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真・最終章 七魔将編
王都の様子
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「とりあえず、王都にいる人達に助けを求められないかな?そういえば俺達以外に戻って来た人はいるの?」
「いや……行方不明になった奴等で戻って来たのはあんたらだよ。マリアの奴も戻っていない……転移魔法を使えるあいつが何日も戻ってこないとなると、また面倒事に巻き込まれている可能性が高いね」
「ダイン達も戻っていないのか……ホムラは、まあ大丈夫かな」
「ソル、という奴はどうなったのか?」
「生きていると良いのですが……」
行方不明になった人間の中で確認されているのがレナ、ハルナ、レミア、そしてシズネとゴウライの5名である。他にはソル、ダイン、マリア、ホムラの4名は未だに戻っておらず、無事である事を祈るしかない。最もダイン以外の面子ならばどんな場所に飛ばされようと大丈夫だと思われ、ダインに関しても修行を経てたくましくなった彼ならば無事だとレナは信じている。
(後でアイリスに皆の事を探して貰わないとな……でも、その前に情報交換だ)
アイリスと交信すれば詳しい情報を得られるだろうが、今戻って来たばかりのレナが大陸の状況を把握していたらおかしな話になるため、まずは合流した人間から話を聞いておかなければならない。
「王都はどうなっている?」
「王都の方はあんたらがいなくなった後、すぐにナオ王女様が兵士達に命じてあんたらの捜索を開始したよ。アイラさんも王都に戻っているはずだし、今の所は大丈夫だろうね」
「ですが、冒険都市の現状を把握していない可能性もあります。もしも冒険都市に残ったの者達が王女様を呼び寄せ、例の薬を飲ませたら……」
「取り返しのつかない事態に陥るね……あんな物、アイラさんに飲ませたら大変な事になるよ」
女性冒険者を狂わせた薬を仮にナオやアイラが飲んだ場合、とんでもない事態に陥る事は予想された。だが、気になるのはどうして操られたのが女性冒険者だけなのかであり、男性は誰一人反乱には加わっておらず、捕まったという報告しか受けていない。
「男の中でおかしくなった奴はいないの?」
「いや、一人も確認されていないね。あいつら、女しか薬を飲ませていなかったし……」
「ならあの薬は女にしか効かないのか?」
「それは分からないけど……少なくともミナ達はあたしを狙った時は男には見向きもしなかったね。戦力的に考えても男を味方にする方が効率も良くなるだろうにあいつらは女にしか薬を飲ませなかった」
「という事は……その薬は女性にしか効かない可能性がありますね」
レミアの言葉にテンは頷き、彼女がミナ達と対峙した時はミナの傍にはガロやモリモも存在した。この二人は氷雨の冒険者の中では実力者として通っており、剣聖には及ばないが他の冒険者と比べても実力は確かである。
女性冒険者に敗れた男性冒険者の多くは彼女達の唐突な裏切りに戸惑い、冷静に対処できなかったので敗れた者も多い。ギガンもゴンゾウも急に裏切った味方に本気で戦う事が出来ず、傷を負ってしまう。
「俺は女性冒険者と交戦した時、あいつらは薬を出す事もしなかった。戦っている途中、俺を無視して他の女性に薬を飲ませている所を見た」
「ゴンちゃんを無視して他の人を操ろうとする辺り、本当にその薬は男には効果がないのかもしれないな……もしもホネミンがいたら成分を調べて貰えるのに」
『確かに』
レナの言葉にホネミンを知る者は全員が頷き、現在の彼女はここにはいないらしく、今は何処に居るのかも分からない状況らしい。今の所は異変が起きたのは冒険都市だけであり、王都はまだ無事なはずだった。
「レナ王子、ここも安全かどうかは分かりません。すぐに王都へ救援を要請しに向かいましょう!!王都には竜槍隊や私の部隊もいます!!必ずや操られていた者達を捕縛し、黒幕を見つけ出しましょう!!」
「待ちなっ!!敵の中にはシズネやゴウライ、それに冒険都市中の腕自慢の女達が待ち構えているんだよ!?仮に王都の守備軍を派遣しても勝ち目があると思うのかい!?冒険者の強さはあんたも知っているだろう!!」
「うっ……そ、それはそうですが」
テンの言葉にレミアは言い返す事が出来ず、冒険都市の勢力はバルトロス王国内の軍隊を集めたとしても確実に勝てる保証はない。敵の中には最強の剣聖であるゴウライ、青の剣聖と謳われたシズネ、他にも冒険者だけではなく、傭兵なども混じっている。
もしかしたらまだ確認されてはいないが剣聖であるジャンヌも敵に回っている可能性もあり、仮に王都の守備軍を送り込んでも彼女達に勝てる可能性は限りなく低い。それどころかレミアが出向いても例の薬を飲まされて彼女が操られる可能性もある。だが、王都にも敵の手が迫っている可能性を考慮すれば冒険都市の現状は伝えなければならない。
「軍隊を派遣するかどうかはともかく、王都にいる姉上や母上に事態を報告はしておかないと……ウルがいればすぐに連絡を伝えられるのに」
「あ、そういう事ならアインちゃんに任せて!!アインちゃんも足が凄く速いよ?」
「キュロロッ!!」
レナの言葉を聞いてティナがアインを指し示し、彼女の言葉にアインも力強く頷く。確かにアインの脚力ならば普通の馬よりも早く動けるし、魔物に邪魔をされたとしてもサイクロプスに勝てる魔物はこの地方には生息していない。
「いや……行方不明になった奴等で戻って来たのはあんたらだよ。マリアの奴も戻っていない……転移魔法を使えるあいつが何日も戻ってこないとなると、また面倒事に巻き込まれている可能性が高いね」
「ダイン達も戻っていないのか……ホムラは、まあ大丈夫かな」
「ソル、という奴はどうなったのか?」
「生きていると良いのですが……」
行方不明になった人間の中で確認されているのがレナ、ハルナ、レミア、そしてシズネとゴウライの5名である。他にはソル、ダイン、マリア、ホムラの4名は未だに戻っておらず、無事である事を祈るしかない。最もダイン以外の面子ならばどんな場所に飛ばされようと大丈夫だと思われ、ダインに関しても修行を経てたくましくなった彼ならば無事だとレナは信じている。
(後でアイリスに皆の事を探して貰わないとな……でも、その前に情報交換だ)
アイリスと交信すれば詳しい情報を得られるだろうが、今戻って来たばかりのレナが大陸の状況を把握していたらおかしな話になるため、まずは合流した人間から話を聞いておかなければならない。
「王都はどうなっている?」
「王都の方はあんたらがいなくなった後、すぐにナオ王女様が兵士達に命じてあんたらの捜索を開始したよ。アイラさんも王都に戻っているはずだし、今の所は大丈夫だろうね」
「ですが、冒険都市の現状を把握していない可能性もあります。もしも冒険都市に残ったの者達が王女様を呼び寄せ、例の薬を飲ませたら……」
「取り返しのつかない事態に陥るね……あんな物、アイラさんに飲ませたら大変な事になるよ」
女性冒険者を狂わせた薬を仮にナオやアイラが飲んだ場合、とんでもない事態に陥る事は予想された。だが、気になるのはどうして操られたのが女性冒険者だけなのかであり、男性は誰一人反乱には加わっておらず、捕まったという報告しか受けていない。
「男の中でおかしくなった奴はいないの?」
「いや、一人も確認されていないね。あいつら、女しか薬を飲ませていなかったし……」
「ならあの薬は女にしか効かないのか?」
「それは分からないけど……少なくともミナ達はあたしを狙った時は男には見向きもしなかったね。戦力的に考えても男を味方にする方が効率も良くなるだろうにあいつらは女にしか薬を飲ませなかった」
「という事は……その薬は女性にしか効かない可能性がありますね」
レミアの言葉にテンは頷き、彼女がミナ達と対峙した時はミナの傍にはガロやモリモも存在した。この二人は氷雨の冒険者の中では実力者として通っており、剣聖には及ばないが他の冒険者と比べても実力は確かである。
女性冒険者に敗れた男性冒険者の多くは彼女達の唐突な裏切りに戸惑い、冷静に対処できなかったので敗れた者も多い。ギガンもゴンゾウも急に裏切った味方に本気で戦う事が出来ず、傷を負ってしまう。
「俺は女性冒険者と交戦した時、あいつらは薬を出す事もしなかった。戦っている途中、俺を無視して他の女性に薬を飲ませている所を見た」
「ゴンちゃんを無視して他の人を操ろうとする辺り、本当にその薬は男には効果がないのかもしれないな……もしもホネミンがいたら成分を調べて貰えるのに」
『確かに』
レナの言葉にホネミンを知る者は全員が頷き、現在の彼女はここにはいないらしく、今は何処に居るのかも分からない状況らしい。今の所は異変が起きたのは冒険都市だけであり、王都はまだ無事なはずだった。
「レナ王子、ここも安全かどうかは分かりません。すぐに王都へ救援を要請しに向かいましょう!!王都には竜槍隊や私の部隊もいます!!必ずや操られていた者達を捕縛し、黒幕を見つけ出しましょう!!」
「待ちなっ!!敵の中にはシズネやゴウライ、それに冒険都市中の腕自慢の女達が待ち構えているんだよ!?仮に王都の守備軍を派遣しても勝ち目があると思うのかい!?冒険者の強さはあんたも知っているだろう!!」
「うっ……そ、それはそうですが」
テンの言葉にレミアは言い返す事が出来ず、冒険都市の勢力はバルトロス王国内の軍隊を集めたとしても確実に勝てる保証はない。敵の中には最強の剣聖であるゴウライ、青の剣聖と謳われたシズネ、他にも冒険者だけではなく、傭兵なども混じっている。
もしかしたらまだ確認されてはいないが剣聖であるジャンヌも敵に回っている可能性もあり、仮に王都の守備軍を送り込んでも彼女達に勝てる可能性は限りなく低い。それどころかレミアが出向いても例の薬を飲まされて彼女が操られる可能性もある。だが、王都にも敵の手が迫っている可能性を考慮すれば冒険都市の現状は伝えなければならない。
「軍隊を派遣するかどうかはともかく、王都にいる姉上や母上に事態を報告はしておかないと……ウルがいればすぐに連絡を伝えられるのに」
「あ、そういう事ならアインちゃんに任せて!!アインちゃんも足が凄く速いよ?」
「キュロロッ!!」
レナの言葉を聞いてティナがアインを指し示し、彼女の言葉にアインも力強く頷く。確かにアインの脚力ならば普通の馬よりも早く動けるし、魔物に邪魔をされたとしてもサイクロプスに勝てる魔物はこの地方には生息していない。
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