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終幕
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――やはり嘘つきは嘘つきだった。
「もう知らんっ、あのバカ!」
怒り心頭の奏汰。頭を抱えたかと思えば、自身のスマホをソファに向かって投げつける。
「なにが両親不仲だよっ、金はあるけど愛情がない、だ!!」
たしかに裕福であった。それもそのはず夫婦ともに有名な音楽家らしく、普段から世界中を飛び回っているらしい。
だから家にはハウスキーパーこそ出入りはしているものの、実質は一人暮らしに近いとのこと。
しかし。
「僕は聞いてないぞ! お姉さんが三人もいるなんて!!!」
しかもそれぞれモデルと歌手、画家ですべて世界的に有名なレベルの人たちだと。
そしてさらに家族とは国をまたいで別居していても別に不仲ではなく、むしろかれと付き合う前から婚約者として話題にあがっていたなんて。
「だいたいなんでそんなすごい家族持ってるヤツが日本にいるんだよ……」
まさに住む世界が違うというやつ。頭のひとつも抱えたくなるのは至極当然なわけで。
「しかもあいつ、前から子ども欲しくないって言ってたのに」
なのに、と腹をさする。
「あ、言いたいことは分かる。分かるけど言うな。絶対にな! ゴムはつけてさせてたはずなんだ……いや、もちろん薬だって飲んでたし。なのにヒートだってひどかったし、全然効かない時が続いて……」
ちょっとごめん、と口元をおさえる。すでに悪阻の症状がでていた。
つまり妊娠している。
「妊娠検査薬見て、龍也が一番最初になんて言ったと思う?」
そこで肩をすくめる。
「もちろん産んでくれるよね? だって。あいつ子供欲しくないどころか、めちゃくちゃ喜びやがるんだ。こんなこと――」
そこで奏汰は言葉を切って、悔しげに顔を歪めた。
「こんなことで喜んでる僕自身がありえない。あんな自分勝手なことされて嘘つかれて、しかもあいつはまだ就職したばかりだっていうのに」
さすがαというべきか。
龍也は持ち前の地頭の良さともちろん努力で、またたく間に国立大に進学してそのまま有名企業に就職して半年。
一方、奏汰は何とか大学は卒業したものの就職活動には苦労した。
企業がΩを雇うために設けた枠、合理的配慮を前提としたものは存在する。
だが奏汰は最初の頃はあえて一般枠にこだわった。
後天性だからというのもあって心はなかなか受け入れられなかった。
しかしいくら薬をのんで対策していても企業側も対策をしているもので、バース検査の診断書は添付必須なのだ。
そこでいつも勧められるΩ雇用枠。
『せっかくだから使えるものは使えばいいのに』
他のΩやβからも言われた。
それが正論で賢明なのは分かっている。しかしそれがどうしても出来なかったのは、一度だけ試みたことがあるからだ。
ある時、大学のキャリアセンター (就職課)がそこそこ名の知れた企業の求人を勧めてくれた。
やはりΩ雇用ということで気はすすまなかったが、上手くいかない就活に半分ヤケになっていたのもある。
書類選考からの面接を経て、なんと最終面接までこぎつけたのだ。
確かにうれしかった。しかし心のどこかで引っかかるのはΩ雇用枠のこと。
キャリアカウンセラーに相談してみるも。
『とりあえず内定のことを考えましょうよ。大丈夫。あの企業は福利厚生も手厚いですし、なによりバース性に配慮した働き方ができますから』
となだめられる形で最終面接に赴いたのだ。
そこでもかなりの好感触ではあった。
和やかな雰囲気の面接の最後に、面接官がいった一言に奏汰が違和感をもつまでは。
『いやぁ、正直言うとね。君みたいな子がうちに入ってくれると嬉しいよ。我が社には優秀なαがたくさんいるからね』
その場はにこやかに流した。そのくらいのコミュニケーション能力はある。
しかし失礼しましたと面接会場を出たあと、モヤモヤが止まらなかった。
……Ωが大企業に就職するのは、そこに務めるハイスペα目当ての玉の輿狙いというのが暗黙の了解と知ったのとその会社からの内定は。
自分がそう見られていた事がショックだった。
しかしせっかくの大企業内定だ。うっかり龍也にこのことを話してしまった時。
『それは絶対にやめろ』
と強く反対された。
『俺が社会人になったら絶対に養うから。だから頼むからそんな会社はいるな』
そんな懇願に内心ホッとした。
都合の良い話だが、背中を押して欲しかったのかもしれない。
その後すぐに内定は辞退。就職浪人を覚悟したが、幸いにも今の職場に拾われた。
珍しく、バース検査の診断書が必要ない会社だったのだ。
恐る恐る面接で申し出たところ。
『へー、そう。じゃあヒート休暇がいるね、分かったよ。あ、それと君は採用。春からよろしくね』
と実に軽い返事がかえってきて驚いた。
即日採用、その日のうちに採用通知書から他の書類を持たされた。
狐につままれたような心持ちで家に帰ったものだ。
――そんなわけで、小さいながら居心地の良い職場で事務員として働いている。
「おめでとう、楽しみだねぇ」
ずっと自宅にて話を聞いていた響子が、微笑んで言った。
「……」
「奏汰は楽しみじゃないの?」
分からない、とつぶやく。
戸惑いの方が大きいからだ。
「だってこんな事は想定してなかった」
「そりゃそうか」
「別にうれしくないってわけでもなくて」
「ふむふむ」
「でもまだ龍也は就職したばかりで。僕の方はそんなに給料多くないから」
「不安なのは経済的なことだけ?」
注釈を入れるが、決して子供ひとり養えないほど薄給なわけではない。実家から通勤しているし、相談すれば産休育休くらい取れるかもしれない。
さらにいざとなったら母の手助けだって得られるだろう。
だからこそ響子は他に不安はないかと問うのだ。
「あとは……わからない」
分からないことが不安なのだ。微熱や悪阻から始まり、これから出てくる身体の変化。
身近で見てきたからこそ、これが自分の身に起こるのだとジワジワと実感させられているのだ。
「あと絶対ムリ」
「ん?」
「だって結婚するって言われたんだぞ!?」
「そりゃねぇ」
「だから!」
さすがにわけがわからんと首をかしげる彼女に、奏汰は声をあげる。
「あんな高スペックな家庭環境だなんて聞いてないっ!!」
なのに来週末、数年ぶりに日本で家族が集結するという。
「そこで婚約者として紹介するって。僕を……僕をだぞ? 家柄が良いわけでも、金持ちでもない男を。ありえない」
すっかり意気消沈モードになってテーブルに突っ伏す。
そんな彼の頭を響子はよしよしと撫でた。
「……僕、シングルマザーになろうかな」
「そんなこと言うと、また龍也くんが暴走するからやめな」
それに誰もそんなこと望んでいない。
奏汰もわかっているから、彼女の前でしか言わない。
「でもあいつ嘘つきだし」
「そうだね。あとで正拳突きしとくね」
「それはいいや、あいつ死にそうだし」
奏汰もそれなりに腕に自信があったが、実は響子もまた強い。
腕力では並の男以上なため、本気になったら怪我させそうなのだ。
「ふふ、ちゃんと手加減はしてあげる」
「ならいいか」
とはいえ不安が完全に払拭されることもないわけで。
「やっぱり僕が直々にぶん殴る」
そう言って拳を固めた時、インターホンが鳴った。
「あ、来たか」
週末で仕事が休みだというのに家にいない彼を、年下の恋人がしびれを切らして探しに来たのだ。
「鬼電ずっと無視してたしな」
メッセージも電話も返さなかった。少しは反省しろという意味だったのだが、むしろ逆効果なのを奏汰は気付いていない。
「あーあ」
連打されるインターホン。そろそろ不審者として通報されるかもしれない。
響子は苦笑いしながら立ち上がった。
「そろそろ観念した方がいいよ、奏汰」
「え?」
聞き返すも笑顔のまま玄関の方へ消えてく彼女。
……婚姻届とスタンガンと手錠を持った物騒な恋人が飛び込んでくるまで、十数秒。
※次、蛇足のオマケで完結します
「もう知らんっ、あのバカ!」
怒り心頭の奏汰。頭を抱えたかと思えば、自身のスマホをソファに向かって投げつける。
「なにが両親不仲だよっ、金はあるけど愛情がない、だ!!」
たしかに裕福であった。それもそのはず夫婦ともに有名な音楽家らしく、普段から世界中を飛び回っているらしい。
だから家にはハウスキーパーこそ出入りはしているものの、実質は一人暮らしに近いとのこと。
しかし。
「僕は聞いてないぞ! お姉さんが三人もいるなんて!!!」
しかもそれぞれモデルと歌手、画家ですべて世界的に有名なレベルの人たちだと。
そしてさらに家族とは国をまたいで別居していても別に不仲ではなく、むしろかれと付き合う前から婚約者として話題にあがっていたなんて。
「だいたいなんでそんなすごい家族持ってるヤツが日本にいるんだよ……」
まさに住む世界が違うというやつ。頭のひとつも抱えたくなるのは至極当然なわけで。
「しかもあいつ、前から子ども欲しくないって言ってたのに」
なのに、と腹をさする。
「あ、言いたいことは分かる。分かるけど言うな。絶対にな! ゴムはつけてさせてたはずなんだ……いや、もちろん薬だって飲んでたし。なのにヒートだってひどかったし、全然効かない時が続いて……」
ちょっとごめん、と口元をおさえる。すでに悪阻の症状がでていた。
つまり妊娠している。
「妊娠検査薬見て、龍也が一番最初になんて言ったと思う?」
そこで肩をすくめる。
「もちろん産んでくれるよね? だって。あいつ子供欲しくないどころか、めちゃくちゃ喜びやがるんだ。こんなこと――」
そこで奏汰は言葉を切って、悔しげに顔を歪めた。
「こんなことで喜んでる僕自身がありえない。あんな自分勝手なことされて嘘つかれて、しかもあいつはまだ就職したばかりだっていうのに」
さすがαというべきか。
龍也は持ち前の地頭の良さともちろん努力で、またたく間に国立大に進学してそのまま有名企業に就職して半年。
一方、奏汰は何とか大学は卒業したものの就職活動には苦労した。
企業がΩを雇うために設けた枠、合理的配慮を前提としたものは存在する。
だが奏汰は最初の頃はあえて一般枠にこだわった。
後天性だからというのもあって心はなかなか受け入れられなかった。
しかしいくら薬をのんで対策していても企業側も対策をしているもので、バース検査の診断書は添付必須なのだ。
そこでいつも勧められるΩ雇用枠。
『せっかくだから使えるものは使えばいいのに』
他のΩやβからも言われた。
それが正論で賢明なのは分かっている。しかしそれがどうしても出来なかったのは、一度だけ試みたことがあるからだ。
ある時、大学のキャリアセンター (就職課)がそこそこ名の知れた企業の求人を勧めてくれた。
やはりΩ雇用ということで気はすすまなかったが、上手くいかない就活に半分ヤケになっていたのもある。
書類選考からの面接を経て、なんと最終面接までこぎつけたのだ。
確かにうれしかった。しかし心のどこかで引っかかるのはΩ雇用枠のこと。
キャリアカウンセラーに相談してみるも。
『とりあえず内定のことを考えましょうよ。大丈夫。あの企業は福利厚生も手厚いですし、なによりバース性に配慮した働き方ができますから』
となだめられる形で最終面接に赴いたのだ。
そこでもかなりの好感触ではあった。
和やかな雰囲気の面接の最後に、面接官がいった一言に奏汰が違和感をもつまでは。
『いやぁ、正直言うとね。君みたいな子がうちに入ってくれると嬉しいよ。我が社には優秀なαがたくさんいるからね』
その場はにこやかに流した。そのくらいのコミュニケーション能力はある。
しかし失礼しましたと面接会場を出たあと、モヤモヤが止まらなかった。
……Ωが大企業に就職するのは、そこに務めるハイスペα目当ての玉の輿狙いというのが暗黙の了解と知ったのとその会社からの内定は。
自分がそう見られていた事がショックだった。
しかしせっかくの大企業内定だ。うっかり龍也にこのことを話してしまった時。
『それは絶対にやめろ』
と強く反対された。
『俺が社会人になったら絶対に養うから。だから頼むからそんな会社はいるな』
そんな懇願に内心ホッとした。
都合の良い話だが、背中を押して欲しかったのかもしれない。
その後すぐに内定は辞退。就職浪人を覚悟したが、幸いにも今の職場に拾われた。
珍しく、バース検査の診断書が必要ない会社だったのだ。
恐る恐る面接で申し出たところ。
『へー、そう。じゃあヒート休暇がいるね、分かったよ。あ、それと君は採用。春からよろしくね』
と実に軽い返事がかえってきて驚いた。
即日採用、その日のうちに採用通知書から他の書類を持たされた。
狐につままれたような心持ちで家に帰ったものだ。
――そんなわけで、小さいながら居心地の良い職場で事務員として働いている。
「おめでとう、楽しみだねぇ」
ずっと自宅にて話を聞いていた響子が、微笑んで言った。
「……」
「奏汰は楽しみじゃないの?」
分からない、とつぶやく。
戸惑いの方が大きいからだ。
「だってこんな事は想定してなかった」
「そりゃそうか」
「別にうれしくないってわけでもなくて」
「ふむふむ」
「でもまだ龍也は就職したばかりで。僕の方はそんなに給料多くないから」
「不安なのは経済的なことだけ?」
注釈を入れるが、決して子供ひとり養えないほど薄給なわけではない。実家から通勤しているし、相談すれば産休育休くらい取れるかもしれない。
さらにいざとなったら母の手助けだって得られるだろう。
だからこそ響子は他に不安はないかと問うのだ。
「あとは……わからない」
分からないことが不安なのだ。微熱や悪阻から始まり、これから出てくる身体の変化。
身近で見てきたからこそ、これが自分の身に起こるのだとジワジワと実感させられているのだ。
「あと絶対ムリ」
「ん?」
「だって結婚するって言われたんだぞ!?」
「そりゃねぇ」
「だから!」
さすがにわけがわからんと首をかしげる彼女に、奏汰は声をあげる。
「あんな高スペックな家庭環境だなんて聞いてないっ!!」
なのに来週末、数年ぶりに日本で家族が集結するという。
「そこで婚約者として紹介するって。僕を……僕をだぞ? 家柄が良いわけでも、金持ちでもない男を。ありえない」
すっかり意気消沈モードになってテーブルに突っ伏す。
そんな彼の頭を響子はよしよしと撫でた。
「……僕、シングルマザーになろうかな」
「そんなこと言うと、また龍也くんが暴走するからやめな」
それに誰もそんなこと望んでいない。
奏汰もわかっているから、彼女の前でしか言わない。
「でもあいつ嘘つきだし」
「そうだね。あとで正拳突きしとくね」
「それはいいや、あいつ死にそうだし」
奏汰もそれなりに腕に自信があったが、実は響子もまた強い。
腕力では並の男以上なため、本気になったら怪我させそうなのだ。
「ふふ、ちゃんと手加減はしてあげる」
「ならいいか」
とはいえ不安が完全に払拭されることもないわけで。
「やっぱり僕が直々にぶん殴る」
そう言って拳を固めた時、インターホンが鳴った。
「あ、来たか」
週末で仕事が休みだというのに家にいない彼を、年下の恋人がしびれを切らして探しに来たのだ。
「鬼電ずっと無視してたしな」
メッセージも電話も返さなかった。少しは反省しろという意味だったのだが、むしろ逆効果なのを奏汰は気付いていない。
「あーあ」
連打されるインターホン。そろそろ不審者として通報されるかもしれない。
響子は苦笑いしながら立ち上がった。
「そろそろ観念した方がいいよ、奏汰」
「え?」
聞き返すも笑顔のまま玄関の方へ消えてく彼女。
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※次、蛇足のオマケで完結します
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