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真・最終章 七魔将編
レナの強み
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(リヴァイアサン……そうだ!!)
レナは手にしていた退魔刀に視線を向け、魔刀術を解除させて元の状態へと戻す。自ら魔刀術を解除したレナにホムラは訝しむが、レナは退魔刀を地面に突き刺すと空間魔法を発動させて適当な道具を探す。
「これでいいか」
「……何の真似だ」
こんな時のためにレナは常日頃から異空間には予備の武器を収納しており、彼が取り出したのは何処にでもある長剣だった。魔剣や聖剣の類どころか魔法金属製ですらない長剣を取り出した事にホムラは唖然とした。
しかし、長剣を手にしたレナは意識を集中させると「物質変換」の能力を発動させる。彼が手に触れた物体はどんな物だろうと変換する事ができる。それが例え聖剣や魔剣の類でもレナは生み出す事ができた。
「はぁあああっ!!」
「この力は……まさか!?」
長剣を聖剣リヴァイアサンへと変化させたレナにホムラは驚き、一方でレナは作り出した聖剣リヴァイアサンを握りしめてホムラに突っ込む。レナが作り出した聖剣リヴァイアサンは彼の意思に応じて力を発揮し、刀身の部分に水の刃が形成される。
(リヴァイアサンは水を操るのか!!)
雪月花の場合は冷気だがリヴァイアサンは水を生成するらしく、刃を纏うように作り出された水の刃をホムラに振り下ろす。その攻撃に対してホムラは薙刀で受け止め、水と炎の刃が衝突した。
「だああっ!!」
「ちぃいっ!!」
ただの水ならばホムラの作り出した炎によって一瞬で蒸発されるだろうが、レナの聖剣リヴァイアサンが作り出した水は魔力で構成されている。レナの意思に応じて水の剣縦横無尽に変化し、鍔迫り合いの状態から水の刃が形を変えて無数の触手と化してホムラに巻き付く。
「これでどうだ!!」
「なっ!?」
「まだまだ!!」
聖剣リヴァイアサンの力でホムラを拘束すると、この状態からレナは空間魔法を発動させてもう一本の剣を取り出す。それを手にしたレナは物質変換の能力で新しい武器を作り出す。
――レナの職業は「支援魔術師」と「錬金術師」であり、前者の場合は支援魔法で自ら強化を行い、錬金術師はあらゆる道具を造り替える力を持つ。これらを生かしてレナは合成魔術や魔鎧術や魔刀術を頼らず、自分なりの方法で強くなる道を進む。
長剣を手にしたレナは二つ目の聖剣を作り出し、彼が生み出したのは聖剣カラドボルグだった。生まれて初めてレナが手にして使用した聖剣でもあり、彼は普通の人間ならばあり得ない二つの聖剣を駆使して戦う。
「うおおおおおっ!!」
「がはぁっ!?」
通常であれば聖剣に選ばれるのは一人だけだが、レナの場合は触れた聖剣を自分の武器として扱える。確かに彼は聖痕の所有者ではないので自分で作り出した聖剣だろうと真の効果は発揮できない。しかし、膨大な魔力を消費すれば二つの聖剣を作り出して同時に扱う事もできた。
マリアとの特訓のお陰で前よりも魔力容量が大幅に増したレナは聖剣リヴァイアサンとカラドボルグを使用し、二つの聖剣の力を合わせてホムラを追い詰める。水の触手で拘束されたホムラは逃げる事も避ける事もできず、カラドボルグが放つ金色の電流を受けて膝をつく。
「馬鹿、なっ……!?」
「はあっ、はあっ……」
「レナ!!何事だ!?」
「おい、こっちの方で何か光って……って、何だこれ!?」
「これはいったい……!?」
「わあっ!?な、何があったの!?」
「これは……」
「ウォンッ!?」
「「ぷるぷるっ!?」」
「キュロッ?」
ホムラを戦闘不能に追い込むとようやく仲間達が到着し、この時にレナが手にしていた二つの聖剣が元の長剣へと戻った。しかし、負荷を与えすぎたせいか長剣は元に戻ると罅割れて壊れてしまい、地面に散らばる。それを見たレナは額の汗を拭いながらも自分の両手を確認した。
(……まだ余裕はあるな)
二本の聖剣を生成して利用したにもかかわらず、まだ自分の魔力に余裕があると悟ったレナは笑みを浮かべた。だが、すぐに傷ついたホムラを見て頭を掻きながらティナに頼む。
「ティナ!!悪いんだけどこいつを治療してくれる?」
「え?あ、うん!!」
「お、おい……そいつ、もしかしてホムラか?」
「どうしてここに……」
「いったい何があったの?」
「その辺の事は後で説明するよ。でも、その前に……」
ティナはホムラの元に駆けつけると黒焦げと化した彼女に回復魔法を施し、その間に他の仲間達はレナに何があったのか聞き出そうとした。しかし、彼はそれを答える前に周囲を見渡して隠れている人物に声をかける。
「おい、そこにいるんだろ!!出て来い!!」
「ひっ!?」
「あれ、お前……あっ!?裏切り女!!」
「お前は……カノンか!?」
「どうしてここに……」
レナが大声を上げると建物の瓦礫の裏から悲鳴が上がり、やがて怯えた様子のカノンが姿を現わす。彼女を見て他の仲間達も驚き、一方でレナの方は腕を組んで彼女を睨みつける。カノンと関わると面倒事ばかりのため、本当なら顔も見たくない相手だった。
レナは手にしていた退魔刀に視線を向け、魔刀術を解除させて元の状態へと戻す。自ら魔刀術を解除したレナにホムラは訝しむが、レナは退魔刀を地面に突き刺すと空間魔法を発動させて適当な道具を探す。
「これでいいか」
「……何の真似だ」
こんな時のためにレナは常日頃から異空間には予備の武器を収納しており、彼が取り出したのは何処にでもある長剣だった。魔剣や聖剣の類どころか魔法金属製ですらない長剣を取り出した事にホムラは唖然とした。
しかし、長剣を手にしたレナは意識を集中させると「物質変換」の能力を発動させる。彼が手に触れた物体はどんな物だろうと変換する事ができる。それが例え聖剣や魔剣の類でもレナは生み出す事ができた。
「はぁあああっ!!」
「この力は……まさか!?」
長剣を聖剣リヴァイアサンへと変化させたレナにホムラは驚き、一方でレナは作り出した聖剣リヴァイアサンを握りしめてホムラに突っ込む。レナが作り出した聖剣リヴァイアサンは彼の意思に応じて力を発揮し、刀身の部分に水の刃が形成される。
(リヴァイアサンは水を操るのか!!)
雪月花の場合は冷気だがリヴァイアサンは水を生成するらしく、刃を纏うように作り出された水の刃をホムラに振り下ろす。その攻撃に対してホムラは薙刀で受け止め、水と炎の刃が衝突した。
「だああっ!!」
「ちぃいっ!!」
ただの水ならばホムラの作り出した炎によって一瞬で蒸発されるだろうが、レナの聖剣リヴァイアサンが作り出した水は魔力で構成されている。レナの意思に応じて水の剣縦横無尽に変化し、鍔迫り合いの状態から水の刃が形を変えて無数の触手と化してホムラに巻き付く。
「これでどうだ!!」
「なっ!?」
「まだまだ!!」
聖剣リヴァイアサンの力でホムラを拘束すると、この状態からレナは空間魔法を発動させてもう一本の剣を取り出す。それを手にしたレナは物質変換の能力で新しい武器を作り出す。
――レナの職業は「支援魔術師」と「錬金術師」であり、前者の場合は支援魔法で自ら強化を行い、錬金術師はあらゆる道具を造り替える力を持つ。これらを生かしてレナは合成魔術や魔鎧術や魔刀術を頼らず、自分なりの方法で強くなる道を進む。
長剣を手にしたレナは二つ目の聖剣を作り出し、彼が生み出したのは聖剣カラドボルグだった。生まれて初めてレナが手にして使用した聖剣でもあり、彼は普通の人間ならばあり得ない二つの聖剣を駆使して戦う。
「うおおおおおっ!!」
「がはぁっ!?」
通常であれば聖剣に選ばれるのは一人だけだが、レナの場合は触れた聖剣を自分の武器として扱える。確かに彼は聖痕の所有者ではないので自分で作り出した聖剣だろうと真の効果は発揮できない。しかし、膨大な魔力を消費すれば二つの聖剣を作り出して同時に扱う事もできた。
マリアとの特訓のお陰で前よりも魔力容量が大幅に増したレナは聖剣リヴァイアサンとカラドボルグを使用し、二つの聖剣の力を合わせてホムラを追い詰める。水の触手で拘束されたホムラは逃げる事も避ける事もできず、カラドボルグが放つ金色の電流を受けて膝をつく。
「馬鹿、なっ……!?」
「はあっ、はあっ……」
「レナ!!何事だ!?」
「おい、こっちの方で何か光って……って、何だこれ!?」
「これはいったい……!?」
「わあっ!?な、何があったの!?」
「これは……」
「ウォンッ!?」
「「ぷるぷるっ!?」」
「キュロッ?」
ホムラを戦闘不能に追い込むとようやく仲間達が到着し、この時にレナが手にしていた二つの聖剣が元の長剣へと戻った。しかし、負荷を与えすぎたせいか長剣は元に戻ると罅割れて壊れてしまい、地面に散らばる。それを見たレナは額の汗を拭いながらも自分の両手を確認した。
(……まだ余裕はあるな)
二本の聖剣を生成して利用したにもかかわらず、まだ自分の魔力に余裕があると悟ったレナは笑みを浮かべた。だが、すぐに傷ついたホムラを見て頭を掻きながらティナに頼む。
「ティナ!!悪いんだけどこいつを治療してくれる?」
「え?あ、うん!!」
「お、おい……そいつ、もしかしてホムラか?」
「どうしてここに……」
「いったい何があったの?」
「その辺の事は後で説明するよ。でも、その前に……」
ティナはホムラの元に駆けつけると黒焦げと化した彼女に回復魔法を施し、その間に他の仲間達はレナに何があったのか聞き出そうとした。しかし、彼はそれを答える前に周囲を見渡して隠れている人物に声をかける。
「おい、そこにいるんだろ!!出て来い!!」
「ひっ!?」
「あれ、お前……あっ!?裏切り女!!」
「お前は……カノンか!?」
「どうしてここに……」
レナが大声を上げると建物の瓦礫の裏から悲鳴が上がり、やがて怯えた様子のカノンが姿を現わす。彼女を見て他の仲間達も驚き、一方でレナの方は腕を組んで彼女を睨みつける。カノンと関わると面倒事ばかりのため、本当なら顔も見たくない相手だった。
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