アクアリネアへようこそ

みるくてぃー

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一章 精霊伝説が眠る街

第42話 交渉

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「初めまして、ヘリオドールの領主をしておりますガーネット・ヘリオドールです」
「初めてお目にかかります。ヘリオドールでトリスターノ商会を運営していおりますアラン・トリスターノです」
「同じくラヴィーニ商会を運営しておりますルイス・ラヴェニーニと申します」
「同じく……」
 ヘリオドールの街の北側にそびえ立つ公城の一室で、この領地を統治するヘリオドール公と、その隣にずらりと並んだ約10名ほどの商会関係者。
 それに対して私は補助役にと連れてきたノヴィアが部屋の隅にいるだけで、何も知らぬ者がお腹を空かせた狼たちに、可哀想なウサギが囲まれているといってもいい状態。

「は、初めまして、アクア商会の代表を務めておりますリネアと申します」
 若干声が震えていることは大目に見てもらいたい。
 …………なんでこうなった!?

 時を遡ること数日前、ヘリオドールの街を拠点とする商会と、交渉の場が設けられたとゼストさんから連絡が入った。
 そして資料やらサンプル品やらを用意し、意気揚々と交渉に臨んだ私だったのだが、なぜか案内されたのは街中にある商会ではなく、領主様が居られるヘリオドール城。そして現在私の前にはそのご本人様と、名のある商会関係者が座られている。

 あれ? 何かおかしいぞ?

「どうかなさいましたか?」
「い、いえ、まさか領主様にまでお会い出来るとは思ってもおりませんでしたので……」
 ここで少し注釈を加えたい。
 このトワイライト連合国家はそれぞれの街や村が独立した国のようなものだと、以前説明したことを覚えて頂いてるだろうか。
 例えばメルヴェール王国のように1つの国で多数の領地を保有している場合、領主は領主で商会は商会同士で交渉に向かい合うのが一般的。
 それはこのトワイライト連合国家でも基本同じことなのだが、今回私が希んでいたのは商会同士の対等な取引。
 アプリコット領との貿易はもともとアクアの領主様と、ヴィスタ達のご両親でもある伯爵様との取引を、アクア商会で受け継ぐことになったわけであり、カーネリンの領主様に会いに行ったのだって、関税の緩和や畜産関係の正当な取引を各商会に徹底してほしいと、ある種の直訴的な意味合いで会いに行ったもの。
 つまり一商会の代表である私が、一地方を治める領主様と直接交渉に向き合える立場ではなく、しかも公国とつくこの地の領主様は、言わば貴族の中では最高の爵位と言われている公爵様とおなじ立場。
 母国であるメルヴェールに居た時だって、おいそれと公爵様とお会い出来るような状況など、一度たりともなかったのだ。
 そんな立場の人が、私のような小娘に一体だれが会ってくれると言うのだろうか。

「実を言うとな、前々から貴殿の噂を耳にしておってな。一度会いたいとは思っておったのだ」
「私の噂、ですか?」
「うむ」
 領主様が言うには、アクアの村でそれはもう美味しいとの噂の定食屋があり、見たこともないソースやらスパイスやらで味つけられた魚料理は、一度口にしたら忘れられないんだと、このヘリオドールの商会でも大きな噂になっていたのだとか。
 そんな噂話しを耳にしていた矢先、等の本人が鮮魚やら未知の調味料やらを携えてやってくるというのだから、ここは是非直接会ってみたいと思ったのだという。

「そうだったのですね……」
 私はこの後に続く『てっきりアレクが……』、と言う疑惑の言葉を心の中で払い落とす。

「それにしても名のある商会関係者様に、こうも集まっていただけるなんて……。こちらは僅か数十名程度の小さな商会なものでして、てっきりどこか一つの商会をご紹介いただけると思っておりましたので……」
 領主様を抜きにしても、このメンツを前にすると流石の私も尻込みしてしまうというもの。
 こちらは出来立てホヤホヤの弱小商会。一方あちらはこのヘリオドールを代表する大手の商会。
 この場で何か失礼な事でもすれば、取引が上手くいかないどころか下手をすれば今後の商会運営にも影響してしまう。
 ここは慎重かつ、相手の気を惹き付けるような交渉を進めなければならないだろう。

「そう謙遜されるな、其方の噂は商人達の情報網から話は伺っております」
「そうですね。未知なるスパイスや料理、それだけでも目を引くと言うのに、どこか一つの商会で独占されては勝負になりませんよ」
「そういう事です」
 なるほど。どこでどう情報が漏れてしまったかは知らないが、アクア商会で密かに進めている、マヨネーズやソースといった調味料が伝わってしまったのだろう。
 しかもその商会を動かしているのが、巷で噂になっている定食屋の娘だと分かれば、『きっと何かをやらかすぞ』とでも思われても仕方がない。
 この辺りは流石情報が命とも言われている商人達と、感心するとしか言わざるを得ない。

「わかりました。それでは皆様、本日はどうぞよろしくお願いいたします」
「了解致しました。それでは早速お話を伺いたいのですが」
 改めて気合を入れ直す私を待ってくれていたかのように、商会グループの代表を務めるトリスターノ商会のアランさんが口を開く。
 私は小さく深呼吸をし……。
「それでは始めさせていただきます。まずは本日お持ちしましたサンプル品をご覧ください」
 集まって頂いた商会代表の人たち相手に、私はたった一人でプレゼンを始めるのだった。



「これはまた、とんでもない物を……調理場を貸してくれと言われた時は、正直我の耳を疑ってしまったが、いやはやこれ程の物を見せられるとは思ってもいなかったな」
「そうですね、城にいる料理人達も、口を挟む余地なくただ従わざるを得なかったと申しておりました。リネア様は料理人としても一級品のようです」
「私もここまでの物が出てくるとは予想しておりませんでした。下手をすれば食の文化が一気にひっくり返りますよ」
「ですがこれでは料理人の方の技術が追いつきません」
 領主様を含む、集まった商会を代表する人たちが各々思った事を口にする。
 現在目の前のテーブルに並べているのは、ビン詰されたソースやらスパイスやらの数々の調味料。
 そしてそれらの調味料を使った魚料理や肉料理、新鮮野菜を盛り付けたサラダには各種のドレッシングを用意し、僅かばかりではあるが口直し用のスイーツまで用意させてもらった。

 いやぁ、流石にこの量の料理を作るのには苦労したわ。
 お城に備え付けの料理場を借り、ノヴィアと料理人さん達の手を借りながら二時間ほどかけて全て作り上げた。
 まぁ、下ごしらえなどある程度は仕込んでおいたが、それでも冷めないようにと同時に仕上げ、盛り付けまで済ませるには流石に大変だった。
 お陰で領主様を含め、集まっていただいた商会関係者の人たちからの評判はいいようで、各々好感触の言葉が飛び出している。

「それで、リネア嬢はこれらの料理を出して我らに何を望む?」
「恐れながら、アクアで生産される農産物に畜産物、そして海で獲れる鮮魚関係と、現在皆様の前に出しております調味料の数々。これらの取引をアクア商会は希望しております」
「ほぉ、これはまた大きく出たものだな」
 話を聞き終えた領主様が、僅かばかり笑みを浮かべながら私の方へと顔を向ける。
 今回持ち出したのはアクアで生産される数々の品。
 これがヘリオドールでは取り扱いのない、鮮魚類や未知の調味料だけなら特に問題もないのだろうが、既に取引先があるであろう野菜や肉類まで買ってほしいとなると、いかにこの地方最大の人口を誇るヘリオドールとはいえ、そう簡単に首を縦には振らないだろう。

「話はわかったが、アクアの地とこのヘリオドールとの街の距離は如何致す? 西側にそびえ立つクルード山脈を越えられれば然程距離もいらぬだろうが、あの険しい山脈がある限り、馬車は山脈を大きく迂回しなければならない。それではヘリオドールに到着するころには肝心の食材達は萎びれてしまうぞ」
 確かに領主様のおっしゃる通り、アクアとヘリオドールとの間には険しいクルード山脈が聳え立つ。この山脈があるがためにこのヘリオドールの街へいくには、カーネリンの街を超えて大きく迂回しなければならないのだ。

「通常でしたらこの距離を鮮度を保ったまま輸送するのは不可能でしょう。ですが今皆様に食していただいたのは全てアクアから持参した物ばかりです。ノヴィア例の物を」
「はい」
 私の声がけに応じ、ノヴィアがキャスターに載せた野菜やら肉やら魚やらを運んでくる。

「ふむ、確かに鮮度は保てているようだな。だがそれは今の季節が冬だからではないのか? 日差しの強い夏場などではこれほどの鮮度は保てまい」
「その点も当然配慮しております。只今アクア商会では新型の保冷馬車を用意しており、1日程度でしたら今の状態と同じ鮮度を保ったまま輸送が可能です」
「なっ、1日中鮮度を保ったまま輸送できるだと!?」
「保冷馬車とはなんだ? そんな馬車があるなど聞いた事がないぞ!」
 私の言葉を聞き、領主様を含む商会関係者の人たちがざわめき立つ。
 それはそうだろう、この世界でそんな技術をもつ馬車など存在しないし、今まで想像した人すらいなかったことだろう。

 人は未知の技術や知識に直面すると真っ先に我が目、我が耳を疑うもの。
 それはただ、今まで考えた事もない結果だけであって、実際には今ある技術だけで出来るとしても、誰もが挑戦しなければ未知の存在なのだと私は思っている。



「なるほど、これが保冷馬車か」
「荷馬車を箱状に囲み、中は鉄……いやスズ亜鉛アエンをつかって冷気を逃さないようにしているのか」
「それだけではありませんぞ、この二重構造で中と外との温度差を保っているんだ」
 百聞は一見に如かず。
 100回説明するよりも、一度直接目に触れさせたほうがより納得が出来るというもの。
 
 公爵様他、商会関係者を引き連れ持参した保冷馬車を前に、各々物珍しそうに触ったり話し合ったりと、様々な反応を表している。
 保冷馬車は言わばアクア商会にとっての最大の切り札だが、真似をしようとしても氷がなければ意味がなく、例え同じ物がつくれたとしても、巨大な冷蔵倉庫がなければ脅威でもない。
 そのため今回は敢えて納得させるためにと、1台をこの地へと引き連れてきた。

「ご覧の通り中を常に一定の温度を保つ事で、肉類は解体したまま運ぶ事が出来、鮮魚や野菜はその鮮度を保ったまま輸送する事が可能です」
「ふむ、確かにこれならば輸送の問題は解決できるか……。それにこの価格ならば検討する余地は十分にあるだろう」
 全員が全員、納得するしかない状況の中で、予め作っておいた取引に関する資料に目を通す。
 本来取引をする際、真っ先にこちらの資料を渡すものだが、今回は敢えて全員が全員一番興味を抱いたタイミングで配らせてもらった。
 いやぁ、まさかのこれほどの大人数になるとは思ってもみなかったので、急遽同行してもらった運送スタッフに資料の写し作ってもらったのだが、なんとかギリギリ間に合ったようだ。これは後で何かしらのお礼を言わなければならないだろう。

「そうですね。野菜や肉類がこの価格帯ならば、調味料や鮮魚類を含めて、我が商会でも検討する価値は十分にあります」
「うちの商会では最近はカーネリン産の価格が向上していおりましたので、正直この価格帯はありがたいところです」
「貴殿の所もか、我が商会でもカーネリンから入ってくる食材が軒並み値上りしておってな、正直困惑しておったところなんだ」
 資料を手にした商会関係者たちが、各々思っていた事を口にする。
 今回ヘリオドールにある商会と取引するにあたり、その辺りの下調べ十分に済ませてある。
 何と言ってもこの交渉一つでアクアの未来が左右されてしまうのだ。
 そのため何処と取引をしているのか、価格帯はどれほどのものなのかを徹底的に調べ上げ、調味料や鮮魚類を同時に抱え込む感じの価格帯で、相手側が納得の出来る資料を作り上げた。
 後は相手側の最大の不安要素を最大の魅力へとすり替えられれば、かなりの好感触を得られる事だろう。

「鮮度保ったままの畜産物に鮮魚類、野菜たちの実の成りも申し分はない」
「おまけに未知の調味料まで取引出来るとなれば言うことはありませんね」
「そうですね、複数の取引で割引される仕組みも悪くないです。これは前向きに検討する価値は十分にあるかと」
「ですが、たった一つだけ問題が……」
「ん? 問題じゃと?」
「はい。食材や調味料まではいいのですが、肝心の料理レシピが……」
「確かに、先ほど出されたような料理を作れる料理人が一体何人いるのやら」
「如何に未知の調味料とはいえ、肝心のレシピが分からなければ宝のもちぐされということか」
 一時は光明の光が照らしだしていた空間が、たった一人の発言により一気に暗闇の中へと落ちていく。
 如何に調味料そのものに魅力があるとは言え、肝心の料理が疎かでは食材の美味しさは最大限には活かせない。
 ソースにしろスパイスにしろ、数々の失敗と成功から美味しいと思える料理が出来上がっているのだ。それをいきなり未知の調味料を加えるだけで、美味しくなるとは誰も思ってはいない。

 商人という仕事をなりわいとする人たちは用心深い。その中でもここに集まってくださった人たちは、一手一手を慎重に進める人たちばかりなのだろう。
 僅かな不安要素さえも完全に拭い去らなければ、必ず二の足を踏んでしまうことは十分に分かっていた。
 ……だけど。

「では、先ほど皆様に味わって頂いた料理のレシピをご提供すると言えばいかがでしょうか?」
「何? 先ほどの料理のレシピだと?」
「それは本当か?」
「はい。現在アクア商会は先ほどお出した料理の数々、今回ご提案しました調味料の扱い方を、料理教室という形でご提供する準備を整えております」
 皆が注目する中、私は予め用意していた止めの切り札を口にするのだった。
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