37 / 207
スラム編
吸魔石
しおりを挟む
市場を移動中、レナは最初の頃に立ち寄っていた串焼き屋を思い出し、久しぶりに顔を見せようかとぁkレが考えていると途中で年若い女性に話し掛けられる。
「ちょっとそこの可愛い兄ちゃん!!うちの魔石を買っていかないかい?」
「呼ばれてますよレノさん」
「え、俺?」
アイリィの言葉にレナは振り替えると、そこには宝石のように煌めく様々な魔石を販売している露店商が存在し、販売しているのはエルフ族と思われる金髪の女性だった。
「その美人さん二人も見てきなよ。うちの魔石は良質揃いだよ」
「魔石か……確かに予備は持っておきたいですね。もしもレノさんから離れる機会があったら魔力補給も出来ませんし」
「そうだな……コトミンの好物は水属性の魔石だったよね」
「……最近なら聖属性も食べられる」
「えっ……?よ、よく分からないけど買ってくれるの?」
レナ達の会話に女性は首を傾げるが、3人はこの際に先ほど稼いだばかりの銀貨を使用して幾つかの魔石を購入する。レナはアイリィに聖属性の魔石を5個程購入させ、コトミンにも水属性を5個程購入し、万が一の場合の時を考えて2人に常備させる。自分がいない場合は魔石を利用して身体の体力や魔力を魔石を使用させて回復させるためであり、一方でレナの方は魔石を使用しても魔法の強化や媒介も行えないのだが、それでもヴァンパイアとの戦闘の時のように火属性の魔石を付与魔法で暴発させる手段もあるので念のために幾つか購入して置く。
「あれ……この透明な石はなんですか?」
「それは吸魔石さ。希少品なんだけど、買い取り手がいなくて売れ残ってるの」
「へえ……それは珍しいですね」
「……綺麗」
並べられている魔石の中にはガラス玉のような魔石が存在し、使い方を尋ねると従来の魔石と違い、この「吸魔石」と呼ばれる魔石は事前に使用者の魔力を吸い上げさせる必要がある。
「普通の魔石は使用する時は杖や腕輪等に装着して魔法の強化や媒介を行えるんですけど、この吸魔石は事前に使用者の魔力を吸い上げて使用するんです。利点は吸収させた吸魔石はどの属性の魔法の強化も媒介も行えますし、使用回数に制限がありません。逆に弱点は一度使用すると魔力が抜けきってまた魔力を封じ込めないといけません」
「く、詳しいねお嬢ちゃん……それで買ってく?普通の魔石よりは頑丈だから壊れる心配もないけど……」
「どうします?レナさんなら簡単に魔法を封じ込める事が出来ますよ」
「なるほど……じゃあ、1つだけ」
吸魔石を1つだけ購入し、レナは試しに掌で握りしめたまま聖属性の付与魔法を発動させる。すると吸魔石の中心部が白色に光り輝き、無事に魔力を封じ込める事に成功した事を示す。
「こんな感じかな……何かに使えるかな」
「どうですかね……あ、ついでにこれも下さい。こんなに買ってるんだからすこしおまけして下さいよ」
「しょうがないわね……一つだけよ」
アイリィは魔石と一緒に販売されているイヤリングを購入し、すぐにレナは鑑定を発動させると自身の魔力を強化させる魔道具らしく、彼女は自分の耳に装着する。その後はアイリィの要望通りに彼女専用の調合器具を購入し、更に回復薬用の大量の硝子瓶を購入し、黒猫亭に引き返す――
――その後のレナ達の生活は朝はアイリィに起こされて回復薬の調合を手伝い、コトミンが回復液を生みだし、彼女が疲れたらレナが付与魔法で彼女を回復させ、生成された回復液をアイリィが直々に試飲して効果を確認し、その後は飲料水を一定の割合で混ぜ合わせて硝子瓶に詰める。
生み出した回復薬は市場の回復薬を取り扱っている数人の露天商に売却を行い、手に入れた路銀は三人で分け合う。コトミンは金銭を受け取る事を拒否したため、レナが代わりに彼女の分を預かる事にする。一方でアイリィは手に入れた路銀で様々な器具を購入し、より効率良く回復薬を生産する方法を見出す。
常にコトミンの肉体から回復液を抽出し、その原液を飲料水と混ぜ合わせるだけではなく、彼女は試しにコトミンに水属性と聖属性の魔石を吸収させる。その結果、面白い事に回復液の生み出せる量が大幅に増量し、更に薬の効果も向上したのである。このお蔭で回復薬の大量生産が可能となり、しかも魔石を吸収すればコトミンも回復するのでレナの聖属性の付与魔法も施す機会も少なくなった。
実質的に回復薬の生産はアイリィとコトミンだけで十分となり、レナは1人で過ごす時間が多くなった。一応は手伝いを行う事も出来るが、別に回復薬を硝子瓶に詰める作業はアイリィだけでも十分だった。そのため、レナは魔石を利用した訓練法を独自に行う事にする。
「う~んっ……やっぱり、攻撃手段は持っておきたいよな」
黒猫亭の裏庭にてレナは自分の装備品を眺め、今後の事を考えて戦闘手段を身に着ける方法を考えていた。ヴァンパイアとの戦闘では偶然にも火属性の魔石に付与魔法を発動させ、魔石を暴発させる事で手榴弾のように扱えたが、試しに他の魔石ではどのよな結果になるのかを試す事にした。
「ちょっとそこの可愛い兄ちゃん!!うちの魔石を買っていかないかい?」
「呼ばれてますよレノさん」
「え、俺?」
アイリィの言葉にレナは振り替えると、そこには宝石のように煌めく様々な魔石を販売している露店商が存在し、販売しているのはエルフ族と思われる金髪の女性だった。
「その美人さん二人も見てきなよ。うちの魔石は良質揃いだよ」
「魔石か……確かに予備は持っておきたいですね。もしもレノさんから離れる機会があったら魔力補給も出来ませんし」
「そうだな……コトミンの好物は水属性の魔石だったよね」
「……最近なら聖属性も食べられる」
「えっ……?よ、よく分からないけど買ってくれるの?」
レナ達の会話に女性は首を傾げるが、3人はこの際に先ほど稼いだばかりの銀貨を使用して幾つかの魔石を購入する。レナはアイリィに聖属性の魔石を5個程購入させ、コトミンにも水属性を5個程購入し、万が一の場合の時を考えて2人に常備させる。自分がいない場合は魔石を利用して身体の体力や魔力を魔石を使用させて回復させるためであり、一方でレナの方は魔石を使用しても魔法の強化や媒介も行えないのだが、それでもヴァンパイアとの戦闘の時のように火属性の魔石を付与魔法で暴発させる手段もあるので念のために幾つか購入して置く。
「あれ……この透明な石はなんですか?」
「それは吸魔石さ。希少品なんだけど、買い取り手がいなくて売れ残ってるの」
「へえ……それは珍しいですね」
「……綺麗」
並べられている魔石の中にはガラス玉のような魔石が存在し、使い方を尋ねると従来の魔石と違い、この「吸魔石」と呼ばれる魔石は事前に使用者の魔力を吸い上げさせる必要がある。
「普通の魔石は使用する時は杖や腕輪等に装着して魔法の強化や媒介を行えるんですけど、この吸魔石は事前に使用者の魔力を吸い上げて使用するんです。利点は吸収させた吸魔石はどの属性の魔法の強化も媒介も行えますし、使用回数に制限がありません。逆に弱点は一度使用すると魔力が抜けきってまた魔力を封じ込めないといけません」
「く、詳しいねお嬢ちゃん……それで買ってく?普通の魔石よりは頑丈だから壊れる心配もないけど……」
「どうします?レナさんなら簡単に魔法を封じ込める事が出来ますよ」
「なるほど……じゃあ、1つだけ」
吸魔石を1つだけ購入し、レナは試しに掌で握りしめたまま聖属性の付与魔法を発動させる。すると吸魔石の中心部が白色に光り輝き、無事に魔力を封じ込める事に成功した事を示す。
「こんな感じかな……何かに使えるかな」
「どうですかね……あ、ついでにこれも下さい。こんなに買ってるんだからすこしおまけして下さいよ」
「しょうがないわね……一つだけよ」
アイリィは魔石と一緒に販売されているイヤリングを購入し、すぐにレナは鑑定を発動させると自身の魔力を強化させる魔道具らしく、彼女は自分の耳に装着する。その後はアイリィの要望通りに彼女専用の調合器具を購入し、更に回復薬用の大量の硝子瓶を購入し、黒猫亭に引き返す――
――その後のレナ達の生活は朝はアイリィに起こされて回復薬の調合を手伝い、コトミンが回復液を生みだし、彼女が疲れたらレナが付与魔法で彼女を回復させ、生成された回復液をアイリィが直々に試飲して効果を確認し、その後は飲料水を一定の割合で混ぜ合わせて硝子瓶に詰める。
生み出した回復薬は市場の回復薬を取り扱っている数人の露天商に売却を行い、手に入れた路銀は三人で分け合う。コトミンは金銭を受け取る事を拒否したため、レナが代わりに彼女の分を預かる事にする。一方でアイリィは手に入れた路銀で様々な器具を購入し、より効率良く回復薬を生産する方法を見出す。
常にコトミンの肉体から回復液を抽出し、その原液を飲料水と混ぜ合わせるだけではなく、彼女は試しにコトミンに水属性と聖属性の魔石を吸収させる。その結果、面白い事に回復液の生み出せる量が大幅に増量し、更に薬の効果も向上したのである。このお蔭で回復薬の大量生産が可能となり、しかも魔石を吸収すればコトミンも回復するのでレナの聖属性の付与魔法も施す機会も少なくなった。
実質的に回復薬の生産はアイリィとコトミンだけで十分となり、レナは1人で過ごす時間が多くなった。一応は手伝いを行う事も出来るが、別に回復薬を硝子瓶に詰める作業はアイリィだけでも十分だった。そのため、レナは魔石を利用した訓練法を独自に行う事にする。
「う~んっ……やっぱり、攻撃手段は持っておきたいよな」
黒猫亭の裏庭にてレナは自分の装備品を眺め、今後の事を考えて戦闘手段を身に着ける方法を考えていた。ヴァンパイアとの戦闘では偶然にも火属性の魔石に付与魔法を発動させ、魔石を暴発させる事で手榴弾のように扱えたが、試しに他の魔石ではどのよな結果になるのかを試す事にした。
5
あなたにおすすめの小説
バイトで冒険者始めたら最強だったっていう話
紅赤
ファンタジー
ここは、地球とはまた別の世界――
田舎町の実家で働きもせずニートをしていたタロー。
暢気に暮らしていたタローであったが、ある日両親から家を追い出されてしまう。
仕方なく。本当に仕方なく、当てもなく歩を進めて辿り着いたのは冒険者の集う街<タイタン>
「冒険者って何の仕事だ?」とよくわからないまま、彼はバイトで冒険者を始めることに。
最初は田舎者だと他の冒険者にバカにされるが、気にせずテキトーに依頼を受けるタロー。
しかし、その依頼は難度Aの高ランククエストであることが判明。
ギルドマスターのドラムスは急いで救出チームを編成し、タローを助けに向かおうと――
――する前に、タローは何事もなく帰ってくるのであった。
しかもその姿は、
血まみれ。
右手には討伐したモンスターの首。
左手にはモンスターのドロップアイテム。
そしてスルメをかじりながら、背中にお爺さんを担いでいた。
「いや、情報量多すぎだろぉがあ゛ぁ!!」
ドラムスの叫びが響く中で、タローの意外な才能が発揮された瞬間だった。
タローの冒険者としての摩訶不思議な人生はこうして幕を開けたのである。
――これは、バイトで冒険者を始めたら最強だった。という話――
凡人がおまけ召喚されてしまった件
根鳥 泰造
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。
仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。
それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。
異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。
最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。
だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。
祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。
収納魔法を極めた魔術師ですが、勇者パーティを追放されました。ところで俺の追放理由って “どれ” ですか?
木塚麻弥
ファンタジー
収納魔法を活かして勇者パーティーの荷物持ちをしていたケイトはある日、パーティーを追放されてしまった。
追放される理由はよく分からなかった。
彼はパーティーを追放されても文句の言えない理由を無数に抱えていたからだ。
結局どれが本当の追放理由なのかはよく分からなかったが、勇者から追放すると強く言われたのでケイトはそれに従う。
しかし彼は、追放されてもなお仲間たちのことが好きだった。
たった四人で強大な魔王軍に立ち向かおうとするかつての仲間たち。
ケイトは彼らを失いたくなかった。
勇者たちとまた一緒に食事がしたかった。
しばらくひとりで悩んでいたケイトは気づいてしまう。
「追放されたってことは、俺の行動を制限する奴もいないってことだよな?」
これは収納魔法しか使えない魔術師が、仲間のために陰で奮闘する物語。
俺が死んでから始まる物語
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていたポーター(荷物運び)のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもないことは自分でも解っていた。
だが、それでもセレスはパーティに残りたかったので土下座までしてリヒトに情けなくもしがみついた。
余りにしつこいセレスに頭に来たリヒトはつい剣の柄でセレスを殴った…そして、セレスは亡くなった。
そこからこの話は始まる。
セレスには誰にも言った事が無い『秘密』があり、その秘密のせいで、死ぬことは怖く無かった…死から始まるファンタジー此処に開幕
「お前と居るとつまんねぇ」〜俺を追放したチームが世界最高のチームになった理由(わけ)〜
大好き丸
ファンタジー
異世界「エデンズガーデン」。
広大な大地、広く深い海、突き抜ける空。草木が茂り、様々な生き物が跋扈する剣と魔法の世界。
ダンジョンに巣食う魔物と冒険者たちが日夜戦うこの世界で、ある冒険者チームから1人の男が追放された。
彼の名はレッド=カーマイン。
最強で最弱の男が織り成す冒険活劇が今始まる。
※この作品は「小説になろう、カクヨム」にも掲載しています。
異世界に召喚されたが勇者ではなかったために放り出された夫婦は拾った赤ちゃんを守り育てる。そして3人の孤児を弟子にする。
お小遣い月3万
ファンタジー
異世界に召喚された夫婦。だけど2人は勇者の資質を持っていなかった。ステータス画面を出現させることはできなかったのだ。ステータス画面が出現できない2人はレベルが上がらなかった。
夫の淳は初級魔法は使えるけど、それ以上の魔法は使えなかった。
妻の美子は魔法すら使えなかった。だけど、のちにユニークスキルを持っていることがわかる。彼女が作った料理を食べるとHPが回復するというユニークスキルである。
勇者になれなかった夫婦は城から放り出され、見知らぬ土地である異世界で暮らし始めた。
ある日、妻は川に洗濯に、夫はゴブリンの討伐に森に出かけた。
夫は竹のような植物が光っているのを見つける。光の正体を確認するために植物を切ると、そこに現れたのは赤ちゃんだった。
夫婦は赤ちゃんを育てることになった。赤ちゃんは女の子だった。
その子を大切に育てる。
女の子が5歳の時に、彼女がステータス画面を発現させることができるのに気づいてしまう。
2人は王様に子どもが奪われないようにステータス画面が発現することを隠した。
だけど子どもはどんどんと強くなって行く。
大切な我が子が魔王討伐に向かうまでの物語。世界で一番大切なモノを守るために夫婦は奮闘する。世界で一番愛しているモノの幸せのために夫婦は奮闘する。
不遇な死を迎えた召喚勇者、二度目の人生では魔王退治をスルーして、元の世界で気ままに生きる
六志麻あさ
ファンタジー
異世界に召喚され、魔王を倒して世界を救った少年、夏瀬彼方(なつせ・かなた)。
強大な力を持つ彼方を恐れた異世界の人々は、彼を追い立てる。彼方は不遇のうちに数十年を過ごし、老人となって死のうとしていた。
死の直前、現れた女神によって、彼方は二度目の人生を与えられる。異世界で得たチートはそのままに、現実世界の高校生として人生をやり直す彼方。
再び魔王に襲われる異世界を見捨て、彼方は勇者としてのチート能力を存分に使い、快適な生活を始める──。
※小説家になろうからの転載です。なろう版の方が先行しています。
※HOTランキング最高4位まで上がりました。ありがとうございます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる