14 / 40
第14話:冬の寒さと温かいスープ
しおりを挟む
辺境の冬は、リディアの想像を絶する厳しさだった。
窓の外は白一色の世界。
吹き荒れるブリザードが窓ガラスをガタガタと叩き、まるで「開けろ、凍らせてやる」と悪魔が叫んでいるかのようだ。
「うぅ……、寒いです……」
リディアは食堂に入ってくるなり、両腕をさすりながら震えた。
暖炉は赤々と燃えているし、彼女は厚手のウールのショールを羽織っている。
それでも、石造りの屋敷の芯から滲み出る冷気は、容赦なく体温を奪っていく。
王都の冬とは次元が違う。
あちらが肌寒いなら、こちらは生命の危機だ。
「……姿勢が悪いぞ、リディア」
先にテーブルについていたジェラルドが、新聞から目を離さずに言った。
「寒さで筋肉を収縮させ、震えることで熱産生を行う。生理現象としては正しいが、それではエネルギー効率が悪すぎる。消耗するだけだ」
「で、ですが……、身体が勝手に……」
「外気温への文句は受け付けん。内臓温度を上げて対抗するのが合理的だ」
ジェラルドが指を鳴らすと、執事が湯気の立つ深皿を運んできた。
スパイシーで、どこか野性味のある濃厚な香りが漂う。
「これは……?」
「薬膳ポトフだ。メインは鹿肉。それを根菜と共に、八角、クローブ、そして生姜を大量に投入して四時間煮込んだ」
ジェラルドの解説と共に、リディアの前に皿が置かれた。
茶褐色のスープの中に、ごろりとした肉の塊と、人参や蕪が顔を出している。
肉はスプーンで崩れるほどホロホロに煮込まれていた。
「これを食えば、君の胃袋が暖炉代わりになる。さあ、冷める前に腹に収めろ」
促され、リディアはスープを口にした。
「……んっ!」
熱い。
けれど、ただ熱いだけではない。
スパイスの刺激が喉を通り抜けた瞬間、カッと食道が熱くなり、それが胃袋を中心に爆発的に広がっていく感覚。
鹿肉の力強い旨味と脂が、冷え切った内臓を内側からコーティングしていくようだ。
「鹿肉は身体を温める陽性の食材だ。そこに血流を促進するスパイスを加えた。……どうだ?」
「はい……! なんだか、お腹の中に小さな太陽ができたみたいです。指先までポカポカしてきました」
リディアは夢中でスプーンを動かした。
一口食べるごとに、凍えていた身体の強張りが解けていく。
食後。
二人は食堂から少し離れた談話室へ移動した。
ここの暖炉は特に大きく、パチパチと薪が爆ぜる音が心地よいリズムを刻んでいる。
リディアはソファに深々と座り、ほっと息をついた。
満腹感と暖かさで幸せな気分だが、日中の修復作業――冷たい倉庫での額縁の移動――が響いたのか、無意識に首筋を揉んでしまう。
「……僧帽筋が岩のように硬いな」
いつの間にか背後に回っていたジェラルドが、リディアの肩に触れた。
「ひゃっ!?」
「じっとしていろ。血流が滞留している。これでは脳への酸素供給が不足し、思考力が低下する」
ジェラルドはサイドテーブルから、湯気の立つマグカップを取り上げた。
甘く、エキゾチックな香り。
「マッサージの前に、まずはこれを飲め。スパイシー・チャイだ」
「チャイ、ですか?」
「シナモン、カルダモン、生姜を限界まで煮出し、濃厚なミルクで割った。……飲むときはカップを両手で包め。陶器の熱を利用して、指先の末梢血管まで拡張させるんだ」
言われた通り、リディアはカップを両手で包み込んだ。
じんわりとした熱が手のひらに伝わる。
一口飲むと、甘いミルクティーの中に、ピリリとしたスパイスの刺激が隠れていた。
それが喉を温め、肩の力を自然と抜いてくれる。
「ふぅ……。美味しいです。ジェラルド様は、本当に何でもご存知なんですね」
「……生きるために必要だっただけだ」
ジェラルドは自分の分のカップを持ち、リディアの隣のソファに腰を下ろした。
炎の光が、彼の横顔の古傷を照らし出す。
「この辺境よりもさらに北。かつて私が身を置いていた戦場は、敵よりも寒さが人を殺す場所だった」
彼は静かに語り始めた。
「食料補給が途絶えれば、一晩で凍死する。どんなに剣の腕が立っても、体温管理ができなければ死ぬ。……そこで学んだのだ。身体を温める食材、効率的なカロリー摂取、少しでも長く生き延びるための知恵をな」
リディアは息を呑んだ。
彼の持つ膨大な栄養学の知識や、徹底した体調管理。
それは趣味や教養ではなく、壮絶なサバイバルの中で培われた生存術だったのだ。
だからこそ、彼はリディアの不健康さを放っておけないのだろう。
彼にとって食べないこと、冷えることは、死に直結する恐怖なのだから。
「……ジェラルド様の手料理が、いつも身体に染み渡る理由がわかりました」
リディアはチャイの湯気越しに彼を見つめた。
「それは、命を守るための料理だからですね」
「……大げさだ」
ジェラルドは照れくさそうに視線を逸らし、カップに口をつけた。
「だが、今の君は戦場にいるわけではない。……ただ、美味いと感じて、暖まってくれれば、それでいい」
ぶっきらぼうな言葉。
けれど、そこには不器用な優しさが詰まっていた。
リディアは微笑み、もう一口チャイを飲んだ。
「はい。とても温かいです。……ジェラルド様がいてくだされば、この辺境の冬も、ちっとも怖くありません」
外では依然として猛吹雪が吹き荒れている。
けれど、この部屋の中は、スパイスの香りと二人の穏やかな会話で満たされ、春のように暖かかった。
リディアはそっと目を閉じ、この安らぎがずっと続くことを願った。
窓の外は白一色の世界。
吹き荒れるブリザードが窓ガラスをガタガタと叩き、まるで「開けろ、凍らせてやる」と悪魔が叫んでいるかのようだ。
「うぅ……、寒いです……」
リディアは食堂に入ってくるなり、両腕をさすりながら震えた。
暖炉は赤々と燃えているし、彼女は厚手のウールのショールを羽織っている。
それでも、石造りの屋敷の芯から滲み出る冷気は、容赦なく体温を奪っていく。
王都の冬とは次元が違う。
あちらが肌寒いなら、こちらは生命の危機だ。
「……姿勢が悪いぞ、リディア」
先にテーブルについていたジェラルドが、新聞から目を離さずに言った。
「寒さで筋肉を収縮させ、震えることで熱産生を行う。生理現象としては正しいが、それではエネルギー効率が悪すぎる。消耗するだけだ」
「で、ですが……、身体が勝手に……」
「外気温への文句は受け付けん。内臓温度を上げて対抗するのが合理的だ」
ジェラルドが指を鳴らすと、執事が湯気の立つ深皿を運んできた。
スパイシーで、どこか野性味のある濃厚な香りが漂う。
「これは……?」
「薬膳ポトフだ。メインは鹿肉。それを根菜と共に、八角、クローブ、そして生姜を大量に投入して四時間煮込んだ」
ジェラルドの解説と共に、リディアの前に皿が置かれた。
茶褐色のスープの中に、ごろりとした肉の塊と、人参や蕪が顔を出している。
肉はスプーンで崩れるほどホロホロに煮込まれていた。
「これを食えば、君の胃袋が暖炉代わりになる。さあ、冷める前に腹に収めろ」
促され、リディアはスープを口にした。
「……んっ!」
熱い。
けれど、ただ熱いだけではない。
スパイスの刺激が喉を通り抜けた瞬間、カッと食道が熱くなり、それが胃袋を中心に爆発的に広がっていく感覚。
鹿肉の力強い旨味と脂が、冷え切った内臓を内側からコーティングしていくようだ。
「鹿肉は身体を温める陽性の食材だ。そこに血流を促進するスパイスを加えた。……どうだ?」
「はい……! なんだか、お腹の中に小さな太陽ができたみたいです。指先までポカポカしてきました」
リディアは夢中でスプーンを動かした。
一口食べるごとに、凍えていた身体の強張りが解けていく。
食後。
二人は食堂から少し離れた談話室へ移動した。
ここの暖炉は特に大きく、パチパチと薪が爆ぜる音が心地よいリズムを刻んでいる。
リディアはソファに深々と座り、ほっと息をついた。
満腹感と暖かさで幸せな気分だが、日中の修復作業――冷たい倉庫での額縁の移動――が響いたのか、無意識に首筋を揉んでしまう。
「……僧帽筋が岩のように硬いな」
いつの間にか背後に回っていたジェラルドが、リディアの肩に触れた。
「ひゃっ!?」
「じっとしていろ。血流が滞留している。これでは脳への酸素供給が不足し、思考力が低下する」
ジェラルドはサイドテーブルから、湯気の立つマグカップを取り上げた。
甘く、エキゾチックな香り。
「マッサージの前に、まずはこれを飲め。スパイシー・チャイだ」
「チャイ、ですか?」
「シナモン、カルダモン、生姜を限界まで煮出し、濃厚なミルクで割った。……飲むときはカップを両手で包め。陶器の熱を利用して、指先の末梢血管まで拡張させるんだ」
言われた通り、リディアはカップを両手で包み込んだ。
じんわりとした熱が手のひらに伝わる。
一口飲むと、甘いミルクティーの中に、ピリリとしたスパイスの刺激が隠れていた。
それが喉を温め、肩の力を自然と抜いてくれる。
「ふぅ……。美味しいです。ジェラルド様は、本当に何でもご存知なんですね」
「……生きるために必要だっただけだ」
ジェラルドは自分の分のカップを持ち、リディアの隣のソファに腰を下ろした。
炎の光が、彼の横顔の古傷を照らし出す。
「この辺境よりもさらに北。かつて私が身を置いていた戦場は、敵よりも寒さが人を殺す場所だった」
彼は静かに語り始めた。
「食料補給が途絶えれば、一晩で凍死する。どんなに剣の腕が立っても、体温管理ができなければ死ぬ。……そこで学んだのだ。身体を温める食材、効率的なカロリー摂取、少しでも長く生き延びるための知恵をな」
リディアは息を呑んだ。
彼の持つ膨大な栄養学の知識や、徹底した体調管理。
それは趣味や教養ではなく、壮絶なサバイバルの中で培われた生存術だったのだ。
だからこそ、彼はリディアの不健康さを放っておけないのだろう。
彼にとって食べないこと、冷えることは、死に直結する恐怖なのだから。
「……ジェラルド様の手料理が、いつも身体に染み渡る理由がわかりました」
リディアはチャイの湯気越しに彼を見つめた。
「それは、命を守るための料理だからですね」
「……大げさだ」
ジェラルドは照れくさそうに視線を逸らし、カップに口をつけた。
「だが、今の君は戦場にいるわけではない。……ただ、美味いと感じて、暖まってくれれば、それでいい」
ぶっきらぼうな言葉。
けれど、そこには不器用な優しさが詰まっていた。
リディアは微笑み、もう一口チャイを飲んだ。
「はい。とても温かいです。……ジェラルド様がいてくだされば、この辺境の冬も、ちっとも怖くありません」
外では依然として猛吹雪が吹き荒れている。
けれど、この部屋の中は、スパイスの香りと二人の穏やかな会話で満たされ、春のように暖かかった。
リディアはそっと目を閉じ、この安らぎがずっと続くことを願った。
46
あなたにおすすめの小説
皆様ありがとう!今日で王妃、やめます!〜十三歳で王妃に、十八歳でこのたび離縁いたしました〜
百門一新
恋愛
セレスティーヌは、たった十三歳という年齢でアルフレッド・デュガウスと結婚し、国王と王妃になった。彼が王になる多には必要な結婚だった――それから五年、ようやく吉報がきた。
「君には苦労をかけた。王妃にする相手が決まった」
ということは……もうつらい仕事はしなくていいのねっ? 夫婦だと偽装する日々からも解放されるのね!?
ありがとうアルフレッド様! さすが私のことよく分かってるわ! セレスティーヌは離縁を大喜びで受け入れてバカンスに出かけたのだが、夫、いや元夫の様子が少しおかしいようで……?
サクッと読める読み切りの短編となっていります!お楽しみいただけましたら嬉しく思います!
※他サイト様にも掲載
遡ったのは君だけじゃない。離縁状を置いて出ていった妻ーー始まりは、そこからだった。
沼野 花
恋愛
夫と子供たちに、選ばれなかったイネス。
すべてを愛人に奪われ、彼女は限界を迎え、屋敷を去る。
だが、その先に待っていたのは、救いではなかった。
イネスを襲った、取り返しのつかない出来事。
変わり果てた現実を前に、
夫はようやく、自分が何を失ったのかを思い知る。
深い後悔と悲しみに苛まれながら、
失ったイネスの心を取り戻そうとする夫。
しかし、彼女の心はすでに、外の世界へと向かっていた。
贖罪を背負いながらもイネスを求め続ける夫。
そして、母の心を知っていく子供たち。
イネスが求める愛とは、
そして、幸せとは――。
働かないつもりでしたのに、気づけば全部うまくいっていました ――自由に生きる貴族夫人と溺愛旦那様』
鷹 綾
恋愛
前世では、仕事に追われるだけの人生を送り、恋も自由も知らないまま終わった私。
だからこそ転生後に誓った――
「今度こそ、働かずに優雅に生きる!」 と。
気づけば貴族夫人、しかも結婚相手は冷静沈着な名門貴族リチャード様。
「君は何もしなくていい。自由に過ごしてくれ」
――理想的すぎる条件に、これは勝ち確人生だと思ったのに。
なぜか気づけば、
・屋敷の管理を改善して使用人の待遇が激変
・夫の仕事を手伝ったら経理改革が大成功
・興味本位で教えた簿記と珠算が商業界に革命を起こす
・商人ギルドの顧問にまで祭り上げられる始末
「あれ? 私、働かない予定でしたよね???」
自分から出世街道を爆走するつもりはなかったはずなのに、
“やりたいことをやっていただけ”で、世界のほうが勝手に変わっていく。
一方、そんな彼女を静かに見守り続けていた夫・リチャードは、
実は昔から彼女を想い続けていた溺愛系旦那様で――。
「君が選ぶなら、私はずっとそばにいる」
働かないつもりだった貴族夫人が、
自由・仕事・愛情のすべてを“自分で選ぶ”人生に辿り着く物語。
これは、
何もしないはずだったのに、幸せだけは全部手に入れてしまった女性の物語。
【完結】使えない令嬢として一家から追放されたけど、あまりにも領民からの信頼が厚かったので逆転してざまぁしちゃいます
腕押のれん
ファンタジー
アメリスはマハス公国の八大領主の一つであるロナデシア家の三姉妹の次女として生まれるが、頭脳明晰な長女と愛想の上手い三女と比較されて母親から疎まれており、ついに追放されてしまう。しかしアメリスは取り柄のない自分にもできることをしなければならないという一心で領民たちに対し援助を熱心に行っていたので、領民からは非常に好かれていた。そのため追放された後に他国に置き去りにされてしまうものの、偶然以前助けたマハス公国出身のヨーデルと出会い助けられる。ここから彼女の逆転人生が始まっていくのであった!
私が死ぬまでには完結させます。
追記:最後まで書き終わったので、ここからはペース上げて投稿します。
追記2:ひとまず完結しました!
地味な私では退屈だったのでしょう? 最強聖騎士団長の溺愛妃になったので、元婚約者はどうぞお好きに
有賀冬馬
恋愛
「君と一緒にいると退屈だ」――そう言って、婚約者の伯爵令息カイル様は、私を捨てた。
選んだのは、華やかで社交的な公爵令嬢。
地味で無口な私には、誰も見向きもしない……そう思っていたのに。
失意のまま辺境へ向かった私が出会ったのは、偶然にも国中の騎士の頂点に立つ、最強の聖騎士団長でした。
「君は、僕にとってかけがえのない存在だ」
彼の優しさに触れ、私の世界は色づき始める。
そして、私は彼の正妃として王都へ……
仕事で疲れて会えないと、恋人に距離を置かれましたが、彼の上司に溺愛されているので幸せです!
ぽんちゃん
恋愛
――仕事で疲れて会えない。
十年付き合ってきた恋人を支えてきたけど、いつも後回しにされる日々。
記念日すら仕事を優先する彼に、十分だけでいいから会いたいとお願いすると、『距離を置こう』と言われてしまう。
そして、思い出の高級レストランで、予約した席に座る恋人が、他の女性と食事をしているところを目撃してしまい――!?
どうも、死んだはずの悪役令嬢です。
西藤島 みや
ファンタジー
ある夏の夜。公爵令嬢のアシュレイは王宮殿の舞踏会で、婚約者のルディ皇子にいつも通り罵声を浴びせられていた。
皇子の罵声のせいで、男にだらしなく浪費家と思われて王宮殿の使用人どころか通っている学園でも遠巻きにされているアシュレイ。
アシュレイの誕生日だというのに、エスコートすら放棄して、皇子づきのメイドのミュシャに気を遣うよう求めてくる皇子と取り巻き達に、呆れるばかり。
「幼馴染みだかなんだかしらないけれど、もう限界だわ。あの人達に罰があたればいいのに」
こっそり呟いた瞬間、
《願いを聞き届けてあげるよ!》
何故か全くの別人になってしまっていたアシュレイ。目の前で、アシュレイが倒れて意識不明になるのを見ることになる。
「よくも、義妹にこんなことを!皇子、婚約はなかったことにしてもらいます!」
義父と義兄はアシュレイが状況を理解する前に、アシュレイの体を持ち去ってしまう。
今までミュシャを崇めてアシュレイを冷遇してきた取り巻き達は、次々と不幸に巻き込まれてゆき…ついには、ミュシャや皇子まで…
ひたすら一人づつざまあされていくのを、呆然と見守ることになってしまった公爵令嬢と、怒り心頭の義父と義兄の物語。
はたしてアシュレイは元に戻れるのか?
剣と魔法と妖精の住む世界の、まあまあよくあるざまあメインの物語です。
ざまあが書きたかった。それだけです。
厄介払いされてしまいました
たくわん
恋愛
侯爵家の次女エリアーナは、美人の姉ロザリンドと比べられ続け、十八年間冷遇されてきた。
十八歳の誕生日、父から告げられたのは「辺境の老伯爵に嫁げ」という厄介払いの命令。
しかし、絶望しながらも辺境へ向かったエリアーナを待っていたのは――。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる