好感度0になるまで終われません。

チョコパイ

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試練

想起

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「ディアー?」

頭の中はクエスチョンマークが飛び交っている。

ドラゴンだから大きくなるとは思っていたし、ゲームの中のドラゴンも確かに大きかった。

でも何故急に…

『曾祖母の指輪』

左手の薬指にはめられたディアからの指輪を見つめる。

ディアが何年もかけて魔石に自らの血を吸わせて作った指輪…

曾祖母の指輪もそれと同じように何らかの力を秘めたものだとしたら…

ズキン
こめかみに痛みが走る。
と同時に…

“フレイヤ…思い出して…フレイヤ…”

頭の中で切な気でもの悲しい声が響きわたる。

“フレイヤ…フレイヤ…忘れないで…この指輪は……”

記憶の渦の中にのみ込まれる。

そうだ...私が何度も生まれ変わった理由…

私はディアーの首に手を回す。

「ディアーありがとう…全てを思い出したわ。

ディアー
最後まで私の側に居てね。」

やっと呪いの本当の意味を思い出したのだ。

好感度ゼロの意味を…

まずはティセの問題を片付けないと…

「ディアー、お願いがあるの…」

私はディアーのモフモフした体に顔を埋める。

「いい…ディアー
明日ね……」

ディアーは静かにうなずくと前の小さなサイズへと戻る。

“フレイヤ…本当にいいのか?”

ディアーが私の頬に頭を擦りよせる。

「もちろんよ。
長い間、待たせてごめんね。」


「お嬢様?」

カリアンが不安気に私を見つめる。

両親の次に私の側でずっと居てくれたカリアン。

「明日の事を考えると、急に不安になっちゃったみたい…

ねぇ、カリアン
久しぶりに剣の練習につきあってくれない?」

カリアンの表情が一気に明るくなる。

「喜んで…練習後のイチゴミルクも用意してもらえるようお願いしておきますね。」

カリアンが笑う。

「カリアンの意地悪!!もうそんな子供じゃないわ…」

練習の後、二人でイチゴミルクを飲みながら師匠のグチをこぼしあうのが日課だった。

「思えば遠くに来たわよね。」

私の言葉にカリアンが笑う。

「お嬢様のおかげで、沢山の事を経験させてもらいました。」

カリアンの腕に腕をからませると

「少しは手加減してね。兄弟子様。」

剣と剣がぶつかる音がまるでカウントダウンのように聞こえる。

大丈夫…悔いはないはずだ。

この為に今の私があるのだから……
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