好感度0になるまで終われません。

チョコパイ

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試練

成長

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曾祖母の指輪を手に部屋へと戻る。

聖女ということだけで愛していた婚約者と無理矢理別れさせられ、王と一緒にならなくてはいけなかった曾祖母。

たかが聖女ということだけで…

うん?
なんで曾祖母が聖女だとわかったんだろう?

そもそも聖女は偽物だったはずだ。

いつから聖女は力を持つようになったのかしら?

ベッドにゴロンと寝転がるとおじ様の言葉を思い出す。

『民を騙していたことには変わりない、それに王の血筋しか読めぬ本が私もカリスも半分近く読めないのだ。

王としての素質がないということだろう。

何より…国教だった教会と争うとなると国家転覆の恐れもある。

だから民のためにもフレイヤ、王女としてこの国を守ってはくれないだろうか?』

おじ様の言っていることはわかる。

でも…
帝国で生まれ育ってきた私にはティセに対しての愛国心がないのだ。

それに…悪いのは前の王と教皇だ。
今の王でも教皇でもない。

聖女の力をしめして従わせるなんて力業を使わなくても……

「お嬢様、今戻りました。」

ドアのノックの音とカリアンの声が聞こえる。

「入って……」

ドアが開くとカリアンがディアーを抱いて部屋へと入ってくる。

キュゥキュキュ…

ディアーがパタパタと飛んでくる。

そして……

パクッ…ゴックン……

!!!

「えっ~!!」

私はディアーの足を掴むとディアーを逆さに吊し上げる。

「ディアー、吐き出しなさい。それは曾祖母の指輪なのよ!!
ディアー!!」

次の瞬間、部屋中に眩しい光が満ちる。

「お嬢様!!」

咄嗟にディアーを手放し手で顔をふさぐ。
と同時にカリアンが私を自分の胸へと抱きよせる。

それは一瞬の出来事だった。

「お嬢様…大丈夫ですか?」

カリアンが私の背中をさすりながら尋ねる。

「大丈夫よ…カリアンは?」

カリアンを見つめようと顔を上げる。

「私は大丈夫ですが…ディアーが……」

カリアンが黙りこむ。

私は恐る恐る後ろを振り返る。

!!!

「・・・ディアー?」

そこにはキングサイズのベッドくらいに大きくなったディアーがチョコンと座っていたのだ。
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