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第23話:魅惑の香水とヤコブソン器官
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予言の書による権威付けに失敗したイザベラだったが、彼女の執念深さは常軌を逸していた。
次に彼女が頼ったのは、マダム・ステラが秘蔵の品として差し出した小瓶だった。
「いいかい、お嬢ちゃん。これは古の時代より伝わる魅了の香水。……いわゆる惚れ薬だよ。これをひと吹きすれば、どんな堅物の男でも本能を刺激され、お前の虜になる」
「本当ですの!? 星がダメなら、薬で落とすまでよ!」
イザベラはその小瓶を握りしめ、不敵な笑みを浮かべた。
論理など通用しない「能に直接訴えかければ、あの憎き辺境伯も私の足元にひれ伏すはずだわ。
そしてリリアの前で、彼に愛を囁かせてやるのよ――。
*
数日後の夜会。
アルヴィスは壁際で、不機嫌そうにグラスを傾けていた。
「……退屈だ。この会場の二酸化炭素濃度は上昇する一方だ」
「もうすぐ帰れますから。我慢してください、アルヴィス様」
リリアが彼をなだめていると、強烈な甘い香りが漂ってきた。
振り返る間もなく、ピンク色の霧がアルヴィスの顔面に噴射された。
「――いただきよ!」
イザベラだった。
彼女は香水の瓶を構え、勝利を確信した顔で叫んだ。
周囲にバラとムスク、そして何か得体の知れないスパイスが混ざった濃厚な香りが充満する。
「ゴホッ、ゴホッ……!」
不意をつかれたアルヴィスがむせ返る。
イザベラは妖艶(なつもり)な笑みを浮かべ、彼の胸に手を這わせた。
「さあ、辺境伯様。いい香りでしょう? もう貴方は理性を保てないはず。本能のままに、私を求めたくなってきたでしょう?」
リリアは悲鳴を上げた。
「アルヴィス様! 大丈夫ですか!?」
まさか、本当に薬の効果で彼がおかしくなってしまったら――。
しかし。
アルヴィスはハンカチで口元を押さえ、涙目のままイザベラを睨みつけた。
「……何だ、この化学兵器は」
「へ? 兵器?」
「鼻粘膜への刺激が強すぎる。粘膜炎症を起こさせる気か」
アルヴィスはイザベラの手を冷たく払い除けた。
瞳に情欲の色など微塵もない。
あるのは純粋な不快感と、科学的な軽蔑だけだ。
「ど、どうして!? これは最強のフェロモン香水なのよ! 男なら反応するはずでしょう!?」
イザベラが狼狽える。
アルヴィスは眼鏡の曇りを拭きながら、ため息をついた。
「やれやれ。君は生物学のアップデートが数万年前で止まっているようだな」
彼は冷徹に解説を始めた。
「多くの哺乳類には、フェロモンを感知するためのヤコブソン器官(鋤鼻器)という受容体が鼻の中に存在する。確かに、マウスや犬ならその匂いで発情するかもしれない」
アルヴィスは自分の鼻を指差した。
「だが残念ながら、ヒトを含む旧世界ザル系統において、ヤコブソン器官は退化し、機能を失っているというのが現在の定説だ。関連する遺伝子も変異して働いていない」
彼は一歩踏み出し、イザベラを見下ろす。
「つまり、君が期待しているような、匂いで本能を強制的にコントロールするシステムは、私の体にはハードウェアとして実装されていないのだ。獣の理屈を人間に持ち込むな。文明への冒涜だ」
「そ、そんな……! でも、いい匂いだとは思うでしょう!?」
「いいや。むしろ逆効果だ」
アルヴィスは顔をしかめた。
「この匂いを嗅いだ瞬間、私の脳裏に蘇ったのは、君が過去にヒステリーを起こして暴れていた時の不快な記憶だ。これはプルースト効果によるものだ」
「ぷるーすと……?」
「特定の香りが、それに結びついた過去の記憶や感情を鮮烈に呼び起こす現象だ。君は常にこの種の品のない強い香水をまき散らしているからな。私の脳内ではこの匂いは、イザベラ=不快なトラブルメーカーという嫌悪条件付けが完了している」
アルヴィスは拒絶のポーズをとった。
「君の香りは愛を呼び覚ますのではない。私の偏頭痛と、君への忌避感を呼び覚ますトリガーだ。今すぐ換気扇の前に移動してくれ」
イザベラは絶句した。
惚れ薬だと思って撒いたものが、実は嫌われ薬として機能していたという皮肉な事実。
「そ、そんなの嘘よ……! だって、ジェラルド様はこの香りが好きだって……!」
「それは彼が単純接触効果で慣れているか、あるいは鼻が詰まっているだけだろう」
アルヴィスはリリアの方を向くと、急に表情を和らげ、彼女の首筋に顔を寄せた。
スゥ、と鼻を鳴らす。
「ひゃっ!? あ、アルヴィス様?」
「……ふぅ。浄化された」
彼は満足げに息を吐いた。
「やはり、リリアの匂いが一番だ。これは高価な香料の匂いではない。石鹸の残り香と、君自身の自然な体臭……、すなわち主要組織適合遺伝子複合体(MHC)が、私の遺伝子と相性が良いことを示唆している」
アルヴィスはリリアの腰を抱き寄せ、イザベラに見せつけるように宣言した。
「私が本能レベルで惹かれるのは、人工的なフェロモンもどきではない。このリリア・アシュベリーという個体そのものだ。……理解したら、その悪臭を放つ瓶を持って消え失せろ」
イザベラは顔を真っ赤にして、持っていた小瓶を床に叩きつけた。
パリンと瓶が割れ、さらに強烈な匂いが広がる。
「鼻がバカなんじゃないのーっ!」
捨て台詞を吐いて逃げ出すイザベラ。
しかし、周囲の貴族たちは鼻をつまんで彼女を避けるように道を開けた。
まさに嫌われ者の道だった。
「……臭いな」
「アルヴィス様、早く外へ出ましょう」
リリアに手を引かれながら、アルヴィスは少しだけ嬉しそうに呟いた。
「ああ。君の匂いがする場所へ避難しよう」
化学兵器による誘惑作戦も、遺伝子レベルの相性と嫌悪条件付けの前には無力だった。
次に彼女が頼ったのは、マダム・ステラが秘蔵の品として差し出した小瓶だった。
「いいかい、お嬢ちゃん。これは古の時代より伝わる魅了の香水。……いわゆる惚れ薬だよ。これをひと吹きすれば、どんな堅物の男でも本能を刺激され、お前の虜になる」
「本当ですの!? 星がダメなら、薬で落とすまでよ!」
イザベラはその小瓶を握りしめ、不敵な笑みを浮かべた。
論理など通用しない「能に直接訴えかければ、あの憎き辺境伯も私の足元にひれ伏すはずだわ。
そしてリリアの前で、彼に愛を囁かせてやるのよ――。
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数日後の夜会。
アルヴィスは壁際で、不機嫌そうにグラスを傾けていた。
「……退屈だ。この会場の二酸化炭素濃度は上昇する一方だ」
「もうすぐ帰れますから。我慢してください、アルヴィス様」
リリアが彼をなだめていると、強烈な甘い香りが漂ってきた。
振り返る間もなく、ピンク色の霧がアルヴィスの顔面に噴射された。
「――いただきよ!」
イザベラだった。
彼女は香水の瓶を構え、勝利を確信した顔で叫んだ。
周囲にバラとムスク、そして何か得体の知れないスパイスが混ざった濃厚な香りが充満する。
「ゴホッ、ゴホッ……!」
不意をつかれたアルヴィスがむせ返る。
イザベラは妖艶(なつもり)な笑みを浮かべ、彼の胸に手を這わせた。
「さあ、辺境伯様。いい香りでしょう? もう貴方は理性を保てないはず。本能のままに、私を求めたくなってきたでしょう?」
リリアは悲鳴を上げた。
「アルヴィス様! 大丈夫ですか!?」
まさか、本当に薬の効果で彼がおかしくなってしまったら――。
しかし。
アルヴィスはハンカチで口元を押さえ、涙目のままイザベラを睨みつけた。
「……何だ、この化学兵器は」
「へ? 兵器?」
「鼻粘膜への刺激が強すぎる。粘膜炎症を起こさせる気か」
アルヴィスはイザベラの手を冷たく払い除けた。
瞳に情欲の色など微塵もない。
あるのは純粋な不快感と、科学的な軽蔑だけだ。
「ど、どうして!? これは最強のフェロモン香水なのよ! 男なら反応するはずでしょう!?」
イザベラが狼狽える。
アルヴィスは眼鏡の曇りを拭きながら、ため息をついた。
「やれやれ。君は生物学のアップデートが数万年前で止まっているようだな」
彼は冷徹に解説を始めた。
「多くの哺乳類には、フェロモンを感知するためのヤコブソン器官(鋤鼻器)という受容体が鼻の中に存在する。確かに、マウスや犬ならその匂いで発情するかもしれない」
アルヴィスは自分の鼻を指差した。
「だが残念ながら、ヒトを含む旧世界ザル系統において、ヤコブソン器官は退化し、機能を失っているというのが現在の定説だ。関連する遺伝子も変異して働いていない」
彼は一歩踏み出し、イザベラを見下ろす。
「つまり、君が期待しているような、匂いで本能を強制的にコントロールするシステムは、私の体にはハードウェアとして実装されていないのだ。獣の理屈を人間に持ち込むな。文明への冒涜だ」
「そ、そんな……! でも、いい匂いだとは思うでしょう!?」
「いいや。むしろ逆効果だ」
アルヴィスは顔をしかめた。
「この匂いを嗅いだ瞬間、私の脳裏に蘇ったのは、君が過去にヒステリーを起こして暴れていた時の不快な記憶だ。これはプルースト効果によるものだ」
「ぷるーすと……?」
「特定の香りが、それに結びついた過去の記憶や感情を鮮烈に呼び起こす現象だ。君は常にこの種の品のない強い香水をまき散らしているからな。私の脳内ではこの匂いは、イザベラ=不快なトラブルメーカーという嫌悪条件付けが完了している」
アルヴィスは拒絶のポーズをとった。
「君の香りは愛を呼び覚ますのではない。私の偏頭痛と、君への忌避感を呼び覚ますトリガーだ。今すぐ換気扇の前に移動してくれ」
イザベラは絶句した。
惚れ薬だと思って撒いたものが、実は嫌われ薬として機能していたという皮肉な事実。
「そ、そんなの嘘よ……! だって、ジェラルド様はこの香りが好きだって……!」
「それは彼が単純接触効果で慣れているか、あるいは鼻が詰まっているだけだろう」
アルヴィスはリリアの方を向くと、急に表情を和らげ、彼女の首筋に顔を寄せた。
スゥ、と鼻を鳴らす。
「ひゃっ!? あ、アルヴィス様?」
「……ふぅ。浄化された」
彼は満足げに息を吐いた。
「やはり、リリアの匂いが一番だ。これは高価な香料の匂いではない。石鹸の残り香と、君自身の自然な体臭……、すなわち主要組織適合遺伝子複合体(MHC)が、私の遺伝子と相性が良いことを示唆している」
アルヴィスはリリアの腰を抱き寄せ、イザベラに見せつけるように宣言した。
「私が本能レベルで惹かれるのは、人工的なフェロモンもどきではない。このリリア・アシュベリーという個体そのものだ。……理解したら、その悪臭を放つ瓶を持って消え失せろ」
イザベラは顔を真っ赤にして、持っていた小瓶を床に叩きつけた。
パリンと瓶が割れ、さらに強烈な匂いが広がる。
「鼻がバカなんじゃないのーっ!」
捨て台詞を吐いて逃げ出すイザベラ。
しかし、周囲の貴族たちは鼻をつまんで彼女を避けるように道を開けた。
まさに嫌われ者の道だった。
「……臭いな」
「アルヴィス様、早く外へ出ましょう」
リリアに手を引かれながら、アルヴィスは少しだけ嬉しそうに呟いた。
「ああ。君の匂いがする場所へ避難しよう」
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