貴方の側にずっと

麻実

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章太 ~文化祭~

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「孝介の用事が済んで戻ってきたら、絹子さんも誘って何か食おうよ」
「あれ?なんでそこで絹子の名前が出てくるの?」

ちっ!見え見えだったか。
けど、俺はめげない。
せっかく銀杏祭に来たのだからプロポーズ、じゃなかった、交際を申し込もうと苦いお茶を呑みながら思ってた。

「榊。お前は頼りになる奴だ。頼む!」
「はあ~、それが乙女に言う台詞かな。
けどまっ、任せなさい。絹子もボーイフレンドくらい作らないと」

俺が期待に胸を膨らませて孝介を待ってると、
なんということでしょう…

絹子さんと手を繋いでやって来た孝介は
「絹子は僕の恋人だから」
と何故か俺の目をまっすぐ見て宣言した。

こうして俺の初恋は玉砕した。


側にいた榊が、
「いつか絹子との仲を取り持ってあげるから」
と囁くが、何故だか余計に悲しくなる。

いつかって何時だよ。
三十年後とか言うなよ~。


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