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試練
試練~中編~
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「ヒューズ、追跡魔法を!!」
昨夜、レイヤが眠りについた時、私は静かにベッドを抜け出しヒューズの部屋へと向かった。
レイヤに追跡魔法をかけるよう命じるため…
「フレイヤ嬢にバレたら嫌われますよ。」
ヒューズの言葉に
「嫌われるのは構わない…レイヤを失う方が怖いんだ。
何か嫌な予感がするんだ。
頼むヒューズ、追跡魔法を…」
ヒューズに頭を下げる。
「・・・わかりました。」
ヒューズが私の指輪に呪文を唱える。
「殿下、フレイヤ嬢の指輪にご自分の指輪を近づけて下さい。
指輪同士が共鳴するはずです。
ただし…この魔法は一度しか使えません。
だから使い時を間違わないように…」
ヒューズの言葉通り、眠るレイヤの左手をそっと握る。
指輪から微かな熱と振動を感じる。
これが共鳴……
不安が胸をしめつける。
「レイヤ…君の心が見えればいいのに…」
そうすれば君の悩みも悲しみも全て私が引き受けてあげられるのに…
ヒューズが呪文を唱えると私の身体は一瞬にしてレイヤとディアーのいる場所へと移動する。
!!!
目の前には大きな木が宙に浮いている。
木の根には数えきれない骸骨がしがみついている。
まさか…これが……
教皇の言っていた
『生奪』
まさか本当に禍を祀っていたとは…
ディアーがレイヤを背に乗せ生奪へと向かう。
「レイヤ!!
ディアー!!」
手を伸ばす。
「私も…私も連れて行ってくれ……私を置いていかないでくれ!!」
声が枯れるほど大声で叫ぶ。
「殿下!!」
ヒューズが私を抱き止める。
「殿下、危ないです。
下がってください!!」
騎士達が私を引きずるようにその場から離そうとする。
「はなせ!!
私にかまうな!!
レイヤ!!
駄目だ…頼む…行くな…頼むから…行かないでくれ!!」
ティセの教皇や神官達が祈り始める。
生奪が黒い炎をあげながらレイヤに枝を伸ばす。
教皇が説法をとく…
ティセの神官達が祈りを止め教皇へと跪く。
「殿下、根を断つのです。早く根を……」
教皇の言葉を騎士達に命じる。
魔道騎士の彼等は様々な攻撃魔法で生奪の根を攻撃する。
「レイヤ!!
レイヤ…戻るんだ。
危ないから…レイヤ!!」
少しでも近づきたくて騎士達を振り切りレイヤの元へと向かう。
「ディア…ごめんね。
私……」
レイヤが私を見下ろしながら微笑む。
「私…本当にディアが大好きだったよ。」
レイヤがディアーに何かを告げると
ディアーが光の矢のようにレイヤを乗せたまま生奪に飛んでいく。
「あああああ……」
生奪が光の炎に包まれる。
「嫌だ!!嫌だ!!
レイヤ……レイヤ……」
燃え上がる生奪を呆然と見つめる。
「あああ……」
足元から崩れ落ちるようにその場にしゃがみこむ。
「うわぁ……レイヤ!!
嘘だ!!嫌だ…嫌だ……」
燃え上がる光の炎から金色の光の粒が落ちてくる。
!!!!!
昨夜、レイヤが眠りについた時、私は静かにベッドを抜け出しヒューズの部屋へと向かった。
レイヤに追跡魔法をかけるよう命じるため…
「フレイヤ嬢にバレたら嫌われますよ。」
ヒューズの言葉に
「嫌われるのは構わない…レイヤを失う方が怖いんだ。
何か嫌な予感がするんだ。
頼むヒューズ、追跡魔法を…」
ヒューズに頭を下げる。
「・・・わかりました。」
ヒューズが私の指輪に呪文を唱える。
「殿下、フレイヤ嬢の指輪にご自分の指輪を近づけて下さい。
指輪同士が共鳴するはずです。
ただし…この魔法は一度しか使えません。
だから使い時を間違わないように…」
ヒューズの言葉通り、眠るレイヤの左手をそっと握る。
指輪から微かな熱と振動を感じる。
これが共鳴……
不安が胸をしめつける。
「レイヤ…君の心が見えればいいのに…」
そうすれば君の悩みも悲しみも全て私が引き受けてあげられるのに…
ヒューズが呪文を唱えると私の身体は一瞬にしてレイヤとディアーのいる場所へと移動する。
!!!
目の前には大きな木が宙に浮いている。
木の根には数えきれない骸骨がしがみついている。
まさか…これが……
教皇の言っていた
『生奪』
まさか本当に禍を祀っていたとは…
ディアーがレイヤを背に乗せ生奪へと向かう。
「レイヤ!!
ディアー!!」
手を伸ばす。
「私も…私も連れて行ってくれ……私を置いていかないでくれ!!」
声が枯れるほど大声で叫ぶ。
「殿下!!」
ヒューズが私を抱き止める。
「殿下、危ないです。
下がってください!!」
騎士達が私を引きずるようにその場から離そうとする。
「はなせ!!
私にかまうな!!
レイヤ!!
駄目だ…頼む…行くな…頼むから…行かないでくれ!!」
ティセの教皇や神官達が祈り始める。
生奪が黒い炎をあげながらレイヤに枝を伸ばす。
教皇が説法をとく…
ティセの神官達が祈りを止め教皇へと跪く。
「殿下、根を断つのです。早く根を……」
教皇の言葉を騎士達に命じる。
魔道騎士の彼等は様々な攻撃魔法で生奪の根を攻撃する。
「レイヤ!!
レイヤ…戻るんだ。
危ないから…レイヤ!!」
少しでも近づきたくて騎士達を振り切りレイヤの元へと向かう。
「ディア…ごめんね。
私……」
レイヤが私を見下ろしながら微笑む。
「私…本当にディアが大好きだったよ。」
レイヤがディアーに何かを告げると
ディアーが光の矢のようにレイヤを乗せたまま生奪に飛んでいく。
「あああああ……」
生奪が光の炎に包まれる。
「嫌だ!!嫌だ!!
レイヤ……レイヤ……」
燃え上がる生奪を呆然と見つめる。
「あああ……」
足元から崩れ落ちるようにその場にしゃがみこむ。
「うわぁ……レイヤ!!
嘘だ!!嫌だ…嫌だ……」
燃え上がる光の炎から金色の光の粒が落ちてくる。
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