99 / 155
さらに奥さまはモンバス姉さん編
98 科学部へようこそ その2
しおりを挟む
「ええと、毎度おなじみの橋本です…。」
「ふっふっふ、みんな入っていると信じていたにゃ♪」
毎度おなじみ?の犠牲者の橋本君と、毎度喜んで参加しているトラミちゃんです。
「科学部顧問のアルテアです♪」
ニコニコしながらアルさんが二人の後ろから歩いてきます。
ようやく『マグナ博士の保護者』のお出ましです。
「はっはっはっはっは!!これで科学部の繁栄と巨大ロボットの実戦…もとい、異世界の平和も間違いないのだよ!!
シードラゴンロボよ!異世界を統一…平和にするのだ!!」
なにやら危険なセリフを吐きつつ、マグナ博士が高笑いしています。
そして、一週間経ちました。
「なぜだ!!なぜ、シードラゴンロボが戦わないのだ!!」
アリス姫たちの故郷のファンタジー異世界でシードラゴンロボは全く活躍しませんでした。
正確には『示威行動』には十分すぎるほどにはなりましたが、実戦がまったく発生しなかったのです。
科学部を訪れたミーシャさんが呆れたように言った言葉がさらにマグナ博士を打ちのめします。
「ただでさえ、瀬利亜が異常に強くて『魔王、大魔王、特大魔王を一人で粉砕した強すぎる勇者』と認識されているのに、その強すぎる勇者がさらに強大なロボットを操っているなんて話になって戦おうとする奴なんかいるわけないんだけど…。」
私が出るだけで大半の敵が降伏し、それでも残った根性のある相手も『シードラゴンロボ登場!!』となった時点で即座に敵が降伏して終了したのです。
「くうう、待ち望んだ破壊の…もとい、正義を行使する日々はどこへ行ってしまったのだ!!
しかも、この調子では他のロボットを作る『口実』がないではないか!!」
うん、どう考えてもマグナ博士を粉砕するのが世界平和への一番の早道のようです。
「ふっふっふ、それが、そんなマグナ博士に素敵な提案があるんや♪」
おおっと?!そんなマグナ博士に『悪い顔』をした光ちゃんが歩み寄ります。
「異世界ではもともと巨大ロボットや怪獣はおらへんからね。巨大ロボットの活躍の余地はあんまりないんや。
せやから視点を変えて元の我々の世界でうまく巨大ロボットを活躍できるよう工夫すればいいんや♪」
「ほほお、錦織部員。なにかいいプランを思いつかれたのだね。」
「先日の『元アトランティス皇帝レジウス』はんの二回にわたる世界征服寸前事件で、各国の国の防衛の在り方の見直しが一気に進んでるところなんや。
戦争は単なる侵略と防衛という側面以外に『国家同士の利害調整の手段』という側面もあるんや。 そのこと自体はあんまりええことやあらへんけどね。
せやから、その戦争を巨大ロボット同士の対戦にして国土や人民に被害が出んようにしたらどうかいう案が浮上してきたんや。
ちょうどわてらが各国向けに色々なロボットの基礎技術を提供すれば、ものすごうおもろいことになる思うんや。
そして、各国はわてらが提供した基本ロボットにさらなる工夫を加えて巨大ロボットを作ってくる思うんや。当然わてらは日本の独自ロボットを請け負って、各国のロボットをがんがん粉砕していくんや。
公に認められて巨大ロボット同士の戦闘をガンガンできるいうんはすごいおもろいやろね♪」
「…なるほど…。おぬしもなかなかの悪よのう、錦織屋♪」
「いえいえ、そうおっしゃるマグナさまこそ♪」
「「お互い悪ですなあ♪」」
某アニメのようなものすごい話の展開にその場にいた橋本君、伊集院君、楓さんは目が点になってしまっています。
ちなみに私が光ちゃんを見ると…予想通り、目配せをしてきます。
おそらくこの事態になってマグナ博士が暴走しないようにアルさんたちと相談の上で、巨大ロボットを必要以上に破壊に使わないようにいろいろ話し合いがあったのでしょう。
その話から早くも1週間後にはアメリカ、ロシア、中国など主要国で様々な巨大ロボットが発表されました。
日本製ロボットとしてはシードラゴンロボが公表されてます。
その際に例の主題歌付きのPVが全国放送で流されています。
もう、ものすごく恥ずかしいのですが?!!
アメリカの巨大ロボットは……『ライトニングロボ』というこれまた女性的なフォルムのすごくカッコいいロボットです。
名前を聞いた瞬間わかりましたが、搭乗員は予想通りライトニングレディことマリーザです。
PVカッコいい!!めちゃめちゃカッコいい!!
ハリウッドの演出を含めた技術のスゴサに驚嘆させられます!!
ロボットの流れるような動きから見て、シードラゴンロボに引けを取らないくらいの性能のロボットです。
しかも、それを操るマリーザの能力もすごいため、シードラゴンロボとの実戦になれば、勝敗がわからないかもしれません。
ロシア製のロボットは『インビンシブルナイト』…全身金色の鎧騎士風のシャープなデザインのロボットです。
搭乗者は『ロシアの英雄』こと、モンスターバスター一二星のパザロヴァ姉妹です。
双子の妹のエレーナの精霊魔法で金色の剣と鎧を顕現させて、姉のアナスタシア(愛称ナースチャ)が単体攻撃力モンスターバスター一二星中最高の『不死の騎士』となり、そのままロボットに搭乗するようです。
ロボットに乗らなくても『世界最強の武器・精霊剣』でゴメラクラスの大怪獣を一刀両断できる『不死の騎士』がさらに強力なロボットに乗るというのだから、こちらもとんでもなくスゴイロボットです。
PVは正統派にインビンシブルナイトの強さを見せてくれる素晴らしい動画でした。
その他何カ国かも巨大ロボットとそれに搭乗する『スーパーヒーローたち』のPVを発表しました。
どのロボットもシードラゴンロボに近いくらいの総合力を持っているような感じです。
「わっはっはっはっは!!まもなくシードラゴンロボが世界中のロボットたちと戦いまくる日々が来るわけだな!!その日が楽しみだ!!」
巨大ロボットたちのPVを眺めながらマグナ博士が嬉しそうに叫びます。
そして間もなく、マグナ博士の期待通り、世界の巨大ロボットたちが国の威信をかけて戦う日々が……訪れませんでした。
「大切なのは正義を貫くことであって、国の威信や、我がままを通すことではありません!!」
貿易交渉を有利に運ぼうとした大統領の要請をマリーザはあっさり蹴りました。
なにしろ、ライトニングレディはただのパイロットではなくて、世界最高のスーパーヒロインの一人で、下手をすれば大統領以上の影響力を及ぼせるのです。
大統領の命令をあっさり断っても文句を言えないのです。
他の国でも同様の事態が多発して、『正義に則った巨大ロボットを動かす理由』をどの国もスーパーヒーローたちに提示することができなかったのです。
なお、私のところには『提示すら来なかった』のはどうしてなのでしょうか?…と思っていたら、アルさんと巧さん夫婦が『シードラゴンロボ起動要請マニュアル』なるものを日本の官邸に渡しており、『熱く燃え盛る正義に則った要請』をすることを『お願い』していたようです。
二人の『根回し力』ぱねえっす!!
「ふっふっふ、みんな入っていると信じていたにゃ♪」
毎度おなじみ?の犠牲者の橋本君と、毎度喜んで参加しているトラミちゃんです。
「科学部顧問のアルテアです♪」
ニコニコしながらアルさんが二人の後ろから歩いてきます。
ようやく『マグナ博士の保護者』のお出ましです。
「はっはっはっはっは!!これで科学部の繁栄と巨大ロボットの実戦…もとい、異世界の平和も間違いないのだよ!!
シードラゴンロボよ!異世界を統一…平和にするのだ!!」
なにやら危険なセリフを吐きつつ、マグナ博士が高笑いしています。
そして、一週間経ちました。
「なぜだ!!なぜ、シードラゴンロボが戦わないのだ!!」
アリス姫たちの故郷のファンタジー異世界でシードラゴンロボは全く活躍しませんでした。
正確には『示威行動』には十分すぎるほどにはなりましたが、実戦がまったく発生しなかったのです。
科学部を訪れたミーシャさんが呆れたように言った言葉がさらにマグナ博士を打ちのめします。
「ただでさえ、瀬利亜が異常に強くて『魔王、大魔王、特大魔王を一人で粉砕した強すぎる勇者』と認識されているのに、その強すぎる勇者がさらに強大なロボットを操っているなんて話になって戦おうとする奴なんかいるわけないんだけど…。」
私が出るだけで大半の敵が降伏し、それでも残った根性のある相手も『シードラゴンロボ登場!!』となった時点で即座に敵が降伏して終了したのです。
「くうう、待ち望んだ破壊の…もとい、正義を行使する日々はどこへ行ってしまったのだ!!
しかも、この調子では他のロボットを作る『口実』がないではないか!!」
うん、どう考えてもマグナ博士を粉砕するのが世界平和への一番の早道のようです。
「ふっふっふ、それが、そんなマグナ博士に素敵な提案があるんや♪」
おおっと?!そんなマグナ博士に『悪い顔』をした光ちゃんが歩み寄ります。
「異世界ではもともと巨大ロボットや怪獣はおらへんからね。巨大ロボットの活躍の余地はあんまりないんや。
せやから視点を変えて元の我々の世界でうまく巨大ロボットを活躍できるよう工夫すればいいんや♪」
「ほほお、錦織部員。なにかいいプランを思いつかれたのだね。」
「先日の『元アトランティス皇帝レジウス』はんの二回にわたる世界征服寸前事件で、各国の国の防衛の在り方の見直しが一気に進んでるところなんや。
戦争は単なる侵略と防衛という側面以外に『国家同士の利害調整の手段』という側面もあるんや。 そのこと自体はあんまりええことやあらへんけどね。
せやから、その戦争を巨大ロボット同士の対戦にして国土や人民に被害が出んようにしたらどうかいう案が浮上してきたんや。
ちょうどわてらが各国向けに色々なロボットの基礎技術を提供すれば、ものすごうおもろいことになる思うんや。
そして、各国はわてらが提供した基本ロボットにさらなる工夫を加えて巨大ロボットを作ってくる思うんや。当然わてらは日本の独自ロボットを請け負って、各国のロボットをがんがん粉砕していくんや。
公に認められて巨大ロボット同士の戦闘をガンガンできるいうんはすごいおもろいやろね♪」
「…なるほど…。おぬしもなかなかの悪よのう、錦織屋♪」
「いえいえ、そうおっしゃるマグナさまこそ♪」
「「お互い悪ですなあ♪」」
某アニメのようなものすごい話の展開にその場にいた橋本君、伊集院君、楓さんは目が点になってしまっています。
ちなみに私が光ちゃんを見ると…予想通り、目配せをしてきます。
おそらくこの事態になってマグナ博士が暴走しないようにアルさんたちと相談の上で、巨大ロボットを必要以上に破壊に使わないようにいろいろ話し合いがあったのでしょう。
その話から早くも1週間後にはアメリカ、ロシア、中国など主要国で様々な巨大ロボットが発表されました。
日本製ロボットとしてはシードラゴンロボが公表されてます。
その際に例の主題歌付きのPVが全国放送で流されています。
もう、ものすごく恥ずかしいのですが?!!
アメリカの巨大ロボットは……『ライトニングロボ』というこれまた女性的なフォルムのすごくカッコいいロボットです。
名前を聞いた瞬間わかりましたが、搭乗員は予想通りライトニングレディことマリーザです。
PVカッコいい!!めちゃめちゃカッコいい!!
ハリウッドの演出を含めた技術のスゴサに驚嘆させられます!!
ロボットの流れるような動きから見て、シードラゴンロボに引けを取らないくらいの性能のロボットです。
しかも、それを操るマリーザの能力もすごいため、シードラゴンロボとの実戦になれば、勝敗がわからないかもしれません。
ロシア製のロボットは『インビンシブルナイト』…全身金色の鎧騎士風のシャープなデザインのロボットです。
搭乗者は『ロシアの英雄』こと、モンスターバスター一二星のパザロヴァ姉妹です。
双子の妹のエレーナの精霊魔法で金色の剣と鎧を顕現させて、姉のアナスタシア(愛称ナースチャ)が単体攻撃力モンスターバスター一二星中最高の『不死の騎士』となり、そのままロボットに搭乗するようです。
ロボットに乗らなくても『世界最強の武器・精霊剣』でゴメラクラスの大怪獣を一刀両断できる『不死の騎士』がさらに強力なロボットに乗るというのだから、こちらもとんでもなくスゴイロボットです。
PVは正統派にインビンシブルナイトの強さを見せてくれる素晴らしい動画でした。
その他何カ国かも巨大ロボットとそれに搭乗する『スーパーヒーローたち』のPVを発表しました。
どのロボットもシードラゴンロボに近いくらいの総合力を持っているような感じです。
「わっはっはっはっは!!まもなくシードラゴンロボが世界中のロボットたちと戦いまくる日々が来るわけだな!!その日が楽しみだ!!」
巨大ロボットたちのPVを眺めながらマグナ博士が嬉しそうに叫びます。
そして間もなく、マグナ博士の期待通り、世界の巨大ロボットたちが国の威信をかけて戦う日々が……訪れませんでした。
「大切なのは正義を貫くことであって、国の威信や、我がままを通すことではありません!!」
貿易交渉を有利に運ぼうとした大統領の要請をマリーザはあっさり蹴りました。
なにしろ、ライトニングレディはただのパイロットではなくて、世界最高のスーパーヒロインの一人で、下手をすれば大統領以上の影響力を及ぼせるのです。
大統領の命令をあっさり断っても文句を言えないのです。
他の国でも同様の事態が多発して、『正義に則った巨大ロボットを動かす理由』をどの国もスーパーヒーローたちに提示することができなかったのです。
なお、私のところには『提示すら来なかった』のはどうしてなのでしょうか?…と思っていたら、アルさんと巧さん夫婦が『シードラゴンロボ起動要請マニュアル』なるものを日本の官邸に渡しており、『熱く燃え盛る正義に則った要請』をすることを『お願い』していたようです。
二人の『根回し力』ぱねえっす!!
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【一話完結】断罪が予定されている卒業パーティーに欠席したら、みんな死んでしまいました
ツカノ
ファンタジー
とある国の王太子が、卒業パーティーの日に最愛のスワロー・アーチェリー男爵令嬢を虐げた婚約者のロビン・クック公爵令嬢を断罪し婚約破棄をしようとしたが、何故か公爵令嬢は現れない。これでは断罪どころか婚約破棄ができないと王太子が焦り始めた時、招かれざる客が現れる。そして、招かれざる客の登場により、彼らの運命は転がる石のように急転直下し、恐怖が始まったのだった。さて彼らの運命は、如何。
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
断罪まであと10分、私は処刑台の上で「ライブ配信」を開始した〜前世インフルエンサーの悪役令嬢、支持率100%でクズ王子を逆処刑する〜
深渡 ケイ
ファンタジー
断罪まで、あと10分。
処刑台の上で跪く悪役令嬢スカーレットは、笑っていた。
なぜなら彼女は――
前世で“トップインフルエンサー”だったから。
処刑の瞬間、彼女が起動したのは禁忌の精霊石。
空に展開された巨大モニターが、全世界同時ライブ配信を開始する。
タイトルは――
『断罪なう』。
王子の不貞、聖女の偽善、王家の腐敗。
すべてを“証拠付き・リアルタイム”で暴露する配信に、
国民の「いいね(=精霊力)」が集まり始める。
そして宣言される、前代未聞のルール。
支持率が上がるほど、処刑は不可能になる。
処刑台は舞台へ。
断罪はエンタメへ。
悪役令嬢は、世界をひっくり返す配信者となった。
これは、
処刑されるはずだった悪役令嬢が、
“ライブ配信”で王子と王国を公開処刑する物語。
支持率100%の先に待つのは、復讐か、革命か、
それとも――自由か。
俺は、こんな力を望んでいなかった‼︎
アノマロカリス
ファンタジー
俺の名は、グレン。
転移前の名は、紅 蓮(くれない 蓮)という。
年齢は26歳……だった筈なのだが、異世界に来たら若返っていた。
魔物を倒せばレベルが上がるという話だったのだが、どうみてもこれは…オーバーキルの様な気がする。
もう…チートとか、そういうレベルでは無い。
そもそも俺は、こんな力を望んではいなかった。
何処かの田舎で、ひっそりとスローライフを送りたかった。
だけど、俺の考えとは対照的に戦いの日々に駆り出される事に。
………で、俺はこの世界で何をすれば良いんだ?
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる