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蛇足編
浮揚石の確保
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『いや~まさかハクをまた外の世界に出す日がくるとは思いませんでしたね』
「うわっ、なんだこのメタリックなスライム!?」
「ああ、これはリーリスさんですよ。性格にはスライム型の機械人形です」
『ぷるぷる~』
ホネミンは全身が鋼色のスライムのような存在を連れており、リーリスが遠隔で操作している機械人形だと発覚した。見た目はスライムにそっくりだがスラミン達は警戒するように近付かない。
「ぷるぷるっ!!」
「ぷるるんっ!!」
「ぷるっくりんっ……」
「スラミン達が警戒している……アイドルの座を奪われる事を恐れているのか」
「センター争いが苛烈化しますね」
『ぷるぷる……私、そんなに悪いスライムじゃないですよ』
「な、何なのよこの状況は……」
リーリスが操作するスライムがスラミン達に近寄ると、スラミン達は警戒するように飛び跳ねる。その光景を見ていたシズネは冷や汗を流し、人語を話すスライムなど見た事がない。
「な、何なんですかこの奇怪な生き物は……いや、待てよ。そういえば大昔に人語を理解できるスライムのような存在がいたと伝承に残っていたような」
「それって魔王の事じゃない?」
「そういえば砂漠で変なスライムと出会ったんですよね。後で私にも見せてくださいよ」
『魔王ですか、まだ生き残りがいたんですね。近いうちに私が処理しておきましょう』
先日に異空間に捕獲した魔王に関してはリーリスに任せる事に決め、改めてレナはホネミンが連れてきたハクと向き直る。ハクはレナに顔を近づけると、犬の様に尻尾を振ってくる。
「シャギャアッ」
「よしよし、ハクも元気そうだな」
「は、白竜が懐いている……本当に何者なんですか貴方は?」
「こんな事で驚いていたら身が持たないわよ」
「わ~い!!ハクちゃん元気にしてた?」
ティナは嬉しそうに白竜の背中に乗り込み、他の魔獣も白竜に乗り込む。竜種の中では世界最強と謳われる白竜の登場にヨシテルと彼の配下たちは緊張するが、レナ達は慣れた様子で白竜と戯れる。
白竜はリーリスの指導で現在は人間に危害を加えないように調教されており、今回は浮揚石の確保のために連れ出してきた。白竜が傍に居れば魔物に襲われる心配はなく、魔物の生態系の頂点に立つ竜種が傍にいれば天空山の魔物に襲われる心配はない。
「じゃあ、天空山という所に向かいましょうか。移動は任せてください、皆さんを乗せるために乗り物を用意してきましたから!!」
「なにこれ……ゴンドラ?」
『流石にハクの背中での移動は危険なので私が用意しました』
ハクの身体には鎖が巻き付かれており、その鎖にはゴンドラが繋がっていた。ハクが移動する際はこちらのゴンドラに乗って移動を行うらしく、これならば大人数でも移動できる。但し、最先端の科学で造り出されているアンドロイドが用意するにしては何とも地味な乗り物だった。
「リーリスならテレポートとかできるマシンとか作れないの?リリえもん、どこでも〇ア~」
『材料に余裕があれば作れなくもありませんけど、今回はこれで我慢して下さい。だいたいレナさんだって水晶札なる物を持ってるんでしょう?』
「もう一枚しか残ってないんだよ。新しいのを貰うにしても叔母様に迷惑を掛けるし……」
マリアの転移魔法を封じ込めた水晶札を利用すればレナは一瞬で今まで訪れた事がある場所ならば転移できるが、まだ自分が訪れていない場所に赴く事はできない。転移魔法で移動する際は自分が訪れた場所を頭の中で考える必要があり、一度も訪れていない場所を想像する事はできない。
レナの水晶札の手持ちは一枚しかなく、万が一に何か緊急事態が陥った時は転移魔法を使用して避難するようにマリアから注意されていた。今まで使う機会はなかったがレナは水晶札を取り出す。
「そういえば叔母様とも大分顔を合わせていない気がするな。別に冒険都市を離れてからそんなに日にちはたっていないはずなのに……」
『ホームシックですか?仕方ありませんね、寂しいのなら私の胸に飛び込んでください』
「お前の胸ってどこだよ……ここら辺か?」
『いやんっ』
メタリックなスライムの胸と思われる辺りをレナはつついている間、白竜がレナに顔を近づけて何かを嗅ぎつけた様に鼻を鳴らす。
「スンスンッ……シャアッ?」
「うわっ!?どうした急に……」
『おや?ハクが何か反応してますね……レナさん、もしかして何か持ってるんじゃないですか?』
「え?いや、別に……」
「レナ、もしかしたら白銀龍の鱗に反応しているんじゃないの?」
シズネは白竜の様子を見て先日に砂漠で遭遇した白銀龍を思い出す。白銀龍は白竜の生態であり、つまり白竜は白銀龍の子供である。レナは白銀龍の鱗を回収し、その臭いがこびりついていたのか彼に擦り寄った。
「うわっ、なんだこのメタリックなスライム!?」
「ああ、これはリーリスさんですよ。性格にはスライム型の機械人形です」
『ぷるぷる~』
ホネミンは全身が鋼色のスライムのような存在を連れており、リーリスが遠隔で操作している機械人形だと発覚した。見た目はスライムにそっくりだがスラミン達は警戒するように近付かない。
「ぷるぷるっ!!」
「ぷるるんっ!!」
「ぷるっくりんっ……」
「スラミン達が警戒している……アイドルの座を奪われる事を恐れているのか」
「センター争いが苛烈化しますね」
『ぷるぷる……私、そんなに悪いスライムじゃないですよ』
「な、何なのよこの状況は……」
リーリスが操作するスライムがスラミン達に近寄ると、スラミン達は警戒するように飛び跳ねる。その光景を見ていたシズネは冷や汗を流し、人語を話すスライムなど見た事がない。
「な、何なんですかこの奇怪な生き物は……いや、待てよ。そういえば大昔に人語を理解できるスライムのような存在がいたと伝承に残っていたような」
「それって魔王の事じゃない?」
「そういえば砂漠で変なスライムと出会ったんですよね。後で私にも見せてくださいよ」
『魔王ですか、まだ生き残りがいたんですね。近いうちに私が処理しておきましょう』
先日に異空間に捕獲した魔王に関してはリーリスに任せる事に決め、改めてレナはホネミンが連れてきたハクと向き直る。ハクはレナに顔を近づけると、犬の様に尻尾を振ってくる。
「シャギャアッ」
「よしよし、ハクも元気そうだな」
「は、白竜が懐いている……本当に何者なんですか貴方は?」
「こんな事で驚いていたら身が持たないわよ」
「わ~い!!ハクちゃん元気にしてた?」
ティナは嬉しそうに白竜の背中に乗り込み、他の魔獣も白竜に乗り込む。竜種の中では世界最強と謳われる白竜の登場にヨシテルと彼の配下たちは緊張するが、レナ達は慣れた様子で白竜と戯れる。
白竜はリーリスの指導で現在は人間に危害を加えないように調教されており、今回は浮揚石の確保のために連れ出してきた。白竜が傍に居れば魔物に襲われる心配はなく、魔物の生態系の頂点に立つ竜種が傍にいれば天空山の魔物に襲われる心配はない。
「じゃあ、天空山という所に向かいましょうか。移動は任せてください、皆さんを乗せるために乗り物を用意してきましたから!!」
「なにこれ……ゴンドラ?」
『流石にハクの背中での移動は危険なので私が用意しました』
ハクの身体には鎖が巻き付かれており、その鎖にはゴンドラが繋がっていた。ハクが移動する際はこちらのゴンドラに乗って移動を行うらしく、これならば大人数でも移動できる。但し、最先端の科学で造り出されているアンドロイドが用意するにしては何とも地味な乗り物だった。
「リーリスならテレポートとかできるマシンとか作れないの?リリえもん、どこでも〇ア~」
『材料に余裕があれば作れなくもありませんけど、今回はこれで我慢して下さい。だいたいレナさんだって水晶札なる物を持ってるんでしょう?』
「もう一枚しか残ってないんだよ。新しいのを貰うにしても叔母様に迷惑を掛けるし……」
マリアの転移魔法を封じ込めた水晶札を利用すればレナは一瞬で今まで訪れた事がある場所ならば転移できるが、まだ自分が訪れていない場所に赴く事はできない。転移魔法で移動する際は自分が訪れた場所を頭の中で考える必要があり、一度も訪れていない場所を想像する事はできない。
レナの水晶札の手持ちは一枚しかなく、万が一に何か緊急事態が陥った時は転移魔法を使用して避難するようにマリアから注意されていた。今まで使う機会はなかったがレナは水晶札を取り出す。
「そういえば叔母様とも大分顔を合わせていない気がするな。別に冒険都市を離れてからそんなに日にちはたっていないはずなのに……」
『ホームシックですか?仕方ありませんね、寂しいのなら私の胸に飛び込んでください』
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『いやんっ』
メタリックなスライムの胸と思われる辺りをレナはつついている間、白竜がレナに顔を近づけて何かを嗅ぎつけた様に鼻を鳴らす。
「スンスンッ……シャアッ?」
「うわっ!?どうした急に……」
『おや?ハクが何か反応してますね……レナさん、もしかして何か持ってるんじゃないですか?』
「え?いや、別に……」
「レナ、もしかしたら白銀龍の鱗に反応しているんじゃないの?」
シズネは白竜の様子を見て先日に砂漠で遭遇した白銀龍を思い出す。白銀龍は白竜の生態であり、つまり白竜は白銀龍の子供である。レナは白銀龍の鱗を回収し、その臭いがこびりついていたのか彼に擦り寄った。
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