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真・最終章 七魔将編
魔法と剣技
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「ここに赤毛熊がいるはずだけど……」
「本当にこんな場所に赤毛熊なんているのか?あいつらって森や山に暮らすんじゃ……」
「今の所、それらしい気配はないわね」
赤毛熊の姿は見えず、試しに気配感知や魔力感知を発動させて捜索を行うが特に反応はない。既に村を立ち去っている可能性が高いが、念のために手分けして調査を行う。
「皆で別々に分かれて調査しよう。ティナはアイン達と一緒に、コトミンはシズネと一緒に、ゴンちゃんはダインと探してくれる?」
「え~……レナたんは一緒じゃないの?」
「何かあったらすぐに駆けつけるからさ」
レナの指示で二人一組で捜索を行い、この時にレナは単独で行動する事にした。考え事もあったので彼は一人で探しながら思考を巡らせる。
「魔法と剣技か……」
自分の掌を確認しながらレナは自分の魔力をどのように扱えば上手く全力を発揮できるのかを考えていると、不意に足を止めて背中の退魔刀に手を伸ばす。気配感知と魔力感知に反応があり、しかもレナがいる場所に近付いていた。
(赤毛熊?いや……もっと強い!!)
赤毛熊とは何度か戦った事があるが、気配の大きさから赤毛熊をも上回る存在が近付いている事を察したレナは仲間を呼ぶか悩む。だが、考えている間にも反応は接近し、超高速で近付いていた。
退魔刀と鏡刀を引き抜いたレナは構えていると、突如として彼の正面に存在した建物が破壊されて全身が真っ赤に燃え上がった人型の物体が突っ込んできた。それを見たレナは咄嗟に二つの武器の刃を重ね合わせると、人型の炎は彼に目掛けて手にしていた槍状の武器を放つ。
『はああっ!!』
「くっ!?」
攻撃を受けたレナの足元の地面に亀裂が走り、あまりの威力と熱気にレナは汗を流す。その一方で全身が真紅の炎を纏った相手は攻撃を受けられると後ろに飛んで距離を置く。
「何だお前……いや、この魔力はまさか!?」
「やはり、お前だったか……レナ」
真紅の炎を見てレナは即座に相手の正体に気付くと、炎が消えて姿を露にしたのは六聖将ののホムラだった。彼女は西聖将の位を与えられており、他の六聖将と比べても特別な立場で尚且つにヨツバ王国最強の戦士と言えなくもない。
ホムラは火の聖痕の持ち主でもあり、彼女は真紅の炎を武器に纏わせる。魔刀術の達人でかつてレナとは何度か交戦した事があるが、ちゃんとした決着は着いていない。実力的には六聖将の中でも一番を誇り、聖剣を持つツバサですらも彼女には敵わないだろう。
「いきなり襲ってくるなんて何を考えてるんだ!?」
「黙れ、こっちは苛ついているんだ……お前で発散させてもらう!!」
「何を言ってんだ!?」
彼女はラストに捕まっているとアイリスから聞いていたレナだったが、この場に現れた事に驚きを隠せない。しかし、ホムラの方はレナに対して容赦なく薙刀を振りかざし、この時に彼女は魔刀術を発動させた。
ホムラの魔刀術は武器に真紅の炎を纏わせるが、その熱量は本物の炎を遥かに上回る。並大抵の武器では受け切れず、退魔刀のように魔法耐性が高い武器かあるいは鏡刀のように魔法を跳ね返す武器でなければ耐え切れない。
「烈火斬!!」
「くっ……このっ!!」
容赦なく刃を振り下ろしてきたホムラにレナは鏡刀を地面に突き刺して手放すと、両手で退魔刀を構えて受け止めた。まともに受ければ退魔刀でもホムラの薙刀に纏った炎で溶かされるかもしれず、この時にレナは魔刀術を発動させて蒼炎を纏う。
「兜砕き!!」
「ちぃっ……そんな紛い物の炎で私と渡り合えると思っているのか!?」
蒼炎を纏ったレナに対してホムラは薙刀で受け止め、真紅と蒼の炎が交じり合う。あまりの火力に二人の周囲に存在する建物が解け始め、二人はその場で何合も打ち合う。
(くそ、流石に強い……!!)
六聖将の中でも最強各にしてゴウライとも渡り合える実力を誇るホムラと戦う事になるとは思わず、彼女の武器の熱気を浴びながらもレナは退魔刀で打ち返す。一方でホムラの方は嬉々とした表情を浮かべ、久々の強敵相手に全力で挑む。
二人は同じく炎の魔刀術の使い手だが、二人の扱う魔刀術の性質は大きく異なる。ホムラの場合は高熱の炎を生み出すが、レナの場合は熱だけではなく冷気を生み出して相手を凍り付かせる事もできた。しかし、ホムラの場合は火の聖痕の持ち主で彼女は周囲を熱気で覆うごとに火の精霊を呼び出す。
「はぁあああっ!!」
「くぅっ……!?」
周囲に熱気が広がる程にホムラの魔刀術が威力を増し、それを受けるレナは全身に汗を掻いて息切れを起こす。このままでは敗れてしまう事は分かっているが、打つ手がない。下手な魔法を撃ち込んでもホムラには通じず、この状況を打破する方法を必死に考える。
(頭がくらくらしてきた……いや、しっかりしろ!!考えろ、考えろ、考えろ!!)
熱気に当てられて思考もまともに定まらなくなってきたが、慌てて頬を叩いて冷静さを取り戻したレナは現在の状況を打破する手を考える。そして彼が思いついたのは先日に触れた聖剣リヴァイアサンだった。
「本当にこんな場所に赤毛熊なんているのか?あいつらって森や山に暮らすんじゃ……」
「今の所、それらしい気配はないわね」
赤毛熊の姿は見えず、試しに気配感知や魔力感知を発動させて捜索を行うが特に反応はない。既に村を立ち去っている可能性が高いが、念のために手分けして調査を行う。
「皆で別々に分かれて調査しよう。ティナはアイン達と一緒に、コトミンはシズネと一緒に、ゴンちゃんはダインと探してくれる?」
「え~……レナたんは一緒じゃないの?」
「何かあったらすぐに駆けつけるからさ」
レナの指示で二人一組で捜索を行い、この時にレナは単独で行動する事にした。考え事もあったので彼は一人で探しながら思考を巡らせる。
「魔法と剣技か……」
自分の掌を確認しながらレナは自分の魔力をどのように扱えば上手く全力を発揮できるのかを考えていると、不意に足を止めて背中の退魔刀に手を伸ばす。気配感知と魔力感知に反応があり、しかもレナがいる場所に近付いていた。
(赤毛熊?いや……もっと強い!!)
赤毛熊とは何度か戦った事があるが、気配の大きさから赤毛熊をも上回る存在が近付いている事を察したレナは仲間を呼ぶか悩む。だが、考えている間にも反応は接近し、超高速で近付いていた。
退魔刀と鏡刀を引き抜いたレナは構えていると、突如として彼の正面に存在した建物が破壊されて全身が真っ赤に燃え上がった人型の物体が突っ込んできた。それを見たレナは咄嗟に二つの武器の刃を重ね合わせると、人型の炎は彼に目掛けて手にしていた槍状の武器を放つ。
『はああっ!!』
「くっ!?」
攻撃を受けたレナの足元の地面に亀裂が走り、あまりの威力と熱気にレナは汗を流す。その一方で全身が真紅の炎を纏った相手は攻撃を受けられると後ろに飛んで距離を置く。
「何だお前……いや、この魔力はまさか!?」
「やはり、お前だったか……レナ」
真紅の炎を見てレナは即座に相手の正体に気付くと、炎が消えて姿を露にしたのは六聖将ののホムラだった。彼女は西聖将の位を与えられており、他の六聖将と比べても特別な立場で尚且つにヨツバ王国最強の戦士と言えなくもない。
ホムラは火の聖痕の持ち主でもあり、彼女は真紅の炎を武器に纏わせる。魔刀術の達人でかつてレナとは何度か交戦した事があるが、ちゃんとした決着は着いていない。実力的には六聖将の中でも一番を誇り、聖剣を持つツバサですらも彼女には敵わないだろう。
「いきなり襲ってくるなんて何を考えてるんだ!?」
「黙れ、こっちは苛ついているんだ……お前で発散させてもらう!!」
「何を言ってんだ!?」
彼女はラストに捕まっているとアイリスから聞いていたレナだったが、この場に現れた事に驚きを隠せない。しかし、ホムラの方はレナに対して容赦なく薙刀を振りかざし、この時に彼女は魔刀術を発動させた。
ホムラの魔刀術は武器に真紅の炎を纏わせるが、その熱量は本物の炎を遥かに上回る。並大抵の武器では受け切れず、退魔刀のように魔法耐性が高い武器かあるいは鏡刀のように魔法を跳ね返す武器でなければ耐え切れない。
「烈火斬!!」
「くっ……このっ!!」
容赦なく刃を振り下ろしてきたホムラにレナは鏡刀を地面に突き刺して手放すと、両手で退魔刀を構えて受け止めた。まともに受ければ退魔刀でもホムラの薙刀に纏った炎で溶かされるかもしれず、この時にレナは魔刀術を発動させて蒼炎を纏う。
「兜砕き!!」
「ちぃっ……そんな紛い物の炎で私と渡り合えると思っているのか!?」
蒼炎を纏ったレナに対してホムラは薙刀で受け止め、真紅と蒼の炎が交じり合う。あまりの火力に二人の周囲に存在する建物が解け始め、二人はその場で何合も打ち合う。
(くそ、流石に強い……!!)
六聖将の中でも最強各にしてゴウライとも渡り合える実力を誇るホムラと戦う事になるとは思わず、彼女の武器の熱気を浴びながらもレナは退魔刀で打ち返す。一方でホムラの方は嬉々とした表情を浮かべ、久々の強敵相手に全力で挑む。
二人は同じく炎の魔刀術の使い手だが、二人の扱う魔刀術の性質は大きく異なる。ホムラの場合は高熱の炎を生み出すが、レナの場合は熱だけではなく冷気を生み出して相手を凍り付かせる事もできた。しかし、ホムラの場合は火の聖痕の持ち主で彼女は周囲を熱気で覆うごとに火の精霊を呼び出す。
「はぁあああっ!!」
「くぅっ……!?」
周囲に熱気が広がる程にホムラの魔刀術が威力を増し、それを受けるレナは全身に汗を掻いて息切れを起こす。このままでは敗れてしまう事は分かっているが、打つ手がない。下手な魔法を撃ち込んでもホムラには通じず、この状況を打破する方法を必死に考える。
(頭がくらくらしてきた……いや、しっかりしろ!!考えろ、考えろ、考えろ!!)
熱気に当てられて思考もまともに定まらなくなってきたが、慌てて頬を叩いて冷静さを取り戻したレナは現在の状況を打破する手を考える。そして彼が思いついたのは先日に触れた聖剣リヴァイアサンだった。
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