛されてる。なんならもう離してもらえないくらいの所までいるんだよ」
だれに、とは言わない。意地を張ったのだ。
「それに匂いに惹かれるのは、きっと身体の相性もいいんだろうよ」
「か、身体の?」
途端に顔を真っ赤にして目を見開く彼が、かわいくて仕方ない。同時にやはり後で龍也を弟の拓斗にぶん殴らせようと誓った。
「運命の番、ってやつだね」
「そんなものないだろ」
「あるよ。本能で嗅ぎ分けるんだから」
「本当に……?」
「Ωの私が言うんだから本当だよ」
嘘だ。Ωであってもその真偽は不明。
匂いフェチのように体臭に惹かれるのはあるらしいが、それがどう運命なのは分からないし確かめたいとも思わない。
ただ、この世の全てが真実である必要はないのだ。
「奏汰は彼が好きなんだよね?」
「……」
「好きなんだよ、多分」
本当に世話がやける。
すっかり恋愛音痴になった彼には、少々強引に言い含めて認めさせたほうが手っ取り早いのかもしれない。
「だから他のΩと仲良く赤ちゃん抱いていてヤキモチ妬いたんでしょ」
「うっ」
「それで勘違いして泣いちゃったと」
でも。だの、ちがう。だのとまだなにか呟いていたが聞く気は無い。
やおらにスマホを取り出した。
「――あ。もしもし、今すぐおいで。場所? 教えてあげないから自分で探しな。でも五分以内にね、じゃなきゃ君の大事なお姫様は私がもらうから。――え? 今更それいうの。関係ないじゃん。私、この子とならΩ同士付き合っちゃうから。――うるさい、わめくヒマがあるなら来なさい。――はい、あと四分三十秒……って切れた」
電話でひとしきり話してから肩をすくめる。
「響子、今のって」
「急いで来るんだって、あの子」
もちろん相手は龍也だ。
ものすごい剣幕だったのを思い出し、小さく笑う。
「でもまあ。相思相愛なら許してあげようかな」
「へ?」
「いやいやこっちの話」
訳が分からないという様子の彼を見ながら、響子は紅茶とともに出した菓子を摘む。
「でも少しほろ苦いねぇ」
なんのことだと言いたげな彼に、ウィンクだけして。
「このチョコクッキーがね」
と答えた。
56
あなたにおすすめの小説
愛しいアルファが擬態をやめたら。
フジミサヤ
BL
「樹を傷物にしたの俺だし。責任とらせて」
「その言い方ヤメロ」
黒川樹の幼馴染みである九條蓮は、『運命の番』に憧れるハイスペック完璧人間のアルファである。蓮の元恋人が原因の事故で、樹は蓮に項を噛まれてしまう。樹は「番になっていないので責任をとる必要はない」と告げるが蓮は納得しない。しかし、樹は蓮に伝えていない秘密を抱えていた。
◇同級生の幼馴染みがお互いの本性曝すまでの話です。小学生→中学生→高校生→大学生までサクサク進みます。ハッピーエンド。
◇オメガバースの設定を一応借りてますが、あまりそれっぽい描写はありません。ムーンライトノベルズにも投稿しています。
クローゼットは宝箱
織緒こん
BL
てんつぶさん主催、オメガの巣作りアンソロジー参加作品です。
初めてのオメガバースです。
前後編8000文字強のSS。
◇ ◇ ◇
番であるオメガの穣太郎のヒートに合わせて休暇をもぎ取ったアルファの将臣。ほんの少し帰宅が遅れた彼を出迎えたのは、溢れかえるフェロモンの香気とクローゼットに籠城する番だった。狭いクローゼットに隠れるように巣作りする穣太郎を見つけて、出会ってから想いを通じ合わせるまでの数年間を思い出す。
美しく有能で、努力によってアルファと同等の能力を得た穣太郎。正気のときは決して甘えない彼が、ヒート期間中は将臣だけにぐずぐずに溺れる……。
年下わんこアルファ×年上美人オメガ。
【完結済】キズモノオメガの幸せの見つけ方~番のいる俺がアイツを愛することなんて許されない~
つきよの
BL
●ハッピーエンド●
「勇利先輩……?」
俺、勇利渉は、真冬に照明と暖房も消されたオフィスで、コートを着たままノートパソコンに向かっていた。
だが、突然背後から名前を呼ばれて後ろを振り向くと、声の主である人物の存在に思わず驚き、心臓が跳ね上がった。
(どうして……)
声が出ないほど驚いたのは、今日はまだ、そこにいるはずのない人物が立っていたからだった。
「東谷……」
俺の目に映し出されたのは、俺が初めて新人研修を担当した後輩、東谷晧だった。
背が高く、ネイビーより少し明るい色の細身スーツ。
落ち着いたブラウンカラーの髪色は、目鼻立ちの整った顔を引き立たせる。
誰もが目を惹くルックスは、最後に会った三年前となんら変わっていなかった。
そう、最後に過ごしたあの夜から、空白の三年間なんてなかったかのように。
番になればラット化を抑えられる
そんな一方的な理由で番にさせられたオメガ
しかし、アルファだと偽って生きていくには
関係を続けることが必要で……
そんな中、心から愛する人と出会うも
自分には噛み痕が……
愛したいのに愛することは許されない
社会人オメガバース
あの日から三年ぶりに会うアイツは…
敬語後輩α × 首元に噛み痕が残るΩ
孤独の王と後宮の青葉
秋月真鳥
BL
塔に閉じ込められた居場所のない妾腹の王子は、15歳になってもバース性が判明していなかった。美少女のような彼を、父親はオメガと決め付けて遠い異国の後宮に入れる。
異国の王は孤独だった。誰もが彼をアルファと信じているのに、本当はオメガでそのことを明かすことができない。
筋骨隆々としたアルファらしい孤独なオメガの王と、美少女のようなオメガらしいアルファの王子は、互いの孤独を埋め合い、愛し合う。
※ムーンライトノベルズ様にも投稿しています。
※完結まで予約投稿しています。
サクラメント300
朝顔
BL
アルファの佐倉は、過去に恋人を傷つけたことで、贖罪のための人生を送ってきた。
ある日不運な偶然が重なって、勤務先のビルのエレベーターに閉じ込められてしまった。
そこで一緒に閉じ込められたアルファの男と仲良くなる。
お互い複雑なバース性であったため、事故のように体を重ねてしまう。
ただの偶然の出会いのように見えたが、それぞれが赦しを求めて生きてきた。
贖罪の人生を選んだ佐倉が、その先に見つける幸せとは……
春らしく桜が思い浮かぶようなお話を目指して、赦しをテーマに書いてみました。
全28話 完結済み
⭐︎規格外フェロモンα×元攻めα
⭐︎主人公受けですが、攻め視点もあり。
※オメガバースの設定をお借りして、オリジナル要素を入れています。
いつか誰かの
秋月真鳥
BL
――いつか誰かのものになる相手と恋愛をしても不毛だろう?
高校の同窓会の席で再会した、サムエルとジャン。
αのサムエルがずっと恋をしていたのは、βのジャンだった。
ジャンはαとΩとは恋愛をしない主義で、それでも諦められないサムエルはジャンを追いかける。
β×αの異色オメガバースの海外ドラマ風BL。
※オメガバース設定ですが、攻めはβ、受けはαとなります。
※苦手な方はご注意ください。
※ムーンライトノベルズ様、pixiv様にも掲載しています。
【完結】陰キャなΩは義弟αに嫌われるほど好きになる
grotta
BL
蓉平は父親が金持ちでひきこもりの一見平凡なアラサーオメガ。
幼い頃から特殊なフェロモン体質で、誰彼構わず惹き付けてしまうのが悩みだった。
そんな蓉平の父が突然再婚することになり、大学生の義弟ができた。
それがなんと蓉平が推しているSNSのインフルエンサーAoこと蒼司だった。
【俺様インフルエンサーα×引きこもり無自覚フェロモン垂れ流しΩ】
フェロモンアレルギーの蒼司は蓉平のフェロモンに誘惑されたくない。それであえて「変態」などと言って冷たく接してくるが、フェロモン体質で人に好かれるのに嫌気がさしていた蓉平は逆に「嫌われるのって気楽〜♡」と喜んでしまう。しかも喜べば喜ぶほどフェロモンがダダ漏れになり……?
・なぜか義弟と二人暮らしするはめに
・親の陰謀(?)
・50代男性と付き合おうとしたら怒られました
※オメガバースですが、コメディですので気楽にどうぞ。
※本編に入らなかったいちゃラブ(?)番外編は全4話。
※6/20 本作がエブリスタの「正反対の二人のBL」コンテストにて佳作に選んで頂けました!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる