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試練
月下の夢
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トントン
ディアの部屋の扉を叩く。
「ディア、私だけど…」
前ぶれなく尋ねるには遅い時間。
でも会いたかった。
ガタン…バタン…
ディアの部屋から賑やかな音が聞こえると扉が開く。
「レイヤ、ごめん湯浴みしていて…こんな格好で…」
濡れた髪と上気した顔がやけに色っぽく見える。
「ごめん。
急に会いたくなっちゃって…」
ディアの胸に飛びこむ。
「レイヤ!!」
ディアは戸惑いながらも私を抱きしめる。
「どうしたの?
何かあったの?」
ディアの胸に顔を埋めながら首を横にふる。
「ディア…何でもないの…ほら、私…今まで公の場に出たことないから、急に不安になっちゃったみたい。」
ディアが笑う。
「レイヤがそんな風に感じるなんて…
少し嬉しいかも…」
ディアが私の髪を優しく撫でる。
「私の中でレイヤは完全無敵だから…
私なんかレイヤの足元にもおよばないよ。」
いつからだろう…ディアの腕の中がとても心地よいと思えるようになったのは…
「ディア…
今夜はここで寝ていい?」
この言葉の意味を知らないほど子供ではない。
でも…少しでもディアの側に居たかった。
「レイヤ……」
ディアが黙りこむ。
「イヤ?」
ディアを見つめる。
「そんなわけないだろう!!
嬉しいよ。
本当にものすごく嬉しいよ。」
ディアの目が私を捕らえる。
「大切にしたいんだ。
本当に好きだから…
一緒に居たら私も男だから欲でレイヤを傷つけてしまうかも知れない。」
私はディアの背中に手を回す。
「それでも構わない。
お願いだから今夜は側にいて…」
身勝手な願いだと知りながらもディアを強く抱きしめる。
「甘えん坊のレイヤには本当に勝てないな…」
ディアが私をヒョイっと抱き上げる。
「レイヤ…私は待つのがものすごく得意なんだ。
だけどね…」
ディアがベッドへと私を運ぶ。
「私も男だから…
好きな女にそんなこと言われたら…」
ディアの唇が私の唇をふさぐ。
いつもの優しい口づけではなく。
もっと熱くて苦しくて切ない深い口づけ…
息苦しくて思わずディアの胸を手で押し返す。
はぁはぁはぁ…
互いの吐息が熱く甘く感じる。
月の光がベッドを淡く照らす。
「おいで…
今日は寄り添って眠ろう…」
ディアの広げた手の中に身体を預ける。
ドクンドクンと高鳴る心臓の音が眠りを誘う。
「ディア…大好き。」
ありきたりな言葉だけれど今の私の正直な想い。
「私もレイヤが大好きで仕方ないよ。」
ディアの腕の中…気づかれぬよう静かに涙が頬を伝った。
ディアの部屋の扉を叩く。
「ディア、私だけど…」
前ぶれなく尋ねるには遅い時間。
でも会いたかった。
ガタン…バタン…
ディアの部屋から賑やかな音が聞こえると扉が開く。
「レイヤ、ごめん湯浴みしていて…こんな格好で…」
濡れた髪と上気した顔がやけに色っぽく見える。
「ごめん。
急に会いたくなっちゃって…」
ディアの胸に飛びこむ。
「レイヤ!!」
ディアは戸惑いながらも私を抱きしめる。
「どうしたの?
何かあったの?」
ディアの胸に顔を埋めながら首を横にふる。
「ディア…何でもないの…ほら、私…今まで公の場に出たことないから、急に不安になっちゃったみたい。」
ディアが笑う。
「レイヤがそんな風に感じるなんて…
少し嬉しいかも…」
ディアが私の髪を優しく撫でる。
「私の中でレイヤは完全無敵だから…
私なんかレイヤの足元にもおよばないよ。」
いつからだろう…ディアの腕の中がとても心地よいと思えるようになったのは…
「ディア…
今夜はここで寝ていい?」
この言葉の意味を知らないほど子供ではない。
でも…少しでもディアの側に居たかった。
「レイヤ……」
ディアが黙りこむ。
「イヤ?」
ディアを見つめる。
「そんなわけないだろう!!
嬉しいよ。
本当にものすごく嬉しいよ。」
ディアの目が私を捕らえる。
「大切にしたいんだ。
本当に好きだから…
一緒に居たら私も男だから欲でレイヤを傷つけてしまうかも知れない。」
私はディアの背中に手を回す。
「それでも構わない。
お願いだから今夜は側にいて…」
身勝手な願いだと知りながらもディアを強く抱きしめる。
「甘えん坊のレイヤには本当に勝てないな…」
ディアが私をヒョイっと抱き上げる。
「レイヤ…私は待つのがものすごく得意なんだ。
だけどね…」
ディアがベッドへと私を運ぶ。
「私も男だから…
好きな女にそんなこと言われたら…」
ディアの唇が私の唇をふさぐ。
いつもの優しい口づけではなく。
もっと熱くて苦しくて切ない深い口づけ…
息苦しくて思わずディアの胸を手で押し返す。
はぁはぁはぁ…
互いの吐息が熱く甘く感じる。
月の光がベッドを淡く照らす。
「おいで…
今日は寄り添って眠ろう…」
ディアの広げた手の中に身体を預ける。
ドクンドクンと高鳴る心臓の音が眠りを誘う。
「ディア…大好き。」
ありきたりな言葉だけれど今の私の正直な想い。
「私もレイヤが大好きで仕方ないよ。」
ディアの腕の中…気づかれぬよう静かに涙が頬を伝った。
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