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フォレスタニア調査隊
残された神器2
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説明を受ける者達に動揺が広がる中、説明する側のアークに気にする様子は見られない。それは3つの神器の性質を理解しているからだった。
「3つの神器は誰にでも使える分、強度と言うか素材に問題があってな・・・全てにミスリルが含まれている。」
「・・・充分驚きだよ。」
「そうかもしれんが、純オリハルコンの武器でないからな。そこそこ込められた神力を使い切ればナマクラみたいなもんだ。充分対処可能だろう。」
まるで心配した様子の無いアークに安堵する者達が多い中、ルークとカレンは危機感を募らせていた。
((もしも神力を扱える神族の手に渡ったら・・・))
そんな事を考える2人とは異なり、アークは特に心配していない。万能故に付け入る隙がある、そう結論付けていたのだ。しかしそれにはもう1つの理由も絡んでいる。
「問題なのは、残る2つの神器の方だ。此方は神族が使う事を前提に作られている。」
「問題、ですか?」
「あぁ。魔神はおろか、人種にも使えないせいで知られていないだろうが・・・ちと困った能力を有していてな。」
「「「「「困った能力?」」」」」
「1人につき、どちらか片方しか身に付ける事は出来ないんだが・・・1つは近接攻撃無効、もう1つは遠距離攻撃無効だ。」
「「「「「はぁ!?」」」」」
「「・・・・・。」」
全員が驚くのも無理はない。物理や魔法と言わなかったのだ。つまりは近距離での魔法すら無効化する。もう一方も、魔法だけでなく飛び道具の一切を無効化するという代物。当然制約も付き纏うが、その対処法も確立されていた。
「同時に2つを装備する事が出来ないのが唯一の救いではあるんだが、完全に息の合った2人組が装備したらどうなる?」
「「「「「っ!?」」」」」
「まぁ、ほとんどの者が勝てないだろうな。」
「ですがルーク、それを言ってはキリがありませんよね?」
全員がルークの言った光景を想像したのだろう。揃って息を呑んだ。しかし今度は逆に、ルークとカレンが否定的である。勝てないかもしれないが、負けないのだから。
戦闘に特化した2人にとって、明確な対処方法があるだけマシなのだ。両者に向けて遠・近距離から全力の一撃を放ち、どちらか一方を片付けてしまえば良いと考えたのだから。この辺は、戦闘に秀でた2人が異常なだけとも言える。
「仮にも神族相手だ。お前達にしか出来ないだろうよ・・・。」
「「「「「確かに!」」」」」
「何でしょう?褒められている気がしませんね。」
「オレ達にしか出来ないって言われたはずなんだけどな・・・。」
アークの言葉に全員が共感したのだが、実はこれにも見解の不一致があった。ほとんどの者達は何となく頷いただけで、アークやシルフィと言った強大な力を持つ者達の考えを理解してはいない。
強大な力を持つ者程、魔法に頼った戦い方をする。普通はその方が楽だし、確実でもある。アークも剣を持ってはいるが、その実力はカレンの足元にも及ばない。そもそも剣という形態を取ってはいるが、アークが持っているのはあくまで神器なのだ。特殊な能力を有する媒体に過ぎない。
剣の修練と魔法の修練。どちらが楽かと問われれば、10人中10人が魔法と答えるだろう。威力を求めるだけならば、保有する力の総量を上げれば良いのだから。神や魔神に至っては、その傾向が顕著に現れる。
それ故、一心不乱に剣を振り続けたカレンは強いのだ。その理由は後ほど、ルークの質問によって明らかとなる。
「とりあえず、アイアスの指輪とアイギスの腕輪と言う名らしい。この2つは別の場所にあると聞いているから、今は気にしなくていいだろう。神器に関しては以上だな。他に何かあるか?」
「オレの質問は個人的な物だしな・・・みんなは?」
ルークの問い掛けに暫く首を捻ってから、全員が揃って首を横に振る。ならばと、ルークは個人的に気になっていた質問をぶつける事にした。
「それならレベルの基準について聞きたいんだけど、ひょっとして魔力や神力の総量で決めてるんじゃないか?」
「ん?あぁ・・・それはそうだろ。それ以外に判断する方法が無いからな。ちなみにだが、魔力を正確に感知出来る者達が鑑定を担当している。そういう部署があるんだ。」
「「「「「は?」」」」」
「何の為だ?」
「この世界だと確か・・・転移門、だったか?そういう仕掛けはどの世界にもあってな。その為に必要になるだろ?あとは人間や神々が戦う上での指針になるようにって意味合いか。自分の実力も知らずに魔物と戦ったら、無駄に死ぬ奴が出るだろ?」
急に会社っぽくなった説明に、聞いていた者達が唖然とする。何となく予想していたルークだけは、冷静に質問を続けるのだった。
「善意の団体みたいなもんか・・・。だからカレンの評価が低いんだな?」
「そりゃそうだろ。喧嘩が強いからって役所で評価されるか?」
「されませんね。兵士や騎士なら別でしょうけど。」
アークの問い掛けにスフィアが答える。期待通りの答えに満足したのか、アークは説明を続ける。
「神域に住まう神々ってのは、お役所仕事みたいな役割を担う者達ばかりなんだ。荒事が得意な者達は、それぞれの世界に降りて秩序を維持している。魔神達の対処だがな。」
「戦闘以外の面が優遇されてるって事か・・・なるほどな。これでハッキリした。戦闘に関して言えば、カレンはかなり上位に入るだろ?」
「・・・あぁ。転移で逃げられない状況を作り出せれば、上級神にも勝てるだろう。だからこの世界を任せたんだしな。」
「そうか。とりあえずは聞きたい事も聞けたし、他に無ければお開きにしたいんだが?」
「あぁ。構わない。」
ルークの要望通り、アークの説明はこれにて終了となった。全員が退出し、残ったのはルークとアークのみ。周囲に気配が無い事を確認し、アークが口を開く。
「・・・で、何が聞きたい?」
「オレに何をさせたいんだ?」
「心配するな。さっき言った通りさ。今は姿を変え、見つからないように力をつけてくれればいい。」
「そうか。」
「で?もっと突っ込んで聞きたい事があるんだろ?」
「・・・オレの新たな力について、知っている事があれば聞いておきたい。」
「あれか・・・。」
ルークの質問に対し、アークは天井を見上げながら呟く。ほんの少し前までの戦闘風景を思い出していたのだ。
「あんなのは初めて見た。オレにもわからん。あり得ない力だし、他に使える者もいないだろう。好きに名前を付けても構わんぞ?」
「オレしか使えないなら、特に名前なんかいらないさ。そんな事より・・・創生2柱とオレの差はどれ位だ?」
「そうだな・・・あの力を使いこなせるようになれば、どちらか一方といい勝負が出来るかもしれない。2対1なら何も出来ずに負けるだろうな。」
「そこまでの差があるのか?まぁ、一方と互角ならそうなるか。」
「いや、そうじゃない。創造神と言っても、それはセットでの話だ。」
「セット?」
「万物創造って特殊な能力なんだが、どうも2柱が力を合わせなきゃ完全には発動しないらしい。仲違いしてからは世界が増えていないからな。おそらく確かな情報だ。」
確かとは言うが、おそらくと付け加えた時点で不確かだろう。疑問に思ったルークが詳しく聞き出そうと試みる。
「随分と曖昧に思うんだが、どうやって得た情報なんだ?」
「シルフィが全力で過去に飛んで確認して来たらしい。」
「過去に飛べるのか!?」
「あぁ。丁度いい機会だし、お前に言っておく。時間を超えられるのはシルフィだけだ。最悪、オレ達が死んでもシルフィがいればやり直す事が出来る。つまり・・・」
「命に代えても守り切れって言いたいんだろ?」
「そうだ。だからこそヴィクトリアを付けてるんだしな。」
ヴィクトリアと聞き、前々から気になっていた事を思い出した。
「そう言えばオレの体を操られたんだが・・・どんな仕組みなんだ?」
「魔神は波長の近い魔力の持ち主を操る事が出来るんだよ。」
「波長?」
「あぁ。例えば・・・魔物の場合は種族毎に決まったパターンがある。下等な魔物程単調でな。だからこそ魔神は魔物を操る事が出来ない。言い換えれば、魔神の波長は人族なんかに近い訳だ。そして指紋のように無限じゃない。精々10か20種類だろうな。」
「オレとヴィクトリアは偶々似通ってたって事か・・・。」
偶然で片付けようとしたルークの言葉だったが、それはアークによって否定される。
「いや、そうじゃない。血縁関係がある場合、波長はどうしても似てしまうんだ。そして魔族は魔神の血を引いている。」
「そうか!だから魔族は魔神に操られ・・・ん?魔族ってのは結構な数だよな?呪いはどうした?」
「それが問題なんだ。創造神の呪いだが、その目的は魔神・・・元神々を孤立させる事にあった。つまりは手助けしようという神族を出さない為の方策。その盲点を突き、ヒト種と交わった結果魔族が誕生したのさ。呪いが想定していた効果を産み出さなかった事になる。」
「オレの妻達・・・亜神と同じようなものか?」
「その劣化版といった所だな。創生2柱が気付いた時には手遅れだった。まぁ、魔神達に新たな呪いを掛ける事は出来たが、産まれてしまった魔族全てに呪いを掛ける事は出来なかったらしい。」
自分達が呪いを掛けた魔神達を捕捉する事は容易に出来た。しかし元々神族ではない魔族全員を捕捉する事は不可能で、取り零しが出るとわかり切っていた。ならば無駄な労力を費やす必要は無い。そう考えた創生2柱は、魔族に関して何の対処も行わなかったのだった。
超強力な呪い、その分制約も大きい。創造神にとっての制約、それは1人ずつしか掛けられない事であった。創生2柱が気付いた時点で、魔族の数は100を超えていた。頑張ればイケたのだが、早い話が面倒だったのだ。
そしてこの事を知るのは当人、つまりは創生2柱のみである。
「3つの神器は誰にでも使える分、強度と言うか素材に問題があってな・・・全てにミスリルが含まれている。」
「・・・充分驚きだよ。」
「そうかもしれんが、純オリハルコンの武器でないからな。そこそこ込められた神力を使い切ればナマクラみたいなもんだ。充分対処可能だろう。」
まるで心配した様子の無いアークに安堵する者達が多い中、ルークとカレンは危機感を募らせていた。
((もしも神力を扱える神族の手に渡ったら・・・))
そんな事を考える2人とは異なり、アークは特に心配していない。万能故に付け入る隙がある、そう結論付けていたのだ。しかしそれにはもう1つの理由も絡んでいる。
「問題なのは、残る2つの神器の方だ。此方は神族が使う事を前提に作られている。」
「問題、ですか?」
「あぁ。魔神はおろか、人種にも使えないせいで知られていないだろうが・・・ちと困った能力を有していてな。」
「「「「「困った能力?」」」」」
「1人につき、どちらか片方しか身に付ける事は出来ないんだが・・・1つは近接攻撃無効、もう1つは遠距離攻撃無効だ。」
「「「「「はぁ!?」」」」」
「「・・・・・。」」
全員が驚くのも無理はない。物理や魔法と言わなかったのだ。つまりは近距離での魔法すら無効化する。もう一方も、魔法だけでなく飛び道具の一切を無効化するという代物。当然制約も付き纏うが、その対処法も確立されていた。
「同時に2つを装備する事が出来ないのが唯一の救いではあるんだが、完全に息の合った2人組が装備したらどうなる?」
「「「「「っ!?」」」」」
「まぁ、ほとんどの者が勝てないだろうな。」
「ですがルーク、それを言ってはキリがありませんよね?」
全員がルークの言った光景を想像したのだろう。揃って息を呑んだ。しかし今度は逆に、ルークとカレンが否定的である。勝てないかもしれないが、負けないのだから。
戦闘に特化した2人にとって、明確な対処方法があるだけマシなのだ。両者に向けて遠・近距離から全力の一撃を放ち、どちらか一方を片付けてしまえば良いと考えたのだから。この辺は、戦闘に秀でた2人が異常なだけとも言える。
「仮にも神族相手だ。お前達にしか出来ないだろうよ・・・。」
「「「「「確かに!」」」」」
「何でしょう?褒められている気がしませんね。」
「オレ達にしか出来ないって言われたはずなんだけどな・・・。」
アークの言葉に全員が共感したのだが、実はこれにも見解の不一致があった。ほとんどの者達は何となく頷いただけで、アークやシルフィと言った強大な力を持つ者達の考えを理解してはいない。
強大な力を持つ者程、魔法に頼った戦い方をする。普通はその方が楽だし、確実でもある。アークも剣を持ってはいるが、その実力はカレンの足元にも及ばない。そもそも剣という形態を取ってはいるが、アークが持っているのはあくまで神器なのだ。特殊な能力を有する媒体に過ぎない。
剣の修練と魔法の修練。どちらが楽かと問われれば、10人中10人が魔法と答えるだろう。威力を求めるだけならば、保有する力の総量を上げれば良いのだから。神や魔神に至っては、その傾向が顕著に現れる。
それ故、一心不乱に剣を振り続けたカレンは強いのだ。その理由は後ほど、ルークの質問によって明らかとなる。
「とりあえず、アイアスの指輪とアイギスの腕輪と言う名らしい。この2つは別の場所にあると聞いているから、今は気にしなくていいだろう。神器に関しては以上だな。他に何かあるか?」
「オレの質問は個人的な物だしな・・・みんなは?」
ルークの問い掛けに暫く首を捻ってから、全員が揃って首を横に振る。ならばと、ルークは個人的に気になっていた質問をぶつける事にした。
「それならレベルの基準について聞きたいんだけど、ひょっとして魔力や神力の総量で決めてるんじゃないか?」
「ん?あぁ・・・それはそうだろ。それ以外に判断する方法が無いからな。ちなみにだが、魔力を正確に感知出来る者達が鑑定を担当している。そういう部署があるんだ。」
「「「「「は?」」」」」
「何の為だ?」
「この世界だと確か・・・転移門、だったか?そういう仕掛けはどの世界にもあってな。その為に必要になるだろ?あとは人間や神々が戦う上での指針になるようにって意味合いか。自分の実力も知らずに魔物と戦ったら、無駄に死ぬ奴が出るだろ?」
急に会社っぽくなった説明に、聞いていた者達が唖然とする。何となく予想していたルークだけは、冷静に質問を続けるのだった。
「善意の団体みたいなもんか・・・。だからカレンの評価が低いんだな?」
「そりゃそうだろ。喧嘩が強いからって役所で評価されるか?」
「されませんね。兵士や騎士なら別でしょうけど。」
アークの問い掛けにスフィアが答える。期待通りの答えに満足したのか、アークは説明を続ける。
「神域に住まう神々ってのは、お役所仕事みたいな役割を担う者達ばかりなんだ。荒事が得意な者達は、それぞれの世界に降りて秩序を維持している。魔神達の対処だがな。」
「戦闘以外の面が優遇されてるって事か・・・なるほどな。これでハッキリした。戦闘に関して言えば、カレンはかなり上位に入るだろ?」
「・・・あぁ。転移で逃げられない状況を作り出せれば、上級神にも勝てるだろう。だからこの世界を任せたんだしな。」
「そうか。とりあえずは聞きたい事も聞けたし、他に無ければお開きにしたいんだが?」
「あぁ。構わない。」
ルークの要望通り、アークの説明はこれにて終了となった。全員が退出し、残ったのはルークとアークのみ。周囲に気配が無い事を確認し、アークが口を開く。
「・・・で、何が聞きたい?」
「オレに何をさせたいんだ?」
「心配するな。さっき言った通りさ。今は姿を変え、見つからないように力をつけてくれればいい。」
「そうか。」
「で?もっと突っ込んで聞きたい事があるんだろ?」
「・・・オレの新たな力について、知っている事があれば聞いておきたい。」
「あれか・・・。」
ルークの質問に対し、アークは天井を見上げながら呟く。ほんの少し前までの戦闘風景を思い出していたのだ。
「あんなのは初めて見た。オレにもわからん。あり得ない力だし、他に使える者もいないだろう。好きに名前を付けても構わんぞ?」
「オレしか使えないなら、特に名前なんかいらないさ。そんな事より・・・創生2柱とオレの差はどれ位だ?」
「そうだな・・・あの力を使いこなせるようになれば、どちらか一方といい勝負が出来るかもしれない。2対1なら何も出来ずに負けるだろうな。」
「そこまでの差があるのか?まぁ、一方と互角ならそうなるか。」
「いや、そうじゃない。創造神と言っても、それはセットでの話だ。」
「セット?」
「万物創造って特殊な能力なんだが、どうも2柱が力を合わせなきゃ完全には発動しないらしい。仲違いしてからは世界が増えていないからな。おそらく確かな情報だ。」
確かとは言うが、おそらくと付け加えた時点で不確かだろう。疑問に思ったルークが詳しく聞き出そうと試みる。
「随分と曖昧に思うんだが、どうやって得た情報なんだ?」
「シルフィが全力で過去に飛んで確認して来たらしい。」
「過去に飛べるのか!?」
「あぁ。丁度いい機会だし、お前に言っておく。時間を超えられるのはシルフィだけだ。最悪、オレ達が死んでもシルフィがいればやり直す事が出来る。つまり・・・」
「命に代えても守り切れって言いたいんだろ?」
「そうだ。だからこそヴィクトリアを付けてるんだしな。」
ヴィクトリアと聞き、前々から気になっていた事を思い出した。
「そう言えばオレの体を操られたんだが・・・どんな仕組みなんだ?」
「魔神は波長の近い魔力の持ち主を操る事が出来るんだよ。」
「波長?」
「あぁ。例えば・・・魔物の場合は種族毎に決まったパターンがある。下等な魔物程単調でな。だからこそ魔神は魔物を操る事が出来ない。言い換えれば、魔神の波長は人族なんかに近い訳だ。そして指紋のように無限じゃない。精々10か20種類だろうな。」
「オレとヴィクトリアは偶々似通ってたって事か・・・。」
偶然で片付けようとしたルークの言葉だったが、それはアークによって否定される。
「いや、そうじゃない。血縁関係がある場合、波長はどうしても似てしまうんだ。そして魔族は魔神の血を引いている。」
「そうか!だから魔族は魔神に操られ・・・ん?魔族ってのは結構な数だよな?呪いはどうした?」
「それが問題なんだ。創造神の呪いだが、その目的は魔神・・・元神々を孤立させる事にあった。つまりは手助けしようという神族を出さない為の方策。その盲点を突き、ヒト種と交わった結果魔族が誕生したのさ。呪いが想定していた効果を産み出さなかった事になる。」
「オレの妻達・・・亜神と同じようなものか?」
「その劣化版といった所だな。創生2柱が気付いた時には手遅れだった。まぁ、魔神達に新たな呪いを掛ける事は出来たが、産まれてしまった魔族全てに呪いを掛ける事は出来なかったらしい。」
自分達が呪いを掛けた魔神達を捕捉する事は容易に出来た。しかし元々神族ではない魔族全員を捕捉する事は不可能で、取り零しが出るとわかり切っていた。ならば無駄な労力を費やす必要は無い。そう考えた創生2柱は、魔族に関して何の対処も行わなかったのだった。
超強力な呪い、その分制約も大きい。創造神にとっての制約、それは1人ずつしか掛けられない事であった。創生2柱が気付いた時点で、魔族の数は100を超えていた。頑張ればイケたのだが、早い話が面倒だったのだ。
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