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試練
試練~前編~
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「お嬢様、本当にその格好で参加するんですか?」
侍女が私の用意した服を見て目を丸くする。
「今回、私は聖女として参加するわけだから…」
帝国の教会の修道着に着替える。
人とは恐ろしいもので、洋服一つで気持ちまで変わる。
「レイヤ!!」
ディアが私の手を掴む。
「ディア…変かな?」
青ざめたディアの顔が柔らかくなる。
「ごめん。なんだか急にレイヤが大人びて見えたから…
落ち着かなくて……」
私の手を握るディアの手は微かに震えている。
「ひどい!!
それじゃあ…まるで私がいつもお子様ぽいってことなの?」
わざとオーバーに拗ねて見せる。
「違う…違うんだ。
すごく綺麗で…でもなんだか……」
ディアの手を頬に当てる。
「もう一度言って…」
ディアの顔が赤らむ。
「なっ何を……」
私はディアの手にキスをすると
「私の事を綺麗だって…」
ディアは私の手を握り返すと私がしたように手にキスをおとす。
「あまり綺麗にならないで…私だけのレイヤでいて欲しいんだ。」
真っ直ぐ私を見つめるディア。
昨夜のキスを思い出す。
優しい触れるだけのキスではなく、貪るような深くて熱いキス…
ディアが私の唇を指でなぞる。
「ディアのエッチ!!」
私はディアの足を軽く踏むと、ディアは大袈裟に痛がるふりをする。
いつものように賑やかに穏やかに時間が過ぎていく。
教会へと向かうと馬車の中、ディアから今日の流れを聞く。
笑顔でディアの話を聞きながら心の中では近づいてくる運命の時に怯えふるえている。
キュウキュッキュッ…
ディアーが私の膝の上にチョコンと座ったまま、私を労るように見つめる。
「大丈夫よ、ディアー。」
ためらう気持ちにフタをするとディアーの身体を優しく撫でる。
「ディアー、おいで!!」
ディアが私の膝の上のディアーを持ち上げて自分の膝の上に乗せる。
「教会ではちゃんとママを守るんだよ。」
キュウキュッキュッ…
ディアーがそう鳴くと羽をパタパタと羽ばたかせる。
ディアが笑いながら
「ディアーは本当に可愛いなぁ…」
そう言って抱き上げるとディアーに頬擦りを
する。
ちゃんと覚えていよう。
ディアと過ごしたこの瞬間を……
馬車が止まる。
ディアーが私の肩に乗っかると頭の中に話しかけてくる。
“アレが目覚める前に…
時間がない……すぐに……”
私はディアーの頭に頬をよせる。
馬車から降りるとズラリと教会の人間が整列して私達をむかえる。
“フレイヤ…場所がわかった”
ディアーは空へと舞い上がると目も眩む程のまぶしい光を放つ。
「レイヤ!!」
ディアの声が聞こえる。
ディアーが私を背に乗せ一陣の風になる。
「レイヤ!!」
ディアの手は私を求めて空を彷徨う。
「ディア…ごめんね。
そして有り難う。」
ディアーの背に顔を埋め涙を隠す。
「ディアー、ケリをつけに行きましょう。」
長年の悲願を果たすために…
侍女が私の用意した服を見て目を丸くする。
「今回、私は聖女として参加するわけだから…」
帝国の教会の修道着に着替える。
人とは恐ろしいもので、洋服一つで気持ちまで変わる。
「レイヤ!!」
ディアが私の手を掴む。
「ディア…変かな?」
青ざめたディアの顔が柔らかくなる。
「ごめん。なんだか急にレイヤが大人びて見えたから…
落ち着かなくて……」
私の手を握るディアの手は微かに震えている。
「ひどい!!
それじゃあ…まるで私がいつもお子様ぽいってことなの?」
わざとオーバーに拗ねて見せる。
「違う…違うんだ。
すごく綺麗で…でもなんだか……」
ディアの手を頬に当てる。
「もう一度言って…」
ディアの顔が赤らむ。
「なっ何を……」
私はディアの手にキスをすると
「私の事を綺麗だって…」
ディアは私の手を握り返すと私がしたように手にキスをおとす。
「あまり綺麗にならないで…私だけのレイヤでいて欲しいんだ。」
真っ直ぐ私を見つめるディア。
昨夜のキスを思い出す。
優しい触れるだけのキスではなく、貪るような深くて熱いキス…
ディアが私の唇を指でなぞる。
「ディアのエッチ!!」
私はディアの足を軽く踏むと、ディアは大袈裟に痛がるふりをする。
いつものように賑やかに穏やかに時間が過ぎていく。
教会へと向かうと馬車の中、ディアから今日の流れを聞く。
笑顔でディアの話を聞きながら心の中では近づいてくる運命の時に怯えふるえている。
キュウキュッキュッ…
ディアーが私の膝の上にチョコンと座ったまま、私を労るように見つめる。
「大丈夫よ、ディアー。」
ためらう気持ちにフタをするとディアーの身体を優しく撫でる。
「ディアー、おいで!!」
ディアが私の膝の上のディアーを持ち上げて自分の膝の上に乗せる。
「教会ではちゃんとママを守るんだよ。」
キュウキュッキュッ…
ディアーがそう鳴くと羽をパタパタと羽ばたかせる。
ディアが笑いながら
「ディアーは本当に可愛いなぁ…」
そう言って抱き上げるとディアーに頬擦りを
する。
ちゃんと覚えていよう。
ディアと過ごしたこの瞬間を……
馬車が止まる。
ディアーが私の肩に乗っかると頭の中に話しかけてくる。
“アレが目覚める前に…
時間がない……すぐに……”
私はディアーの頭に頬をよせる。
馬車から降りるとズラリと教会の人間が整列して私達をむかえる。
“フレイヤ…場所がわかった”
ディアーは空へと舞い上がると目も眩む程のまぶしい光を放つ。
「レイヤ!!」
ディアの声が聞こえる。
ディアーが私を背に乗せ一陣の風になる。
「レイヤ!!」
ディアの手は私を求めて空を彷徨う。
「ディア…ごめんね。
そして有り難う。」
ディアーの背に顔を埋め涙を隠す。
「ディアー、ケリをつけに行きましょう。」
長年の悲願を果たすために…
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