15 / 15
最終話 幸せ (内藤視点)
しおりを挟む
内藤慶介は、満足していた。
──俺は本当の愛を見つけた。
日曜日の朝、内藤は悠理とともに公園を訪れていた。
悠理はまん丸い体つきのスズメを眺めて、目を細めている。
結婚式や新婚旅行といったイベントが終わって、日常が始まった。悠理は毎日、愛妻弁当を作ってくれる。夜の営みにも積極的で、今のところ断られたことがない。
「悠理くん、ありがと」
「なんだよ、いきなり」
「俺さ、結婚する前は『パッと見は地味だけど清楚かつ肌が綺麗で、エッチの時に大胆に乱れそうな優しい人』が好みだったんだわ」
「へえ……」
「でも今は、『めちゃくちゃ美人でドSっぽいのに、エッチの時には俺のリードに身を任せてくれる気の強い子』に夢中」
「ばかっ! こんな朝っぱらから、エッチがどうとか言うな!」
悠理が内藤の胸をぽかぽかと叩く。
内藤は可愛らしいげんこつを両手で包み込むと、悠理の頬にキスをした。
(完)
──俺は本当の愛を見つけた。
日曜日の朝、内藤は悠理とともに公園を訪れていた。
悠理はまん丸い体つきのスズメを眺めて、目を細めている。
結婚式や新婚旅行といったイベントが終わって、日常が始まった。悠理は毎日、愛妻弁当を作ってくれる。夜の営みにも積極的で、今のところ断られたことがない。
「悠理くん、ありがと」
「なんだよ、いきなり」
「俺さ、結婚する前は『パッと見は地味だけど清楚かつ肌が綺麗で、エッチの時に大胆に乱れそうな優しい人』が好みだったんだわ」
「へえ……」
「でも今は、『めちゃくちゃ美人でドSっぽいのに、エッチの時には俺のリードに身を任せてくれる気の強い子』に夢中」
「ばかっ! こんな朝っぱらから、エッチがどうとか言うな!」
悠理が内藤の胸をぽかぽかと叩く。
内藤は可愛らしいげんこつを両手で包み込むと、悠理の頬にキスをした。
(完)
93
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
運命の番ですが、俺が決めます
ふき
BL
商家の息子ヴィルヘルムは、
“氷の侯爵”と呼ばれるルーファスと「運命の番」になってしまう。
運命であることは疑いようもなく、身体は正直に反応する。
だが、運命の番として向き合うルーファスに、
ヴィルヘルムはどうしても憤りを抑えられなかった。
「それは俺が望むからでなくて、運命とやらが望むからだ…」
運命も、本能も否定できない。
それでもヴィルヘルムは、そのまま流されることに踏み切れずにいる。
二人の関係の行き着く先は?
※独自オメガバース要素あり
※性描写は後日談
【完結】君の穿ったインソムニア
古都まとい
BL
建設会社の事務として働く佐野純平(さの じゅんぺい)は、上司のパワハラによって眠れない日々を過ごしていた。後輩の勧めで病院を受診した純平は不眠症の診断を受け、処方された薬を受け取りに薬局を訪れる。
純平が訪れた薬局には担当薬剤師制度があり、純平の担当薬剤師となったのは水瀬隼人(みなせ はやと)という茶髪の明るい青年だった。
「佐野さんの全部、俺が支えてあげますよ?」
陽キャ薬剤師×不眠症会社員の社会人BL。
落第騎士の拾い物
深山恐竜
BL
「オメガでございます」
ひと月前、セレガは医者から第三の性別を告知された。将来は勇猛な騎士になることを夢見ていたセレガは、この診断に絶望した。
セレガは絶望の末に”ドラゴンの巣”へ向かう。そこで彼は騎士見習いとして最期の戦いをするつもりであった。しかし、巣にはドラゴンに育てられたという男がいた。男は純粋で、無垢で、彼と交流するうちに、セレガは未来への希望を取り戻す。
ところがある日、発情したセレガは男と関係を持ってしまって……?
オメガバースの設定をお借りしています。
ムーンライトノベルズにも掲載中
悪魔はかわいい先生を娶りたい
ユーリ
BL
天界にて子供達の教師を勤める天使のスミレは、一人だけ毎日お弁当を持ってこない悪魔のシエルという生徒を心配していた。ちゃんと養育されているのだろうかと気になって突撃家庭訪問をすると…??
「スミレ先生、俺の奥さんになってくれ」一人きりの養育者×天使な教師「いくらでも助けるとは言いましたけど…」ふたりの中を取り持つのは、小さなかわいい悪魔!
無口な愛情
結衣可
BL
『兄の親友』のスピンオフ。
葛城律は、部下からも信頼される責任感の強い兄貴肌の存在。ただ、人に甘えることが苦手。
そんな律の前に現れたのが、同年代の部下・桐生隼人。
大柄で無口、感情をあまり表に出さないが、実は誰よりも誠実で優しい男だった。
最初はただの同僚として接していた二人。
しかし、律が「寂しくて眠れない」と漏らした夜、隼人が迷わず会いに来たことで関係は大きく動き出す。
無口で不器用ながらも行動で示してくれる隼人に、律は次第に素直な弱さを見せるようになり、
日常の中に溶け込むささやかな出来事が、二人の絆を少しずつ深めていく。
オメガの僕が、最後に恋をした騎士は冷酷すぎる
虹湖🌈
BL
死にたかった僕を、生かしたのは――あなたの声だった。
滅びかけた未来。
最後のオメガとして、僕=アキは研究施設に閉じ込められていた。
「資源」「道具」――そんな呼び方しかされず、生きる意味なんてないと思っていた。
けれど。
血にまみれたアルファ騎士・レオンが、僕の名前を呼んだ瞬間――世界が変わった。
冷酷すぎる彼に守られて、逃げて、傷ついて。
それでも、彼と一緒なら「生きたい」と思える。
終末世界で芽生える、究極のバディ愛×オメガバース。
命を懸けた恋が、絶望の世界に希望を灯す。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる