40 / 207
スラム編
吸魔石の効果
しおりを挟む
レナが空き地から立ち去ろうとした時、暗殺者の専用スキルの「気配感知」が発動し、後方を振り返ると三人の男が立っている事に気付く。全員が人間ではなく獣人と呼ばれる種族であり、頭に肉食獣と思われる動物の獣耳を生やしており、それぞれが丁度いい具合に大中小の体格をしていた。
「おいおい兄ちゃん……こんな所で何してるんだい?」
「へへへっ……久しぶりの獲物だぜ」
「偶には人肉も悪くはねえな……」
「うわっ……」
異世界物の小説ではテンプレな悪党の登場にレナは呆れるが、実際に自分が絡まれる立場になると内心焦り、咄嗟に魔石を握りしめる。その様子に3人組は一瞬だけ警戒したが、すぐに彼が杖を所持していない事に気付き、笑い声を上げる。
「ぶははははっ!!おい、お前それをどうする気だ?」
「杖に取り付けもしないで魔石を使う気なのか!?」
「やっちまおうぜ!!こいつが本当に魔術師だとしても魔石も真面に使った事もない素人だ!!」
基本的に魔術師は杖の類に魔石を装着させて魔法を発動の際の触媒や強化を行う。だが、レナのような付与魔術師は杖の類を利用しても魔石の使用は出来ず、専用の魔道具が存在しない限りは素手で魔石を使用するしかない。相手が油断している隙に聖属性の付与魔法で肉体を強化して逃げる事も出来るが、レナは敢えて先ほど造り上げた風属性の吸魔石を取り出し、まずは表面に氷結化を溶かすために火属性の付与魔法を発動する。
「火属性」
「うおっ!?」
「な、なんだっ!?」
手元に握りしめた吸魔石に火属性の付与魔法を発動し、表面の氷を溶かすとレナは勢いよく足を踏み込み、今度は風属性の付与魔法を発動して男達に投擲を行う。
「風属性!!」
『うおおっ!?』
吸魔石に風属性の付与魔法を発動させ、今回は魔力を吸収させるのではなく、魔石を発動させる。原理は不明だが吸魔石の場合は魔力を送り込む場合と発動する場合は所有者の意思に反応するらしく、攻撃する意思を強く抱いて魔力を込めれば魔石の発動ができる。レナが投げ込んだ吸魔石は三人組に向けて接近すると蓄積されていた魔力が暴風のように解き放たれ、3人組を吹き飛ばす。
『ぎゃあああああっ!?』
「あれ!?」
予想外の威力にレナ自身も驚愕し、吹き飛ばされた3人組は気絶したのか地面に倒れたまま動かず、念のためにレナは鑑定のスキルを発動して3人の様子を伺うと画面には「状態異常:気絶」と表示され、本当に意識を失っただけである。予想外の威力にレナ自身も戸惑うが、地面に落ちている効力を失った吸魔石を拾い上げ、すぐにこの場を立ち去る事にした。
「やばい、逃げないと……」
こんな場所を誰かに見られたら面倒であり、聖属性の付与魔法を肉体に施してレナはその場を立ち去る。幸いにも何事もなく離れる事に成功し、黒猫亭に引き返した――
――数分後、レナに敗れた3人組は意識を取り戻し、彼等は自分達が気絶していた事に気付いて激しく動揺するが、折角の獲物を取り逃がした事に憤慨する。それと同時に奇妙な魔石の使い方をしたレナに疑問を抱き、もしかして自分達は凄腕の魔術師に喧嘩を売ったのではないかと恐怖を抱く。
「くそっ……おい!!どうしてあんな奴に喧嘩を売ったんだよ!!」
「俺に当たんなよ……まさか魔術師だとは思わなかったんだよ」
「それにしても最後の魔法は凄かったな……何だったんだあれ?」
「もしかして砲撃魔法の中級ランクの「ストームアロー」じゃねえのか?」
「マジかよ……よく生きてるな俺達」
3人組は自分達の怪我の治療を行いながら自分達が何者と遭遇したのか話し合い、この世界では魔術師という存在は非常に大きな力を有しており、仮に低レベルの魔術師の魔法であろうと魔物に対抗できる力を持つ。彼等は盗賊の職業でレベルは30台を迎えてはいるが、魔法耐性の高い装備を整えておらず、もしもレナが付与魔法ではなく砲撃魔法のような高威力の魔法を扱えたら非常に不味い事態に陥っていただろう。
「……真面目に働くか」
「そうだな……あんなガキに負けるようじゃな……」
「引退するか……串焼き屋でも始めるか」
自分達が遭遇した相手が子供であり、手も足も出せずに敗北した事で彼等の盗賊としての誇りは粉々に砕け散り、スラム街から抜け出して真面目に生きていく事を考え始めた時、不意に奇妙な気配を感じて3人組は顔を上げると見知らぬ少女が目の前に立っていた。
「――ねえねえおじさん達ぃっ……ここで何してるの?」
その少女の外見は一言で言えば「美少女」と言えた。年齢はまだ十代半ばだろうが、膨らんだ胸元が非常に目立ち、小ぶりではあるが形酔いお尻が目立つ。しかも驚くべき事に彼女は下着のような水着だけを着込んでおり、惜しみもなく自分の素肌を晒す。金髪のショートカットに赤色の瞳を怪しく光らせ、常に口元に笑みを浮かべる。
普段の3人組ならばこれほどの容姿の美少女を見つけたら極上の獲物と判断して捕獲し、自分達が好きなだけ身体を味わった後に奴隷商人にでも売り捌こうと考えたかもしれない。しかし、この場所は帝都の闇を抱える人間だけが住まうスラム街であり、野蛮な男達が腐る程存在するこの街に堂々と肌を露出しながら現れた美少女に逆に警戒心を抱かせる。
「な、何だお前……何処から現れた」
「え~私の方が先に質問したのにぃっ……まあいいや」
「お、おい……こいつやばくねえか」
「お、怯えてんじゃねえっ!!こんなガキに俺達がやられると思ってんのか?」
「さっきガキに負けたばっかだけどな……」
「むぅ~おじさん達、カトレアの話を聞いてるの?」
どうやら少女の名前は「カトレア」というらしく、彼女は自分に質問して置いて勝手に話し合う3人組に頬を膨らませ、その行動自体は可愛らしいのだが少女の瞳は決して笑ってはいなかった。
「私はねぇっ……あそこから降りてきたんだよ」
「あそこだと……」
「……空?」
「んな馬鹿なっ……」
カトレアは上空を指差し、3人組は見上げた瞬間、唐突に突風が生じる。一体何が起きたのか理解できずに3人は倒れると、目の前に立っていたはずの少女が姿を消す。
「な、なんだぁっ!?」
「こっちこっち」
動揺した男達に上空から声が掛かり、3人は再び上空を見上げるとそこには背中に蝙蝠のような羽根を生やした先ほどの少女が浮かんでおり、男達を見下ろしていた。その光景に3人は背筋が凍り付き、目の前の少女が「魔人族」である事に気付いた。
「ヴァ……ヴァンパイア!?」
「ぶぅ~……違うよ。私に牙はないもん」
「という事は……サキュバスだと!?」
この世界に蝙蝠の翼を持つ人種は「ヴァンパイア」と「サキュバス」だけであり、両者は生態的には同種なのだが、違いがあるとすれば前者は人間の血を好み、後者は人間の精気を好む。3人組は悲鳴を上げながら逃げようとするが、何時の間にか腰が抜けており、真面に動けない。
「それじゃあ、いただきま~す」
「や、止めろぉおおおおっ!!」
「嫌だ、助けて……ぎゃあぁああああああああっ!!」
「うわぁあああああああっ!!」
スラム街に男達の悲鳴が響き渡り、帝都に先日のヴァンパイアに匹敵する脅威が訪れた――
「おいおい兄ちゃん……こんな所で何してるんだい?」
「へへへっ……久しぶりの獲物だぜ」
「偶には人肉も悪くはねえな……」
「うわっ……」
異世界物の小説ではテンプレな悪党の登場にレナは呆れるが、実際に自分が絡まれる立場になると内心焦り、咄嗟に魔石を握りしめる。その様子に3人組は一瞬だけ警戒したが、すぐに彼が杖を所持していない事に気付き、笑い声を上げる。
「ぶははははっ!!おい、お前それをどうする気だ?」
「杖に取り付けもしないで魔石を使う気なのか!?」
「やっちまおうぜ!!こいつが本当に魔術師だとしても魔石も真面に使った事もない素人だ!!」
基本的に魔術師は杖の類に魔石を装着させて魔法を発動の際の触媒や強化を行う。だが、レナのような付与魔術師は杖の類を利用しても魔石の使用は出来ず、専用の魔道具が存在しない限りは素手で魔石を使用するしかない。相手が油断している隙に聖属性の付与魔法で肉体を強化して逃げる事も出来るが、レナは敢えて先ほど造り上げた風属性の吸魔石を取り出し、まずは表面に氷結化を溶かすために火属性の付与魔法を発動する。
「火属性」
「うおっ!?」
「な、なんだっ!?」
手元に握りしめた吸魔石に火属性の付与魔法を発動し、表面の氷を溶かすとレナは勢いよく足を踏み込み、今度は風属性の付与魔法を発動して男達に投擲を行う。
「風属性!!」
『うおおっ!?』
吸魔石に風属性の付与魔法を発動させ、今回は魔力を吸収させるのではなく、魔石を発動させる。原理は不明だが吸魔石の場合は魔力を送り込む場合と発動する場合は所有者の意思に反応するらしく、攻撃する意思を強く抱いて魔力を込めれば魔石の発動ができる。レナが投げ込んだ吸魔石は三人組に向けて接近すると蓄積されていた魔力が暴風のように解き放たれ、3人組を吹き飛ばす。
『ぎゃあああああっ!?』
「あれ!?」
予想外の威力にレナ自身も驚愕し、吹き飛ばされた3人組は気絶したのか地面に倒れたまま動かず、念のためにレナは鑑定のスキルを発動して3人の様子を伺うと画面には「状態異常:気絶」と表示され、本当に意識を失っただけである。予想外の威力にレナ自身も戸惑うが、地面に落ちている効力を失った吸魔石を拾い上げ、すぐにこの場を立ち去る事にした。
「やばい、逃げないと……」
こんな場所を誰かに見られたら面倒であり、聖属性の付与魔法を肉体に施してレナはその場を立ち去る。幸いにも何事もなく離れる事に成功し、黒猫亭に引き返した――
――数分後、レナに敗れた3人組は意識を取り戻し、彼等は自分達が気絶していた事に気付いて激しく動揺するが、折角の獲物を取り逃がした事に憤慨する。それと同時に奇妙な魔石の使い方をしたレナに疑問を抱き、もしかして自分達は凄腕の魔術師に喧嘩を売ったのではないかと恐怖を抱く。
「くそっ……おい!!どうしてあんな奴に喧嘩を売ったんだよ!!」
「俺に当たんなよ……まさか魔術師だとは思わなかったんだよ」
「それにしても最後の魔法は凄かったな……何だったんだあれ?」
「もしかして砲撃魔法の中級ランクの「ストームアロー」じゃねえのか?」
「マジかよ……よく生きてるな俺達」
3人組は自分達の怪我の治療を行いながら自分達が何者と遭遇したのか話し合い、この世界では魔術師という存在は非常に大きな力を有しており、仮に低レベルの魔術師の魔法であろうと魔物に対抗できる力を持つ。彼等は盗賊の職業でレベルは30台を迎えてはいるが、魔法耐性の高い装備を整えておらず、もしもレナが付与魔法ではなく砲撃魔法のような高威力の魔法を扱えたら非常に不味い事態に陥っていただろう。
「……真面目に働くか」
「そうだな……あんなガキに負けるようじゃな……」
「引退するか……串焼き屋でも始めるか」
自分達が遭遇した相手が子供であり、手も足も出せずに敗北した事で彼等の盗賊としての誇りは粉々に砕け散り、スラム街から抜け出して真面目に生きていく事を考え始めた時、不意に奇妙な気配を感じて3人組は顔を上げると見知らぬ少女が目の前に立っていた。
「――ねえねえおじさん達ぃっ……ここで何してるの?」
その少女の外見は一言で言えば「美少女」と言えた。年齢はまだ十代半ばだろうが、膨らんだ胸元が非常に目立ち、小ぶりではあるが形酔いお尻が目立つ。しかも驚くべき事に彼女は下着のような水着だけを着込んでおり、惜しみもなく自分の素肌を晒す。金髪のショートカットに赤色の瞳を怪しく光らせ、常に口元に笑みを浮かべる。
普段の3人組ならばこれほどの容姿の美少女を見つけたら極上の獲物と判断して捕獲し、自分達が好きなだけ身体を味わった後に奴隷商人にでも売り捌こうと考えたかもしれない。しかし、この場所は帝都の闇を抱える人間だけが住まうスラム街であり、野蛮な男達が腐る程存在するこの街に堂々と肌を露出しながら現れた美少女に逆に警戒心を抱かせる。
「な、何だお前……何処から現れた」
「え~私の方が先に質問したのにぃっ……まあいいや」
「お、おい……こいつやばくねえか」
「お、怯えてんじゃねえっ!!こんなガキに俺達がやられると思ってんのか?」
「さっきガキに負けたばっかだけどな……」
「むぅ~おじさん達、カトレアの話を聞いてるの?」
どうやら少女の名前は「カトレア」というらしく、彼女は自分に質問して置いて勝手に話し合う3人組に頬を膨らませ、その行動自体は可愛らしいのだが少女の瞳は決して笑ってはいなかった。
「私はねぇっ……あそこから降りてきたんだよ」
「あそこだと……」
「……空?」
「んな馬鹿なっ……」
カトレアは上空を指差し、3人組は見上げた瞬間、唐突に突風が生じる。一体何が起きたのか理解できずに3人は倒れると、目の前に立っていたはずの少女が姿を消す。
「な、なんだぁっ!?」
「こっちこっち」
動揺した男達に上空から声が掛かり、3人は再び上空を見上げるとそこには背中に蝙蝠のような羽根を生やした先ほどの少女が浮かんでおり、男達を見下ろしていた。その光景に3人は背筋が凍り付き、目の前の少女が「魔人族」である事に気付いた。
「ヴァ……ヴァンパイア!?」
「ぶぅ~……違うよ。私に牙はないもん」
「という事は……サキュバスだと!?」
この世界に蝙蝠の翼を持つ人種は「ヴァンパイア」と「サキュバス」だけであり、両者は生態的には同種なのだが、違いがあるとすれば前者は人間の血を好み、後者は人間の精気を好む。3人組は悲鳴を上げながら逃げようとするが、何時の間にか腰が抜けており、真面に動けない。
「それじゃあ、いただきま~す」
「や、止めろぉおおおおっ!!」
「嫌だ、助けて……ぎゃあぁああああああああっ!!」
「うわぁあああああああっ!!」
スラム街に男達の悲鳴が響き渡り、帝都に先日のヴァンパイアに匹敵する脅威が訪れた――
5
あなたにおすすめの小説
バイトで冒険者始めたら最強だったっていう話
紅赤
ファンタジー
ここは、地球とはまた別の世界――
田舎町の実家で働きもせずニートをしていたタロー。
暢気に暮らしていたタローであったが、ある日両親から家を追い出されてしまう。
仕方なく。本当に仕方なく、当てもなく歩を進めて辿り着いたのは冒険者の集う街<タイタン>
「冒険者って何の仕事だ?」とよくわからないまま、彼はバイトで冒険者を始めることに。
最初は田舎者だと他の冒険者にバカにされるが、気にせずテキトーに依頼を受けるタロー。
しかし、その依頼は難度Aの高ランククエストであることが判明。
ギルドマスターのドラムスは急いで救出チームを編成し、タローを助けに向かおうと――
――する前に、タローは何事もなく帰ってくるのであった。
しかもその姿は、
血まみれ。
右手には討伐したモンスターの首。
左手にはモンスターのドロップアイテム。
そしてスルメをかじりながら、背中にお爺さんを担いでいた。
「いや、情報量多すぎだろぉがあ゛ぁ!!」
ドラムスの叫びが響く中で、タローの意外な才能が発揮された瞬間だった。
タローの冒険者としての摩訶不思議な人生はこうして幕を開けたのである。
――これは、バイトで冒険者を始めたら最強だった。という話――
凡人がおまけ召喚されてしまった件
根鳥 泰造
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。
仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。
それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。
異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。
最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。
だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。
祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。
収納魔法を極めた魔術師ですが、勇者パーティを追放されました。ところで俺の追放理由って “どれ” ですか?
木塚麻弥
ファンタジー
収納魔法を活かして勇者パーティーの荷物持ちをしていたケイトはある日、パーティーを追放されてしまった。
追放される理由はよく分からなかった。
彼はパーティーを追放されても文句の言えない理由を無数に抱えていたからだ。
結局どれが本当の追放理由なのかはよく分からなかったが、勇者から追放すると強く言われたのでケイトはそれに従う。
しかし彼は、追放されてもなお仲間たちのことが好きだった。
たった四人で強大な魔王軍に立ち向かおうとするかつての仲間たち。
ケイトは彼らを失いたくなかった。
勇者たちとまた一緒に食事がしたかった。
しばらくひとりで悩んでいたケイトは気づいてしまう。
「追放されたってことは、俺の行動を制限する奴もいないってことだよな?」
これは収納魔法しか使えない魔術師が、仲間のために陰で奮闘する物語。
俺が死んでから始まる物語
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていたポーター(荷物運び)のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもないことは自分でも解っていた。
だが、それでもセレスはパーティに残りたかったので土下座までしてリヒトに情けなくもしがみついた。
余りにしつこいセレスに頭に来たリヒトはつい剣の柄でセレスを殴った…そして、セレスは亡くなった。
そこからこの話は始まる。
セレスには誰にも言った事が無い『秘密』があり、その秘密のせいで、死ぬことは怖く無かった…死から始まるファンタジー此処に開幕
異世界に召喚されたが勇者ではなかったために放り出された夫婦は拾った赤ちゃんを守り育てる。そして3人の孤児を弟子にする。
お小遣い月3万
ファンタジー
異世界に召喚された夫婦。だけど2人は勇者の資質を持っていなかった。ステータス画面を出現させることはできなかったのだ。ステータス画面が出現できない2人はレベルが上がらなかった。
夫の淳は初級魔法は使えるけど、それ以上の魔法は使えなかった。
妻の美子は魔法すら使えなかった。だけど、のちにユニークスキルを持っていることがわかる。彼女が作った料理を食べるとHPが回復するというユニークスキルである。
勇者になれなかった夫婦は城から放り出され、見知らぬ土地である異世界で暮らし始めた。
ある日、妻は川に洗濯に、夫はゴブリンの討伐に森に出かけた。
夫は竹のような植物が光っているのを見つける。光の正体を確認するために植物を切ると、そこに現れたのは赤ちゃんだった。
夫婦は赤ちゃんを育てることになった。赤ちゃんは女の子だった。
その子を大切に育てる。
女の子が5歳の時に、彼女がステータス画面を発現させることができるのに気づいてしまう。
2人は王様に子どもが奪われないようにステータス画面が発現することを隠した。
だけど子どもはどんどんと強くなって行く。
大切な我が子が魔王討伐に向かうまでの物語。世界で一番大切なモノを守るために夫婦は奮闘する。世界で一番愛しているモノの幸せのために夫婦は奮闘する。
不遇な死を迎えた召喚勇者、二度目の人生では魔王退治をスルーして、元の世界で気ままに生きる
六志麻あさ
ファンタジー
異世界に召喚され、魔王を倒して世界を救った少年、夏瀬彼方(なつせ・かなた)。
強大な力を持つ彼方を恐れた異世界の人々は、彼を追い立てる。彼方は不遇のうちに数十年を過ごし、老人となって死のうとしていた。
死の直前、現れた女神によって、彼方は二度目の人生を与えられる。異世界で得たチートはそのままに、現実世界の高校生として人生をやり直す彼方。
再び魔王に襲われる異世界を見捨て、彼方は勇者としてのチート能力を存分に使い、快適な生活を始める──。
※小説家になろうからの転載です。なろう版の方が先行しています。
※HOTランキング最高4位まで上がりました。ありがとうございます!
【完】転職ばかりしていたらパーティーを追放された私〜実は88種の職業の全スキル極めて勇者以上にチートな存在になっていたけど、もうどうでもいい
冬月光輝
ファンタジー
【勇者】のパーティーの一員であったルシアは職業を極めては転職を繰り返していたが、ある日、勇者から追放(クビ)を宣告される。
何もかもに疲れたルシアは適当に隠居先でも見つけようと旅に出たが、【天界】から追放された元(もと)【守護天使】の【堕天使】ラミアを【悪魔】の手から救ったことで新たな物語が始まる。
「わたくし達、追放仲間ですね」、「一生お慕いします」とラミアからの熱烈なアプローチに折れて仕方なくルシアは共に旅をすることにした。
その後、隣国の王女エリスに力を認められ、仕えるようになり、2人は数奇な運命に巻き込まれることに……。
追放コンビは不運な運命を逆転できるのか?
(完結記念に澄石アラン様からラミアのイラストを頂きましたので、表紙に使用させてもらいました)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる