貴方の側にずっと

麻実

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青春時代

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詰襟を着た孝介さん。
未来での私は高校生の彼を知らないから格好よくて胸きゅんもの。

勿論ジャケット姿の未来の彼もとても格好よかったわ。
孝介さんと過ごした未来の日々は、今でもよく覚えている。
とても楽しくてとても幸せで…。
ん~。
未来の思い出ってなんか複雑よ。





絹子と孝介は未来の記憶があるものの、それは余りにも遠い未来。

高校生活を目一杯楽しんで、絹子達は大学に進学した。
大学生活も変わらず謳歌するふたり。
車の免許を取った孝介の助手席は、
絹子の指定席。授業の後に送ってくれたりドライブに行ったり。
孝介はずっと絹子を大事にする。
「好きだよ。大好きだよ」
と。

そしてふたりは再び結ばれる。
未来で恋人同士だったふたりは、過去でも恋人となる。

⭐⭐


月日は流れ、
また夏休みがやって来る。

「孝介さん、今年の恋人記念日は何処に行く?」
「え?記念日って今月だったかな?」

孝介の返事に凍りついたものの、絹子は瞬時に理解する。

孝介の未来の記憶が消えていることを。




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