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それも愛?これも愛?
過去からの訪問者
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十八年ぶりの兄妹の再会はおじ様の土下座からはじまった。
「守ってあげられなくてごめん。」
と泣くおじ様に母は抱きついて子供のように泣きじゃくった。
母が虐待されていた頃、四つ違いのおじ様も守られるべき子供だった。
子は親を選べない。
まあ…その逆も然りだけど…
選べない中、結びつくのだから縁とは恐ろしいものだ。
お父様とお母様、そしておじ様は話があるからと応接室へ…
そして私は今、元お見合い相手候補だったティセ王国の大公子アルモンドと二人、庭を散策している。
「私の事を覚えていませんか?」
アルモンドが訪ねる。
マジマジとアルモンドの顔を見つめる。
・・・・・
こう見えて人生経験は豊富だ。
なんたって転生前を入れて六度目だ。
このての会話には二つのパターンがある
公園ですれ違ったり、習い事が同じだったりすると、何故か友達認定する
コミュ力高めのママ友さんに多い。
『人類みな兄弟タイプ』
そして厄介なのが…
勝手に『運命感じちゃいましたタイプ』
果たしてアルモンドはどっちのタイプかしら?
「申し訳ありません。
私、人の顔を覚えるのが苦手で…」
アルモンドが私を見つめて微笑む。
「六歳の時でした。
ティセでは治療困難と言われた病にかかりまして…ノーマン領の子供病院に入院したことがあるのです。
フレイヤ嬢は慰問に来てはよくお手製の紙芝居を披露してくれました。」
ノーマン公爵家はかなりお金持ちだ。
領地には金銀財宝の眠る鉱山があり、海運業が盛んな港もある。
領民に利益還元のために公爵立子供病院を作ったのだ。
領民は診察は無料、薬や入院費は二割負担ですむ。
もちろん領民以外の受け入れもしている。
子供専用の病院ということもあって帝国以外からも研修先として医師や看護師、薬師等が集まる。
そのお陰で病院の評判はすこぶる高い。
ただし領民以外の診察は医療費として五割負担と重病患者しか受け入れなかった。
アルモンドを見つめ直す。
銀色の髪と赤い目が午後の日差しを浴びてキラキラと輝いて見える。
赤い目……赤い目……
「ルビー君?」
重度の喘息で歩くのもままならないほど衰弱していた男の子。
思わずアルモンドの手をにぎる。
「こんなに立派になっちゃって…全然気がつかなかったよ。
こんなに男前になっちゃって……」
ブンブンと手をにぎったまま振り回す。
嬉しかったのだ。
こうして病を克服して元気に暮らしている姿を見ると、私がここに居てもいいのだと免罪符をもらったような気がして……。
「もう少し早く動いていたら、フレイヤ嬢の隣に居られたかもしれなかったのに…残念です。」
私が握っていたはずの手が逆にアルモンドの大きな手に握られる。
ドキドキと心臓が騒ぎだした。
「守ってあげられなくてごめん。」
と泣くおじ様に母は抱きついて子供のように泣きじゃくった。
母が虐待されていた頃、四つ違いのおじ様も守られるべき子供だった。
子は親を選べない。
まあ…その逆も然りだけど…
選べない中、結びつくのだから縁とは恐ろしいものだ。
お父様とお母様、そしておじ様は話があるからと応接室へ…
そして私は今、元お見合い相手候補だったティセ王国の大公子アルモンドと二人、庭を散策している。
「私の事を覚えていませんか?」
アルモンドが訪ねる。
マジマジとアルモンドの顔を見つめる。
・・・・・
こう見えて人生経験は豊富だ。
なんたって転生前を入れて六度目だ。
このての会話には二つのパターンがある
公園ですれ違ったり、習い事が同じだったりすると、何故か友達認定する
コミュ力高めのママ友さんに多い。
『人類みな兄弟タイプ』
そして厄介なのが…
勝手に『運命感じちゃいましたタイプ』
果たしてアルモンドはどっちのタイプかしら?
「申し訳ありません。
私、人の顔を覚えるのが苦手で…」
アルモンドが私を見つめて微笑む。
「六歳の時でした。
ティセでは治療困難と言われた病にかかりまして…ノーマン領の子供病院に入院したことがあるのです。
フレイヤ嬢は慰問に来てはよくお手製の紙芝居を披露してくれました。」
ノーマン公爵家はかなりお金持ちだ。
領地には金銀財宝の眠る鉱山があり、海運業が盛んな港もある。
領民に利益還元のために公爵立子供病院を作ったのだ。
領民は診察は無料、薬や入院費は二割負担ですむ。
もちろん領民以外の受け入れもしている。
子供専用の病院ということもあって帝国以外からも研修先として医師や看護師、薬師等が集まる。
そのお陰で病院の評判はすこぶる高い。
ただし領民以外の診察は医療費として五割負担と重病患者しか受け入れなかった。
アルモンドを見つめ直す。
銀色の髪と赤い目が午後の日差しを浴びてキラキラと輝いて見える。
赤い目……赤い目……
「ルビー君?」
重度の喘息で歩くのもままならないほど衰弱していた男の子。
思わずアルモンドの手をにぎる。
「こんなに立派になっちゃって…全然気がつかなかったよ。
こんなに男前になっちゃって……」
ブンブンと手をにぎったまま振り回す。
嬉しかったのだ。
こうして病を克服して元気に暮らしている姿を見ると、私がここに居てもいいのだと免罪符をもらったような気がして……。
「もう少し早く動いていたら、フレイヤ嬢の隣に居られたかもしれなかったのに…残念です。」
私が握っていたはずの手が逆にアルモンドの大きな手に握られる。
ドキドキと心臓が騒ぎだした。
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