聖女になりたいのでしたら、どうぞどうぞ

しゃーりん

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後日、王太子殿下オーリスと話し合いをした。


「殿下は以前、おっしゃいました。子供は私が産まなければならないが、義務を終えたらエレノア嬢を愛人にする、と。間違いございませんか?」

「ああ、確かにそう言った。」

「つまりエレノア嬢を愛人にするのは私が子供を二人産み終えた後のこと。その間は関係を持たないと解釈させていただきますね。よかったです。彼女と同時進行だと病気を移されては困りますので。」

「なっ!ひどいではないかっ!まるで彼女が娼婦みたいなことを言うなっ!!」


ちゃんとした店の娼婦は性病予防されているわ。
問題はエレノアが男から移されるってこと。
エレノアを抱いているエバンが安い娼婦も抱いているから。


「あら。失礼しました。ですが彼女の胸を育てたのはエバン男爵令息だそうですから。それに殿下も既に経験済なのではございません?彼女の奉仕技術は彼の仕込みらしいですわよ?托卵にもご注意を。
結婚前に性病検査も受けて下さいね。男爵令息は場末の娼婦を抱いていますから。
あ、結婚後は私が二人産むまで関係を持たない約束をお忘れなきよう。」

 
顔を真っ赤にさせた後、顔を真っ青にした王太子殿下を放って、席を立った。

 
(面白い顔が見れたわっ!)


ヴィオラが中で笑っていた。 


 
 
あれからヴィオラは学園を卒業し、婚約者である王太子殿下と恋人エレノアが一緒にいる姿を見なくて済むようになってホッとしていた。


(もう別れたかもしれないわよ?)


リリスティーナはヴィオラにそう話しかけた。

エレノアとエバンの関係を王太子殿下に教えた後、殿下はしばらく学園を休んでいた。
その後、すぐに卒業を迎えたため、関係が続いているかどうかはわからない。 

エレノアとエバンは一つ下の学年のため、彼らはまだ学生である。 

 
(別れてくれていたら嬉しいけれど、殿下は絶対にまた別の女性と浮気するわ。)


それはそんな気がする。

結局、王太子はヴィオラのことを自分の横に立つ地位のある令嬢としか見ていない。

頭のいい女性よりも、胸が大きくて甘えて煽ててくれる女性がいいのだから。


ヴィオラの憂いを晴らすために、リリスティーナは王太子に少し精神干渉することにした。


 

数か月後、リリスティーナはヴィオラとして王太子殿下と結婚した。

初夜の間は、ヴィオラを眠らせておいた。 
今後、閨事をする際は、ヴィオラには見せない。

見たくないだろうし、リリスティーナもさすがに恥ずかしいから。


初夜の感想としては、……今までの誰よりも下手だった。
  
ヴィオラにそう言うと、大笑いしていた。


(私だったら下手かどうかもわかりませんでしたね。)

(いえ、あれは……ひどいわ?早すぎるし。)


またもやヴィオラは大笑いをしていた。



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